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3章 素敵なハニーフォレスト
湖の周りは大騒ぎです1
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照れくさくなってしまった昼食を終えた私達は午後からも畑に戻って作業を続けていたの。
「ふぅ、大体こんなもんかしらね?」
私達は広大な畑の収穫を一段落させ、残りを後日に収穫する事にしたわ。
山積みの野菜から手伝ってくれたスライム達に確りと働いた分の野菜を渡して私達は洋館へと向かって歩き出す。
途中で野菜を冷やしていた川に立ち寄った時、私は目を疑う事になったわ。
川の周りの樹木がまるで養分を吸い取られたように葉を散らし始めていたの。
私は異変に気づき直ぐに辺り一帯をマップで表示したの、そこには毒のマークが川を中心に森に伸びていたの。
「大変だわ、川から毒の反応が出てるじゃない……メルリ。今すぐにスカーと洋館に向かってッ! サトウや他の子達が井戸を使わないように伝えて」
「お嬢様、井戸もまずいと言うなら近隣の村も汚染されてしまうのでは、そうなれば、此処ら一帯は火にて消毒されてしまいますよ!」
メルリの言葉に私は必死に考えを巡らせるも焦りからいい案が浮かばない。
「いいから取り敢えずは洋館! 其処からサトウとアララ、クレレに手分けをさせて、訳を話せば直ぐに動いてくれる筈だから」
メルリは頷くと直ぐにスカーに跨がり洋館を目指して走り出す。
私は川の周りから範囲を広げマップに写し出すと川の上流に“ボス”のマークを発見したの。
「ちょっと聞いてないわよ、モーム以外に森にボスクラスが居るなんて……とにかく、上流に行かないと……」
私はその場にジュレとボス達を召喚し、デンキチ達に水の流れを塞き止めさせる事にしたわ。
『カミル! 大変……デンキチのトマトが、しなしなになってる……』
「デンキチ! 絶対に食べちゃ駄目よいいわね!」
取り敢えず忠告はしたけど、色々と不安が残るわね。
私は一人、上流に表示されたボス級の魔物に向けて動き出す。
私が凄い勢いで上流にある湖に向かっていると私の存在に気づいたのか、ボス級の反応が激しく動いているのが確認できたわ。
逃げられて身を隠されたら厄介だわ、殺りたくないけど……覚悟を決めとかないと……
「クッ……私はただ、普通に暮らしたいだけなのに……何で」
私が上流にある湖に辿り着いた時、湖の中心で水面に座り込んだ少女が黒い涙を流していたの。
透き通るような青い透明な肌に流れる黒い涙は私にホラー的な恐怖を植え付けてきたわ。
全身が透き通った姿の少女。
“アクアエレメントクイーン”だと【鑑定の瞳】で理解できたわ。
敵として戦うには厄介過ぎる相手だわ、簡単にペンネと同等くらいの力があり、体は変幻自在で周囲の精霊達も操れるし、何より場所が湖って場所がまずい……今は涙の分だけ毒が出てるみたいだけど、故意に毒を撒かれたら押さえようがないわ、つまり森が全滅する。
私の中に存在する選択肢は話し合いでの解決、そして……奇襲からの殲滅の2つになるわ。
できれば話し合いで解決したいわ、奇襲に失敗した時のリスクが高過ぎるもの。
私はバレないように茂みの中を進んでいく、マップを開いた状態にしてエレメントクイーンの様子に注意しながらの移動は正直寿命が縮む思いがしたわ。
そんな私の頭にマップから突如、警戒音が鳴り響いたの、私はマップの中心にいる筈のエレメントクイーンが消えた事に気づいて慌てた瞬間、私と重なるようにマップにボスのマークが表示されたの。
そして、私の背後から肩が掴まれたわ。
私は一瞬で心臓を鷲掴みにされたような感覚に襲われて動けなくなったわ。
「ふぅ、大体こんなもんかしらね?」
私達は広大な畑の収穫を一段落させ、残りを後日に収穫する事にしたわ。
山積みの野菜から手伝ってくれたスライム達に確りと働いた分の野菜を渡して私達は洋館へと向かって歩き出す。
途中で野菜を冷やしていた川に立ち寄った時、私は目を疑う事になったわ。
川の周りの樹木がまるで養分を吸い取られたように葉を散らし始めていたの。
私は異変に気づき直ぐに辺り一帯をマップで表示したの、そこには毒のマークが川を中心に森に伸びていたの。
「大変だわ、川から毒の反応が出てるじゃない……メルリ。今すぐにスカーと洋館に向かってッ! サトウや他の子達が井戸を使わないように伝えて」
「お嬢様、井戸もまずいと言うなら近隣の村も汚染されてしまうのでは、そうなれば、此処ら一帯は火にて消毒されてしまいますよ!」
メルリの言葉に私は必死に考えを巡らせるも焦りからいい案が浮かばない。
「いいから取り敢えずは洋館! 其処からサトウとアララ、クレレに手分けをさせて、訳を話せば直ぐに動いてくれる筈だから」
メルリは頷くと直ぐにスカーに跨がり洋館を目指して走り出す。
私は川の周りから範囲を広げマップに写し出すと川の上流に“ボス”のマークを発見したの。
「ちょっと聞いてないわよ、モーム以外に森にボスクラスが居るなんて……とにかく、上流に行かないと……」
私はその場にジュレとボス達を召喚し、デンキチ達に水の流れを塞き止めさせる事にしたわ。
『カミル! 大変……デンキチのトマトが、しなしなになってる……』
「デンキチ! 絶対に食べちゃ駄目よいいわね!」
取り敢えず忠告はしたけど、色々と不安が残るわね。
私は一人、上流に表示されたボス級の魔物に向けて動き出す。
私が凄い勢いで上流にある湖に向かっていると私の存在に気づいたのか、ボス級の反応が激しく動いているのが確認できたわ。
逃げられて身を隠されたら厄介だわ、殺りたくないけど……覚悟を決めとかないと……
「クッ……私はただ、普通に暮らしたいだけなのに……何で」
私が上流にある湖に辿り着いた時、湖の中心で水面に座り込んだ少女が黒い涙を流していたの。
透き通るような青い透明な肌に流れる黒い涙は私にホラー的な恐怖を植え付けてきたわ。
全身が透き通った姿の少女。
“アクアエレメントクイーン”だと【鑑定の瞳】で理解できたわ。
敵として戦うには厄介過ぎる相手だわ、簡単にペンネと同等くらいの力があり、体は変幻自在で周囲の精霊達も操れるし、何より場所が湖って場所がまずい……今は涙の分だけ毒が出てるみたいだけど、故意に毒を撒かれたら押さえようがないわ、つまり森が全滅する。
私の中に存在する選択肢は話し合いでの解決、そして……奇襲からの殲滅の2つになるわ。
できれば話し合いで解決したいわ、奇襲に失敗した時のリスクが高過ぎるもの。
私はバレないように茂みの中を進んでいく、マップを開いた状態にしてエレメントクイーンの様子に注意しながらの移動は正直寿命が縮む思いがしたわ。
そんな私の頭にマップから突如、警戒音が鳴り響いたの、私はマップの中心にいる筈のエレメントクイーンが消えた事に気づいて慌てた瞬間、私と重なるようにマップにボスのマークが表示されたの。
そして、私の背後から肩が掴まれたわ。
私は一瞬で心臓を鷲掴みにされたような感覚に襲われて動けなくなったわ。
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