あなたの月 8月

渋谷かな

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葉月の初期設定を見直す

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「アイドルになりたい!」
 一人の少女の夢だ。
「でも、どうすればアイドルになれる?」
 少女の名前は8月葉月。
「そうだ。ユーチューバーになろう。」
 葉月は普通の高校一年生の女子高生。
「人気ユーチューバーになりたい!」
 彼女の夢はアイドルになることだった。
「お金も稼げるしね。」
 そして彼女は欲の塊だった。
「ダメだ!? 全く閲覧者とチャンネル登録者数が増えねえー!?」
 しかし簡単に夢は叶わない。
「どうせ私なんかに何かできる訳はない。人生で思い通りになった試しがない!」
 ネガティブな葉月は負け組でした。

「ああ~、何とかならないか? 私の人生・・・・・・はあ。」
 16才の葉月はため息が良く似合う今時の女子高生。
「コケッ。」
 ある動物に出会うまでわ。
「ん? んん!? ニ、ニワトリ!?」
 葉月はニワトリに出会った。
「コケッ。」
 ニワトリは子犬の様に捨てられている捨てニワトリだった。
「そうか、そうか。おまえも飼い主に捨てられたんだな。私と同じだな。」
 捨て人間な葉月。
「追いで。可哀そうに。私が飼ってあげよう。」
 自分と重なるニワトリに同情した葉月はニワトリを飼うことにした。
「コケッ。」
 ニワトリは葉月の手に救われる。
「ウワアー!?」
 そして葉月の頭の上に陣取った。
「コラ!? 勝手に頭の上に乗るなよ!?」
 最初は抵抗した葉月。
「コケッ!」
 しかし葉月の頭の上が気に入ったニワトリ。
「まあ、いいっか。」
 ニワトリが自分のことを気に入ってくれたのが嬉しくなって許す葉月。
「ギュルギュルギュル。」
 その時、葉月のお腹が空いた。
「お腹も空いたから帰ろっか。チキン。」
「コケッ?」
「お前の名前は、チキンだ。」
 葉月はお腹が空いたのでニワトリの名前をチキンにした。
「コケッ!」
 そうとは知らないでチキンという名前を喜ぶチキン。
「今日のおかずはフライドチキンがいいな。」
「コケッ!」
 こうして葉月とチキンの友情は始まった。

「カット!」
 ここで一度、創作が止まる。
「完璧じゃないか!? ここまで!? これなら戦闘シーンが無しでもやっていけるぞ!」
 予想外のソフト路線ができた。
「アイドルを目指そう! これなら実写映画に、ドラマ。CD、コンサート、握手会、舞台、リズムゲーム。何でも既存でやっているものを置き換えで可能だ!」
 戦闘シーンがあるとアニメにしかならない。
「逆に、戦闘シーンがあるのに、歌を歌うアイドルはあるのか? 成立するのか? 異世界ファンタジーでアイドルは成立するのか?」
 ディーバ。歌姫しかない。
「歌姫は主人公にはなれない?」
 主人公に歌となると、かなり歪だな。補助魔法からの補助歌? それとも歌に破壊力を宿すか?
「話を戻すと、葉月とチキンで楽しい日常をネットにあげて、人気ユーチューバーになって、テレビに出れるアイドルになればいいのだ。」
 つづく。
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