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2章 外の世界へ
サトウは頑張らないとです2
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サトウに残された時間は2日間、事実的には2日目の朝に試験だから1日半、更に睡眠時間などを考えると24時間程度しかないわ。
人を1日で騎士見習いまで鍛えるのは正直普通の遣り方じゃ無理だわ。
でも私は1日で騎士見習いの更に上にいく方法をしっている。
私は朝からリビングでアララと御茶を飲むパルムを捕まえて、加護の追加を願い出たの。
「パルム、サトウにもう1つだけでいいから加護を与えて欲しいの」
「なんなのん? 流石に私も1日で騎士に出来る加護はないわよん?」
パルムの言う通り、私は加護の力でタウリに挑んで昔、敗北を味わってる、今のタウリに生半端な加護が通じる筈ない事は十分に理解してる。
「私がお願いしたいのは召喚に関する加護よ、サトウに使い魔を与えるの」
パルムは訳がわからず首を傾げた、当然、試験では使い魔を直接戦わせたり援護をさせることは出来ない。
「意味がわからないのん? 剣を強くするなら使い魔より、剣の先生を捜すべきじゃないのん?」
「いいから、出来るの出来ないの?」
パルムは可能だと教えてくれたわ、加護に加えて、サトウには条件を幾つかの伝え、其れを想像して貰い“召喚の儀”をその場で行う。
サトウに出した条件それは。
1つ、剣の使い手である事。
2つ、同化能力を有している事。
3つ、互いに成長したいと思う事。
難しい条件に感じるけど、それはあくまでも人間の感覚ね。
事実、タウリの使い魔である水の精霊のクエンがいい例だわ、世界には人間に興味を持つ子達が沢山いるの、だから絶対にサトウに出した条件をクリアする子が現れる筈よ。
洋館の外にでたサトウは召喚の儀を行うために召喚の言葉が書かれた紙を詠唱する。
地面に書かれた魔方陣から魔力が流れ出しやがてサトウを覆い尽くすと、使い魔との契約が成立した事をサトウは私に告げたの。
「よく分からないんだけど、友達になれたみたい。次はどうするのかな?」
肝の第一段階クリアは大きいわ。
次は使い魔の確認をする事にしたの、条件をクリアしてなければ、本当に万事休すだわ。
「なら、サトウ。取り敢えず使い魔を召喚してみて、条件をクリアしてるか確かめたいの」
サトウが頷き「わかった。出てきてくれ、カリン」と使い魔の名を口にしたの。
カリンって、女の子の名前よね?
少し嫌な予感がするけど、まぁ大丈夫よね?
旋風がサトウの影から巻き上がり姿を現したサトウの使い魔。
私の目の前には、つぶらな瞳に銀色のショートヘアーで、見た目はボーイッシュといった可愛らしい女の子が見える。
「サトウ……言ったわよね? 今回は本当にアンタの人生を左右するのよ! なんで趣味に走るのよ……百歩譲って、孫かひ孫が恋しいにしても、状況を考えなさいよ!」
私はその時、サトウが趣味や寂しさから少女型の使い魔と契約したと思ってたの。
『ちょっと! アンタ誰よ、サトウから離れなさいよ』とサトウの使い魔、カリンが私を指差して声をあげたの。
取り敢えず自己紹介をしようと私がカリンの方を向いた瞬間、嫌な気配に私は1歩、身を引いたの。
その瞬間、私の服の袖が綺麗に切断されて地面に舞い落ちたの。
「なに、今の? 話し合いする前に私と喧嘩したいわけ?」
どんな方法で攻撃してきたか見えなかったけど、間違いなくカリンの仕業だと確信したわ。
勝ち誇ったように鼻高々なカリンは可愛いに似合わない悪女見たいね? お仕置きが必要かしら?
私が身構えた瞬間、サトウがカリンの頭に拳骨を落とす。
“コツンっ!”
落とされた拳骨がカリンの頭にぶつかり鈍い音がするとサトウはカリンと同じ高さまでしゃがみ込む。
まるで親子が会話するようにサトウはカリンを諭していく。
「カリン、カミルさんは凄くいい人なんだよ? 俺がカリンと出逢えたのもカミルさんのお陰なんだ。恩を仇で返すなんて絶対にいけないよ。いいね?」
少しむくれた表情を浮かべながらも、溜め息混じりに息を吐き出したカリンは私に向かって「いきなり、ごめんよ……仲直りしたいなら、してあげてもいいよ」と素直なのか素直じゃないのか分からない言葉を口にする。
「そうね、仲直りしよっか、でも服を後で縫うから付き合いなさいよ。それで仲直りってことにしましょう」
カリンは悪女と言うより、単なる問題児なんだと理解したわ。
カリンは鎌鼬の女の子で一人ぼっちになっていたのね?
3匹で狩りをする魔物で私の知る鎌鼬と違うのは、最初の1匹が相手の注意を引く劣り役になり、次にもう1匹が待ち伏せをするポイントまで誘導する。
残る1匹は周りの警戒と匂い消しが役割となるの。
最初の匂い消しが遅れると他の魔物や獲物の仲間が集まる恐れがあるらしい。
カリンは待ち伏せが役割だったらしいけど、運悪く狩りに失敗したらしいの。
エサ役の1匹が獲物にしようとした相手に追い付かれ、襲われて助けに入った匂い消し役の1匹もやられたらしいわ。
逃げろと言う合図の匂袋に気づいたカリンはその場から急いで匂いの先に向かうと仲間を食べる魔物の姿があったそうよ。
魔物を仕留めた頃には仲間は既に息絶えていて、それから一人ぼっちの日々が始まったらしいの。
カリンの能力は風を操り、刃に変える事と自身を風に変える事の出来る能力だったわ。
サトウの周りを風に変化したカリンが覆いサポートする事が可能であり、型にはまらないカリンの攻撃方は剣術に応用出来るとわかったの。
カリンの事を誤解して反省ね。でも、これなら何とか試験に合格できるわね。
人を1日で騎士見習いまで鍛えるのは正直普通の遣り方じゃ無理だわ。
でも私は1日で騎士見習いの更に上にいく方法をしっている。
私は朝からリビングでアララと御茶を飲むパルムを捕まえて、加護の追加を願い出たの。
「パルム、サトウにもう1つだけでいいから加護を与えて欲しいの」
「なんなのん? 流石に私も1日で騎士に出来る加護はないわよん?」
パルムの言う通り、私は加護の力でタウリに挑んで昔、敗北を味わってる、今のタウリに生半端な加護が通じる筈ない事は十分に理解してる。
「私がお願いしたいのは召喚に関する加護よ、サトウに使い魔を与えるの」
パルムは訳がわからず首を傾げた、当然、試験では使い魔を直接戦わせたり援護をさせることは出来ない。
「意味がわからないのん? 剣を強くするなら使い魔より、剣の先生を捜すべきじゃないのん?」
「いいから、出来るの出来ないの?」
パルムは可能だと教えてくれたわ、加護に加えて、サトウには条件を幾つかの伝え、其れを想像して貰い“召喚の儀”をその場で行う。
サトウに出した条件それは。
1つ、剣の使い手である事。
2つ、同化能力を有している事。
3つ、互いに成長したいと思う事。
難しい条件に感じるけど、それはあくまでも人間の感覚ね。
事実、タウリの使い魔である水の精霊のクエンがいい例だわ、世界には人間に興味を持つ子達が沢山いるの、だから絶対にサトウに出した条件をクリアする子が現れる筈よ。
洋館の外にでたサトウは召喚の儀を行うために召喚の言葉が書かれた紙を詠唱する。
地面に書かれた魔方陣から魔力が流れ出しやがてサトウを覆い尽くすと、使い魔との契約が成立した事をサトウは私に告げたの。
「よく分からないんだけど、友達になれたみたい。次はどうするのかな?」
肝の第一段階クリアは大きいわ。
次は使い魔の確認をする事にしたの、条件をクリアしてなければ、本当に万事休すだわ。
「なら、サトウ。取り敢えず使い魔を召喚してみて、条件をクリアしてるか確かめたいの」
サトウが頷き「わかった。出てきてくれ、カリン」と使い魔の名を口にしたの。
カリンって、女の子の名前よね?
少し嫌な予感がするけど、まぁ大丈夫よね?
旋風がサトウの影から巻き上がり姿を現したサトウの使い魔。
私の目の前には、つぶらな瞳に銀色のショートヘアーで、見た目はボーイッシュといった可愛らしい女の子が見える。
「サトウ……言ったわよね? 今回は本当にアンタの人生を左右するのよ! なんで趣味に走るのよ……百歩譲って、孫かひ孫が恋しいにしても、状況を考えなさいよ!」
私はその時、サトウが趣味や寂しさから少女型の使い魔と契約したと思ってたの。
『ちょっと! アンタ誰よ、サトウから離れなさいよ』とサトウの使い魔、カリンが私を指差して声をあげたの。
取り敢えず自己紹介をしようと私がカリンの方を向いた瞬間、嫌な気配に私は1歩、身を引いたの。
その瞬間、私の服の袖が綺麗に切断されて地面に舞い落ちたの。
「なに、今の? 話し合いする前に私と喧嘩したいわけ?」
どんな方法で攻撃してきたか見えなかったけど、間違いなくカリンの仕業だと確信したわ。
勝ち誇ったように鼻高々なカリンは可愛いに似合わない悪女見たいね? お仕置きが必要かしら?
私が身構えた瞬間、サトウがカリンの頭に拳骨を落とす。
“コツンっ!”
落とされた拳骨がカリンの頭にぶつかり鈍い音がするとサトウはカリンと同じ高さまでしゃがみ込む。
まるで親子が会話するようにサトウはカリンを諭していく。
「カリン、カミルさんは凄くいい人なんだよ? 俺がカリンと出逢えたのもカミルさんのお陰なんだ。恩を仇で返すなんて絶対にいけないよ。いいね?」
少しむくれた表情を浮かべながらも、溜め息混じりに息を吐き出したカリンは私に向かって「いきなり、ごめんよ……仲直りしたいなら、してあげてもいいよ」と素直なのか素直じゃないのか分からない言葉を口にする。
「そうね、仲直りしよっか、でも服を後で縫うから付き合いなさいよ。それで仲直りってことにしましょう」
カリンは悪女と言うより、単なる問題児なんだと理解したわ。
カリンは鎌鼬の女の子で一人ぼっちになっていたのね?
3匹で狩りをする魔物で私の知る鎌鼬と違うのは、最初の1匹が相手の注意を引く劣り役になり、次にもう1匹が待ち伏せをするポイントまで誘導する。
残る1匹は周りの警戒と匂い消しが役割となるの。
最初の匂い消しが遅れると他の魔物や獲物の仲間が集まる恐れがあるらしい。
カリンは待ち伏せが役割だったらしいけど、運悪く狩りに失敗したらしいの。
エサ役の1匹が獲物にしようとした相手に追い付かれ、襲われて助けに入った匂い消し役の1匹もやられたらしいわ。
逃げろと言う合図の匂袋に気づいたカリンはその場から急いで匂いの先に向かうと仲間を食べる魔物の姿があったそうよ。
魔物を仕留めた頃には仲間は既に息絶えていて、それから一人ぼっちの日々が始まったらしいの。
カリンの能力は風を操り、刃に変える事と自身を風に変える事の出来る能力だったわ。
サトウの周りを風に変化したカリンが覆いサポートする事が可能であり、型にはまらないカリンの攻撃方は剣術に応用出来るとわかったの。
カリンの事を誤解して反省ね。でも、これなら何とか試験に合格できるわね。
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