15 / 178
第一章
等級という身分
しおりを挟む
アルフェンが入学して一か月。
学園生活にも慣れた。だが……やはり、F級の待遇は最悪だった。
劣悪な教室、同じく劣悪な寮、食事は自分たちで用意せねばならず、授業内容も教科書を読み上げるだけ。これでは学校に通っている意味があまりない。
それでも、召喚学園に通うのは貴族の義務だ。
たとえ期待などされていなくても、卒業しても進路が明るい可能性などなくても。召喚士として学ぶことは貴族の……国民の義務だ。
授業が終わり、アルフェンは教科書を持って立ち上がる。
「お、アルフェン。メシは?」
「朝残したパンがあるから、中庭で食べるよ」
ラッツは寮に戻って昼食を食べるようだ。
マーロンとハウルを誘い、三人で寮へ戻った。
いい友人だとアルフェンは思う。だが、アルフェンは一人でいる時間も好きだったので、たまにパンを持って中庭で教科書を読むことがあった。
「さーて、モグにミミズを食べさせてやるか」
ちなみに、等級によって生徒の立ち入りが禁じられている場所がある。図書館などはC級以上の生徒しか利用できないし、図書館の禁書庫などはB級以上の生徒しか利用できなかった。
アースガルズ召喚学園の中庭は、等級関係なしに生徒が利用できる。
アルフェンは、F級校舎から学園の中央にある中庭へ向かった。
中庭はとても広く、多くの生徒が利用している。その腕章には『C』、『E』、『D』の刺繍が施され、それぞれの等級が一目でわかる。
「嫌らしいデザインだな……」
そう呟き、アルフェンは中庭の隅にある花壇の傍に座り、パンをかじる。
そして、モグを召喚し花壇へ放した。
「さ、ミミズがいたら食べていいぞ」
『もぐー!』
モグは嬉しいのか、花壇の土をほじくり返して潜った。
アルフェンは教科書を開き、パンを齧りながら読む。
「……魔帝か」
魔帝。
かつて、この世界を滅ぼしかけた最悪の召喚士。
たった一人で数千数万の召喚獣を操ったとされる異端。
その魔帝は現在、とある召喚士によって封印され、魔帝の残した召喚獣が世界各地で暴れまわっているという。
魔帝の残した召喚獣を『魔獣』と呼び、意志を持つ上位の魔獣を『魔人』と呼ぶ。
魔人は、魔帝復活のために暗躍し、魔獣は魔帝を封印された恨みで暴れまわっている。
それらを討伐するために、召喚士が必要なのだ。だから召喚学園に通うことは義務であり、優秀な召喚士は国によって管理される。
「姉上、兄上たちは『召喚騎士団』入り確実だよな……俺なんて」
そう言って、教科書から目を外し空を見上げる。
相変わらずの蒼空だ。わずかに吹く風が気持ちいい───。
「あ、あの……」
「ん?」
ふと、声をかけられた。
声の方を見ると、そこには桃髪の少女が恥ずかしそうにアルフェンを見ていた。
「あ、あの……お、お昼、食べないの?」
「ああ、食べた。えっと……何か用?」
「えっと……その、一人で出ていくの見えたから、気になっちゃって」
「…………」
桃髪の少女、ラビィだった。
F級クラスで一番成績のいい、E級昇格間近のラビィは、モジモジしながらアルフェンを見ている。
アルフェンは、とりあえず座っている場所を少し開けた。
「座る?」
「あ……うん」
ラビィは少し距離を開けて座る。
髪色と関係あるのか、ふわりと桃のような香りがした。
「あの、モグちゃんは?」
「モグ? ああ、土の中でミミズ掘りしてるよ」
「そっか……」
アルフェンはわかった。
ラビィは、モグに会いに来たのだ。
なんとなくおかしくなり、アルフェンはモグに『戻れ』と命じる。すると、アルフェンの手のひらに現れたモグは、可愛らしく首を傾げた。
『もぐ?』
「あ、モグちゃん! わぁ~可愛い~♪」
「あはは。こいつに会いたかったんだな。ほら」
「わわっ、あはは、ふわふわ~」
『もぐ~』
ラビィに抱かれたモグは、気持ちよさそうにしていた。
そんな、柔らかで穏やかな時間が流れている時だった。
「アルフェン!」
「あ……フェニア」
「ようやく会えた……もう、もっと中庭にいてよー!」
「悪い悪い。でも、お前と俺じゃ等級が違うし」
「かんけーないよ! あたしとアルフェン……ん、だれ?」
アルフェンの幼馴染のフェニアだ。
エメラルドグリーンの髪を揺らし、嬉しさを爆発させてアルフェンに寄る。そして、モグを抱きしめるラビィに気が付くと、なぜかムスッとした。
「へー……あたしという幼馴染がいながら、こんな可愛い子に手を出すなんてねー」
「か、かわいい!?」
「お、おい勘違いすんな!! この子はクラスメイトで、モグが可愛いって」
「うんうん。モグが可愛いのはよーくわかるわ! ってかあたしにも抱かせてよ!」
『もぐー』
「きゃっ」
ラビィからモグを奪ったフェニアは、頬ずりするようにモグを抱く。
モグもフェニアが大好きなので、とても嬉しそうだった。
『もぐ~』
「ふふ、かわいい。モグ~♪」
「か、可愛いです♪」
「お前らな……」
しばし、平和な時間が流れた。
すると……数人の男女が三人の元に。
「フェニア、ここにいたのか……ん、誰だお前たち」
「げ……」
フェニアは嫌な顔をしたが、その男子生徒は言う。
「今日は図書館で読書する約束じゃないか。行こう」
「いや、あたし約束してない……」
「全く……ん? お前たち……はっ、なんだF級じゃないか。ボクらのフェニアに何か用か?」
男子生徒は、フェニアと同じB級だった。
男子生徒だけじゃない。取り巻きの生徒も全員がB級……入学生のエリートたちだ。
ラビィは青ざめ、アルフェンも頭を下げる。
「アルフェン、頭なんて下げなくていいよ!」
「馬鹿、そういうわけにはいかないだろ」
「もう!」
「アルフェン……ああ、そうか、お前か。お前が彼女の幼馴染とかいう」
男子生徒は、憎々しげにアルフェンを見た。
「ボクはグリッツ。B級次席の召喚士だ。幼馴染だか何か知らないけど、F級のきみは彼女に相応しくないよ。相応の場所で、相応の連中と仲良くしてな」
「…………」
「あんた、何言って!!」
「フェニア、我がままを言わないでくれ。これはきみのためでもあるんだ。生徒会長お気に入りのキミが、F級の最底辺と仲良くしてるなんて知ったら」
「そんなの関係ない!! ってか、リリーシャさんは」
「フェニア……もういい」
「アルフェン……」
アルフェンは、フェニアを制する。
そして、小声で言った。
「そちらの言う通り、お前は召喚士として期待されてるんだ。幼馴染として、お前には頑張ってほしい……だから、同級とは仲良くしておいたほうがいい」
「アルフェン……」
「では、これで失礼します……行こう」
「…………っ」
アルフェンは、ラビィと一緒に歩き去った。
グリッツは、腕章の『F』を見て嘲笑し、他の取り巻きも同じ目をしていた。
そして……アルフェンがリリーシャの弟であり、リグヴェータ家の三男だということに最後まで気付かなかった。
「……アルフェン、ごめん」
フェニアは、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
学園生活にも慣れた。だが……やはり、F級の待遇は最悪だった。
劣悪な教室、同じく劣悪な寮、食事は自分たちで用意せねばならず、授業内容も教科書を読み上げるだけ。これでは学校に通っている意味があまりない。
それでも、召喚学園に通うのは貴族の義務だ。
たとえ期待などされていなくても、卒業しても進路が明るい可能性などなくても。召喚士として学ぶことは貴族の……国民の義務だ。
授業が終わり、アルフェンは教科書を持って立ち上がる。
「お、アルフェン。メシは?」
「朝残したパンがあるから、中庭で食べるよ」
ラッツは寮に戻って昼食を食べるようだ。
マーロンとハウルを誘い、三人で寮へ戻った。
いい友人だとアルフェンは思う。だが、アルフェンは一人でいる時間も好きだったので、たまにパンを持って中庭で教科書を読むことがあった。
「さーて、モグにミミズを食べさせてやるか」
ちなみに、等級によって生徒の立ち入りが禁じられている場所がある。図書館などはC級以上の生徒しか利用できないし、図書館の禁書庫などはB級以上の生徒しか利用できなかった。
アースガルズ召喚学園の中庭は、等級関係なしに生徒が利用できる。
アルフェンは、F級校舎から学園の中央にある中庭へ向かった。
中庭はとても広く、多くの生徒が利用している。その腕章には『C』、『E』、『D』の刺繍が施され、それぞれの等級が一目でわかる。
「嫌らしいデザインだな……」
そう呟き、アルフェンは中庭の隅にある花壇の傍に座り、パンをかじる。
そして、モグを召喚し花壇へ放した。
「さ、ミミズがいたら食べていいぞ」
『もぐー!』
モグは嬉しいのか、花壇の土をほじくり返して潜った。
アルフェンは教科書を開き、パンを齧りながら読む。
「……魔帝か」
魔帝。
かつて、この世界を滅ぼしかけた最悪の召喚士。
たった一人で数千数万の召喚獣を操ったとされる異端。
その魔帝は現在、とある召喚士によって封印され、魔帝の残した召喚獣が世界各地で暴れまわっているという。
魔帝の残した召喚獣を『魔獣』と呼び、意志を持つ上位の魔獣を『魔人』と呼ぶ。
魔人は、魔帝復活のために暗躍し、魔獣は魔帝を封印された恨みで暴れまわっている。
それらを討伐するために、召喚士が必要なのだ。だから召喚学園に通うことは義務であり、優秀な召喚士は国によって管理される。
「姉上、兄上たちは『召喚騎士団』入り確実だよな……俺なんて」
そう言って、教科書から目を外し空を見上げる。
相変わらずの蒼空だ。わずかに吹く風が気持ちいい───。
「あ、あの……」
「ん?」
ふと、声をかけられた。
声の方を見ると、そこには桃髪の少女が恥ずかしそうにアルフェンを見ていた。
「あ、あの……お、お昼、食べないの?」
「ああ、食べた。えっと……何か用?」
「えっと……その、一人で出ていくの見えたから、気になっちゃって」
「…………」
桃髪の少女、ラビィだった。
F級クラスで一番成績のいい、E級昇格間近のラビィは、モジモジしながらアルフェンを見ている。
アルフェンは、とりあえず座っている場所を少し開けた。
「座る?」
「あ……うん」
ラビィは少し距離を開けて座る。
髪色と関係あるのか、ふわりと桃のような香りがした。
「あの、モグちゃんは?」
「モグ? ああ、土の中でミミズ掘りしてるよ」
「そっか……」
アルフェンはわかった。
ラビィは、モグに会いに来たのだ。
なんとなくおかしくなり、アルフェンはモグに『戻れ』と命じる。すると、アルフェンの手のひらに現れたモグは、可愛らしく首を傾げた。
『もぐ?』
「あ、モグちゃん! わぁ~可愛い~♪」
「あはは。こいつに会いたかったんだな。ほら」
「わわっ、あはは、ふわふわ~」
『もぐ~』
ラビィに抱かれたモグは、気持ちよさそうにしていた。
そんな、柔らかで穏やかな時間が流れている時だった。
「アルフェン!」
「あ……フェニア」
「ようやく会えた……もう、もっと中庭にいてよー!」
「悪い悪い。でも、お前と俺じゃ等級が違うし」
「かんけーないよ! あたしとアルフェン……ん、だれ?」
アルフェンの幼馴染のフェニアだ。
エメラルドグリーンの髪を揺らし、嬉しさを爆発させてアルフェンに寄る。そして、モグを抱きしめるラビィに気が付くと、なぜかムスッとした。
「へー……あたしという幼馴染がいながら、こんな可愛い子に手を出すなんてねー」
「か、かわいい!?」
「お、おい勘違いすんな!! この子はクラスメイトで、モグが可愛いって」
「うんうん。モグが可愛いのはよーくわかるわ! ってかあたしにも抱かせてよ!」
『もぐー』
「きゃっ」
ラビィからモグを奪ったフェニアは、頬ずりするようにモグを抱く。
モグもフェニアが大好きなので、とても嬉しそうだった。
『もぐ~』
「ふふ、かわいい。モグ~♪」
「か、可愛いです♪」
「お前らな……」
しばし、平和な時間が流れた。
すると……数人の男女が三人の元に。
「フェニア、ここにいたのか……ん、誰だお前たち」
「げ……」
フェニアは嫌な顔をしたが、その男子生徒は言う。
「今日は図書館で読書する約束じゃないか。行こう」
「いや、あたし約束してない……」
「全く……ん? お前たち……はっ、なんだF級じゃないか。ボクらのフェニアに何か用か?」
男子生徒は、フェニアと同じB級だった。
男子生徒だけじゃない。取り巻きの生徒も全員がB級……入学生のエリートたちだ。
ラビィは青ざめ、アルフェンも頭を下げる。
「アルフェン、頭なんて下げなくていいよ!」
「馬鹿、そういうわけにはいかないだろ」
「もう!」
「アルフェン……ああ、そうか、お前か。お前が彼女の幼馴染とかいう」
男子生徒は、憎々しげにアルフェンを見た。
「ボクはグリッツ。B級次席の召喚士だ。幼馴染だか何か知らないけど、F級のきみは彼女に相応しくないよ。相応の場所で、相応の連中と仲良くしてな」
「…………」
「あんた、何言って!!」
「フェニア、我がままを言わないでくれ。これはきみのためでもあるんだ。生徒会長お気に入りのキミが、F級の最底辺と仲良くしてるなんて知ったら」
「そんなの関係ない!! ってか、リリーシャさんは」
「フェニア……もういい」
「アルフェン……」
アルフェンは、フェニアを制する。
そして、小声で言った。
「そちらの言う通り、お前は召喚士として期待されてるんだ。幼馴染として、お前には頑張ってほしい……だから、同級とは仲良くしておいたほうがいい」
「アルフェン……」
「では、これで失礼します……行こう」
「…………っ」
アルフェンは、ラビィと一緒に歩き去った。
グリッツは、腕章の『F』を見て嘲笑し、他の取り巻きも同じ目をしていた。
そして……アルフェンがリリーシャの弟であり、リグヴェータ家の三男だということに最後まで気付かなかった。
「……アルフェン、ごめん」
フェニアは、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
142
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる