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リバース 1羽
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「ウワアアアアアー!?」
スイカ割をしては、躓いて転んで頭からスイカに突撃。
「あちゃ~。」
頭でスイカを割り頭がスイカを被って真っ赤っかの知る塗れ。
「あれ? もしかして・・・・・・逆!?」
花火をしては、花火の着火するところと持ち手を逆さに持ってしまい気づかずに着火。
「ギャアアアアアアー!? 熱い!? 熱い!?」
全身やけどの真っ黒焦げ。
「どうせ私なんか・・・・・・スイカも嫌いだし、花火も嫌い。夏祭り何てもってのほか! どうして私は8月生まれなんだ!? うおおおおおおおー!」
主人公の少女は夏に呪われてネガティブな負け犬になっていた。
「夏が嫌いで何が悪い! 好きで8月生まれになったんじゃない! 私なんかに何かできる訳がない!」
私の名前は・・・・・・八月葉月。普通のおバカな女子高生。これが私の日常だった。
「暑い・・・・・・どうして夏は暑いんだ?」
勝てもしない夏の暑さに文句を言いながら溶けている。
「あ、ニワトリが歩いてる・・・・・・。」
渋谷のスクランブル交差点をニワトリが歩いていた。
「あ、そっか!? 蜃気楼が見えるんだわ。都会の真ん中でニワトリが歩いているはずがない。きっと脱水症状だわ。早く水分を取らなくっちゃ。」
葉月は暑さで自分がやられていると思っている。
「キャアアアアアアー!」
その時、一般大衆の悲鳴が大都会に響き渡る。
「ナイフを持った女子高生が暴れているぞ!」
事件が起こった。女子高生無差別殺人事件だ。
「逃げなきゃ!? 私よりも頭の悪い女子高生に違いない!? きっと誰かが取り押さえてくれる!? 私なんかに何かできる訳がない!」
葉月はおバカだが事件を聞いて逃げることを決意した。
「ウワアアアアアー!?」
しかし運が悪いのか、葉月らしいのか、退避する人混みに飲み込まれて揉みくちゃにされる。
「死ね! 死ね! 殺してやる! 私だけが、こんなにも不幸なのに・・・・・・どいつもこいつも楽しそうにしやがって! 絶対に許さない! みんな! 殺してやる!」
ナイフを持った女子高生が、ナイフを振り回しながら葉月に近づいてくる。
「なんでこうなるの!? ああ~私は死ぬんだわ!? なんて不幸な星の元に生まれたの!? うおおおおおおおー!?」
逃げそびれた葉月はナイフを持った女子高生と対峙して苦境に立たされる。
(気に入った。)
どこからか声が聞こえた。
「誰!? 誰かいるの!?」
しかし葉月の目の前には一羽の鶏しかいなかった。
(気に入ったぞ。)
また声が聞こえてくる。さっきと同じ声だ。
「誰もいないのに声がする!? 幻聴ね!? 暑さと恐怖で私の頭がおかしくなったんだわ!?」
そう葉月の目の前にはニワトリしかいないのだ。
(自らを犠牲にして、他人を助ける心意気。)
ニワトリは堂々と日本の足で立って葉月を見つめている。
「ま、ま、ま、まさか!? ニワトリが喋った!?」
遂に葉月は一つの可能性に気づいた。
「そんな訳がない。ニワトリが喋るだなんて。あり得ない。アハハハハ・・・・・・。」
自分のたどり着いた可能性を笑って誤魔化すしかなかった。
(ニワトリが喋って何が悪い!)
「ギャアアアアアアー!? ニワトリが喋った!?」
異常な事態に腰を抜かして倒れ込む葉月。
(喋っているのではない。私はおまえの心に語り掛けているのだ。)
「私の心!?」
葉月には何が何だか理解しがたかった。
(よくぞ私に気づいた。それでこそ私が見込んだ干支守だ。)
「干支守?」
(そうだ。酉の干支である私を守る者のことを干支守という。それがおまえだ。葉月。)
ニワトリは酉の干支。干支を守る者のことを干支守という。葉月は干支守に選ばれた。
「なんだ。そうだったのか・・・・・・って!? 私が干支守!?」
鈍感な葉月は事態の深刻さにやっと気づいた。
(さあ! 世界の平和のために、ナイフを振り回している猟奇的な女子高生と戦うんだ!)
「いや~! 怖いんだもの! 私なんかに何かできる訳がない! 私は世界の平和より、自分の平和を優先するわ!」
葉月は普通の女の子である。
(安心しろ。私の力を貸してやる。)
ニワトリが葉月に力を貸して支援してくれるという。
「ニワトリに何ができるというのよ!? 油に投げ込んでフライドチキンにしてやろうか?」
極限状態の危機にある葉月にはニワトリは食料にしか見えていなかった。
(・・・・・・。)
さすがにフライドチキン扱いされて言葉を失うニワトリ。
(それでは、このまま何もせずに殺されるつもりか? 何もしなければ死ぬのを待つだけだぞ。)
「それも嫌だ。死にたくはない。だって、まだまだ若いんだもん。きっと私の人生はこれから楽しいに違いない。」
ありもしない可能性を信じる葉月。
「よし! やってやろうじゃない! 矢でも鉄砲でも撃ってこい!」
葉月は少し大人の階段を上って成長した。
「やめない! 街中でナイフを振り回すのは!」
葉月はナイフを持った女子高生と対峙した。
「おまえは何者だ!?」
「私は酉の干支守の葉月です!」
干支守になった葉月の人生は転換期を迎える。
「干支守!? そんなもの知るか!?」
ナイフを持った女子高生はキレキレで葉月に試練を与える。
「おまえも道連れにしてやる!」
「やめてよ!? まだ死ぬ気はないんだから!? キャアアアアアアー!?」
葉月は襲い掛かってくるナイフを持った女子高生に危機に追い込まれる。
「いや~! 死にたくないー! やっぱり私なんかに何かできる訳がない!」
「コケッ!」
逃げだそうとする葉月にチキンが鳴いている。
「あんた、いいわね!? 困った時はニワトリに戻るんでしょ!? 私を見捨てたら絶対に復讐してやる! フライドチキンにして身も皮も、骨までしゃぶりつくしてあげるんだから!」
殺意のこもっている葉月。
(フライドチキンは勘弁してくれ。)
白旗を上げて命乞いするニワトリ。
(安心しろ。約束通り私の力を貸してやる。)
反撃の糸口を掴んだ葉月。
「何をニワトリと遊んでいる!?」
「え?」
「コケッ?」
周りの人間にはニワトリの声は聞こえない。
「私を無視した奴は許さない!」
ナイフを持った狂気の女子高生が葉月に襲い掛かる。
「ギャアアアアアアー!? 死ぬー!? お父さん! お母さん! 今まで私を育ててくれてありがとう! 先立つ親不孝をお許しください。ああ~、素晴らしい人生だった。」
葉月は死を覚悟した。
「コケッ!」
ニワトリの目が光り輝く。
「死ね!」
「グフッ!? やられた!?」
ナイフが葉月に突き刺さる。
「・・・・・・。」
しかし葉月は血も流さなければ地面に倒れない。
「・・・・・・ん? んん? あれ? 死んでない?」
しかし葉月は死んでいなかった。
「ナ、ナイフが刺さらない!?」
ナイフは葉月を覆う光を貫くことが出来なかった。
(葉月、おまえを守っている光は鳥肌だ。)
「鳥肌!?」
鳥肌は葉月を守るバリアのようなものである。
(私の干支守になった、おまえは酉の干支の私の力を使うことができるのだ。)
得意げに話すニワトリ。
「それならそうと先に言えよ!? 私はナイフに刺されて死んだと思っただろうが!? このチキン野郎!?」
「ゴケッ!? ゴケッ!? ・・・・・・。」
ニワトリは首を絞められてなんも言えない。そして泡を吹いて倒れ込んで沈んだ。
「さあ! 酉の干支守の実力をお見せしましょう! かかってらっしゃい!」
さっきまでとは違い、エッヘンっと自信満々に堂々とナイフを持った女子高生と対峙する葉月。
「あなたはもう死んでいる。キャー! 一度、言ってみたかったのよね。」
決めゼリフを言ってみて調子に乗る葉月。
「うえ~ん!」
突然、ナイフを持った女子高生が泣き崩れた。持っていたナイフも手から落として地面に転がった。
「ちょっと!? ちょっと!? どうしたのよ!? 泣かないで!? これから干支守の私の実力をお見せするのよ!? 酉は鳥だから、スズメに、カラスに、フェニックスよ! 必殺技は鳥頭(チキン・ヘッド)に、フライドチキン(鳥の油揚げ)よ!」
戦う気満々の葉月は予定外の相手の行動に戸惑った。
「だって!? 本当に誰かを自分が刺して殺してしまったと思ったんだもん!? すごく怖かったよ!? うえ~ん!」
ナイフを置いた女子高生は誰かを殺す、誰かを傷つける怖さを知ってビビっていたのであった。
「それなら最初から、スナ!」
「ごめんなさい!? もうしません!? うえ~ん!」
葉月はナイフを置いた女子高生の悪い心を排除した。
「えっと、えっと、干支は勝~つ! ワッハッハー!」
自己満足に浸る葉月であった。
「それでこそ我が干支守だ。」
酉の干支のニワトリも自分の干支守の活躍にご満悦の様子。
「事件も片付いたし、帰るわよ。チキン。」
「コケッ!?」
(チキン!?)
「今日からあなたの名前は、チキンよ! 酉だけに。」
酉の干支のニワトリは葉月によって、チキンと命名された。
「嫌なら、フライドチキンにしてあがる。」
「コケッ!?」
(それも嫌だ!?)
チキンはフライドチキンにされて食べられたくなかった。
「さあ! 今夜のおかずは何かなあ~?」
夕食を楽しみにしている葉月の干支守としての生活が始まるのであった。
つづく。
スイカ割をしては、躓いて転んで頭からスイカに突撃。
「あちゃ~。」
頭でスイカを割り頭がスイカを被って真っ赤っかの知る塗れ。
「あれ? もしかして・・・・・・逆!?」
花火をしては、花火の着火するところと持ち手を逆さに持ってしまい気づかずに着火。
「ギャアアアアアアー!? 熱い!? 熱い!?」
全身やけどの真っ黒焦げ。
「どうせ私なんか・・・・・・スイカも嫌いだし、花火も嫌い。夏祭り何てもってのほか! どうして私は8月生まれなんだ!? うおおおおおおおー!」
主人公の少女は夏に呪われてネガティブな負け犬になっていた。
「夏が嫌いで何が悪い! 好きで8月生まれになったんじゃない! 私なんかに何かできる訳がない!」
私の名前は・・・・・・八月葉月。普通のおバカな女子高生。これが私の日常だった。
「暑い・・・・・・どうして夏は暑いんだ?」
勝てもしない夏の暑さに文句を言いながら溶けている。
「あ、ニワトリが歩いてる・・・・・・。」
渋谷のスクランブル交差点をニワトリが歩いていた。
「あ、そっか!? 蜃気楼が見えるんだわ。都会の真ん中でニワトリが歩いているはずがない。きっと脱水症状だわ。早く水分を取らなくっちゃ。」
葉月は暑さで自分がやられていると思っている。
「キャアアアアアアー!」
その時、一般大衆の悲鳴が大都会に響き渡る。
「ナイフを持った女子高生が暴れているぞ!」
事件が起こった。女子高生無差別殺人事件だ。
「逃げなきゃ!? 私よりも頭の悪い女子高生に違いない!? きっと誰かが取り押さえてくれる!? 私なんかに何かできる訳がない!」
葉月はおバカだが事件を聞いて逃げることを決意した。
「ウワアアアアアー!?」
しかし運が悪いのか、葉月らしいのか、退避する人混みに飲み込まれて揉みくちゃにされる。
「死ね! 死ね! 殺してやる! 私だけが、こんなにも不幸なのに・・・・・・どいつもこいつも楽しそうにしやがって! 絶対に許さない! みんな! 殺してやる!」
ナイフを持った女子高生が、ナイフを振り回しながら葉月に近づいてくる。
「なんでこうなるの!? ああ~私は死ぬんだわ!? なんて不幸な星の元に生まれたの!? うおおおおおおおー!?」
逃げそびれた葉月はナイフを持った女子高生と対峙して苦境に立たされる。
(気に入った。)
どこからか声が聞こえた。
「誰!? 誰かいるの!?」
しかし葉月の目の前には一羽の鶏しかいなかった。
(気に入ったぞ。)
また声が聞こえてくる。さっきと同じ声だ。
「誰もいないのに声がする!? 幻聴ね!? 暑さと恐怖で私の頭がおかしくなったんだわ!?」
そう葉月の目の前にはニワトリしかいないのだ。
(自らを犠牲にして、他人を助ける心意気。)
ニワトリは堂々と日本の足で立って葉月を見つめている。
「ま、ま、ま、まさか!? ニワトリが喋った!?」
遂に葉月は一つの可能性に気づいた。
「そんな訳がない。ニワトリが喋るだなんて。あり得ない。アハハハハ・・・・・・。」
自分のたどり着いた可能性を笑って誤魔化すしかなかった。
(ニワトリが喋って何が悪い!)
「ギャアアアアアアー!? ニワトリが喋った!?」
異常な事態に腰を抜かして倒れ込む葉月。
(喋っているのではない。私はおまえの心に語り掛けているのだ。)
「私の心!?」
葉月には何が何だか理解しがたかった。
(よくぞ私に気づいた。それでこそ私が見込んだ干支守だ。)
「干支守?」
(そうだ。酉の干支である私を守る者のことを干支守という。それがおまえだ。葉月。)
ニワトリは酉の干支。干支を守る者のことを干支守という。葉月は干支守に選ばれた。
「なんだ。そうだったのか・・・・・・って!? 私が干支守!?」
鈍感な葉月は事態の深刻さにやっと気づいた。
(さあ! 世界の平和のために、ナイフを振り回している猟奇的な女子高生と戦うんだ!)
「いや~! 怖いんだもの! 私なんかに何かできる訳がない! 私は世界の平和より、自分の平和を優先するわ!」
葉月は普通の女の子である。
(安心しろ。私の力を貸してやる。)
ニワトリが葉月に力を貸して支援してくれるという。
「ニワトリに何ができるというのよ!? 油に投げ込んでフライドチキンにしてやろうか?」
極限状態の危機にある葉月にはニワトリは食料にしか見えていなかった。
(・・・・・・。)
さすがにフライドチキン扱いされて言葉を失うニワトリ。
(それでは、このまま何もせずに殺されるつもりか? 何もしなければ死ぬのを待つだけだぞ。)
「それも嫌だ。死にたくはない。だって、まだまだ若いんだもん。きっと私の人生はこれから楽しいに違いない。」
ありもしない可能性を信じる葉月。
「よし! やってやろうじゃない! 矢でも鉄砲でも撃ってこい!」
葉月は少し大人の階段を上って成長した。
「やめない! 街中でナイフを振り回すのは!」
葉月はナイフを持った女子高生と対峙した。
「おまえは何者だ!?」
「私は酉の干支守の葉月です!」
干支守になった葉月の人生は転換期を迎える。
「干支守!? そんなもの知るか!?」
ナイフを持った女子高生はキレキレで葉月に試練を与える。
「おまえも道連れにしてやる!」
「やめてよ!? まだ死ぬ気はないんだから!? キャアアアアアアー!?」
葉月は襲い掛かってくるナイフを持った女子高生に危機に追い込まれる。
「いや~! 死にたくないー! やっぱり私なんかに何かできる訳がない!」
「コケッ!」
逃げだそうとする葉月にチキンが鳴いている。
「あんた、いいわね!? 困った時はニワトリに戻るんでしょ!? 私を見捨てたら絶対に復讐してやる! フライドチキンにして身も皮も、骨までしゃぶりつくしてあげるんだから!」
殺意のこもっている葉月。
(フライドチキンは勘弁してくれ。)
白旗を上げて命乞いするニワトリ。
(安心しろ。約束通り私の力を貸してやる。)
反撃の糸口を掴んだ葉月。
「何をニワトリと遊んでいる!?」
「え?」
「コケッ?」
周りの人間にはニワトリの声は聞こえない。
「私を無視した奴は許さない!」
ナイフを持った狂気の女子高生が葉月に襲い掛かる。
「ギャアアアアアアー!? 死ぬー!? お父さん! お母さん! 今まで私を育ててくれてありがとう! 先立つ親不孝をお許しください。ああ~、素晴らしい人生だった。」
葉月は死を覚悟した。
「コケッ!」
ニワトリの目が光り輝く。
「死ね!」
「グフッ!? やられた!?」
ナイフが葉月に突き刺さる。
「・・・・・・。」
しかし葉月は血も流さなければ地面に倒れない。
「・・・・・・ん? んん? あれ? 死んでない?」
しかし葉月は死んでいなかった。
「ナ、ナイフが刺さらない!?」
ナイフは葉月を覆う光を貫くことが出来なかった。
(葉月、おまえを守っている光は鳥肌だ。)
「鳥肌!?」
鳥肌は葉月を守るバリアのようなものである。
(私の干支守になった、おまえは酉の干支の私の力を使うことができるのだ。)
得意げに話すニワトリ。
「それならそうと先に言えよ!? 私はナイフに刺されて死んだと思っただろうが!? このチキン野郎!?」
「ゴケッ!? ゴケッ!? ・・・・・・。」
ニワトリは首を絞められてなんも言えない。そして泡を吹いて倒れ込んで沈んだ。
「さあ! 酉の干支守の実力をお見せしましょう! かかってらっしゃい!」
さっきまでとは違い、エッヘンっと自信満々に堂々とナイフを持った女子高生と対峙する葉月。
「あなたはもう死んでいる。キャー! 一度、言ってみたかったのよね。」
決めゼリフを言ってみて調子に乗る葉月。
「うえ~ん!」
突然、ナイフを持った女子高生が泣き崩れた。持っていたナイフも手から落として地面に転がった。
「ちょっと!? ちょっと!? どうしたのよ!? 泣かないで!? これから干支守の私の実力をお見せするのよ!? 酉は鳥だから、スズメに、カラスに、フェニックスよ! 必殺技は鳥頭(チキン・ヘッド)に、フライドチキン(鳥の油揚げ)よ!」
戦う気満々の葉月は予定外の相手の行動に戸惑った。
「だって!? 本当に誰かを自分が刺して殺してしまったと思ったんだもん!? すごく怖かったよ!? うえ~ん!」
ナイフを置いた女子高生は誰かを殺す、誰かを傷つける怖さを知ってビビっていたのであった。
「それなら最初から、スナ!」
「ごめんなさい!? もうしません!? うえ~ん!」
葉月はナイフを置いた女子高生の悪い心を排除した。
「えっと、えっと、干支は勝~つ! ワッハッハー!」
自己満足に浸る葉月であった。
「それでこそ我が干支守だ。」
酉の干支のニワトリも自分の干支守の活躍にご満悦の様子。
「事件も片付いたし、帰るわよ。チキン。」
「コケッ!?」
(チキン!?)
「今日からあなたの名前は、チキンよ! 酉だけに。」
酉の干支のニワトリは葉月によって、チキンと命名された。
「嫌なら、フライドチキンにしてあがる。」
「コケッ!?」
(それも嫌だ!?)
チキンはフライドチキンにされて食べられたくなかった。
「さあ! 今夜のおかずは何かなあ~?」
夕食を楽しみにしている葉月の干支守としての生活が始まるのであった。
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