あなたの月 8月

渋谷かな

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長寿アニメ方式と必殺技?

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「あんな感じの繰り返しで良ければ、現在8万5000字の後1万5000字。さっきの1話が2500字からすれば、あと6話で終えることができる!」
 アンパンマンとドラえもんと同じ繰り返しの長寿アニメ方式。同じことの繰り返しでも面白ければそれで続くのだ。と、自分に言い聞かせる。

 次に必殺技。
「戌干支流! 奥義! アメリカンドック!」
 面白いを優先している。
「なんだかな?」
 確かに違和感はあるので、四文字熟語を調べてみよう。
「犬夜叉?」
 三文字熟語だな。
「犬猿之仲? ダメだ。どれもこれもイメージに合わない。」
 使えない。
「自分で作るか? オリジナル? ・・・・・・待てよ!?」
 そういえばドラゴンボール。かめはめ波って、ドラゴンボールとはまったく関係ないよな。関連性よりギャグだよな。あとは界王拳とか、元気玉だもんな・・・・・・。ああ~真面目に考えるのがバカバカしくなる。
「難しい名前より、誰にでも分かりやすく。」
 言い換えれば素晴らしいのよ。例えると仮面ライダーのライダーパンチ。アンパンマンのアンパンチ。単純でいいんだろうな~っと。
「犬ってなんだ?」
 犬パンチ? 噛みつく? 吠える? 追いかけまわす? 犬破? 犬玉? 犬キック? ワンワン百裂拳? ワンワン流星拳? おお・・・・・・落ち着いてきた。やっぱりアメリカンドック! が一番落ち着くような。
「これでいいのか?」
 いいんだろう。深く考えるだけ時間の無駄だ。それにしても他に代表的な必殺技を思いつかないのはなぜ? 
「ああ~、進撃の巨人には必殺技がないわ。」
 というパターンもある。
「鬼滅の刃の必殺技ってなんだ?」
 知らない。タイトルだけはテレビで聞いて、テレビで売り出そうとして入るが、実際にはタイトルだけで内容や必殺技を知らない人ばかり、きぐつじむざん? なんて悪役の名前すら覚えてないし、分からない。

「毎週、毎回、主人公が必殺技で悪役を倒すって意味があるんだな。」
 毎回同じことの繰り返し、最高! 見方を変えれば偉かった。
「待てよ?」
 ということは、アンパンマンで考えると、毎回同じ繰り返しだが、ゲストキャラクターを変えるだけ。話の流れはゲストキャラクターがバイキンマンにいじめられる。アンパンマンがバイキンマンを倒す。以上。それだけだ。
「肉付けをしてみよう。」
1、ゲストキャラクターが現れる。ゲストキャラクターのエピソードを展開。
2、ゲストキャラクターにバイキンマンが攻撃を加える。
3、アンパンマンが現れバイキンマンと戦う。
4、なぜか毎回アンパンマンが危機に陥る。
5、ジャムおじさんが新しいパンを持ってくる。
6、アンパンマンがバイキンマンを倒す。
7、ゲストキャラクターとみんなで団欒。
「次にドラえもんで考えてみよう。」
1、のび太が学校でいじめられる。
2、のび太がドラえもんに泣きつく。
3、ドラえもんが秘密道具を取り出す。
4、のび太がジャイアンに復讐する「このメス豚野郎!」
5、のび太が悪乗りする。
6、秘密道具がポンコツで潰れる。
7、のび太が痛い目にあう。
「15分アニメだと、7段階くらいでストーリー展開ができているのか。」
 どちらにも共通しているのは、危機があるというくらい。あとは単純。難しく考えるのがバカバカしくなる。
 これだけで9月を考えると、全話のものをコピー貼り付けして少し手直しすれば、アンパンマンやドラえもんと同じ繰り返しの長寿アニメ方式が完成する。それでいいのか? それでいいのだろう。プロ、スポンサー、テレビ局、アニメ制作会社など、現状の作品が、それでいいといっているのだから。
 素人は悩むけどね。
 単純作業の繰り返しを続けている長寿アニメの制作の人々は偉いとして、見方を変えよう。それでしか正当化できない。
 おまけ。ファミ通出てたな。こういうことを書いていない作品が選ばれる。でも読んで面白くない。読んで何を書いているんだろう。訳が分からないのが多かった。選んだ方法と基準を知りたいものだ。やはり、誰にでも分かりやすい作品の方がいいのだろうな。複雑で誰にでも分かりにくいものよりは・・・・・・。

「事件です。学校の周辺にモンスターが現れました。第9月戌組はモンスター退治に出撃してください。」
 先生のバルゴが第9月戌組に新たなミッションを告げる。
「zzz。」
 いつも通り長月は寝ている。
「ワンッ!?」
(起きろ!? 長月!?)
 長月の師匠が戌の干支ドック。
「無理ですよ。長月は寝たら起きないんだから。」
 諦めているのが長月の親友セプテンバー。
「ワンッ!」
(そんなことはない!)
 ガブッと長月を噛みまくるドック。
「長月ってバカね。」
「やっぱりサファイア様じゃないと。」
「そうそう、役者が違うのよ。」
 クラスの女子、リンドウ、芙蓉、桔梗はサファイア親衛隊である。
「事件? 事件は私にお任せください! 私が華麗に解決して見せましょう! ワッハッハー!」
 自信満々なサファイア。
「キャアアアアアアー! サファイア様!」
 熱狂的なファンのサファイア親衛隊。
「ワッハッハー! 私に不可能はない!」
「キャアアアアアアー!」
 これがサファイアの日常。
「はあ・・・・・・。後始末するの俺なんだけど。」
 アイオライトはサファイアの不幸な陰である。
「zzz。」
 長月はドックにかじられながらも眠っていた。少し血は流れている。

「でやあー! 私を相手にしたことを恨むがいい!」
 サファイアたちがモンスターと戦っている。
「がんばれー! サファイア様!」
 親衛隊は応援している。
「私の必殺技を見せてやろう! サファイア! マーベラス・アタック!」
 ドカーンっと必殺技をかますサファイア。
「ああ・・・・・・周辺が粉々だ。誰が復旧作業をすると思っているんだ? まったく。」
 負傷したアイオライトは戦後の後始末を考えていた。いつものことだ。
「グルグル~。」
 パワーを使い果たしたサファイア、衝撃の被害に巻き込まれたサファイア親衛隊は目を回して倒れていた。
「カッカッカー! また会ったな!」
 そこに悪魔が現れる。
「おまえは!? 強欲のマモン!?」
「名前を憶えてくれて嬉しいね。だが、ここをおまえたちの墓場にしてやろう!」
 現れたのは七つの大罪の悪魔マモン。
「死ね! 人間ども!」
 襲い掛かるマモン。
「ここまでか!?」
 死を覚悟するアイオライト。他のサファイアたちは気絶している。
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・おも。」
 そこにセプテンバーが棺桶を引いてやって来た。
「出たな!? 棺桶引士!?」
「ええかげんリヤカーぐらいに出世したいぜ。」
 早く卒業したい棺桶引士。
「ということは、その棺桶の中は!?」
「もちろん、あいつが入っている! 俺たちの希望だ!」
 セプテンバーは棺桶を開ける。
「はあはあはあ!? 窒息して死ぬかと思った!?」
 中から長月が現れる。
「いいかげん空気穴くらいは開けてくれ!?」
「すまん。忘れてた。」
 まだ棺桶には空気を吸う穴がなかったようだ。さすがの眠れる長月も目が覚めた。
「待たせたな。」
「誰も待っていない。」
 登場されても喜ばれない長月。
「俺は戌の干支の干支守だ! ・・・・・・俺の・・・・・・俺の眠りを妨げる奴は許さねえー!」
 眠っている間にエネルギーを充電する長月の力が爆発する。
「俺はただ寝たいだけなんだー!」
 長月は刀を構える。
「戌干支流奥義! アメリカンドック!」
 強大なエネルギー破がマモンに向けて飛ばされる。
「ギャアアアアアアー!? 今日も見逃してやる!? 覚えてろよ!?」
 悪魔は撤退した。
「やったー! 勝ったぞー! 長月!」
 喜ぶセプテンバー。
「zzz。」
「・・・・・・もう寝てる。」
 勝利に喜ぶどころか長月は眠りに入った。
「おまえも大変だな。」
「俺もおまえの気持ちが分かるぞ。」
 慰め合うセプテンバーとアイオライト。
「そういえばドックは一緒じゃないんだな?」
「ずっと骨をしゃぶっているよ。」
「ワン!」
(美味しい!)
 戌の干支様のドックは大好物の骨に夢中で世界平和を忘れていた。
「私にかかれば、どんな事件でも解決してみせます! ワッハッハー!」
 手柄は自分のモノにするサファイアに悪気はない。
「サファイア様! 素敵!」
 サファイア親衛隊もサファイアが事件を解決したものと思っている。
「zzz。」
 なぜなら長月は眠っているので反論しないからだ。
 つづく。
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