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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第十章 蝶の夢(下)
第三十六話 誰の卵か
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王の居室で、シルヴェスターは番の若者を思う存分愛していた。
青い瞳に、黒い髪のその若者は、シルヴェスターの知る誰よりも美しくて魅力的だった。
これまで応えてくれなかった彼が、今この時は夢中になってシルヴェスターを求めてくれる。
まるで彼も、シルヴェスターと共に“発情期”に入ったかのように。
寝台の上で、声を上げて乱れる。
綺麗な青い瞳を潤ませ、背中に手を回し熱い肌を押し付けてくる。
「陛下、陛下」
そう呼ばれることに、シルヴェスターが「陛下と呼ぶな。私の名を呼べ」というと、ユーリスは「シルヴェスター……」と口にする。その名の言いにくさに、シルヴェスターは少しだけ笑い、「ヴィーと呼べ。そなただけに許す」と言った。
その時、ユーリスは一瞬驚いた顔をした後、すぐに幸せそうな笑みを浮かべ、彼は名を呼んだ。
「ヴィー。ああ、ヴィー。愛しています。もっと私を抱いて下さい」
甘くそうせがまれ、シルヴェスターはまさしく彼の身体に溺れていった。
これほど夢中になる相手がいるかと思うほどに、彼を抱いた。
そして気が付いた。
この肌の温かさを知っている。甘い声の響きも、口づけの感触も、自分を見る優しい眼差しも。
知っている。
知っているのに、それが記憶にないのは何故だろう。
それが何故なのか分からない。
発情期に入って三日目になった時、ようやく欲も落ち着いてきた。
その間ずっとシルヴェスターは、ユーリスを片時もそばから離さずにいた。二人して三日の間、居室に籠り切っていたというわけだ。
三日目になり、少しばかり正気に戻ったユーリスは、身を清めてくると言って寝台から立ち上がった。
寝台に残っているシルヴェスターは、閨の中でのユーリスの様子を思い出して、口元を綻ばせていた。
腕の中で、彼はシルヴェスターの名を愛称で呼び、「愛している」とまで言ってくれたのだ。
きっと今度こそ、番になってくれるだろう。
いや、すでにもう自分達は番同士だ。
シルヴェスターはそんなことを思う。
(この部屋を出たら、私は彼を正式な伴侶として発表しよう。反対する者はいないだろう)
ユーリスの連れているあの小さな黄金竜に対しても説得しないといけないだろう。
ユーリスの番は、自分の方であると言い聞かせないといけない。
そんなことを考えている時に、声がした。
「陛下」
シルヴェスターが驚いたのは、そこに白銀竜エリザヴェータが佇んでいたからだ。
「エリザヴェータ。何故ここに? ここは私の部屋だ。出ていくがいい」
番のユーリスと愛し合ったばかりの部屋の中に、白銀竜の女が立っていることにシルヴェスターは苛立ちを隠さずに言った。この蜜時を邪魔されたくなかった。
「何か用件があるのなら、後で聞く。今は出ていってくれ」
薄いブルーのドレスを身に纏った、長い白銀の髪を持つその女は、寝台の乱れようと、上半身裸であるシルヴェスターを見て、事情を察したようだ。彼女が歯をギリリと噛み締める音がする。
「ユーリスと寝たのですね」
「彼は私の番だ」
「…………そうですね」
絞り出すように、エリザヴェータはその言葉を口にする。
「分かったのなら、出ていってくれ」
出ていけと言われたエリザヴェータは、それどころか寝台に近づいてきた。
それからシルヴェスターの手に、押し付けるように小さな白い卵を渡した。
訝し気に、これは何だと見るシルヴェスターの視線を受けて、エリザヴェータは答えた。
「ユーリスの産んだ卵です」
その言葉に、シルヴェスターは目を開いた。
シルヴェスターはこの発情期に初めてユーリスを抱いた。
しなやかで美しい肢体を持つユーリスを、シルヴェスターは夢中になって求めたが、ユーリスがこうした行為が初めてではないことにすぐに気が付いた。
誰が彼の“初めて”を奪ったのか、当然気になる。
これほどの美貌を持つ素晴らしい若者だ。自分以外の男だって当然夢中になるだろう。
しかし、そんなことをユーリスに尋ねることなど出来ない。
でも、胸の奥底に、小さく嫉妬の炎が燃えていた。
エリザヴェータは告げた。
「ユーリスは竜の卵を産むことが出来ます。これはユーリスの産んだ卵です」
シルヴェスターは、今一度、ユーリスの身を改めた時のことを思い出した。
背中に剣の傷を負い、意識を失ったユーリスの身を、医師と共に改めた。
ユーリスの下腹には、古い竜の言葉で『この者、黄金竜の番なり。何人たりとも、手を出すことなかれ』という呪いが刻まれていた。彼の身体にそんな呪いを刻んだ黄金竜のユーリスへの強い執着が見える。
真っ白い竜の卵。
これはユーリスが、下腹に刻まれた呪いを施した竜との間にもうけた卵だというのか。
他の黄金竜に愛され、卵まで産み落としていながら、自分にも愛を囁いたと言うのか。
その事実に、シルヴェスターは急激に、憤りと息苦しさを覚えた。
そこに、身を清めたユーリスが部屋へと戻って来た。
彼は部屋の中に、白銀竜エリザヴェータの姿があることに驚き、それからシルヴェスターが、何故か自分の卵を持っている様子に目を瞠っていた。
驚きのあまり、声にならない様子だった。
エリザヴェータは、そんなユーリスの驚く様子に、笑みを浮かべた。
彼女は無言で足を進め、ユーリスの手に、黄金色に輝く竜の鱗を渡した。
その竜の鱗には、傷跡があった。
まるで噛み砕いたようなその痕を見て、ユーリスはそれが小さな黄金竜のもので彼の身に何かが起こったことを悟った。
「…………ウェイズリー」
小さな黄金竜は元の鱗の姿に戻ってしまったのだろう。
そしてその原因は、間違いなく目の前の白銀竜エリザヴェータによるものだ。
目を閉じれば、小さな黄金竜が自分の胸にしがみついて一生懸命甘えて鳴く姿が思い浮かぶ。
彼はいつも、自分を守るために一生懸命だった。
(ウェイズリー、私の大切な竜)
「ユーリス、エリザヴェータはこの卵はそなたの卵だと言う。それは本当なのか。いったい、お前は誰の卵を産んだのだ」
問いかけるシルヴェスターの声に、ユーリスは視線をシルヴェスターに向けた。
そしてユーリスとシルヴェスターの様子を、エリザヴェータは微笑み浮かべてじっと見つめ続けている。
彼女は、待っている。
爪を研いで、獲物が落ちて来るのを待っている。
ギラギラと目を輝かせて。
落ちて来るのを待っている。
ユーリスは分かっていた。
誤魔化す気もなかった。
それをきちんと告げないと、シルヴェスターが、手にしているユーリスの卵を傷つける可能性だって、考えたくはないが、あったからだ。
だから彼は落ち着いた口調で、静かにその事実を告げた。
「ヴィー、あなたと私の卵です」
そう告げた瞬間、ユーリスの背中に“白銀の芽”が現れて、彼の胸を一瞬で貫いたのだった。
真っ赤な血潮がパッと眼前に広がった。
青い瞳に、黒い髪のその若者は、シルヴェスターの知る誰よりも美しくて魅力的だった。
これまで応えてくれなかった彼が、今この時は夢中になってシルヴェスターを求めてくれる。
まるで彼も、シルヴェスターと共に“発情期”に入ったかのように。
寝台の上で、声を上げて乱れる。
綺麗な青い瞳を潤ませ、背中に手を回し熱い肌を押し付けてくる。
「陛下、陛下」
そう呼ばれることに、シルヴェスターが「陛下と呼ぶな。私の名を呼べ」というと、ユーリスは「シルヴェスター……」と口にする。その名の言いにくさに、シルヴェスターは少しだけ笑い、「ヴィーと呼べ。そなただけに許す」と言った。
その時、ユーリスは一瞬驚いた顔をした後、すぐに幸せそうな笑みを浮かべ、彼は名を呼んだ。
「ヴィー。ああ、ヴィー。愛しています。もっと私を抱いて下さい」
甘くそうせがまれ、シルヴェスターはまさしく彼の身体に溺れていった。
これほど夢中になる相手がいるかと思うほどに、彼を抱いた。
そして気が付いた。
この肌の温かさを知っている。甘い声の響きも、口づけの感触も、自分を見る優しい眼差しも。
知っている。
知っているのに、それが記憶にないのは何故だろう。
それが何故なのか分からない。
発情期に入って三日目になった時、ようやく欲も落ち着いてきた。
その間ずっとシルヴェスターは、ユーリスを片時もそばから離さずにいた。二人して三日の間、居室に籠り切っていたというわけだ。
三日目になり、少しばかり正気に戻ったユーリスは、身を清めてくると言って寝台から立ち上がった。
寝台に残っているシルヴェスターは、閨の中でのユーリスの様子を思い出して、口元を綻ばせていた。
腕の中で、彼はシルヴェスターの名を愛称で呼び、「愛している」とまで言ってくれたのだ。
きっと今度こそ、番になってくれるだろう。
いや、すでにもう自分達は番同士だ。
シルヴェスターはそんなことを思う。
(この部屋を出たら、私は彼を正式な伴侶として発表しよう。反対する者はいないだろう)
ユーリスの連れているあの小さな黄金竜に対しても説得しないといけないだろう。
ユーリスの番は、自分の方であると言い聞かせないといけない。
そんなことを考えている時に、声がした。
「陛下」
シルヴェスターが驚いたのは、そこに白銀竜エリザヴェータが佇んでいたからだ。
「エリザヴェータ。何故ここに? ここは私の部屋だ。出ていくがいい」
番のユーリスと愛し合ったばかりの部屋の中に、白銀竜の女が立っていることにシルヴェスターは苛立ちを隠さずに言った。この蜜時を邪魔されたくなかった。
「何か用件があるのなら、後で聞く。今は出ていってくれ」
薄いブルーのドレスを身に纏った、長い白銀の髪を持つその女は、寝台の乱れようと、上半身裸であるシルヴェスターを見て、事情を察したようだ。彼女が歯をギリリと噛み締める音がする。
「ユーリスと寝たのですね」
「彼は私の番だ」
「…………そうですね」
絞り出すように、エリザヴェータはその言葉を口にする。
「分かったのなら、出ていってくれ」
出ていけと言われたエリザヴェータは、それどころか寝台に近づいてきた。
それからシルヴェスターの手に、押し付けるように小さな白い卵を渡した。
訝し気に、これは何だと見るシルヴェスターの視線を受けて、エリザヴェータは答えた。
「ユーリスの産んだ卵です」
その言葉に、シルヴェスターは目を開いた。
シルヴェスターはこの発情期に初めてユーリスを抱いた。
しなやかで美しい肢体を持つユーリスを、シルヴェスターは夢中になって求めたが、ユーリスがこうした行為が初めてではないことにすぐに気が付いた。
誰が彼の“初めて”を奪ったのか、当然気になる。
これほどの美貌を持つ素晴らしい若者だ。自分以外の男だって当然夢中になるだろう。
しかし、そんなことをユーリスに尋ねることなど出来ない。
でも、胸の奥底に、小さく嫉妬の炎が燃えていた。
エリザヴェータは告げた。
「ユーリスは竜の卵を産むことが出来ます。これはユーリスの産んだ卵です」
シルヴェスターは、今一度、ユーリスの身を改めた時のことを思い出した。
背中に剣の傷を負い、意識を失ったユーリスの身を、医師と共に改めた。
ユーリスの下腹には、古い竜の言葉で『この者、黄金竜の番なり。何人たりとも、手を出すことなかれ』という呪いが刻まれていた。彼の身体にそんな呪いを刻んだ黄金竜のユーリスへの強い執着が見える。
真っ白い竜の卵。
これはユーリスが、下腹に刻まれた呪いを施した竜との間にもうけた卵だというのか。
他の黄金竜に愛され、卵まで産み落としていながら、自分にも愛を囁いたと言うのか。
その事実に、シルヴェスターは急激に、憤りと息苦しさを覚えた。
そこに、身を清めたユーリスが部屋へと戻って来た。
彼は部屋の中に、白銀竜エリザヴェータの姿があることに驚き、それからシルヴェスターが、何故か自分の卵を持っている様子に目を瞠っていた。
驚きのあまり、声にならない様子だった。
エリザヴェータは、そんなユーリスの驚く様子に、笑みを浮かべた。
彼女は無言で足を進め、ユーリスの手に、黄金色に輝く竜の鱗を渡した。
その竜の鱗には、傷跡があった。
まるで噛み砕いたようなその痕を見て、ユーリスはそれが小さな黄金竜のもので彼の身に何かが起こったことを悟った。
「…………ウェイズリー」
小さな黄金竜は元の鱗の姿に戻ってしまったのだろう。
そしてその原因は、間違いなく目の前の白銀竜エリザヴェータによるものだ。
目を閉じれば、小さな黄金竜が自分の胸にしがみついて一生懸命甘えて鳴く姿が思い浮かぶ。
彼はいつも、自分を守るために一生懸命だった。
(ウェイズリー、私の大切な竜)
「ユーリス、エリザヴェータはこの卵はそなたの卵だと言う。それは本当なのか。いったい、お前は誰の卵を産んだのだ」
問いかけるシルヴェスターの声に、ユーリスは視線をシルヴェスターに向けた。
そしてユーリスとシルヴェスターの様子を、エリザヴェータは微笑み浮かべてじっと見つめ続けている。
彼女は、待っている。
爪を研いで、獲物が落ちて来るのを待っている。
ギラギラと目を輝かせて。
落ちて来るのを待っている。
ユーリスは分かっていた。
誤魔化す気もなかった。
それをきちんと告げないと、シルヴェスターが、手にしているユーリスの卵を傷つける可能性だって、考えたくはないが、あったからだ。
だから彼は落ち着いた口調で、静かにその事実を告げた。
「ヴィー、あなたと私の卵です」
そう告げた瞬間、ユーリスの背中に“白銀の芽”が現れて、彼の胸を一瞬で貫いたのだった。
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