婚約破棄に激怒したのはヒロイン!?

荷居人(にいと)

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その現実から逃避するように気が遠くなる前に聞こえた声は

「特例でいいよ!」

なんて何かあれば特例で許されると思ってないだろうな?と思われる陛下の呑気な声だった。それと共にもうどうにでもなれと私はついに意識を飛ばした。最初からそうすればよかったと思いながら。

後は任せました、モブ様。

そう最後の言葉を残せなかったのだけは悔やまれる。












「いや、何故!?」

目を覚ました私に待っていたのは王家の血筋に掠りもしないルーン様がこの国の王に即位したこと、そして王妃にキョーモ様がなったことの知らせなのだから。

「それが……陛下が流れ的に婚約かな?と思い特例でいいよ!と言ったところ、ルーン様が……いや今の陛下がでは、国王の座をくださいと」

せめて……せめて話を聞こうよ。陛下……ああ、もう前陛下か……。気絶する前に聞いたあれがそんなことになるなんて……。

「よく、通りましたね……」

「特例でいいよと言っちゃったし仕方ないかーと王妃と笑い声をあげながら去りました。私はエリス嬢を安静させるために医師などの手配を……」

それでいいの?それでいいのか!この国の頂点の決め方は!モブ様には本当に申し訳ないことをした。あんな場でおひとりにして……。

「次代はどうするおつもりなんでしょう……」

特例で王妃が男なんてどんな特例?そもそも男爵の子息が王位を授かるなんてどんな大出世なの?そもそもあの二人に何があってそんな結末を迎えたの?目が覚めてもなくならないカオスな状況に私は頭が痛い。

「あ、それがキョーモ様は女性だったらしく……」

「え?」

仮にも乙女ゲームじゃ攻略対象だったはずのキョーモ様が?………まあホモゲー要素もあったならもうなんでもありよね。特例で王族になるヒロインの兄がいる世界だし。はは、もう深く考えたらきっとだめなんだわ、あはは……。

「キョーモ様のお父上が、出生届けにうっかり自分の性別を書いてしまい、男子として提出してしまったそうでまあいいかと男子として育ててきたようです」

キョーモ様の父親……確か、キョーモ様の眠りぐせは父親に似たと裏設定にあったような……眠たくて間違えた?でも、まあいいかはないでしょ!?母親も止めなかったのだろうか……?

ああ、だめだめ……深く考えたらだめだとわかりながらもつい考えてしまう事案が多すぎる。しかし、おかげで私は決意できた。

「モブ様、こんなことをおっしゃりたくはなかったのですが、この国を共に出ませんか?」

「エリス嬢とご一緒ならどこへでもついていきます。それに隣国のツッコミ国はここよりまともかと」

もはや国名ぐらいで揺らぐ私ではない。後日私たちは婚約が認められながらも駆け落ち同然で国を出た。ツッコミ国はおかしなことをすぐ指摘してくれとても安心できるいい場所。

ただ、悩みは……

「なんでやねん!」

「それがなんでやねん!」

ツッコミにツッコミを入れる。ツッコミし続けないと死ぬ病気かというほどにうるさい住民たちが多すぎることだろうか。

「どっちがマシかしら」

「足して二で割ればマシになりますかね」

私たちの未来はまだまだ前途多難なようです。

おわりカオス




あとがき
最後までカオスでした。あなたならどちらの国を選びますか?ボケ国?ツッコミ国?

こんなカオス作品最後まで読んでいただいた方々ありがとうございます!
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感想 65

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みんなの感想(65件)

みんと
2025.01.11 みんと

最後までKAOSUwwww

2025.01.11 荷居人(にいと)

気がつけばカオスってましたw

解除
2024.04.12 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2024.04.16 荷居人(にいと)

名前シリーズついやってしまうんですわw

解除
2024.02.19 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2024.02.19 荷居人(にいと)

一気読みありがとうございます!

解除

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