召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう

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第七章

ウィリアム&ヘンリー③

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 ウィルは、変わらない日常を楽しみつつ、銃の腕前をメキメキ上げていた。
 父から習った銃は、今や父に並ぶ腕前と評され、父クリントの後継者として村から期待されている。新たな世代の『用心棒』として期待されているウィルは、慢心しないよう腕を磨いていた。
 今日は、妹のサラと一緒に牧場の隅で射撃訓練だ。

「スゥ───……」

 ウィルは深呼吸する。
 牧場の柵。その上に置かれた小さな木彫りの人形が的だ。
 サラはウィルから少し離れた場所に、召喚獣メーメーと一緒に見ている。
 ウィルの両腰のホルスターに、そっと手を添え……一気に抜き放つ。

「シュッ!!」

 ウィルの口から浅い息が漏れた瞬間、ほぼ重なるような銃撃音が六発響く。
 銃撃音と同時に、木彫り人形が全て砕け散った。同時に、サラが頭上に小さなコップほどの丸太を投げると、ウィルは振り返らず手を頭上に向ける。
 そして、六発の銃撃音───……丸太が落ちた。

「───……チッ、一発外した」
「え?」

 サラの眼では、銃弾は全て丸太に命中した。
 ウィルが丸太を視認せずに撃てたのは、頭上にいるヘンリーが『目』の役割をしたからだ。
 サラは丸太を拾い、気が付いた。

「あれ、この丸太……弾、当たったよね?」

 丸太には、二発分の弾痕しか残っていなかった。
 ウィルは丸太を受け取り、お手玉する。

「全弾、一発目で空けた穴に通すつもりだった。でも一発外しちまった……ちくしょう。親父の域にはまだまだ遠いぜ」
「いや、もう十分でしょ……」

 神業だった。
 すると、ヘンリーがウィルの肩に止り甘えてくる。

「相棒。今日もいい空だったぜ」
『クゥゥ』

 ウィルはヘンリーを撫でる。
 いい空、とは。ウィルはヘンリーを通じて空からの景色を楽しんでいる。そのお礼だった。
 
「ほんっと、仲良しね」
「ああ。最高の相棒だからな」
「あたしだって最高の相棒だもん。ね、メーメー」
『メァ~』

 羊のメーメーはのんびりと鳴いた。

 ◇◇◇◇◇◇

 魔人フロレンティアは、いくつもの村や町を滅ぼした『災害』だった。
 各国も対応を練っていた。
 軍隊や精鋭召喚士を派遣したり、生き残った住人たちの保護をしたり。だが、魔人フロレンティアがいなくなるわけではない。
 各国の精鋭は、フロレンティアに容易く蹴散らされた。
 魔人の主である魔帝を封じたアースガルズ王国に救援を求めたりもしたが、『最強の二十一人は動けない』との返信だけで何もしてくれなかった。
 各国の不満は募るが……あてにできないのは仕方がない。
 現状、できるのは後手後手の対応だけ。魔帝が封印され、魔人の動きが鈍くなっているだけでもましな方なのだ。魔帝の封印前は、もっと酷かったのだから。
 だから、村や町が襲われても仕方がない。

 そう……仕方ないのだ。

 ◇◇◇◇◇◇

 いつもと変わらない日常だった。
 起きて、顔を洗って、朝食を食べて、父と狩りに出かけ、返ってきたらサラと一緒にヒツジの世話をして、夕飯を食べて寝る。
 そんないつもの日常は、『魔人』という災厄であっさり崩れ去る。

 ウィルは、朝食後に狩りの支度をしていた。
 拳銃に弾丸を込め、予備の弾薬をポーチに入れる。

「よし。今日もいい天気……狩り日和だ」

 拳銃をホルスターに収め、部屋を出た。
 狩りを終えたらサラに付き合うと約束している。ウィルは軽く背伸びをし、家のドアを開け───……。

「ぐぉあぁぁぁぁぁっ!?」

 ドアを開けた瞬間、人がドア近くに壁に突っ込んで来た。

「なっ……お、おじさん!?」
「ぐ、ぉあ……う、ウィル……逃げ」

 近くの家に住むおじさんだった。
 身体中刻まれたような傷跡があり、血がドクドク流れていた。
 意味不明な光景にウィルは混乱しかける。
 すると───……すぐ近くに、誰か立っていた。

「おやぁ~?……男の子かなぁ?」

 ゾワリと、砂糖だらけのドロドロした汚泥のような声がした。
 狂いそうなほど甘ったるい女の声。ウィルは震えながら正面を見た。

「わぁぉ♪ ……わたしのタイプかも♪」

 褐色の肌、白いロングウェーブヘア、ツノ、露出が多すぎる服。
 手に持つのは大鎌。あまりにも日常離れした光景だった。

「な、な……」
「怯えちゃった♪ ふふ、可愛い~……食べちゃいたい♪ でも待ってね。キミ以外にいい子がいるかもしれないし、ちょっと待っててね~♪」

 女は、一瞬で消えた。
 硬直から立ち直ったウィルは、すぐに倒れているおじさんの元へ。

「おじさん!!」
「ぐ……き、ウィル……逃げろ」
「あれ、なんだよ!? なんだよあれ!?」
「ま、魔人だ……ちくしょう。ここにも来やがった……ま、魔人、だ」
「……おじさん? おじさん!!」

 おじさんの呼吸が止まった。
 ウィルは歯を食いしばり、魔人が向かった方向を───……。

「───サラ、母さん、親父……じいちゃん、ばあちゃん」
 
 背筋が凍り付きそうになった。
 家に家族はいなかった。
 村から火の手が上がり、銃撃音が聞こえてきた。

「───ッ!!」

 ウィルは走り出した。
 こうして、ウィルの日常が崩壊した。

 ◇◇◇◇◇◇

 村は、地獄となっていた。
 燃える家、崩れた家、倒れた人、死んだ人。
 見慣れたはずの村が、そこにはなかった。
 ウィルは唖然とし───……ハッとして走り出す。

「親父、母さん……!!」

 大人たちが大勢倒れていた。
 死体の傍には銃が転がっている。薬莢も散らばっていたことから、あの『得体の知れない女』相手に戦ったのだろう。結果は……見ての通りだが。

「じいちゃん、ばあちゃん……!!」

 ウィルは走る。
 まだ早朝だ。父は恐らく戦いに、母は祖父母たちを連れて逃げたのかもしれない。
 そして、ウィルは恐怖する。

「サラ───!!」

 ウィルの妹。
 サラは、無事なのだろうか。
 仲がいいと評判の兄妹だった。喧嘩もしたけどすぐに仲直りし、町に買い物にも行った。
 サラの召喚獣メーメーに寄り掛かり昼寝するのが好きだった。ヘンリーもサラが好きで、ウィル以外の肩に止るのはサラだけだった。
 ウィルは考える。家族はどこへ行ったのか。

「───……裏山」

 ふと、思った。
 父なら、裏山に逃がすだろう。
 そう思い、ウィルは裏山へ続く道を目指して走り出す。
 そうして気付いてしまう。村は壊滅……生き残りは、誰もいない。
 大人も子供も家畜も、召喚獣ですら殺されていた。
 あの『得体の知れない女』は何者なのか。ウィルは歯を食いしばり、腰の拳銃に触れる。
 いざという時、戦う覚悟はあった。

「ちくしょう……!! あの野郎、許さね「はぁ~い♪」

 次の瞬間、ウィルの身体は吹き飛び、家屋の壁に激突した。

「がっっはぁ!? ゲハッ!?」

 いきなりの衝撃に受け身すら取れず、ウィルは血を吐いて地面を転がる。
 そして、目の前にいたのは……大鎌を持った白い女だった。
 なぜか笑みを貼りつけ、ウィルを見下ろしている。

「え~……まずはおめでとうございます! この村の住人を全員調べてみたけど、あなたが一番のイケメンくんだということがわかりました~♪」
「????? ……が、はっ」
「それじゃ、さっそく始めよっか♪」
「……がは、ぁっ……はぁ、はぁ」

 ウィルは身体を起こし、ノロノロした動きで拳銃を握る。いつもの早撃ちなどできるはずがない。骨のいくつかが折れ、口の中は血の味しかしない。
 
「来い───ヘンリー!!」

 ヘンリーが召喚され、大空を舞う。
 目の前の女は「おお~?」と空を見上げていた。ウィルは拳銃を構える。
 目の前の女は、空を見上げたままだった。
 ウィルは女の頭、心臓を狙って発砲する。

「ふふ♪」
「───!?」

 だが、銃弾は女に触れることなく風化した。風化したとしか表現できなかった。触れてもいないのに、消滅してしまったのだ。
 わけがわからない。ウィルが再び発砲しようとした瞬間。

「えいっ♪」
「いっ───っがぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 銃を持っていた左腕が蹴られ、骨が砕け散った。
 あまりの衝撃に骨が飛び出た。切断されないのが不思議なくらいの威力だった。
 ウィルは左手を押さえる。蹴られた衝撃で銃がバラバラに砕けた。
 右手は残っているが、左腕を押さえることしかできない。ウィルの戦意は完全に砕けた。

「ふふ♪ 可愛いお顔ねぇ……? 今は恐怖しているけど、すぐにわたしを憎みたくなるわ」
「……あ、ぐ」
「じゃ、こっちこっち。いいもの見せてあげる♪」

 女はウィルを引きずり、近くの民家へ。
 民家の中に入ると───そこにいたのは。

「なっ……親父、母さん!! じいちゃん、ばあちゃん……サラ!!」
「ウィル!!」
「お兄ちゃん!!」

 そこにいたのは、ウィルの家族だった。
 ウィルは椅子に座らせられ、女が指をパチッと鳴らすと黒いムカデが手足を拘束する。
 最初に、怯える祖父母に向かい、ウィルにこう言った。

「これからきみの家族を殺しちゃいます♪ まずは……おじいちゃん、おばあちゃん♪」
「なっ」

 スパン───と、女の大鎌が祖父母の首を刈り取った。
 噴き出す鮮血。転がる頭。倒れる身体……サラは叫んだ。

「い、やぁぁぁぁぁぁっ!! おじいちゃん、おばあちゃん!! いやぁーーーッ!!」
「あ、あああ……な、なんで、なんで」

 サラと母親が恐慌状態に。
 父クリントは怒りで歯ぎしりし、奥歯が砕けた。

「き、さまぁぁぁぁぁっ!!」
「おお~怖い怖い。ねぇきみ、どう? 許せない? わたしが憎い?」
「……て、めぇぇぇぇっ!!」
「そう!! それそれ、その眼がいいの!! もっと、もっと憎んで!!」

 ウィルは女を睨む。ギリギリと歯が砕けそうになった。
 そして、次は母親に目を向ける。

「ふふ。お母さん、覚悟はいいかな?」
「ひっ……」
「や、やめ……やめろ!! やるならオレにしろ!! テメェなんでこんな!!」
「決まってるじゃない。あなたに憎んでほしいから……ねぇ?」
「やめ───」

 母親の首を後ろから摑んだ女は、そのまま首を握りしめた。
 あまりの握力に首の骨が折れ、首が薄皮一枚だけで繋がったような状態になる。

「貴様ァァァァァァっ!! 殺す、殺してやる!!」

 クリントがキレた。
 妻を殺された怒りで目から出血していた。血の涙を流し女を睨みつける。
 だが、女は妖艶にほほ笑んでいた。
 サラは気を失った。母を殺され、祖父母を殺された。
 ウィルは言葉も出ない。そして、女に向かって叫ぶ。

「テメェ!! 殺す、殺してやる!! オレと戦え、戦え!!」
「やぁよん。もっともっと憎んでもらわないと……ねぇ、お父さん?」
「───っ……ウィル、聞け」
「親父!! 戦え親父!! サラを」
「サラを守れ。ウィル」
「あ───」

 次の瞬間───父クリントの首が飛んだ。
 最後の最後。妻を殺された怒りよりも、残された息子と娘を案じた。
 ウィルは震え、涙が流れた。
 そして───ついに折れた。

「頼む……」
「ん?」
「サラだけはやめてくれ!! なんでもする。命が欲しいならくれてやるしオレにできることならなんでもやる!! だから妹だけは」
「なんでもする?」
「ああ、なんでもやる!! 殺しだってやるしこの国の王だってブチ殺してやる!! だから妹だけは……頼む!!」
「うんうん。イイ子ねぇ~……じゃあ、こうしよっか」

 女は、サラを抱き起し頬を撫でる。するとサラが起きた。

「ぅ……」
「サラちゃん。サ~ラちゃんっ!」
「ひっ……」
「ふふ。きみのお兄ちゃん、きみを助けたいんだって。それでね、きみが助かるためには……左腕を犠牲に・・・・・・しなくちゃいけないの」
「え……?」

 女は、ウィルの身体に黒いムカデを這わせた。
 ムカデに拘束されたウィルは無理やり立たせられ、右腕が拳銃に添えられる。

「な、何を……」
「ウィルくん。その拳銃でサラちゃんの左手を撃って。そうしたら解放してあげる♪」
「なっ……」

 右腕が持ちあがる。
 拳銃を握りしめ、無理やり立たされたサラの左腕が持ちあがる。
 狙いは、サラの左腕。

「や、やめろ」
「なんでもするんでしょう? だったら……かわいい妹ちゃんの腕くらい、撃ち抜けるよね?」
「お、お兄ちゃん……」
「サラ……あ、ああ……さ、サラ」

 女の大鎌が、サラの首に添えられた。
 ウィルの手が震える。なぜか引き金を引く指だけは自由だった。
 撃てば助かる。撃たねば死ぬ。だが、的は自分の妹。
 撃てない。ウィルは涙を流す。

「さぁ、早く……さん、にい……いち……っ」

 女の大鎌が、ゆっくりとサラの首に触れる。
 震える手で、ウィルは引き金に指を添え───。

『キュィィーーーーーーッ!!』
「えっ!?」

 窓からヘンリーが、女の顔めがけて飛んできた。
 ヘンリーの爪は女の頬を掠めた。そして、わずかだが緑色の血が流れる。
 ムカデの拘束が外れ、ウィルとサラは自由に。
 ほんのわずかな隙だった。ウィルはサラの腕を掴み抱き寄せた。

「サラ!!」
「お兄ちゃん!!」

 だが、そこまでだった。

「───ガキが」

 顔を怒りで歪ませた女が、大鎌を片手で振りかぶる。
 片手でヘンリーを握りつぶし、ウィルとサラを両断した。

「あ……」
「がっ……」
「ああ~もう、やっちゃったぁ……はぁ、もういいや。かえろっと」

 女は興味を失ったように、倒れた兄妹を一瞥。一言だけ呟く。

「残念ねぇ。このフロレンティアの可愛い『彼氏』になれたかもしれないのに♪」

 そう言って、煙のように消え失せた。

 ◇◇◇◇◇◇

 明滅する意識のなか、ウィルはサラを抱きしめていた。
 正確には、サラの上半身。下半身は腰から切断された。ウィルは両断こそされていないが、あまりにも深く鎌で斬られ血が止まらない。
 薄れゆく意識のなか、サラは呟いた。

「お、にいちゃん……」
「……ん」

 ウィルは、残り全ての力を使い、サラの頭を撫でた。
 ウィルもサラも、涙を流していた。

「大好き、だよ」
「ああ、オレ、も……」

 すると、半身と翼を両断されたヘンリーが、ウィルの傍へ這いずってきた。
 不思議と、ウィルは満たされていた───が。

 ◇◇◇◇◇◇


『───で』


 ◇◇◇◇◇◇

「……あ?」

 ウィルは生きていた。怪我が消えていた。
 そして、気付いた。

「なんだ、これ……」

 左腕が、翡翠を散りばめたような材質に変化していた。
 こうして、ウィルは全てを失った。
 手に入れたのは、異形の左腕……『ヘッズマン』だけだった。
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