召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう

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第二章

第三の瞳

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 アルフェンがダモクレスの『授業』を受けて三日が経過した。
 ボロボロにされて壁にめり込んだアルフェンは、壁から這い出ながら言う。

「ありがとう、ござい……ました」
「うむ!! がっはっは!! たった三日だが動きはよくなっている!! ワシの教え通りやれば最強への道はすぐだぞぉ!!」
「……はは」

 ダモクレスは、想像以上にスパルタだった。
 まず、召喚獣タイタンとの実戦が八割、残り二割は体術の指導だ。
 しかも、体術の指導はタイタンが身をもって教えてくれる……つまり、ほぼタイタンとの実戦だ。
 最強の召喚獣の一体であるタイタンとの実戦。これに慣れたくはないと思うアルフェンだった。
 アルフェンは、木くずだらけの制服を素手で払う。

「やってるね」
「おおガーネット!! 聞いてくれ。アルフェンはなかなか筋がいいぞお!!」
「声がデカい。それと、校舎を壊すんじゃないよ。あんたがアルフェンを校舎に叩き付けるから、いつまでたっても校舎の修復が始まりやしない」
「すまんすまん!!」

 ダモクレスのデカい声は、大工たちにもよく聞こえた。苦笑するしかない大工たちに、アルフェンは少しだけ申し訳ない気持ちになる。
 ガーネットの近くにいたサフィーが、アルフェンの元へ。

「あの、大丈夫ですか?」
「うん。召喚獣を発動させてる間は頑丈になるみたいだ。前に大岩に叩き付けられたけど、怪我は特にしなかった」
「そ、そうですか……」

 サフィーはハンカチを取り出しアルフェンの顔を拭おうとしたが、アルフェンはそっと拒否……さすがに、同級生にやってもらうのは恥ずかしい。
 なので、話題を変えることにした。

「ところで、ガーネット先生、何か用事でも?」
「あんたに用はないよ。今日からサフィーも召喚獣を使った実戦訓練を始めるからね。さぁサフィー」
「はい、おばあ様」

 サフィーがそっと手を地面にかざすと、白い冷気が巻き起こった。
 そして、サフィーの傍に一体の獣……あまりにも巨大な『青狼』が現れた。
 青、というには水色……白寄りの水色だ。
 美しい毛並みをサフィーはそっと撫でつけ、狼の鼻先をそっと撫でた。

「『マルコシアス』……ごめんね、呼んでやれなくて」

 サフィーは申し訳なさそうにしていたが、マルコシアスと呼ばれた狼は目を細め、サフィーにすり寄る。

「ほぉ……なんとも立派で美しい!!」
「マルコシアス。『氷』を司る上位召喚獣さね。だが……力が強すぎるのと、サフィーの病気もあってあまり呼び出せないのが難点か。等級は高いがあまり使える召喚獣じゃないのさ」
「へぇ……あの、サフィーの病気と言うのは?」
 
 アルフェンはガーネットに質問した。
 ガーネットは、アルフェンをジロリと見て息を吐く。

「……肉体的には健康そのものだけど、あの子は生まれつき召喚獣の発する『生気』を吸収しちまう特異体質なんだ。それが肉体を蝕んでいる。召喚獣を呼ばなきゃ生活に影響はないが……そうはいかないだろう?」
「……公爵家、ですか?」
「そうだ。あの子のマルコシアスはA級……いや、将来的には特A級になってもおかしくない。だが、あの子は特異体質のせいで満足に召喚獣を呼ぶこともできず、周囲の期待だけを背負って生きてきた。このまま無理をすればどうなるか……」
「治療法は……?」
「……身体に溜まった『生気』を排出するくらいだ」

 つまり、現状で完治は難しい。
 すると、アルフェンの右腕が急に疼き始めた。

「っぐ……!? な、なんだ? ……モグ?」
「ん、どうした?」
「い、いえ。右腕が……なんだ? なにを……?」

 右腕が、勝手に動き始めた。
 右手が変化し、アルフェンの姿も変化し、右目が変色した瞬間、世界が変わった。

「ぐぁっ!? ……な、なんだ、これ……?」

 右目だけ、映像が変わった。
 世界がセピア色になり、人だけが変わらない色で映っている。

「なんだい? おい、なにをしている?」
「おお? なんだ、訓練したりないのか!?」

 ガーネット、ダモクレスの心臓に光が灯っている。そして、体内が透き通って見え、細い糸みたいなものが全身を駆け巡っていた。
 いきなりのことに、アルフェンは頭がおかしくなりそうだった。

「あの? ……アルフェン、どうしたんですか?」
「え、あ───」
「苦しそうです。どこか怪我でも?」
「…………」

 サフィーも同様だった……が、ガーネットやダモクレスと違った。
 全身に糸が駆け巡っているのは同じだが、二人と比べると数が倍以上違う。さらに、糸が身体の外に飛び出して、モノクロの世界から黒いモヤみたいなのを吸収している。
 そして、心臓付近にある光にモヤが集中……光が明滅していた。

「……まさか」
『貴様……見えているのか』
「え……」

 サフィーの背後にいた召喚獣『マルコシアス』が、喋った。
 本当に、アルフェンは狂ってしまったのか。

『その目、その右腕……まぁいい。おい貴様、その右腕でサフィーの体外にある『経絡糸』を切れ。貴様の右腕ならできるはずだ』
「は? ……いや、なに」
『いいからやれ!! 貴様、その目を多用しすぎると心が砕けるぞ。『第三の瞳マクスウェル』はあのお方・・・・が宿していた眼だ。人間である貴様は長く多用できん』
「え、えっと……わかった」

 アルフェンは、サフィーに手を伸ばした。

「え? あの……アルフェン?」
「動かないで……よし」

 アルフェンは、マルコシアスの言う『経絡糸』を掴み、千切った。
 ガーネットたちからすれば、サフィーの周囲に手を伸ばし、右腕で何かやっているようにしか見えない。だが、アルフェンが見ている世界では違った。

「できた。これでいいのか?」
『うむ。よくやった……これでこの子は大丈夫だ。我も安心したぞ』
「あの、この眼って……ってか、この腕ってなんだ? モグは……ジャガーノートって」
『安心しろ。あのお方・・・・はお前を信頼している。それと、その目は多用するな……寿命を縮めるぞ』
「え? ───っづぅ!?」

 ビキリと頭痛がした瞬間、眼も右腕も元に戻った。
 そして───アルフェンは倒れてしまった。

「あ、アルフェン!? 大丈夫ですか!?」
「ちっ……ダモクレス、運んでやりな」
「むぅ? 訓練が厳しすぎたかのぉ……」

 そんな声が聞こえ───アルフェンは意識を手放した。

 ◇◇◇◇◇◇

 目が覚めると、ベッドの上だった。
 アルフェンは、自室のベッドの上で身体を起こす……外はすっかり暗く、星が瞬いていた。
 右手でそっと右目を押さえる。痛みはなく、普通に見えた。

「……何だったんだ?」
「そりゃこっちのセリフさね」
「うおっ」

 ぽつりと漏れた独り言だった。
 すると、部屋の隅から声が……ガーネットだ。
 なにやら厳しい顔で、アルフェンを睨むように見ている。

「あんた、あの子に何をした?」
「え?」
「サフィーだ。あんたが倒れた後に気付いた……召喚獣を二時間以上行使させても問題ない。それどころか、体調の変化もなくなった……以前は、十分も召喚獣を出していれば発作が起きたり、気を失うくらい疲弊するのに、まるで健康だよ」
「そっか……じゃあ、やっぱりあれが」

 すると、ガーネットの杖がアルフェンの喉元に突きつけられる。

「ひっ……あ、あの」
「全て話しな。あんた、あの時に何をした?」
「え、えっと……」

 アルフェンは、全て話した。
 右腕が意志を持ったように動いたこと、右目がセピア色の世界を捉えたこと、サフィーやガーネットたちの身体から糸みたいな『経絡糸』が伸びているのが見え、喋るマルコシアスの言う通りにサフィーの体外に出ていた『経絡糸』を切ったことを話す。
 話を聞いたガーネットは、ただ驚愕していた。

「……馬鹿な」
「ほ、本当です!! というか、俺もさっぱりで……」

 ここで、ガーネットはようやく杖を下ろす。

「……『経絡糸』は、召喚士の体内にある『生気』の通り道さ。お前の話を聞くと、サフィーは生まれつき何本か『経絡糸』が外に伸びていて、それが外の『生気』を吸い取っていたことで過剰に『生気』を吸っていたことになる。お前は、その伸びた糸を右手で千切り、サフィーの体内に取り込まれる『生気』の道を遮断したってところか」
「……そ、そうですね」
「わからないならいい。でもね……普通はそんなことできない。そもそも、生気は目に見えないし、経絡糸も普通は見えない。それに、召喚獣の声だと……?」
「ま、間違いなく聞こえました」
「……なるほどねぇ」

 ガーネットは、ベッドサイドの椅子に座り、杖を置く。

「お前が見たのは恐らく、召喚獣の世界だ」
「……はい?」
「まだ仮説だがね。あたしは正解だと思う」
「あの、意味が……」
「召喚獣はどこに住んでいると思う?」
「……えっと、人間の魂、ですよね?」

 ガーネットは、アルフェンの疑問を無視して話を続ける。
 アルフェンも、とりあえずガーネットに合わせた。

「それが一般説だ。だが、それ以外の説に『召喚獣は召喚獣だけの世界に住み、人の魂を《窓口》にしてこの現実に現れる』って説もあるんだ。おそらく、お前の右目が見たのは召喚獣の世界さ」
「えー……」
「ま、お前と議論するつもりはないしあくまで推測。だけど、その右目は多用しちゃいけない。失明で済めば御の字。最悪廃人になるかもね……見えない物を見るなんて、人の理から外れちまってる。代償は必ず支払う羽目になるよ」
「……わ、わかりました」

 アルフェンも、そこまでして見たいとは思っていない。
 少し青ざめつつ、何度も頷いた。
 でも……疑問が残る。

「……でも、なんでモグは俺にその世界を見せたんだ?」
「これも推測だけどね……お前の召喚獣はきっと、お前に仲間を作ってほしかったんじゃないかねぇ」
「……仲間」
「クラスメイトを失い、独りぼっちで寮に住んで飯食って、ボロボロになりながら勉強するお前を見て、『心』を痛めたのかもねぇ」

 アルフェンは、そっと右腕に触れた。
 モグ。真名ジャガーノート……モグが消える直前に言った。『心はいつもアルフェンと共に』と。姿形が変わっても、モグはアルフェンの中に生きている。
 モグが生きてたらきっと、アルフェンに仲間を作れというだろう。

「さ、今日はゆっくり休みな。サフィーがあんたに礼を言いたいそうだからねぇ」
「…………」
「じゃ、おやすみ……あまり夜更かししなさんな」

 ガーネットは、ゆるりと部屋を出た。
 アルフェンは、右腕を見つめたまま、しばらく考えこんでいた。

 ◇◇◇◇◇◇

 アルフェンが目を覚ますと、すでに昼が近かった。
 着替え、パンをミルクで流し込んで校舎に行くと、教室にはガーネットとダモクレス、そしてサフィーがいた。

「おはようございます。遅れました!」
「ん、座んな」
「アルフェンよ!! 身体は大事ないか? 午後から授業はできるか!?」
「大丈夫です。むしろ、休んで調子よくなったんで、うずうずしてますよ」
「おお!! ふっふっふ。午後からサフィー嬢も授業に加わるぞぉ!!」

 サフィーの視線を感じて見ると、何か言いたげにしていた。
 そして、ガーネットが咳払いをする。

「あー……ダモクレス、ちょっと来な。午後の授業の件で話がある」
「むー? なんだなんだ?」
「いいから来な」

 気を利かせたのか、ガーネットはダモクレスを引っ張って教室の外へ。
 二人きりになり、しばし沈黙した。
 そして、意を決したサフィーが立ち上がり、頭を下げる。

「あの!! ありがとうございました!!」
「え、ああ、うん」
「おばあ様から聞きました。アルフェンが、私の病気を治してくれたって……」
「まぁな。というか、結果的に治療したというか。それに、俺も目的があったから良かった」
「目的、ですか?」

 サフィーは、コテンと首を傾げる。
 まるで小動物みたいな動きに、アルフェンは微笑ましく思う。
 アルフェンは、サフィーに言う。

「あのさ、S級クラスに入らないか? ……その、クラスメイトになってくれ」
「え……」
「正式に勧誘する。まだ何かをしろとか命令はされてないけど、たぶんけっこう忙しくなる。それでもよければ、その……仲間に」
「……私で、良いのですか?」
「ああ。サフィーの召喚獣、強そうだし。ま、俺もまだまだ強くなるけどな」
「くす……わかりました」
 
 サフィーはスカートを持ち上げ、アルフェンに言う。
 アルフェンもまた、姿勢を正す。

「アイオライト公爵家長女、サフィア・アイオライト。S級召喚士アルフェン・リグヴェータ様の勧誘、お受けいたします」
「リグヴェータ男爵家三男、アルフェン・リグヴェータ。貴女の申し出に感謝します」

 互いに一礼し、顔を見合わせ、くすりと笑った。
 そして、がっしり握手をする。

「決まったね。メテオールにはあたしから伝えておくよ。最初のS級召喚士がサフィーに決まったってね」
「うんうん!! 青春じゃぁぁぁ!!」

 ガーネットとダモクレスがいつの間にか教室に入ってきた。
 
「さ、授業を始めるよ。S級も二人になったし、これからは一緒に授業を受けてもらうからね。もちろん、ダモクレスの授業もだよ」
「がーっはっは!! 厳しく指導するぞお!!」

 S級召喚士、現在二名。
 アルフェン・リグヴェータの、最初の仲間が加入した。
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