男は休憩も許されぬ身体を独房の中でくねらせる

五月雨時雨

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男は休憩も許されぬ身体を独房の中でくねらせる

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黒革の本体に輪状の金属が取り付けられている開口具を装着された閉じられない口から飲み込めない唾液と共に許しを請う呻きを零しても、求める慈悲は与えられない。自らの身体を抱き締めているような状態を腕に強いりそこから抜け出せないよう幾本もの黒革のベルトを用いて腕の動きを完全に封じる白色の拘束服を着せられた上半身をよじらせ、一本の棒の両端に黒革の枷があてがわれている拘束具によって肩幅に開かされたまま閉じることを禁じられた足を必死にもがかせても、男は自分を嬲る苦悶から離れられず、黒い首輪から伸びた鎖を引いて自分を連行する男からも逃れられない。
手足の自由を奪われ、言葉を取り上げられた男はもう、前を歩く男の思い通りに建物中を歩かされるだけの存在だ。隠したくても隠せない尻穴に押し込まれた釣り針状の張型と拘束服の背面を鎖で遊び無く繋がれ、自分の為に作られた無慈悲な白い機械によって無防備にさらけ出された男根を隙間無く包み込まれた男は不自由な足での歩行を強制される度に張型の表面に生えたイボで柔らかな腸壁を掻き毟られながら、男根を襲う機械の振動に屈して望まぬ絶頂へと押し上げられるしか無い。
あらゆる行動を制限され、悦楽と歩行が織りなす地獄からの脱出を不可能にされた男は、甘い苦悶と強まる一方の疲弊によって己の罪を償わされるしか無い。独裁者である国王に反旗を翻し、仲間と共に国家に逆らう重罪人として捕らえられた哀れな男は、非道な王に付き従う看守の男に鎖を引かれながら謂われ無き罪を為す術無くその身で償わされるしか無いのだ。

「はっ、はぉ、あっ、あぉぉ!」

ほんの数日前まで理不尽な仕打ちに対しての怒りを燃やしていた瞳から大粒の涙を零し、反抗の叫びを発していた口から哀願に染まった惨めな鳴き声を上げ、決して快楽などに流されはしないと一生懸命に絶頂を堪えていた男根を断続的な絶頂へと導かれみっともなく淫らな体液を収容所の廊下に滴らせている惨めな男。仲間達が閉じ込められている独房の前を通らされても羞恥を抱けぬばかりかその事実に気付くことすら出来ず、じょじょに、しかし確実に淫らな物へと作り変えられていく己の肉体に怯えながら甘い苦痛からの解放を情けなくねだり続ける無様な反逆者の男。
そんな男が示す誇りを捨てた懇願の一切を無視し、背後から聞こえる滑稽な喘ぎと右手に握った鎖にも伝わってくる絶頂がもたらす愉快な痙攣を堪能しながらよがり狂う男を淡々と歩き回らせた看守の男は、数え切れない程の絶頂と歩行の疲労によって憔悴しきった男を嘲笑いつつ独房の鍵を開け、尊大な態度で命令を下した。

「入れ」
「はぉ、はくっ……あぉぅ」

たった一言の短い命令。その命令を受け入れる以外の選択肢を没収された男は、荒い呼吸を繰り返し縛められた肉体を激しく震わせながら、自らに与えられた独房へと戻っていく。その独房への帰還が、休憩の始まりではなく真の地獄の始まりを意味する物だと理解していても、王に捕らわれ心と身体を支配された男は無抵抗に独房へと戻り、看守の男が首輪の鎖を扉横の格子へと南京錠を用いて結んだのちに背面に回って尻穴を満たす張型を残酷に操作し出しても絶望に打ちひしがれながら大人しく待ち、操作を終えて独房を出た看守が告げる今日の地獄を凍り付いた表情で受けとめた。

「今日お前が散歩中に絶頂した回数は百二十五回、従って、張型の駆動時間は百二十五分だ。今から十分後に駆動が開始するから、百二十五分間前と後ろでしっかりイって、反省をしていろ。もし勝手に座ったり失神したりしたら……分かっているな?」
「あ、えおぉっ……!!」

今から十分後に尻穴を満たした器具が作動し、歩かされている最中に堪えきれずに迎えた絶頂回数と同じ分数男根と一緒に尻穴をいたぶられる。すでに吐き出す体液を失っている男根と連日の苛烈な責めで雌へと堕とされた尻穴を一度に蹂躙されながらイきまくらされる拷問に対して男の心は拒絶を抱くが、以前に加えられた罰を遠回しに提示された男は嫌だの意思を示す前に潰され、拒否とは真逆の肯定を表わす唸りを閉じられない口から力無く漏らした。

「よろしい。それでは、私は他の囚人を散歩させに行く。定期的にここを通るから、下手に休もうとするんじゃないぞ?」

一方的に言い、扉の鍵を確認し直して歩き去る看守の背中を涙に潤んだ瞳で見つめながら、男は無理矢理に歩かされる仲間を見せられることへの憂鬱ともうすぐ激しい振動を開始する尻穴の張型への恐れを膨らませつつ、楽な姿勢を取ることも禁止された裸体を独房の中で苦しげにくねらせていた。
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