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1章 7才以上で7才未満の召喚士。
無茶苦茶がいっぱいなんです。
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朝になり、取り敢えず部屋を静かに外に飛び出しす私。
「ふふふ、この身のこなし忍者ね」
「わかったから、朝飯にしよう、カミル」
見られた! 更に聞かれた!
何故か中庭にテーブルがあり、朝食が運ばれてくる。
ルフレとメリア、ラッペン、メルリがテーブルに座ってパンを食べている。
「実に美味しいです。この蜂蜜」
「それはワシのだ! トルル家が食べるなど赦さん」
「まぁまぁ、御父様、落ち着いてください、アナタからも言ってください」
「父さん、取り敢えず蜂蜜くらいで、あ、確かに美味しいですね」
無駄に賑やかな朝食が終わり、旅立ちの時が来た。当然ながらラッペンは反対したわ。でも、私は遣りたいことがいっぱい見つかったので、ラッペンの意見は即却下!
即、出発! と、思いきや……
「なんでアンタが居るのよ?」
そう、メルリ付いてきた。何でもトリム邸に厄介になるのは私が居たからで、私と一緒に行動を共にするとか言い出したの。
先が思いやられるわ……
「今日から私、お嬢様の世話係になりましたので宜しく御願いしますね」
お嬢様育ちがなんか言ってるわ、取り敢えず私に世話係が出来た。
「メルリ、走るわよ使い魔を出すから待ってて」
しかし、予想外にメルリには使い魔がいた。ガルーダ、怪鳥である。
メルリに「お嬢様、乗ってください」と言われ、大空へと飛び立った。
大空を飛び回る爽快感、誰もが夢見るファンタジーのみ許される体験を私は全身に風を浴びながら実感している。
直ぐに草原を越え、更にカッシュとナッツに出会った村を過ぎていく。間違いなく最高の体験だわ。
「メルリ! 森の入り口で降ろして」
私は最初に我慢して素通りした深い森の入り口に立つと両手を腰に当て笑った。
「いよいよお楽しみよ! 探索しまくるわよ」
ハイテンションで森に足を踏み入れると直ぐにマップを開く。しかし、マップにはモンスターの姿が無かったのよね。
「変ねぇ? 深い森に何で反応がないのよ」
文句を言いながら歩く私にメルリが待ったを掛け、何かの魔法を掛けた。
「メルリ、使い魔も居るのに魔法も使えるのね? 今のなに?」
「はい、私も一様、貴族でしたので、男なら騎士、女なら魔法が貴族の基本ですから、今のは魔物除けの魔法です。深い森は危ないですからね」
それが理由か……ふふふ。シャラくさいわ!
「解除魔法! 魔法解除からの敵集中魔法発動! 敵意増大魔法。さぁモンスターハウスの完成よ!」
「うわわわわ! わあぁぁぁぁ、お嬢様! ?」
一瞬の静けさ、そこから鳴り響くモンスターの足音、無数の方向から激しい雄叫びと共に現れるモンスター達の群贅は私目掛けて突進するように荒々しい姿を目の前に現してきたわ。
「来たわね! 久々にやるわよ」
驚き腰を抜かすメルリ、まぁ仕方ないか? いっぺんに数十頭のモンスターが集まったんだから。私のお目当て……いた!
「デンキチ。スカー。付き合って」
『カミル、いつも無茶し過ぎ』
『主らしいな、まったく』
デンキチとスカーを呼び出したのには訳がある。それは機動性。深い森の中は木々が生い茂ってるから、メガには悪いけど、2人の方が自由に動ける。
あと、ビッグボアも居るから……メガ達ボアは敵ならボア肉も食べるので、気にしないだろうけど……私が気にするのよね。
「お嬢様、私も戦います。ですがガルーダは森の中では、使えないので魔法支援だけになります」
「上等よ。怪我するんじゃ無いわよメルリ!」
次々に襲ってくるモンスターはボア系が大半であり、他には中級のスライムやゴブリン等である。ボアは食べれるがゴブリンとスライムは食べれないので、取り敢えず、 気絶程度のダメージを与えて寝てもらい。ボア系も食べる分以外は同様に気絶させたわ。
そして、私の捜していたモンスターと言うか精霊、樹精霊よ。
「逃がさないわ! 冷凍魔法」
地面を通し樹精霊の本体を捜しだした私が根を囲うようにして一旦冷凍魔法を中止する。
本体が樹である以上、根を凍らされればその命は尽きる。焦る樹精霊は観念したようにその場にへたれ込んだわ。
他のモンスターが邪魔しないようにデンキチ達がサポートする中、私はゆっくりと歩み寄り「仲間になって欲しくて無茶しちゃった。ごめんね」と呟くと。
『な、ウチを捕まえる為に、こんな無茶をしたの!』
うんうん。物分かりがいいみたいね。まぁ嫌だって言われたら諦めて他の子を捜すんだけど……
「で、どうかな? 嫌なら構わないけど?」
『ウチを枯れさせる気』
「別に、嫌なら仕方無いわ。他の子を捜すまでよ。でも私は貴女が来てくれたら嬉しいわ」
話をしている内に集まったモンスターの大半が逃げ出し、気絶したモンスターと樹精霊のみになっていた。
強制しない主義の私のやり方を知ってるデンキチとスカーはその場に座り話の成り行きを見守っている。
『なら、勝負しましょう! ウチが勝ったら無条件で逃がさせてもらうし、アンさんが勝ったら仲間になります。どうですか?』
私は勝負の内容を聞き即座に受ける事を決めた。
ーー勝負内容。
2つある木の実のどちらかに毒があり、毒の無い方を選べば勝ち。
用意された木の実を“鑑定の瞳”で見て即勝利。
余りの即答とそれを食べて見せた瞬間の樹精霊の驚きとその後の素敵な笑顔は最高だったわ。
樹精霊のジュレが仲間に加わり、いよいよ養蜂場が完全に稼働できるわ。
私は蜂蜜で世界を変えて見せるんだから!
「ふふふ、この身のこなし忍者ね」
「わかったから、朝飯にしよう、カミル」
見られた! 更に聞かれた!
何故か中庭にテーブルがあり、朝食が運ばれてくる。
ルフレとメリア、ラッペン、メルリがテーブルに座ってパンを食べている。
「実に美味しいです。この蜂蜜」
「それはワシのだ! トルル家が食べるなど赦さん」
「まぁまぁ、御父様、落ち着いてください、アナタからも言ってください」
「父さん、取り敢えず蜂蜜くらいで、あ、確かに美味しいですね」
無駄に賑やかな朝食が終わり、旅立ちの時が来た。当然ながらラッペンは反対したわ。でも、私は遣りたいことがいっぱい見つかったので、ラッペンの意見は即却下!
即、出発! と、思いきや……
「なんでアンタが居るのよ?」
そう、メルリ付いてきた。何でもトリム邸に厄介になるのは私が居たからで、私と一緒に行動を共にするとか言い出したの。
先が思いやられるわ……
「今日から私、お嬢様の世話係になりましたので宜しく御願いしますね」
お嬢様育ちがなんか言ってるわ、取り敢えず私に世話係が出来た。
「メルリ、走るわよ使い魔を出すから待ってて」
しかし、予想外にメルリには使い魔がいた。ガルーダ、怪鳥である。
メルリに「お嬢様、乗ってください」と言われ、大空へと飛び立った。
大空を飛び回る爽快感、誰もが夢見るファンタジーのみ許される体験を私は全身に風を浴びながら実感している。
直ぐに草原を越え、更にカッシュとナッツに出会った村を過ぎていく。間違いなく最高の体験だわ。
「メルリ! 森の入り口で降ろして」
私は最初に我慢して素通りした深い森の入り口に立つと両手を腰に当て笑った。
「いよいよお楽しみよ! 探索しまくるわよ」
ハイテンションで森に足を踏み入れると直ぐにマップを開く。しかし、マップにはモンスターの姿が無かったのよね。
「変ねぇ? 深い森に何で反応がないのよ」
文句を言いながら歩く私にメルリが待ったを掛け、何かの魔法を掛けた。
「メルリ、使い魔も居るのに魔法も使えるのね? 今のなに?」
「はい、私も一様、貴族でしたので、男なら騎士、女なら魔法が貴族の基本ですから、今のは魔物除けの魔法です。深い森は危ないですからね」
それが理由か……ふふふ。シャラくさいわ!
「解除魔法! 魔法解除からの敵集中魔法発動! 敵意増大魔法。さぁモンスターハウスの完成よ!」
「うわわわわ! わあぁぁぁぁ、お嬢様! ?」
一瞬の静けさ、そこから鳴り響くモンスターの足音、無数の方向から激しい雄叫びと共に現れるモンスター達の群贅は私目掛けて突進するように荒々しい姿を目の前に現してきたわ。
「来たわね! 久々にやるわよ」
驚き腰を抜かすメルリ、まぁ仕方ないか? いっぺんに数十頭のモンスターが集まったんだから。私のお目当て……いた!
「デンキチ。スカー。付き合って」
『カミル、いつも無茶し過ぎ』
『主らしいな、まったく』
デンキチとスカーを呼び出したのには訳がある。それは機動性。深い森の中は木々が生い茂ってるから、メガには悪いけど、2人の方が自由に動ける。
あと、ビッグボアも居るから……メガ達ボアは敵ならボア肉も食べるので、気にしないだろうけど……私が気にするのよね。
「お嬢様、私も戦います。ですがガルーダは森の中では、使えないので魔法支援だけになります」
「上等よ。怪我するんじゃ無いわよメルリ!」
次々に襲ってくるモンスターはボア系が大半であり、他には中級のスライムやゴブリン等である。ボアは食べれるがゴブリンとスライムは食べれないので、取り敢えず、 気絶程度のダメージを与えて寝てもらい。ボア系も食べる分以外は同様に気絶させたわ。
そして、私の捜していたモンスターと言うか精霊、樹精霊よ。
「逃がさないわ! 冷凍魔法」
地面を通し樹精霊の本体を捜しだした私が根を囲うようにして一旦冷凍魔法を中止する。
本体が樹である以上、根を凍らされればその命は尽きる。焦る樹精霊は観念したようにその場にへたれ込んだわ。
他のモンスターが邪魔しないようにデンキチ達がサポートする中、私はゆっくりと歩み寄り「仲間になって欲しくて無茶しちゃった。ごめんね」と呟くと。
『な、ウチを捕まえる為に、こんな無茶をしたの!』
うんうん。物分かりがいいみたいね。まぁ嫌だって言われたら諦めて他の子を捜すんだけど……
「で、どうかな? 嫌なら構わないけど?」
『ウチを枯れさせる気』
「別に、嫌なら仕方無いわ。他の子を捜すまでよ。でも私は貴女が来てくれたら嬉しいわ」
話をしている内に集まったモンスターの大半が逃げ出し、気絶したモンスターと樹精霊のみになっていた。
強制しない主義の私のやり方を知ってるデンキチとスカーはその場に座り話の成り行きを見守っている。
『なら、勝負しましょう! ウチが勝ったら無条件で逃がさせてもらうし、アンさんが勝ったら仲間になります。どうですか?』
私は勝負の内容を聞き即座に受ける事を決めた。
ーー勝負内容。
2つある木の実のどちらかに毒があり、毒の無い方を選べば勝ち。
用意された木の実を“鑑定の瞳”で見て即勝利。
余りの即答とそれを食べて見せた瞬間の樹精霊の驚きとその後の素敵な笑顔は最高だったわ。
樹精霊のジュレが仲間に加わり、いよいよ養蜂場が完全に稼働できるわ。
私は蜂蜜で世界を変えて見せるんだから!
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