371 / 474
ドラゴンロード・フェスティバル
第565話、その頃のルミナ
しおりを挟む
時は少しだけ巻き戻る。
ドラゴンロード王国に到着後、ルミナはアシュトたちと別れ、さっそくドラゴンロード王城の図書館に来た。
アシュトに同行したのは、勉強するためだ。
アシュトから離れたくないという想いは確かにある。だが、今はそれよりも勉強をしたいという気持ちの方が強かった。
メイドに案内してもらい、さっそく図書館へ。
ローレライが許可を取ってくれたおかげで、難なく入室できた。
「みゃあ……広い」
『もきゅ~』
図書館は、とても広かった。
緑龍の村にある図書館と比べるまでもないが、それでも広い。大きな本棚がいくつも並び、二階、三階へ続く螺旋階段がある。テーブルや椅子は装飾が施されており、高貴な感じがした。
ローレライが、よく通っていたという図書館。
すると、司書の老人がルミナに近づいてきた。
「こんにちは、お嬢さん。ローレライ様から伺っております。お探しの本はありますかな?」
「みゃう。動物の本、ドラゴンの本、獣医や龍医師の本が読みたい」
「かしこまりました。では、席にてお待ち下さい」
「ん」
ルミナは適当な椅子に座り、モフ助をテーブルに乗せる。
司書の老人は、数名の司書を連れて本棚から本を集めていた。それを眺めながらモフ助を撫でる。
「モフ助。ここ、すごいな」
『もきゅ?』
「本、いっぱいある……こういうところ、好き」
『きゅぅ~』
勉強は、楽しかった。
一人で狩りをして、その日その日を生きるのに精一杯だったころとは違う。美味しいものをたくさん食べ、やかましい連中と遊び、勉強をする。そんな日々がルミナはとても楽しかった。
だから、今も楽しい。誰かに素直になることはまだできないが。
「お待たせしました。こちらの本はいかがでしょう」
「みゃう」
テーブルに、二十冊以上の本が積み重ねられた。
司書の老人は、にこやかな表情でルミナに言う。
「それぞれの本の内容を、ご説明しますか?」
「いい。自分で読む」
「かしこまりました。では、失礼します。何かあれば遠慮なくお申し付けください」
「ん」
司書の老人は頭を下げて去った。
ルミナはさっそく本を開き、カバンからメモを取り出す。
ディミトリの館で買った『ボールペン』で、本の内容をメモし始めた。
『もきゅ~』
「モフ助、動くな」
本をモフ助に立てかけ、メモしながら読書する。
日が暮れるまで、ルミナは読書に没頭していた。
◇◇◇◇◇◇
その日の夜。
ルミナは自分に与えられた部屋で、のんびり読書していた。
アシュトの部屋に行こうかと思ったが、読み終わっていない本が山ほどあるため、アシュトがいてもいなくても変わらないと思い、一人で過ごしていたのである。
モフ助も、餌を食べ終わるなり寝てしまった。
「ふみゃぁぁ~~~……ん」
ルミナは大きく欠伸。
明日は、ドラゴンロード王国にある牧場の見学をする予定だ。
「今日は読書ばかりで疲れた……あいつに撫でてもらってない」
ネコミミと尻尾を動かし考える。
寝るのは、アシュトの部屋にしようか。
だが……ルミナは首を振る。
「ま、いいや。おやすみ……みゃう」
もう一度欠伸し、ルミナはモフ助を抱いて寝た。
疲れていたせいか、今日はとてもよく眠れたルミナだった。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
ルミナはローレライが手配した竜騎士と共に、王国郊外にある牧場にやってきた。
「みゃぁぁ……すごく広いぞ!」
『きゅぅぅ~』
ルミナを連れてきた竜騎士がニッコリ笑う。
「ここは、王家が管理する牧場です。広さ、規模、共に王国一の牧場ですよ」
「みゃうう、すごい……!」
ルミナは目をキラキラさせ、牧場を見渡した。
あまりにも広大だった。
緑龍の村がすっぽり入ってしまいそうな牧場で、牧場内にはヤギやヒツジ、ルミナが知らない動物が何種類もいる。動物たちは群れを作り、のんびり過ごしたり遊んでいる。
竜騎士はルミナに言う。
「あちらが厩舎です。ここには常に、獣医師が三名常駐しています。今日はそのうちのお一人から、獣医師について学ぶとよいでしょう」
「ん」
『もきゅ』
ルミナと竜騎士、モフ助は厩舎へ。
厩舎もまた大きかった。その中にある獣医師の部屋へ。
部屋の中には、見覚えがある男がいた。ルミナは眉を寄せる。
「お前、なんでここに」
「ん? お嬢ちゃん、誰と勘違いしてんだい?」
「とぼけるな。おまえ、村にいた龍医師……違う。匂い似てるけど、お前違う」
ルミナは気付いた。
目の前にいる男は、緑龍の村にいる龍医師のドナルドだ。でも、匂いが違った。
目の前の男は、ケラケラ笑う。
「ああ、悪いな。ドナルドの奴と勘違いしたのか。双子だし仕方ねぇが……ワシはマック。ドナルドの兄で、この牧場の獣医よ」
「みゃう……双子」
「おうよ。似てるだろ?」
全く同じ顔としか言いようがない。
兄のマック、弟のドナルド。二人揃って医師とは知らなかった。ドナルドも何も言っていないし、ルミナも興味がなかった。なので驚いた。
「ま、そんなことはいい。お嬢ちゃん、獣医になりたいんだって? ドナルドのやつ、こんなちっこいネコの弟子がいたとはなぁ」
「あたい、弟子じゃない。お手伝いしてるだけ。あたいは獣医になりたいの」
「はっはっは。わかったわかった。いろいろ教えてやるよ」
マックはケラケラ笑いながら、ルミナの頭を撫でようとして逃げられた。
◇◇◇◇◇◇
マックは、いろいろなことを教えてくれた。
本に載っていない診察の仕方。薬の調合。獣医は病気を見るだけでなく、動物の世話もしなくてはならないということも教えてくれた。
ルミナは、ヒツジたちに餌をやりながらマックに聞く。
「なんで世話しなくちゃいけないんだ」
「そりゃ、世話することで愛情が芽生えるからさ」
「みゃう……」
「まだわからんか? はは、すぐにわかる。例えば……」
マックは羊たちを観察し、一匹のヒツジに目を付けた。
ヒツジを軽く撫で、ルミナを呼ぶ。
「見てみろ。虫歯だ」
「みゃ……!? なんで」
「いつも見てるからわかるんだ。毎日餌くれやってればわかる。食欲がない動物がいるのもわかるし、些細な仕草で病を患っているかどうかもわかる。いいか、獣医ってのは病だけを見るんじゃない。動物を見るんだ」
「……みゃう」
ルミナはヒツジをモフモフしながら聞いていた。
確かに。自分は本や症例ばかり見ていた。動物とここまで向き合ったことはあるのだろうか?
ネコミミがペタンと萎れてしまう。
「お前さん、まだ九歳くらいだろ? なら、まだまだ勉強不足だ。いっぱい勉強して、いっぱい動物の世話して経験を積みな」
「…………」
「十年。動物たちとふれあえ。動物だけじゃない。全ての生き物たちとだ。そうすれば、きっと立派な獣医になれる」
「あたいが……」
「ああ。ワシが保証する。それと、勉強したいならドナルドの奴にも聞け。あいつ、今でこそ龍医師だが、獣医の資格も持っとるぞ」
「そうなのか? あいつ、ドラゴンの世話しかしてない」
「ま、あいつもドラゴン馬鹿だからな。まぁワシもだが……」
「?」
「昔、ワシとドナルドも竜騎士だったんだよ。今の竜騎士は知らねぇだろうなぁ……『マック&ドナルド』の兄弟コンビ! ガーランド王も認めた天才竜騎士!」
「すごかったのか」
「まぁな。でも……任務でしくじっちまってな。相棒のドラゴンが死んじまったんだよ」
「え……」
「当時は、まだ龍医師ってのが少なくてなぁ……医者が来た時には遅かった。しかも来た医者は獣医ときたもんだ。それからだよ、ワシとドナルドが竜騎士を辞めて、龍医師を目指したのは」
「……おまえも、龍医師なのか?」
「ああ。もちろん……今でこそ獣医だが、龍医師としても活躍しておる」
「…………」
「ま、ワシらのことはいい。お前さんは、立派な獣医になれ」
「みゃう。あたいは、獣医になる。でも……龍医師の知識もほしい。だから、いろいろ教えて」
「……ははっ、いい根性してやがる」
マックはルミナの頭を撫でようとしたが……やはり、触らせてくれなかった。
ドラゴンロード王国に到着後、ルミナはアシュトたちと別れ、さっそくドラゴンロード王城の図書館に来た。
アシュトに同行したのは、勉強するためだ。
アシュトから離れたくないという想いは確かにある。だが、今はそれよりも勉強をしたいという気持ちの方が強かった。
メイドに案内してもらい、さっそく図書館へ。
ローレライが許可を取ってくれたおかげで、難なく入室できた。
「みゃあ……広い」
『もきゅ~』
図書館は、とても広かった。
緑龍の村にある図書館と比べるまでもないが、それでも広い。大きな本棚がいくつも並び、二階、三階へ続く螺旋階段がある。テーブルや椅子は装飾が施されており、高貴な感じがした。
ローレライが、よく通っていたという図書館。
すると、司書の老人がルミナに近づいてきた。
「こんにちは、お嬢さん。ローレライ様から伺っております。お探しの本はありますかな?」
「みゃう。動物の本、ドラゴンの本、獣医や龍医師の本が読みたい」
「かしこまりました。では、席にてお待ち下さい」
「ん」
ルミナは適当な椅子に座り、モフ助をテーブルに乗せる。
司書の老人は、数名の司書を連れて本棚から本を集めていた。それを眺めながらモフ助を撫でる。
「モフ助。ここ、すごいな」
『もきゅ?』
「本、いっぱいある……こういうところ、好き」
『きゅぅ~』
勉強は、楽しかった。
一人で狩りをして、その日その日を生きるのに精一杯だったころとは違う。美味しいものをたくさん食べ、やかましい連中と遊び、勉強をする。そんな日々がルミナはとても楽しかった。
だから、今も楽しい。誰かに素直になることはまだできないが。
「お待たせしました。こちらの本はいかがでしょう」
「みゃう」
テーブルに、二十冊以上の本が積み重ねられた。
司書の老人は、にこやかな表情でルミナに言う。
「それぞれの本の内容を、ご説明しますか?」
「いい。自分で読む」
「かしこまりました。では、失礼します。何かあれば遠慮なくお申し付けください」
「ん」
司書の老人は頭を下げて去った。
ルミナはさっそく本を開き、カバンからメモを取り出す。
ディミトリの館で買った『ボールペン』で、本の内容をメモし始めた。
『もきゅ~』
「モフ助、動くな」
本をモフ助に立てかけ、メモしながら読書する。
日が暮れるまで、ルミナは読書に没頭していた。
◇◇◇◇◇◇
その日の夜。
ルミナは自分に与えられた部屋で、のんびり読書していた。
アシュトの部屋に行こうかと思ったが、読み終わっていない本が山ほどあるため、アシュトがいてもいなくても変わらないと思い、一人で過ごしていたのである。
モフ助も、餌を食べ終わるなり寝てしまった。
「ふみゃぁぁ~~~……ん」
ルミナは大きく欠伸。
明日は、ドラゴンロード王国にある牧場の見学をする予定だ。
「今日は読書ばかりで疲れた……あいつに撫でてもらってない」
ネコミミと尻尾を動かし考える。
寝るのは、アシュトの部屋にしようか。
だが……ルミナは首を振る。
「ま、いいや。おやすみ……みゃう」
もう一度欠伸し、ルミナはモフ助を抱いて寝た。
疲れていたせいか、今日はとてもよく眠れたルミナだった。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
ルミナはローレライが手配した竜騎士と共に、王国郊外にある牧場にやってきた。
「みゃぁぁ……すごく広いぞ!」
『きゅぅぅ~』
ルミナを連れてきた竜騎士がニッコリ笑う。
「ここは、王家が管理する牧場です。広さ、規模、共に王国一の牧場ですよ」
「みゃうう、すごい……!」
ルミナは目をキラキラさせ、牧場を見渡した。
あまりにも広大だった。
緑龍の村がすっぽり入ってしまいそうな牧場で、牧場内にはヤギやヒツジ、ルミナが知らない動物が何種類もいる。動物たちは群れを作り、のんびり過ごしたり遊んでいる。
竜騎士はルミナに言う。
「あちらが厩舎です。ここには常に、獣医師が三名常駐しています。今日はそのうちのお一人から、獣医師について学ぶとよいでしょう」
「ん」
『もきゅ』
ルミナと竜騎士、モフ助は厩舎へ。
厩舎もまた大きかった。その中にある獣医師の部屋へ。
部屋の中には、見覚えがある男がいた。ルミナは眉を寄せる。
「お前、なんでここに」
「ん? お嬢ちゃん、誰と勘違いしてんだい?」
「とぼけるな。おまえ、村にいた龍医師……違う。匂い似てるけど、お前違う」
ルミナは気付いた。
目の前にいる男は、緑龍の村にいる龍医師のドナルドだ。でも、匂いが違った。
目の前の男は、ケラケラ笑う。
「ああ、悪いな。ドナルドの奴と勘違いしたのか。双子だし仕方ねぇが……ワシはマック。ドナルドの兄で、この牧場の獣医よ」
「みゃう……双子」
「おうよ。似てるだろ?」
全く同じ顔としか言いようがない。
兄のマック、弟のドナルド。二人揃って医師とは知らなかった。ドナルドも何も言っていないし、ルミナも興味がなかった。なので驚いた。
「ま、そんなことはいい。お嬢ちゃん、獣医になりたいんだって? ドナルドのやつ、こんなちっこいネコの弟子がいたとはなぁ」
「あたい、弟子じゃない。お手伝いしてるだけ。あたいは獣医になりたいの」
「はっはっは。わかったわかった。いろいろ教えてやるよ」
マックはケラケラ笑いながら、ルミナの頭を撫でようとして逃げられた。
◇◇◇◇◇◇
マックは、いろいろなことを教えてくれた。
本に載っていない診察の仕方。薬の調合。獣医は病気を見るだけでなく、動物の世話もしなくてはならないということも教えてくれた。
ルミナは、ヒツジたちに餌をやりながらマックに聞く。
「なんで世話しなくちゃいけないんだ」
「そりゃ、世話することで愛情が芽生えるからさ」
「みゃう……」
「まだわからんか? はは、すぐにわかる。例えば……」
マックは羊たちを観察し、一匹のヒツジに目を付けた。
ヒツジを軽く撫で、ルミナを呼ぶ。
「見てみろ。虫歯だ」
「みゃ……!? なんで」
「いつも見てるからわかるんだ。毎日餌くれやってればわかる。食欲がない動物がいるのもわかるし、些細な仕草で病を患っているかどうかもわかる。いいか、獣医ってのは病だけを見るんじゃない。動物を見るんだ」
「……みゃう」
ルミナはヒツジをモフモフしながら聞いていた。
確かに。自分は本や症例ばかり見ていた。動物とここまで向き合ったことはあるのだろうか?
ネコミミがペタンと萎れてしまう。
「お前さん、まだ九歳くらいだろ? なら、まだまだ勉強不足だ。いっぱい勉強して、いっぱい動物の世話して経験を積みな」
「…………」
「十年。動物たちとふれあえ。動物だけじゃない。全ての生き物たちとだ。そうすれば、きっと立派な獣医になれる」
「あたいが……」
「ああ。ワシが保証する。それと、勉強したいならドナルドの奴にも聞け。あいつ、今でこそ龍医師だが、獣医の資格も持っとるぞ」
「そうなのか? あいつ、ドラゴンの世話しかしてない」
「ま、あいつもドラゴン馬鹿だからな。まぁワシもだが……」
「?」
「昔、ワシとドナルドも竜騎士だったんだよ。今の竜騎士は知らねぇだろうなぁ……『マック&ドナルド』の兄弟コンビ! ガーランド王も認めた天才竜騎士!」
「すごかったのか」
「まぁな。でも……任務でしくじっちまってな。相棒のドラゴンが死んじまったんだよ」
「え……」
「当時は、まだ龍医師ってのが少なくてなぁ……医者が来た時には遅かった。しかも来た医者は獣医ときたもんだ。それからだよ、ワシとドナルドが竜騎士を辞めて、龍医師を目指したのは」
「……おまえも、龍医師なのか?」
「ああ。もちろん……今でこそ獣医だが、龍医師としても活躍しておる」
「…………」
「ま、ワシらのことはいい。お前さんは、立派な獣医になれ」
「みゃう。あたいは、獣医になる。でも……龍医師の知識もほしい。だから、いろいろ教えて」
「……ははっ、いい根性してやがる」
マックはルミナの頭を撫でようとしたが……やはり、触らせてくれなかった。
119
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。