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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第二章 黄金竜の雛の番
第二十七話 誰かの影
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黄金竜ウェイズリーは、若く美しいユーリスに恋人がいないことには内心とても喜んでいた。
(私の番は、私と出会うことが運命だったのだ。だからこれまで恋人がいなかったのだ)
そう都合よく思っている。いつもユーリスに甘く鳴いて、抱きついているウェイズリー。
最近ではユーリスもウェイズリーをよく可愛がってくれていて、頭の上になど優しく口づけを落としてくれる。
下宿で子供姿になったウェイズリーは、唇を突き出して「口にしてくれても良いのだぞ」とアピールすると、ユーリスは乾いた笑い声を上げて、また本を持ち出して、コンコンコンコンとウェイズリーの金髪頭を叩くのだ。
親愛の情としてキスはしてくれるが、恋人のそれはするつもりはないらしい。
ちょっと不満である。
それでも、最初の出会った頃と比べれば、随分とユーリスはウェイズリーに対して優しくなったと思う。
最初の頃は「山に帰す」「雛は育てられない」「私の手には負えない」と言って、とにかくウェイズリーを手放すことしか考えておらず、存在を拒絶するばかりだったからだ。もちろん、最近でも「木箱に詰めて北方の竜騎兵団の叔父さんに送る」と言われたこともあった。でも優しいユーリスは、実際にはそんなことをしなかった!!(ウェイズリーが泣いてすがって「いやだ」と頼んだせいでもある)。
そんなユーリスだけど、ウェイズリーは少し気が付いていた。
恋人のいないユーリス。
誰の手も拒絶するユーリス(実際、何度となく男達に誘われても、ユーリスはやんわりと断っていた)。
その彼が、時々であるけれど、ひどく寂しそうな表情を見せるのだ。
「どうしたのか」と尋ねると、ユーリスはパッと表情を変えてしまう。
そんな風に寂しそうにしている理由を教えてくれない。
胸にしがみつくウェイズリーの頭を撫でながらも、どこかぼんやりとした顔でいる。
ユーリスの想いは遠く彷徨っている。
ある時、ウェイズリーは、子供の姿に変わり、そしてユーリスが風呂に入っている隙に、護衛のゲランへ尋ねることにした。本当はユーリスと一緒にお風呂に入ることが大好きなウェイズリーは、その機会を逃すことが心底残念であったが、我慢した。
ウェイズリーが黄金竜の雛であるとその正体を知るゲランと一緒ならば良いと、ユーリスは一人下宿の浴室に入り、下宿の一階の入口の部屋で、ゲランとウェイズリーはユーリスが出てくることを待っている状態になった。
さっそくウェイズリーはゲランに尋ねた。
「ユーリスは時々寂しそうなのだ。お前はその理由を知っているのか?」
問いかけに、ゲランは眉を寄せて答える。
「ユーリス様のプライベートは話せない。自分でユーリス様に聞いてみろ」
理由を知っているが、それをユーリス様の飼っている黄金竜の雛に自分が勝手に話してはならないと、真面目に考えているゲランである。
当然、ウェイズリーは唇を尖らせていた。こういう表情が本当に子供っぽい。
「ユーリスは教えてくれなんだ。だから、お前に尋ねているのだ」
「お前には教えたくないということだろう」
ゲランは、五年前にユーリスの護衛の任務を引き受けた時、ユーリスが王国の五番目の王子の後を追わぬよう見張る命令も受けていた。五年前、ユーリスとその王子は恋仲であった。だが、その王子は国を出奔している。
よほどユーリスは、その王子のことが好きだったのだろう。
それ以来、彼はモテるはずなのに恋人の一人も作っていなかった。どんな誘いを受けても、一度として誘いに乗ることがないユーリス。身を固く守っている。
教えてくれないゲランに対して、ウェイズリーは腹が立った。
いっそのこと、金色の芽を使って、このゲランの心を暴いてしまおうかと思った。
そうすれば、ユーリスが寂しい様子を見せるその理由も分かる。
だが、人の心は繊細で、金色の芽を使って暴くとなると、心に傷がついたり、記憶の混乱の原因になる可能性がある。
ユーリスの護衛として非常に有能なゲランの心に傷をつけることには、ウェイズリーも抵抗があった。
「うむむむ」
ウェイズリーが、金色の芽を使うか、使うまいか悩んでいるうちに、ユーリスが浴室から上がって来た。濡れた髪を拭きながら、ゲランに声をかける。
「ウェイズリーを見てくれてありがとう」
それにゲランは片手を挙げて答えると、下宿のドアを開けてさっさと帰ってしまった。
わざわざ彼は、普段ならユーリスを下宿に送り届けて自分の自宅へ帰るところ、そうせずに、人の子供姿をとるウェイズリーの面倒を見てくれていたのだ。
「急いで上がって来たのだけど、待ったかい」
ユーリスがいつもよりも早く浴室から出てきたことを知って、内心ウェイズリーは失敗したと思った。
ゲランにしつこく尋ねる時間もなかったわけだ。
「全然、待たなかった」
「風呂が大好きな君にしては珍しく、風呂に入らないと言うなんて。具合でも悪いのかい」
ユーリスの白い手が、子供姿のウェイズリーの額に当てられる。
「熱はないみたいだけど」
「熱などない。私は元気だ」
「そうなのか。それならば良いけれど」
ユーリスはウェイズリーの手を引いて、自分の部屋がある三階への階段を上っていく。軋む階段をゆっくりとウェイズリーの歩調に合わせて、気遣いながら上がってくれる。
部屋に入ると、ウェイズリーはいつものように寝台に座り、ユーリスに言った。
「ユーリスは、私といると楽しいか?」
「ああ、君といると楽しい」
ウェイズリーの寝間着を引き出しから取り出しながら、ユーリスは言葉を続ける。
でも、彼はそうも言いながらも、時々、ひどく寂しそうな顔を見せる。
その寂しさを自分が埋められないことに、ウェイズリーは悔しさを覚えていた。
「私は早く大人になって、ユーリスを守りたい」
ユーリスが寂しくないように、ずっとそばにいて、彼を守っていきたい。
「子供のままでいて欲しいと言っただろう」
大人の姿になってしまったら、大変だと笑いながら言って、ユーリスが、寝間着をウェイズリーに差し出した。その手をグイと掴んで、ウェイズリーはユーリスを寝台の上に押し倒す。のしかかる子供のウェイズリーを見返してくるユーリス。
「ウェイズリー」
「私は早く大人になりたいのだ」
以前、一瞬で魔法の力で大人になれると言っていたウェイズリー。
それを「子供の姿のままでいてくれ」と頼んだユーリス。
ウェイズリーは身体的なことだけではなく、ユーリスから精神的に頼られる存在になりたかった。
今の自分は、ただ可愛がられているだけの存在。ユーリスの寂しさを少しだけ紛らわせることの出来る軽い存在。ぜんぜん、足りないのだ。
「ユーリス。お前はどうしたら、私のことを好きになってくれるのか?」
切なげに見つめてきて、ユーリスの頬に優しく口づけを落とすウェイズリー。
ユーリスはウェイズリーの頭を撫でた。
「今も好きだよ」
その「好き」はウェイズリーの求める「好き」ではない。
そのことを、ウェイズリーはすぐに分かった。
でも、それだけのことでも、番の言葉に嬉しいと思ってしまう。自分はどうしようもなく、番に夢中なのだ。
彼は、いったいどうしてそんな寂しそうにするのか。
その寂しさを埋めるにはどうすればいいのか、まだウェイズリーには分からなかった。
(私の番は、私と出会うことが運命だったのだ。だからこれまで恋人がいなかったのだ)
そう都合よく思っている。いつもユーリスに甘く鳴いて、抱きついているウェイズリー。
最近ではユーリスもウェイズリーをよく可愛がってくれていて、頭の上になど優しく口づけを落としてくれる。
下宿で子供姿になったウェイズリーは、唇を突き出して「口にしてくれても良いのだぞ」とアピールすると、ユーリスは乾いた笑い声を上げて、また本を持ち出して、コンコンコンコンとウェイズリーの金髪頭を叩くのだ。
親愛の情としてキスはしてくれるが、恋人のそれはするつもりはないらしい。
ちょっと不満である。
それでも、最初の出会った頃と比べれば、随分とユーリスはウェイズリーに対して優しくなったと思う。
最初の頃は「山に帰す」「雛は育てられない」「私の手には負えない」と言って、とにかくウェイズリーを手放すことしか考えておらず、存在を拒絶するばかりだったからだ。もちろん、最近でも「木箱に詰めて北方の竜騎兵団の叔父さんに送る」と言われたこともあった。でも優しいユーリスは、実際にはそんなことをしなかった!!(ウェイズリーが泣いてすがって「いやだ」と頼んだせいでもある)。
そんなユーリスだけど、ウェイズリーは少し気が付いていた。
恋人のいないユーリス。
誰の手も拒絶するユーリス(実際、何度となく男達に誘われても、ユーリスはやんわりと断っていた)。
その彼が、時々であるけれど、ひどく寂しそうな表情を見せるのだ。
「どうしたのか」と尋ねると、ユーリスはパッと表情を変えてしまう。
そんな風に寂しそうにしている理由を教えてくれない。
胸にしがみつくウェイズリーの頭を撫でながらも、どこかぼんやりとした顔でいる。
ユーリスの想いは遠く彷徨っている。
ある時、ウェイズリーは、子供の姿に変わり、そしてユーリスが風呂に入っている隙に、護衛のゲランへ尋ねることにした。本当はユーリスと一緒にお風呂に入ることが大好きなウェイズリーは、その機会を逃すことが心底残念であったが、我慢した。
ウェイズリーが黄金竜の雛であるとその正体を知るゲランと一緒ならば良いと、ユーリスは一人下宿の浴室に入り、下宿の一階の入口の部屋で、ゲランとウェイズリーはユーリスが出てくることを待っている状態になった。
さっそくウェイズリーはゲランに尋ねた。
「ユーリスは時々寂しそうなのだ。お前はその理由を知っているのか?」
問いかけに、ゲランは眉を寄せて答える。
「ユーリス様のプライベートは話せない。自分でユーリス様に聞いてみろ」
理由を知っているが、それをユーリス様の飼っている黄金竜の雛に自分が勝手に話してはならないと、真面目に考えているゲランである。
当然、ウェイズリーは唇を尖らせていた。こういう表情が本当に子供っぽい。
「ユーリスは教えてくれなんだ。だから、お前に尋ねているのだ」
「お前には教えたくないということだろう」
ゲランは、五年前にユーリスの護衛の任務を引き受けた時、ユーリスが王国の五番目の王子の後を追わぬよう見張る命令も受けていた。五年前、ユーリスとその王子は恋仲であった。だが、その王子は国を出奔している。
よほどユーリスは、その王子のことが好きだったのだろう。
それ以来、彼はモテるはずなのに恋人の一人も作っていなかった。どんな誘いを受けても、一度として誘いに乗ることがないユーリス。身を固く守っている。
教えてくれないゲランに対して、ウェイズリーは腹が立った。
いっそのこと、金色の芽を使って、このゲランの心を暴いてしまおうかと思った。
そうすれば、ユーリスが寂しい様子を見せるその理由も分かる。
だが、人の心は繊細で、金色の芽を使って暴くとなると、心に傷がついたり、記憶の混乱の原因になる可能性がある。
ユーリスの護衛として非常に有能なゲランの心に傷をつけることには、ウェイズリーも抵抗があった。
「うむむむ」
ウェイズリーが、金色の芽を使うか、使うまいか悩んでいるうちに、ユーリスが浴室から上がって来た。濡れた髪を拭きながら、ゲランに声をかける。
「ウェイズリーを見てくれてありがとう」
それにゲランは片手を挙げて答えると、下宿のドアを開けてさっさと帰ってしまった。
わざわざ彼は、普段ならユーリスを下宿に送り届けて自分の自宅へ帰るところ、そうせずに、人の子供姿をとるウェイズリーの面倒を見てくれていたのだ。
「急いで上がって来たのだけど、待ったかい」
ユーリスがいつもよりも早く浴室から出てきたことを知って、内心ウェイズリーは失敗したと思った。
ゲランにしつこく尋ねる時間もなかったわけだ。
「全然、待たなかった」
「風呂が大好きな君にしては珍しく、風呂に入らないと言うなんて。具合でも悪いのかい」
ユーリスの白い手が、子供姿のウェイズリーの額に当てられる。
「熱はないみたいだけど」
「熱などない。私は元気だ」
「そうなのか。それならば良いけれど」
ユーリスはウェイズリーの手を引いて、自分の部屋がある三階への階段を上っていく。軋む階段をゆっくりとウェイズリーの歩調に合わせて、気遣いながら上がってくれる。
部屋に入ると、ウェイズリーはいつものように寝台に座り、ユーリスに言った。
「ユーリスは、私といると楽しいか?」
「ああ、君といると楽しい」
ウェイズリーの寝間着を引き出しから取り出しながら、ユーリスは言葉を続ける。
でも、彼はそうも言いながらも、時々、ひどく寂しそうな顔を見せる。
その寂しさを自分が埋められないことに、ウェイズリーは悔しさを覚えていた。
「私は早く大人になって、ユーリスを守りたい」
ユーリスが寂しくないように、ずっとそばにいて、彼を守っていきたい。
「子供のままでいて欲しいと言っただろう」
大人の姿になってしまったら、大変だと笑いながら言って、ユーリスが、寝間着をウェイズリーに差し出した。その手をグイと掴んで、ウェイズリーはユーリスを寝台の上に押し倒す。のしかかる子供のウェイズリーを見返してくるユーリス。
「ウェイズリー」
「私は早く大人になりたいのだ」
以前、一瞬で魔法の力で大人になれると言っていたウェイズリー。
それを「子供の姿のままでいてくれ」と頼んだユーリス。
ウェイズリーは身体的なことだけではなく、ユーリスから精神的に頼られる存在になりたかった。
今の自分は、ただ可愛がられているだけの存在。ユーリスの寂しさを少しだけ紛らわせることの出来る軽い存在。ぜんぜん、足りないのだ。
「ユーリス。お前はどうしたら、私のことを好きになってくれるのか?」
切なげに見つめてきて、ユーリスの頬に優しく口づけを落とすウェイズリー。
ユーリスはウェイズリーの頭を撫でた。
「今も好きだよ」
その「好き」はウェイズリーの求める「好き」ではない。
そのことを、ウェイズリーはすぐに分かった。
でも、それだけのことでも、番の言葉に嬉しいと思ってしまう。自分はどうしようもなく、番に夢中なのだ。
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