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第7章
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「ご迷惑をおかけしました!」
大きな声で言うと同時に深く頭を下げた。
卒業式まで数ヶ月となり、ただでさえ時期執行部への移行で忙しくなる時期だ。しかもイレギュラーなパーティの準備まで加わって生徒会執行部は慌ただしい日々を過ごすことになる。
そんな大変な時期に実務を預かる身で何日も休むとは自己管理も甘さを指摘されてもおかしくはない。大体、私は学生とはいえ官吏なのだから。
ただ、優しい人達が私を責めることはないから。だからこそかえって申し訳なさが増幅するし、居た堪れなさがすごい。
今だって大仰に謝罪する私に向ける3人も視線は温かい。
「そんなことよりリディアの体調は大丈夫?こんなに体調を崩す事なんて今までなかったから心配したのよ」
「さぼったならまだしも、体調不良を謝る必要はない。完治していないのに登校したのなら謝罪ものだが」
「気にすることはありませんよ。それより授業の遅れは大丈夫ですか?」
三者三様ではあるもののどれも私を気遣う優しい言葉達で、私は下げた頭をさらに深くした。
「体調はもう大丈夫です。授業もクラスの友人がノートを取ってくれたのでカバー出来ます」
しっかりと言い切って自分のデスクに向かうと書類を広げる。休んだ間に出来なかった仕事をサクサクとこなすのだと勢い込んだのに、向かいからのびた大きな手がそれをパタンと閉じてしまった。
「今日は仕事は禁止だ。早く帰れ」
「ですがっ!」
「命令だ。帰って休め」
アイスブルーの瞳に真っ直ぐに見つめられて反論は出来ない。
「ーーーはい」
小さく返事をして書類を元通りにしようとして気付いた。
「これ……」
「ああ。私に分かる範囲のものだけは処理しておきました。と言ってもたいした量はしてありませんが。何か間違えていましたか?」
「いえ。ーーーありがとうございます」
私の戸惑いに反応したロランさんにお礼を言ってそそくさと退出した。先輩が何か言いたげにしていたのが視界の端に映ったが、それにも気付かぬフリで。だってあまり長居すると情けない顔を見られてしまいそうだったから。
「最近、ダメね。病って気持ちも弱くするって本当だわ」
自分がいなくても支障がない仕事も、自嘲気味の台詞も。誰にも知られずに消えてしまう前にここから離れないと。
泣き出しそうになるのを必死に堪えて、帰宅を急いだ。
大きな声で言うと同時に深く頭を下げた。
卒業式まで数ヶ月となり、ただでさえ時期執行部への移行で忙しくなる時期だ。しかもイレギュラーなパーティの準備まで加わって生徒会執行部は慌ただしい日々を過ごすことになる。
そんな大変な時期に実務を預かる身で何日も休むとは自己管理も甘さを指摘されてもおかしくはない。大体、私は学生とはいえ官吏なのだから。
ただ、優しい人達が私を責めることはないから。だからこそかえって申し訳なさが増幅するし、居た堪れなさがすごい。
今だって大仰に謝罪する私に向ける3人も視線は温かい。
「そんなことよりリディアの体調は大丈夫?こんなに体調を崩す事なんて今までなかったから心配したのよ」
「さぼったならまだしも、体調不良を謝る必要はない。完治していないのに登校したのなら謝罪ものだが」
「気にすることはありませんよ。それより授業の遅れは大丈夫ですか?」
三者三様ではあるもののどれも私を気遣う優しい言葉達で、私は下げた頭をさらに深くした。
「体調はもう大丈夫です。授業もクラスの友人がノートを取ってくれたのでカバー出来ます」
しっかりと言い切って自分のデスクに向かうと書類を広げる。休んだ間に出来なかった仕事をサクサクとこなすのだと勢い込んだのに、向かいからのびた大きな手がそれをパタンと閉じてしまった。
「今日は仕事は禁止だ。早く帰れ」
「ですがっ!」
「命令だ。帰って休め」
アイスブルーの瞳に真っ直ぐに見つめられて反論は出来ない。
「ーーーはい」
小さく返事をして書類を元通りにしようとして気付いた。
「これ……」
「ああ。私に分かる範囲のものだけは処理しておきました。と言ってもたいした量はしてありませんが。何か間違えていましたか?」
「いえ。ーーーありがとうございます」
私の戸惑いに反応したロランさんにお礼を言ってそそくさと退出した。先輩が何か言いたげにしていたのが視界の端に映ったが、それにも気付かぬフリで。だってあまり長居すると情けない顔を見られてしまいそうだったから。
「最近、ダメね。病って気持ちも弱くするって本当だわ」
自分がいなくても支障がない仕事も、自嘲気味の台詞も。誰にも知られずに消えてしまう前にここから離れないと。
泣き出しそうになるのを必死に堪えて、帰宅を急いだ。
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