姫様は平民騎士のお嫁さんになりたい

柴田

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ep.25

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 後悔に苛まれるアーサーの視界に、テーブルの上に山を作っている怪しげな小瓶が映り込んだ。それは護衛騎士になるときに散々目にした媚薬に似ている。耐性をつけるために何日も繰り返し飲んだから間違うはずがない。
 グレイスはきっとアーサーのこの身体の反応も、媚薬によるものと思っているのだろう。

 アーサーはグレイスを片腕で抱き締めたまま、その媚薬の山に手を伸ばした。

「護衛騎士は、薬の耐性をつけています。だから……私が今こうなっているのは媚薬のせいではなく、姫様のいやらしいお姿に興奮しているからです。わかりますか?」
「あぁっ!」

 そう言って、アーサーは軽く奥を一突きする。硬くそそり立つ陰茎は、今も尚グレイスの胎内で存在感を強く主張していた。

「理性を失って、姫様を求める私をご覧になりたかったのですか?」
「あっ、あ……、アーサー……っ」
「お望みならば、見せて差し上げます。そうすれば、私が姫様を愛していると信じていただけますか?」

 グレイスが小さく頷くと、アーサーは3本まとめて掴んだ媚薬のコルクを抜いた。

「……一晩かけて、証明させてください」

 3本一気に流し込むと、アーサーはまたテーブルの上に手を伸ばし、こんもりと山になっていた媚薬の瓶を次々に空にしていった。それを呆然と眺めていたグレイスは、本数を重ねていくごとに紅潮し息を荒げ、明らかに先ほどまでとは様子の異なるアーサーの姿にドキドキと胸を高鳴らせる。

 最後の小瓶に残った一滴を舌に垂らしたアーサーは、ごくん、と喉を鳴らして飲み下すと小瓶を床に落とし、媚薬に濡れた唇を手の甲で乱暴に拭った。
 熱に潤んだ瞳が、グレイスを鋭く射抜く。汗でじっとりと湿った熱い手が、グレイスの腰を掴んだ。

「姫様、覚悟してくださいね――」

 吐く息さえ媚薬で甘ったるい香りになったアーサーは、子宮が痺れるような低い声でそう宣言すると、グレイスを抱き上げて繋がったままベッドへ移動した。
 いつも大切に扱ってきたグレイスもろともベッドに倒れ込み、両足を大きく開かせる。

 ふーふーと殺気だった獣のような呼吸をするアーサーに見下ろされ、グレイスは悲鳴を上げそうになるのをぐっと堪えた。

「……姫様」

 結合部を見つめたまま、アーサーがゆっくりと腰を引く。長い陰茎がずるりと抜け出て、張り出した笠にかき出された愛液がシーツを汚した。
 恐怖と期待にうるうると瞳を揺らすグレイスにアーサーは舌舐めずりをして、抜ける寸前まで引き抜いた陰茎を最奥まで捻じ込んだ。

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