弟が兄離れしようとしないのですがどうすればいいですか？～本編～

22※微エロ注意

男のモノを加えるのって抵抗あるかもしれない。そう考えなかったわけではないが、弟のだと……龍のモノだと思うと寧ろ自然と口の中に含んでいた。口に含めばより大きさを実感して愛しく思えてしまう俺はそれだけ龍を想う気持ちが大きいのだろう。

「ん………ふ……っ」

龍が俺に舐められて感じる姿に調子に乗って出てくる汁すら舐めとって龍を見上げながらしゃぶる。もっともっと色んな龍を見たいと渦巻く欲は計り知れない。

「ひも、ちぃきも、ちぃ？」

「だ、から……っ！しゃべ……んぅっ」

「んくっ」

加えながら喋ってたのが止めとばかりに出されるどろりとしたもの。急な勢いに飲み切れず龍のモノから離れれば口に入りきらなかったものが僅かに顔へかかる。

「に、さん……っはぁ……ご…めんっ」

口は謝りながら龍は自分がどんな表情をしているのか、自分で理解できていないのだろうか？頬を赤らめご満悦とばかりに微笑みながら、瞳は俺から逸れることなくぎらぎらと輝いて……それはまるで獲物を逃がさないとばかりに瞳だけで俺を縛りつけるかのようだ。

「……っん、いいよ」

その龍の様子に恐怖どころか寧ろぞくぞくとした込み上げる何かは決して不快なものではない。ごくりと味わって龍の口に出された精液を飲み、顔についた精液すら指で掬い舐めとる。その間視線を外してみても龍の離れない視線を痛いほど感じて思わず笑いそうになるが、必死にそれを抑えて精液がついていた自らの指をしゃぶりにしゃぶった。

残る味すらもったいないと龍のモノを口にしたときのように入念に。ごくりと龍が唾を呑む音を聞き逃さず龍に見られたい……そんな欲を満たすようにそれを続けて空いた手で自分のモノを取り出す。

「りゅ、う……」

「兄さん、だめだよ……僕が、僕がする……僕がしたい」

「だめ、だ……そこで座って……っ見てろ」

「なんでなんでなんでなんでなんで……！」

龍から笑みが消え絶望したとばかりに顔を真っ青にさせる龍は今にも暴れだしそうだ。それが俺のせいだと思うと浮き足だってしまうような気持ちになる俺は最低かもしれない。とはいえ、別に拘束されてるわけでもない龍は俺の言う通りにする必要もないわけだが。

でも龍が俺の言うことには逆らわないと思って出た言葉なのだから益々最低だな俺は、なんて思う。

「う、そ……触ってくれよ」

「あ……あ……」

「泣くなよ、意地悪して悪かった」

龍がしゃがまなくていいように、ふらふらとした足取りで間抜けながらもズボンと下着を脱いで立ち上がった俺がベットに上ればぼろぼろと涙を流し出す龍に、さすがに罪悪感が募る。俺に拒否られただけでこれなのだから兄離れのトラウマはまだまだ癒えないかもしれないと。

でもその意味は俺が信用されてないとも言える。悲しいがこればかりは自業自得だ。

「兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん……！」

「ちょ……っ！」

しかしながら随分不安を煽ったのだろう。あまり無理はさせられないというのに龍は自分の体を気遣うことなく俺へのし掛かるようにして俺を押し倒した。