137 / 178
第八章
ホットケーキ
しおりを挟む
魔帝ニュクス・アースガルズの襲来から、時間は少しだけ巻き戻る───。
◇◇◇◇◇◇
ガーネットの葬儀、墓参りを終えたS級たち。
奇跡的に、学園は無傷だった。生徒たちが迫りくる肉塊魔獣相手に戦ったのだ。
しばらく、学園内はその話でもちきりだった。
「オレ、あの肉塊魔獣を二十体倒したぜ!」
「あたしは校舎を守ったわ」「ぼくの召喚獣だって肉塊魔獣を倒した!」
「へへ、聞いてくれよ。あの肉塊魔獣が襲って来た時───」
と、どこもかしこも魔人戦での英雄譚を語りたがる。
確かに。野外演習で戦う魔獣とは違い、完全な戦争行為だった。生徒たちの胸に熱い火が灯り、興奮冷めやらぬというのがよくわかる。
だが、意外と知られていないのが、テュポーンの本体と戦い、もう一体の魔人フロレンティアを討伐したS級たち。
それとは別に、死亡したガーネットの後継者として、先の戦いで優れた統率力と戦闘力を見せたA級召喚士リリーシャが新たな『女教皇』に任命されたこと。これらのニュースが学園をにぎわせ、号外として新聞まで発行され国中をにぎわせた。
そんな中。授業が再開されるまで待機を命じられていたS級たちは、寮の談話室でおやつの時間───……ウィル特製のホットケーキを食べていた。
「うまい! おかわりー!」
「ったく、もっとゆっくり食えっての」
レイヴィニアに五枚目のホットケーキを焼きながら、ウィルはフライパンを巧みに操る。
女性陣も満足そうにホットケーキを食べていた。
レイヴィニアもホットケーキをガツガツ食べ、ホットケーキを三枚食べたニスロクは、床でグースカ昼寝をしていた。
「ん~おいひぃ……ウィル、あんたお母さんの才能ある!」
フェニアがそう言うと、ウィルは「ハッ」と鼻で笑った。
サフィーとアネルもすでに三枚目だ。おかわりを要求したいのだが、恥ずかしいのかウィルをチラチラ見るだけ……だが、ウィルは言う。
「チッ……失敗した。お前ら、食え」
「は、はい!」
「た、食べるよ。残しちゃ悪いしね!」
焼き過ぎたという割に、焦げ目などないし、形もまんまるで綺麗なものだ。
こういう気遣いがウィルらしい。そして、メルは皿を突き出す。
「お代わりを」
「腹黒王女サマは遠慮がないねぇ……」
「何か言いまして?」
「いーえ別に。不敬罪でクビ撥ねられたくないんで黙りますよ、っと」
ウィルはホットケーキを焼く。そして、チラッとアルフェンを見た。
すでに四枚完食したアルフェンは、紅茶を飲みながら新聞を読んでいた。
「おい」
「……」
「おい、お前」
「……ん? ああ、俺?」
「お前以外に誰がいんだよ。もう食わねぇのか?」
「ああ。お腹いっぱいだ……サンキュな、ウィル」
「フン……」
ウィルは、アルフェンを名前で呼ぶことはなかった。
やはり、あの時聞こえたのは気のせい……アルフェンはそう思いたかったが、なんとなくもう一度呼ばれてみたくなってしまう。やや期待を込めてウィルを見ると。
「んだよ。いらねぇっつっただろ。もう作んねーぞ」
「……ああ、わかった」
期待しても無駄そうだ。
紅茶を飲み欲し、新聞を読む。すると、メルが身体をねじ込んできた。
「おっ、リリーシャが新しい『女教皇』に、ダオームとキリアスがA級に昇格した記事があるわね」
「お、おい。あんまりくっつくなよ」
「なに、照れてるのかしら?」
メルはアルフェンの腕を抱き、胸を押し付けてくる。
すると、フェニアとサフィーがムスっとした。
「アルフェン、ニヤニヤすんな! あとメル、寮でそういうのは禁止!!」
「そうです!! 離れて離れて!!」
「あら怖い。刺される前に離れましょっと……ふふ、可愛いのね」
メルはスッと離れ、隣に座った。
「知ってると思うけど、リリーシャが特A級に昇格。それに伴い、リリーシャを隊長とした新たな戦闘部隊が新設されたわ。リリーシャに選抜された王国最強の戦闘部隊ってやつね」
すると、エプロンで手を拭ったウィルがキッチンから来た。そのしぐさが完全な『お母さん』であり、見ていた全員が噴き出しそうになった……が、堪えた。
そんなことにも気付かず、ウィルは言う。
「『女教皇』か……あの生意気なクソ生徒会長にそんな権力預けていいのかね」
「もちろん、よくないわ。というか……わたしの見解だと、リリーシャを任命した『審判』ガブリエルは、『仮面舞踏会』と繋がっている可能性が高い。A級の顧問になったヒルクライム叔父様、ユウグレナ叔母様も、部隊に任命されたみたいだしね」
「はぁ……そんな部隊作ってどうすんだよ」
「もちろん。この国を乗っ取るためよ」
メルはあっけらかんと言った。
あまりにも突然だったので、全員が絶句する。
「リリーシャはガブリエルの傀儡になったわ。戦力をリリーシャに集中させて、二十一人の召喚士ですら敵わない特殊部隊を設立。その総指揮権を持つガブリエル……二十一人の英雄は確かに強いけど、能力を知り尽くしているガブリエルなら対処できるはず」
「ちょ、ちょっと待てよ……そ、それって」
「そう。わたしの考え。ガブリエルは、この国を乗っ取る……クーデターを起こす可能性がある。S級に魔帝、魔人を討伐、相打ちに持ち込んで互いに消えてもらい、疲弊した国を乗っ取る……可能性は少なくない」
「マジかよ……」
「ま、可能性が高いだけ。前々からガブリエルは怪しいって思ってたの。枢機卿って立場に満足してないようだし、政治にも口挟んでくるし……っと、今のは内密にね」
メルは紅茶を一気に飲み干した。
アルフェンは新聞をもう一度見て言う。
「敵は魔帝だけじゃないのかよ……」
「今は魔帝だけでいいわ。内々のことはわたしに任せなさい。この国を牛耳るのはわたしよ。英雄だか何だか知らないけど、好きにはさせないわ」
「…………」
アルフェンは言わなかったが、メルの方がなぜか恐ろしく見えた。
◇◇◇◇◇◇
ガーネットの葬儀、墓参りを終えたS級たち。
奇跡的に、学園は無傷だった。生徒たちが迫りくる肉塊魔獣相手に戦ったのだ。
しばらく、学園内はその話でもちきりだった。
「オレ、あの肉塊魔獣を二十体倒したぜ!」
「あたしは校舎を守ったわ」「ぼくの召喚獣だって肉塊魔獣を倒した!」
「へへ、聞いてくれよ。あの肉塊魔獣が襲って来た時───」
と、どこもかしこも魔人戦での英雄譚を語りたがる。
確かに。野外演習で戦う魔獣とは違い、完全な戦争行為だった。生徒たちの胸に熱い火が灯り、興奮冷めやらぬというのがよくわかる。
だが、意外と知られていないのが、テュポーンの本体と戦い、もう一体の魔人フロレンティアを討伐したS級たち。
それとは別に、死亡したガーネットの後継者として、先の戦いで優れた統率力と戦闘力を見せたA級召喚士リリーシャが新たな『女教皇』に任命されたこと。これらのニュースが学園をにぎわせ、号外として新聞まで発行され国中をにぎわせた。
そんな中。授業が再開されるまで待機を命じられていたS級たちは、寮の談話室でおやつの時間───……ウィル特製のホットケーキを食べていた。
「うまい! おかわりー!」
「ったく、もっとゆっくり食えっての」
レイヴィニアに五枚目のホットケーキを焼きながら、ウィルはフライパンを巧みに操る。
女性陣も満足そうにホットケーキを食べていた。
レイヴィニアもホットケーキをガツガツ食べ、ホットケーキを三枚食べたニスロクは、床でグースカ昼寝をしていた。
「ん~おいひぃ……ウィル、あんたお母さんの才能ある!」
フェニアがそう言うと、ウィルは「ハッ」と鼻で笑った。
サフィーとアネルもすでに三枚目だ。おかわりを要求したいのだが、恥ずかしいのかウィルをチラチラ見るだけ……だが、ウィルは言う。
「チッ……失敗した。お前ら、食え」
「は、はい!」
「た、食べるよ。残しちゃ悪いしね!」
焼き過ぎたという割に、焦げ目などないし、形もまんまるで綺麗なものだ。
こういう気遣いがウィルらしい。そして、メルは皿を突き出す。
「お代わりを」
「腹黒王女サマは遠慮がないねぇ……」
「何か言いまして?」
「いーえ別に。不敬罪でクビ撥ねられたくないんで黙りますよ、っと」
ウィルはホットケーキを焼く。そして、チラッとアルフェンを見た。
すでに四枚完食したアルフェンは、紅茶を飲みながら新聞を読んでいた。
「おい」
「……」
「おい、お前」
「……ん? ああ、俺?」
「お前以外に誰がいんだよ。もう食わねぇのか?」
「ああ。お腹いっぱいだ……サンキュな、ウィル」
「フン……」
ウィルは、アルフェンを名前で呼ぶことはなかった。
やはり、あの時聞こえたのは気のせい……アルフェンはそう思いたかったが、なんとなくもう一度呼ばれてみたくなってしまう。やや期待を込めてウィルを見ると。
「んだよ。いらねぇっつっただろ。もう作んねーぞ」
「……ああ、わかった」
期待しても無駄そうだ。
紅茶を飲み欲し、新聞を読む。すると、メルが身体をねじ込んできた。
「おっ、リリーシャが新しい『女教皇』に、ダオームとキリアスがA級に昇格した記事があるわね」
「お、おい。あんまりくっつくなよ」
「なに、照れてるのかしら?」
メルはアルフェンの腕を抱き、胸を押し付けてくる。
すると、フェニアとサフィーがムスっとした。
「アルフェン、ニヤニヤすんな! あとメル、寮でそういうのは禁止!!」
「そうです!! 離れて離れて!!」
「あら怖い。刺される前に離れましょっと……ふふ、可愛いのね」
メルはスッと離れ、隣に座った。
「知ってると思うけど、リリーシャが特A級に昇格。それに伴い、リリーシャを隊長とした新たな戦闘部隊が新設されたわ。リリーシャに選抜された王国最強の戦闘部隊ってやつね」
すると、エプロンで手を拭ったウィルがキッチンから来た。そのしぐさが完全な『お母さん』であり、見ていた全員が噴き出しそうになった……が、堪えた。
そんなことにも気付かず、ウィルは言う。
「『女教皇』か……あの生意気なクソ生徒会長にそんな権力預けていいのかね」
「もちろん、よくないわ。というか……わたしの見解だと、リリーシャを任命した『審判』ガブリエルは、『仮面舞踏会』と繋がっている可能性が高い。A級の顧問になったヒルクライム叔父様、ユウグレナ叔母様も、部隊に任命されたみたいだしね」
「はぁ……そんな部隊作ってどうすんだよ」
「もちろん。この国を乗っ取るためよ」
メルはあっけらかんと言った。
あまりにも突然だったので、全員が絶句する。
「リリーシャはガブリエルの傀儡になったわ。戦力をリリーシャに集中させて、二十一人の召喚士ですら敵わない特殊部隊を設立。その総指揮権を持つガブリエル……二十一人の英雄は確かに強いけど、能力を知り尽くしているガブリエルなら対処できるはず」
「ちょ、ちょっと待てよ……そ、それって」
「そう。わたしの考え。ガブリエルは、この国を乗っ取る……クーデターを起こす可能性がある。S級に魔帝、魔人を討伐、相打ちに持ち込んで互いに消えてもらい、疲弊した国を乗っ取る……可能性は少なくない」
「マジかよ……」
「ま、可能性が高いだけ。前々からガブリエルは怪しいって思ってたの。枢機卿って立場に満足してないようだし、政治にも口挟んでくるし……っと、今のは内密にね」
メルは紅茶を一気に飲み干した。
アルフェンは新聞をもう一度見て言う。
「敵は魔帝だけじゃないのかよ……」
「今は魔帝だけでいいわ。内々のことはわたしに任せなさい。この国を牛耳るのはわたしよ。英雄だか何だか知らないけど、好きにはさせないわ」
「…………」
アルフェンは言わなかったが、メルの方がなぜか恐ろしく見えた。
25
あなたにおすすめの小説
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる