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第三章
融合召喚獣ダモクレス・タイタン
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アルフェンは、恐怖を押し殺し走り出す。
タイタンと融合したダモクレスは、怖いくらいの笑みを浮かべていた。
「恐れず向かう勇気よし!! アルフェンよ……死ぬなよ!!」
「───ッ!!」
隻腕だったダモクレスは、召喚獣タイタンと融合したことで右腕が復活している。
しかも、その右腕の大きさたるや……左腕の三倍は膨張していた。
もし、生身の人間が殴られれば木端微塵。肉片が飛び散る大惨事だろう。
間違いなく、アベルより格上……いや、比べるのすら馬鹿らしい実力差だった。
ダモクレスは、巨腕となった右腕を振りかぶる。
拳が握られる。アルフェンは一瞬だけ考える。
避けるか、受けるか。
魔人クラスの強さを持つダモクレス相手に、どうするか。
「ほう!! 受けるか!!」
「来ぉぉぉぉぉぉいっ!!」
アルフェンは右腕を限界まで巨大化。腕を伸ばし身体に巻き付け『硬化』する。
両足をパワー全開で踏ん張り、右手を開いてダモクレスの拳を真正面から受ける。
「ドォォォォォォォッ!!」
「ガァァァァァァーーーーーーッ!!」
アルフェンは吠えた。
右の掌にこれまで感じたことのない衝撃が走る。
『硬化』を使っているのは間違いない。右腕にダメージはないが、衝撃がアルフェンの身体を叩き潰す。
「ぐ、えぇぇっが……ッ!! ギギギッ!!」
吐血した。
だが、引かない。世界最強の一撃を身体に刻み込む。
両足の感覚が消えかけていた。だが気合で踏ん張る。
ダモクレスは───笑っていた。
「ワシの一撃を真正面から受けるとは!! 久しぶりに……血沸き肉躍る!!」
「───ダモクレス!!」
ガーネットが叫ぶ。
だが、ダモクレスに聞こえていない。
アルフェンは、ダモクレスの一撃を辛うじて耐えた。
意識が消えかけている。だが、ダモクレスは右腕をグルグル回転させ、威力を高めているように見えた。
「───ぁ」
死ぬ。
このままあの一撃を喰らえば、間違いなく砕け散る。
『硬化』が消えた。右腕が元の大きさに戻り、アルフェンの脚も震えた。
ガーネットが動いたような気がした───だが、ダモクレスは止まらない。
「───」
ふと、右目が疼いた。
ジワリと、熱くなった。
世界が切り替わる───セピア色の、どこか寂しい世界に。
「ダモクレス!! 殺す気かい!?」
「───しまっ」
ようやくガーネットの声が聞こえたようだ。
だが……もう、拳は止まらない。
ウィルがようやく左手をダモクレスに向ける。フェニアとサフィーも動く。
アルフェンは、セピア色の世界で、ダモクレスの拳が迫るのを見た。
「───あれ?」
そして、気付いた。
ダモクレスの拳から『経絡糸』が伸びていることに。
だが、サフィーの時のような感じはしない。拳から伸びた『経絡糸』が、生気を噴出していた。
まるで、推進力に変えているように。
「───あ」
もしかして。
アルフェンは、右腕を伸ばした。
ダモクレスの拳から出ている経絡糸はとても長い。まるで動物の髭のようにも見える。
そして……経絡糸を掴み、思いきり右に引っ張った。
「ぬぉ!?」
ダモクレスの拳の軌道が変わり、ダモクレスの体勢が崩れた。
これが、アルフェンの最初で最後の勝機。
残りの力を全て注ぎ込み地面を蹴り───叫ぶ。
「だぁぁぁりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
右腕を振りかぶり───ダモクレスの顔に叩き付けた。
「む……」
だが、アルフェンは……すでに力尽きていた。
拳が当たると同時に意識を失い、そのまま気を失った。
「……見事!!」
ダモクレスの最後の言葉が、アルフェンには聞こえた気がした。
◇◇◇◇◇◇
目を覚ますと、フェニアとサフィーがアルフェンを覗き込んでいた。
「うわっ!? ……な、なんだよ二人とも」
「よ、よかったぁ~……アルフェン、気を失っちゃって……よかったよぉ~」
「本当に心配したんですよ!! もう……」
アルフェンは起き上がり、周囲を確認する。
アルフェンが寝ていたのはソファの上で、S級寮の談話室のようだ。
フェニアとサフィーは傍に、ウィルは近くに壁に寄り掛かっていた。
「ウィル……」
「……ふん」
「なぁ、あの後どうなったんだ?」
アルフェンが質問すると、フェニアが答える。
「ダモクレス先生との戦いで気を失ったアルフェンを、ウィルがここまで運んだんです」
「ダモクレス先生、ガーネット先生にすごく怒られてたわね。やりすぎだーって」
「ガーネット先生は『話は終わり、今日はゆっくり休みな。あたしはダモクレスの馬鹿にお灸を据えなくちゃならないからね』って」
「なるほど……とにかく、これでわかった。ダモクレス先生もだけど、魔人がどのくらい強いのか」
「……おい」
「ん」
ウィルは、なぜか悔し気な表情でアルフェンに質問した。
「お前、あのバケモノ相手になぜ怯まなかった。『融合』だと?……あんな馬鹿げた強さ、魔人を遥かに超えているぞ。お前、なんで向かって行けたんだ」
「……あー」
フェニアもサフィーも同様だった。
なぜ、アルフェンだけが動けたのか。
「確かに、お前の言う通り怖かったけど……モグがさ、『負けるな、強くなれ』って背中を押してくれた気がするんだ。俺は平穏のために魔人を倒すって覚悟を決めたから、あそこで引いちゃいけないって思えたんだ。それに……一人じゃない、お前たちもいるからな」
「……はっ」
ウィルは帽子を深くかぶって鼻で笑う。
だが、なぜか嬉しそうな声色だった。
「アルフェン……うん! あたしも強くなるから!」
「私もです! フェニア、頑張りましょうね!」
「うん!」
女子二人もまた、気合を入れなおす。
すると、寮の玄関ドアがノックされ───ガーネットとダモクレス、アルノーの三人が入ってきた。
ガーネットはいつも通りだが、ダモクレスはボコボコに顔がはれ上がり、アルノーはなぜか青ざめている。
「アルフェン、悪かったね。こいつには落とし前を付けさせたから」
「がっはっは……はは、すまんかった!! ワシの拳を止める者など、生きててそう何人も会えんからのぉ……少し、昔の血が騒いでしまった」
「い、いや……あの、顔、大丈夫ですか?」
「問題ない!!」
「ほぉ……問題ない、ねぇ」
「いやいやいや!! 噓である、問題ありである!!」
ガーネットの声色が変わった途端、ダモクレスは全力で首を振って否定した。
アルノーも震えている……どうやら、ガーネットがダモクレスを殴る光景を見ていたようだ。
緊張が緩んだかに見えた。だが、ウィルの質問で再び重くなる。
「いい加減に教えろ……あれほどの強さがあって、なぜお前たちは戦わない」
「……当然の疑問さね。いいだろう、教えてやる」
「ガーネット様、それは……」
「いいんだよアルノー、この子たちは知る権利がある」
アルノーは黙り込み、ダモクレスは腕組みして目を伏せる。
ガーネットは煙管を取り出し、煙草に火をつけた。
「簡単に言うと、あたしら二十一人の召喚士は、現アースガルズ王族との『契約』により、このアースガルズ王国外での召喚獣の使用ができないんだよ」
「……どういうことだ?」
「簡単さ。あたしら二十一人の召喚獣は、アースガルズ王国……いや、アースガルズ王族のみを守るためにしか使えない。王国の外じゃ召喚獣が使用できないんだよ。だから魔人はこの国を襲わない。あのアベルとかいうガキはそれを無視してきたようだがね」
「お、おばあ様……お、王族のみ、というのは」
「言葉のままさ。王族の連中は魔人を、魔帝を恐れている。だから自分の身を守るために、この世界を救った英雄たちを鎖で絡めとったのさ。はっきり言って、あたしらはわが身可愛さの道具みたいなもんさ」
「そんな……お、王族が」
「サフィー。一応言っておく……二十一の庇護下には公爵家も含まれている」
「え……」
「ま、気にしなさんな。とまぁ……これがあたしらが戦えない理由さ。あたしらは王国を出れば召喚獣を使えない。ま、呪いみたいなモンさね」
ガーネットは淡々と言い、ダモクレスはウンウン唸る。
これが、最強の二十一人が戦えない理由。王国の外ではほぼ無力だから。
「……気に喰わねぇな。この国の王族ってのは、自分たちさえよけりゃいいのかよ」
「そうさね。だからあたしらは下を鍛え育てるのさ」
ウィルは歯ぎしりをし、ガーネットはそんなウィルに近づき、頬をそっと撫でた。
「ふふ、いい顔じゃないか。惚れちまいそうだよ」
「さ、触んじゃねぇよ……」
「おや、照れたのかい? 可愛いじゃないか」
ウィルをからかうガーネットは、どこか楽し気に見えた。
話は終わり、ガーネットが締めくくる。
「明日は早朝に出発だ。今日はさっさと寝なよ」
「おやすみなのである!!」
「明日、迎えにくる。支度を済ませておくように」
ガーネット、ダモクレス、アルノーは帰った。
アルフェンたちも解散し、アルフェンは自室のベッドにダイブした。
「明日か……」
仰向けになり、右手を掲げる。
「……そういえば」
右目が召喚獣の世界を捕らえた瞬間、ダモクレスの経絡糸を掴み拳の軌道を反らした。
ダモクレスの拳だけでなく、全ての攻撃に通じるなら……もしかしたら、新しい戦術になるかもしれない。
「……よし!!」
アルフェンは気合を入れなおし、明日に備えて眠りについた。
タイタンと融合したダモクレスは、怖いくらいの笑みを浮かべていた。
「恐れず向かう勇気よし!! アルフェンよ……死ぬなよ!!」
「───ッ!!」
隻腕だったダモクレスは、召喚獣タイタンと融合したことで右腕が復活している。
しかも、その右腕の大きさたるや……左腕の三倍は膨張していた。
もし、生身の人間が殴られれば木端微塵。肉片が飛び散る大惨事だろう。
間違いなく、アベルより格上……いや、比べるのすら馬鹿らしい実力差だった。
ダモクレスは、巨腕となった右腕を振りかぶる。
拳が握られる。アルフェンは一瞬だけ考える。
避けるか、受けるか。
魔人クラスの強さを持つダモクレス相手に、どうするか。
「ほう!! 受けるか!!」
「来ぉぉぉぉぉぉいっ!!」
アルフェンは右腕を限界まで巨大化。腕を伸ばし身体に巻き付け『硬化』する。
両足をパワー全開で踏ん張り、右手を開いてダモクレスの拳を真正面から受ける。
「ドォォォォォォォッ!!」
「ガァァァァァァーーーーーーッ!!」
アルフェンは吠えた。
右の掌にこれまで感じたことのない衝撃が走る。
『硬化』を使っているのは間違いない。右腕にダメージはないが、衝撃がアルフェンの身体を叩き潰す。
「ぐ、えぇぇっが……ッ!! ギギギッ!!」
吐血した。
だが、引かない。世界最強の一撃を身体に刻み込む。
両足の感覚が消えかけていた。だが気合で踏ん張る。
ダモクレスは───笑っていた。
「ワシの一撃を真正面から受けるとは!! 久しぶりに……血沸き肉躍る!!」
「───ダモクレス!!」
ガーネットが叫ぶ。
だが、ダモクレスに聞こえていない。
アルフェンは、ダモクレスの一撃を辛うじて耐えた。
意識が消えかけている。だが、ダモクレスは右腕をグルグル回転させ、威力を高めているように見えた。
「───ぁ」
死ぬ。
このままあの一撃を喰らえば、間違いなく砕け散る。
『硬化』が消えた。右腕が元の大きさに戻り、アルフェンの脚も震えた。
ガーネットが動いたような気がした───だが、ダモクレスは止まらない。
「───」
ふと、右目が疼いた。
ジワリと、熱くなった。
世界が切り替わる───セピア色の、どこか寂しい世界に。
「ダモクレス!! 殺す気かい!?」
「───しまっ」
ようやくガーネットの声が聞こえたようだ。
だが……もう、拳は止まらない。
ウィルがようやく左手をダモクレスに向ける。フェニアとサフィーも動く。
アルフェンは、セピア色の世界で、ダモクレスの拳が迫るのを見た。
「───あれ?」
そして、気付いた。
ダモクレスの拳から『経絡糸』が伸びていることに。
だが、サフィーの時のような感じはしない。拳から伸びた『経絡糸』が、生気を噴出していた。
まるで、推進力に変えているように。
「───あ」
もしかして。
アルフェンは、右腕を伸ばした。
ダモクレスの拳から出ている経絡糸はとても長い。まるで動物の髭のようにも見える。
そして……経絡糸を掴み、思いきり右に引っ張った。
「ぬぉ!?」
ダモクレスの拳の軌道が変わり、ダモクレスの体勢が崩れた。
これが、アルフェンの最初で最後の勝機。
残りの力を全て注ぎ込み地面を蹴り───叫ぶ。
「だぁぁぁりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
右腕を振りかぶり───ダモクレスの顔に叩き付けた。
「む……」
だが、アルフェンは……すでに力尽きていた。
拳が当たると同時に意識を失い、そのまま気を失った。
「……見事!!」
ダモクレスの最後の言葉が、アルフェンには聞こえた気がした。
◇◇◇◇◇◇
目を覚ますと、フェニアとサフィーがアルフェンを覗き込んでいた。
「うわっ!? ……な、なんだよ二人とも」
「よ、よかったぁ~……アルフェン、気を失っちゃって……よかったよぉ~」
「本当に心配したんですよ!! もう……」
アルフェンは起き上がり、周囲を確認する。
アルフェンが寝ていたのはソファの上で、S級寮の談話室のようだ。
フェニアとサフィーは傍に、ウィルは近くに壁に寄り掛かっていた。
「ウィル……」
「……ふん」
「なぁ、あの後どうなったんだ?」
アルフェンが質問すると、フェニアが答える。
「ダモクレス先生との戦いで気を失ったアルフェンを、ウィルがここまで運んだんです」
「ダモクレス先生、ガーネット先生にすごく怒られてたわね。やりすぎだーって」
「ガーネット先生は『話は終わり、今日はゆっくり休みな。あたしはダモクレスの馬鹿にお灸を据えなくちゃならないからね』って」
「なるほど……とにかく、これでわかった。ダモクレス先生もだけど、魔人がどのくらい強いのか」
「……おい」
「ん」
ウィルは、なぜか悔し気な表情でアルフェンに質問した。
「お前、あのバケモノ相手になぜ怯まなかった。『融合』だと?……あんな馬鹿げた強さ、魔人を遥かに超えているぞ。お前、なんで向かって行けたんだ」
「……あー」
フェニアもサフィーも同様だった。
なぜ、アルフェンだけが動けたのか。
「確かに、お前の言う通り怖かったけど……モグがさ、『負けるな、強くなれ』って背中を押してくれた気がするんだ。俺は平穏のために魔人を倒すって覚悟を決めたから、あそこで引いちゃいけないって思えたんだ。それに……一人じゃない、お前たちもいるからな」
「……はっ」
ウィルは帽子を深くかぶって鼻で笑う。
だが、なぜか嬉しそうな声色だった。
「アルフェン……うん! あたしも強くなるから!」
「私もです! フェニア、頑張りましょうね!」
「うん!」
女子二人もまた、気合を入れなおす。
すると、寮の玄関ドアがノックされ───ガーネットとダモクレス、アルノーの三人が入ってきた。
ガーネットはいつも通りだが、ダモクレスはボコボコに顔がはれ上がり、アルノーはなぜか青ざめている。
「アルフェン、悪かったね。こいつには落とし前を付けさせたから」
「がっはっは……はは、すまんかった!! ワシの拳を止める者など、生きててそう何人も会えんからのぉ……少し、昔の血が騒いでしまった」
「い、いや……あの、顔、大丈夫ですか?」
「問題ない!!」
「ほぉ……問題ない、ねぇ」
「いやいやいや!! 噓である、問題ありである!!」
ガーネットの声色が変わった途端、ダモクレスは全力で首を振って否定した。
アルノーも震えている……どうやら、ガーネットがダモクレスを殴る光景を見ていたようだ。
緊張が緩んだかに見えた。だが、ウィルの質問で再び重くなる。
「いい加減に教えろ……あれほどの強さがあって、なぜお前たちは戦わない」
「……当然の疑問さね。いいだろう、教えてやる」
「ガーネット様、それは……」
「いいんだよアルノー、この子たちは知る権利がある」
アルノーは黙り込み、ダモクレスは腕組みして目を伏せる。
ガーネットは煙管を取り出し、煙草に火をつけた。
「簡単に言うと、あたしら二十一人の召喚士は、現アースガルズ王族との『契約』により、このアースガルズ王国外での召喚獣の使用ができないんだよ」
「……どういうことだ?」
「簡単さ。あたしら二十一人の召喚獣は、アースガルズ王国……いや、アースガルズ王族のみを守るためにしか使えない。王国の外じゃ召喚獣が使用できないんだよ。だから魔人はこの国を襲わない。あのアベルとかいうガキはそれを無視してきたようだがね」
「お、おばあ様……お、王族のみ、というのは」
「言葉のままさ。王族の連中は魔人を、魔帝を恐れている。だから自分の身を守るために、この世界を救った英雄たちを鎖で絡めとったのさ。はっきり言って、あたしらはわが身可愛さの道具みたいなもんさ」
「そんな……お、王族が」
「サフィー。一応言っておく……二十一の庇護下には公爵家も含まれている」
「え……」
「ま、気にしなさんな。とまぁ……これがあたしらが戦えない理由さ。あたしらは王国を出れば召喚獣を使えない。ま、呪いみたいなモンさね」
ガーネットは淡々と言い、ダモクレスはウンウン唸る。
これが、最強の二十一人が戦えない理由。王国の外ではほぼ無力だから。
「……気に喰わねぇな。この国の王族ってのは、自分たちさえよけりゃいいのかよ」
「そうさね。だからあたしらは下を鍛え育てるのさ」
ウィルは歯ぎしりをし、ガーネットはそんなウィルに近づき、頬をそっと撫でた。
「ふふ、いい顔じゃないか。惚れちまいそうだよ」
「さ、触んじゃねぇよ……」
「おや、照れたのかい? 可愛いじゃないか」
ウィルをからかうガーネットは、どこか楽し気に見えた。
話は終わり、ガーネットが締めくくる。
「明日は早朝に出発だ。今日はさっさと寝なよ」
「おやすみなのである!!」
「明日、迎えにくる。支度を済ませておくように」
ガーネット、ダモクレス、アルノーは帰った。
アルフェンたちも解散し、アルフェンは自室のベッドにダイブした。
「明日か……」
仰向けになり、右手を掲げる。
「……そういえば」
右目が召喚獣の世界を捕らえた瞬間、ダモクレスの経絡糸を掴み拳の軌道を反らした。
ダモクレスの拳だけでなく、全ての攻撃に通じるなら……もしかしたら、新しい戦術になるかもしれない。
「……よし!!」
アルフェンは気合を入れなおし、明日に備えて眠りについた。
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