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第十二章 黒竜、再び王都へ行く
第二話 そして王都へ(上)
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黒竜シェーラは、マリアンヌの王都行きに付いていくと言って聞かなかった。
やむを得ず、リヨンネとキースはシェーラも連れていくことにした。
連れていかないと言ってシェーラを置いていき、後からシェーラが王都へ勝手にやって来ることの方が、被害が大きそうであったからだ。
王都へ行くにあたって、リヨンネは黒竜シェーラに約束させた。
「いいですか、シェーラ。騒動は起こしてはなりませんよ。マリアンヌ様は妊娠中です。それにマリアンヌ様はその正体を隠して王都へ行くことになるのです。騒動を起こしてしまえばマリアンヌ様が大変なことになります。騒動を起こさないと約束して下さい」
「……分かっているわよ。約束するわ」
素直にシェーラは頷いて同意した。
それから、マリアンヌとシェーラ、キースとリヨンネは王都の屋敷に滞在するための準備を慌ただしく始めた。マリアンヌの母であるマルグリッド妃から送られてきた服や家具などについてはすでに王都の屋敷に送ってあり、ちゃんと整理していた。王都の家はカーテンがかけられ、壁紙も新調され、庭も綺麗に人の手が入り、いつでもマリアンヌ達を迎え入れられるようにしている。
この頃になると、マリアンヌのお腹も少しふっくらとしてきた。胸もふくらみ、体全体が柔らかな丸みを帯びている様子がある。人間の赤子を身籠っているマリアンヌに興味津々の黒竜シェーラは、マリアンヌの許しを得て時々お腹に触れさせてもらっていた。
シェーラは嬉しそうにそっとマリアンヌのお腹に触れて、二人の女達は顔を見合わせてその成長を喜んでいた。
幸いなことに、マリアンヌは妊娠しても体調には大きく変化はないようであった。つわりもなく過ごせていた。彼女は金髪を長く伸ばしていた。王都へ行くにあたり、マリアンヌの髪をシェーラは魔法で茶色く染めさせ、その白く整った顔には、これまた魔法でそばかすを散らした。一見してマリアンヌ姫だと分からなくさせるためだ。
そして王都行きの日、黒竜シェーラがその背にマリアンヌとリヨンネ、キースを乗せて行くことになった。青竜エルハルトは黒竜シェーラと言い合った後、自分の巣穴に戻ってしまって、すっかり姿を見せなくなっていた。
どうやらヘソを曲げてしまったようだ。
なんやかんや、黒竜シェーラと青竜エルハルトは仲が良かった。
リヨンネの目から見ても、二人は言い合いをしながらも互いのことを尊重するようなところがあった。王都へ出発するまでの間、二頭の竜達には仲直りして欲しかったが、エルハルトが姿を見せないとなると仲直りも簡単にはいかない。
「エルハルトに挨拶したかったんですが」
リヨンネがそう言って残念そうな顔をしながら、マリアンヌの手に上着を渡す。マリアンヌは上着をまとっていく。
シェーラは腕を組んで「ふん」と言いながらも、北方の険しい山の方角を金色の目でじっと見つめていた。
どうやらそちらに青竜エルハルトの巣があるようだ。
「狭量な竜だから仕方ないわよ」
「エルハルトは狭量ではないと思うんですが。……シェーラを受け入れていますし」
「何か言ったかしら!?」
キッと金色の目を吊り上げて、また黒竜シェーラがリヨンネを睨みつけてくる。
キースが「藪蛇になりますよ」と言って、リヨンネの袖を引っ張っていた。
そう。
竜達の中で青竜エルハルトだけが黒竜シェーラを受け入れていた。
一緒にこの竜騎兵団の拠点の建物で過ごしていたし。一緒にお喋りをして酒を酌み交わしたりもした。シェーラの趣味(人間達の恋愛小説好みや、可愛いもの、綺麗なものを集めること)についても、呆れたように見ながらも文句を口にすることはなかった。ある意味、シェーラを受け入れる度量の広い竜ではないかとリヨンネはむしろ思っていた。
それに、今回の王都行きに反対したことだって、おそらく黒竜シェーラの身を案じてのことだろうと思う。この山間で暮らし続けている方が、シェーラにとって安全なことは確かなのだ。
「まぁ、後で仲直りの方法を考えましょう」
リヨンネはそう言って、マリアンヌが手袋をはめ、目にはゴーグルをつけ、しっかりとした上着を身に羽織ったことを確認している。それから黒竜シェーラは、一瞬で人間の女の姿から、黒い鱗を輝かせた大きな竜の姿に変わった。
四頭いる“古竜”の一角であるシェーラは、その全身が黒い鱗に覆われていた。禍々しいほどの漆黒の竜である。そしてその両眼は金色をしていた。だが、マリアンヌは恐れることなくその竜の身に手を這わせ、言った。
「シェーラさん、宜しくお願いします」
「任せて頂戴」
シェーラは、竜に化身しても人語を話すことが出来た。女の声が真っ黒く大きな竜の口から流れることが不思議である。シェーラは、その背にリヨンネ、マリアンヌ、キースが乗れるように身をかがめる。リヨンネがまず最初に乗り、マリアンヌの手を掴んで引き上げ、キースがマリアンヌの身を押し上げていた。
「絶対に私の腰から手を離さないようにして下さいね」
マリアンヌを真ん中に、リヨンネが前、キースがその後ろに座る。リヨンネは自分の後ろに座ったマリアンヌにそう注意をしていた。
「私はマリアンヌを落とさないわよ。ゆっくりと飛ぶわ」
その言葉通り、黒竜シェーラは背中に乗る人間達を気遣い、ゆっくりと身を起こし、そしてふわりと羽ばたいた。
「時間がかかってもいいのでしょう?」
そう尋ねるシェーラに、リヨンネは頷いた。
実際、空へ飛び立つシェーラは非常に慎重にゆっくりと飛んでいる。
黒竜の気遣いに、リヨンネはまた呟くように言っていた。
「本当にシェーラは………………立派になりましたね」
「ふん。何を言っているの。私は昔から立派な竜よ!!!!」
いやいやいやいや。
テリトリーを侵した竜をトカゲに変えたり、竜騎兵団長に“不能”の呪いを掛けたり、やりたい放題だったと思う。
こうして人の身を思いやった行動など、今までは見られなかった。
でも、シェーラは変わったのだ。
皆と出会い、過ごしている中で、彼女は成長したのだと思う。
「なんとなしに、親のような気持ちになりますね」
思わずしみじみと言うリヨンネ。出会った当初は話も通じないのではないかと思っていた黒竜である。
「…………リヨンネ、お前は何を言っているのかしら」
シェーラの金色の瞳に剣呑な光が浮かぶ。慌ててリヨンネは「いえいえ、本当に立派になったと。シェーラは素晴らしい竜だと言っているだけです」と誤魔化し、シェーラに睨まれていたのだった。
やむを得ず、リヨンネとキースはシェーラも連れていくことにした。
連れていかないと言ってシェーラを置いていき、後からシェーラが王都へ勝手にやって来ることの方が、被害が大きそうであったからだ。
王都へ行くにあたって、リヨンネは黒竜シェーラに約束させた。
「いいですか、シェーラ。騒動は起こしてはなりませんよ。マリアンヌ様は妊娠中です。それにマリアンヌ様はその正体を隠して王都へ行くことになるのです。騒動を起こしてしまえばマリアンヌ様が大変なことになります。騒動を起こさないと約束して下さい」
「……分かっているわよ。約束するわ」
素直にシェーラは頷いて同意した。
それから、マリアンヌとシェーラ、キースとリヨンネは王都の屋敷に滞在するための準備を慌ただしく始めた。マリアンヌの母であるマルグリッド妃から送られてきた服や家具などについてはすでに王都の屋敷に送ってあり、ちゃんと整理していた。王都の家はカーテンがかけられ、壁紙も新調され、庭も綺麗に人の手が入り、いつでもマリアンヌ達を迎え入れられるようにしている。
この頃になると、マリアンヌのお腹も少しふっくらとしてきた。胸もふくらみ、体全体が柔らかな丸みを帯びている様子がある。人間の赤子を身籠っているマリアンヌに興味津々の黒竜シェーラは、マリアンヌの許しを得て時々お腹に触れさせてもらっていた。
シェーラは嬉しそうにそっとマリアンヌのお腹に触れて、二人の女達は顔を見合わせてその成長を喜んでいた。
幸いなことに、マリアンヌは妊娠しても体調には大きく変化はないようであった。つわりもなく過ごせていた。彼女は金髪を長く伸ばしていた。王都へ行くにあたり、マリアンヌの髪をシェーラは魔法で茶色く染めさせ、その白く整った顔には、これまた魔法でそばかすを散らした。一見してマリアンヌ姫だと分からなくさせるためだ。
そして王都行きの日、黒竜シェーラがその背にマリアンヌとリヨンネ、キースを乗せて行くことになった。青竜エルハルトは黒竜シェーラと言い合った後、自分の巣穴に戻ってしまって、すっかり姿を見せなくなっていた。
どうやらヘソを曲げてしまったようだ。
なんやかんや、黒竜シェーラと青竜エルハルトは仲が良かった。
リヨンネの目から見ても、二人は言い合いをしながらも互いのことを尊重するようなところがあった。王都へ出発するまでの間、二頭の竜達には仲直りして欲しかったが、エルハルトが姿を見せないとなると仲直りも簡単にはいかない。
「エルハルトに挨拶したかったんですが」
リヨンネがそう言って残念そうな顔をしながら、マリアンヌの手に上着を渡す。マリアンヌは上着をまとっていく。
シェーラは腕を組んで「ふん」と言いながらも、北方の険しい山の方角を金色の目でじっと見つめていた。
どうやらそちらに青竜エルハルトの巣があるようだ。
「狭量な竜だから仕方ないわよ」
「エルハルトは狭量ではないと思うんですが。……シェーラを受け入れていますし」
「何か言ったかしら!?」
キッと金色の目を吊り上げて、また黒竜シェーラがリヨンネを睨みつけてくる。
キースが「藪蛇になりますよ」と言って、リヨンネの袖を引っ張っていた。
そう。
竜達の中で青竜エルハルトだけが黒竜シェーラを受け入れていた。
一緒にこの竜騎兵団の拠点の建物で過ごしていたし。一緒にお喋りをして酒を酌み交わしたりもした。シェーラの趣味(人間達の恋愛小説好みや、可愛いもの、綺麗なものを集めること)についても、呆れたように見ながらも文句を口にすることはなかった。ある意味、シェーラを受け入れる度量の広い竜ではないかとリヨンネはむしろ思っていた。
それに、今回の王都行きに反対したことだって、おそらく黒竜シェーラの身を案じてのことだろうと思う。この山間で暮らし続けている方が、シェーラにとって安全なことは確かなのだ。
「まぁ、後で仲直りの方法を考えましょう」
リヨンネはそう言って、マリアンヌが手袋をはめ、目にはゴーグルをつけ、しっかりとした上着を身に羽織ったことを確認している。それから黒竜シェーラは、一瞬で人間の女の姿から、黒い鱗を輝かせた大きな竜の姿に変わった。
四頭いる“古竜”の一角であるシェーラは、その全身が黒い鱗に覆われていた。禍々しいほどの漆黒の竜である。そしてその両眼は金色をしていた。だが、マリアンヌは恐れることなくその竜の身に手を這わせ、言った。
「シェーラさん、宜しくお願いします」
「任せて頂戴」
シェーラは、竜に化身しても人語を話すことが出来た。女の声が真っ黒く大きな竜の口から流れることが不思議である。シェーラは、その背にリヨンネ、マリアンヌ、キースが乗れるように身をかがめる。リヨンネがまず最初に乗り、マリアンヌの手を掴んで引き上げ、キースがマリアンヌの身を押し上げていた。
「絶対に私の腰から手を離さないようにして下さいね」
マリアンヌを真ん中に、リヨンネが前、キースがその後ろに座る。リヨンネは自分の後ろに座ったマリアンヌにそう注意をしていた。
「私はマリアンヌを落とさないわよ。ゆっくりと飛ぶわ」
その言葉通り、黒竜シェーラは背中に乗る人間達を気遣い、ゆっくりと身を起こし、そしてふわりと羽ばたいた。
「時間がかかってもいいのでしょう?」
そう尋ねるシェーラに、リヨンネは頷いた。
実際、空へ飛び立つシェーラは非常に慎重にゆっくりと飛んでいる。
黒竜の気遣いに、リヨンネはまた呟くように言っていた。
「本当にシェーラは………………立派になりましたね」
「ふん。何を言っているの。私は昔から立派な竜よ!!!!」
いやいやいやいや。
テリトリーを侵した竜をトカゲに変えたり、竜騎兵団長に“不能”の呪いを掛けたり、やりたい放題だったと思う。
こうして人の身を思いやった行動など、今までは見られなかった。
でも、シェーラは変わったのだ。
皆と出会い、過ごしている中で、彼女は成長したのだと思う。
「なんとなしに、親のような気持ちになりますね」
思わずしみじみと言うリヨンネ。出会った当初は話も通じないのではないかと思っていた黒竜である。
「…………リヨンネ、お前は何を言っているのかしら」
シェーラの金色の瞳に剣呑な光が浮かぶ。慌ててリヨンネは「いえいえ、本当に立派になったと。シェーラは素晴らしい竜だと言っているだけです」と誤魔化し、シェーラに睨まれていたのだった。
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