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入学式
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「う~ん! 気持ちいい朝!」
彼女は背筋を伸ばして目覚める。
「今日から高校生か、頑張らなくっちゃ!」
彼女の名前は、軽井沢花。
「家族は旅行に行ってていないし、私の入学式くらいくればいいのに。」
よくある主人公の家族は面倒臭いのでカットする時のいい訳である。家族とすることで後で兄弟が出てくることも可能である。
「さあ、着替えて、学校に行く準備をしなくっちゃ!」
花は軽やかにベットから飛び起きるのであった。
「げっ!? どうしているの!?」
花が着替えて自分の部屋から食卓に行くと、家族が朝食を食べていた。
「どうしてって、家族なんだから、娘の入学式を見に行くに決まっているじゃない。」
「恥ずかしいから来なくていい。」
花の母親、桜。年齢不詳。
「お姉ちゃん一人だけを行かせはしないわ。私もついていく。バッチグー。」
「おまえは中学校に行ってこい。」
花の妹、楓。中学3年生。
「お父さんにも、花の高校生になった姿を見せてあげたかった。ウルウル。」
「きっと天国から見守ってくれているわよ。」
花の父親、薔薇。花が小さい時に死亡。
「で、何であんたたちはいるの? 主人公の家族は旅行に行くのが、お約束のパターンでしょ?」
「だって、朝ドラのような設定で現代ドラマを目指すとなったら、家族を描かない訳にはいかないでしょう。だから急遽、ハワイから帰って来たのよ。」
「そうそう、もう少しでハワイのパンケーキを食べれたのに。お姉ちゃんの性よ。」
「はいはい。それは悪うございましたね。」
こうして家族の自己紹介が無事に終わる。
「楓、時間大丈夫?」
「あ!? やばい!? 遅刻しちゃう!? お姉ちゃん、乗せてってよ?」
「嫌よ。今日は入学式なんだから。」
「ケチッ! いってきます!」
「いってらっしゃい。」
妹の楓は学校に向けて出発していった。
「ごちそうさま。お母さん、私も行くね。」
「後で校門の所で記念写真を撮りましょうね。」
「本当に来る気なの? どうなっても知らないよ。」
「大丈夫よ。慣れてるから。」
「慣れられてもね。じゃあ、いってきます。」
「いってらっしゃい。」
花は学校に向けて出発した。
「家族なんか出すから、爽快感が無くなったじゃない!?」
カロヤカさんも家庭問題を抱えていた。
「遅刻まで、あと15分。」
学校への登校中、彼女はスマホで時間を確認した。
「位置について、よ~い、ドン!」
彼女は軽く構えてから猛ダッシュした。
「キイイイイーン!」
彼女は100メートルを1分で走る。10分もあれば1キロ離れた学校まで余裕でたどり着くのだった。
「お先に!」
「お姉ちゃん!? 私も連れてってよ!?」
走っていると途中で先に家を出た妹も抜かすのである。
「着いた! 私の高校! 今日から高校生! 女子高生活をがんばるぞ!」
カロヤカさんの高校の名前は、紅葉高校にしよう。
「あれがカロヤカさんだ!」
紅葉高校の正門では、各部活動の新入部員獲得のための勧誘活動が行われていた。
「見たか!? あの俊足!? カロヤカは何が何でも陸上部がもらうんだ!」
「カロヤカは陸上大会の試合参加は認められないだろうが! カロヤカの200キロの剛速球は野球部にこそ相応しい!」
「それなら我がソフトボール部だって欲しいわ! カロヤカさんさえ入部してくれれば、世界征服も夢じゃないわ!」
「サッカーだ! ゴールネットを引き裂くキック力! あれこそ野生の虎だ! カロヤカさんはサッカー部でこそ輝くのだ!」
「いや! バスケットボールだ!」
「違う! ハンドボール部だ!」
「剣道だ!」
「柔道だ!」
「吹奏楽部よ!」
「美術部だ!」
ありとあらゆる部活動が、カロヤカさんをスカウトに待ち構えていた。
「やっぱり、こうなるのよね。」
この展開をカロヤカさんも予測していた。
「カロヤカさんを捕まえろ!」
一斉に各部の部員がカロヤカさんに襲い掛かる。
「捕まえた所に入部するとは言ってないのに!」
カロヤカさんの自宅から高校までのランニングは準備体操。今から本番が始める。
「捕まれ! カロヤカ!」
「馴れ馴れしく、呼び捨てにするな!」
カロヤカさんは、軽いフェイントで次々と襲い来る部員たちをかわしていく。
「見ろ! あのフェイントこそ! サッカー部に必要だ!」
「何を言う! あのボディバランスは、バスケットボールをやってこそ、生かせるんだ!」
各部活は、カロヤカさんに惚れこんでいる。
「これなら逃げれないだろう!」
2重3重に囲まれたカロヤカさん。
「できれば暴力は使いたくはなかったのですが、多勢に無勢では仕方がない。はあ~!」
カロヤカさんは気合を入れて構えて、息を整える。
「アタタタタタタタタタタタタター! アター!」
カロヤカさんのパンチが部員たちを吹き飛ばしていく。
「素晴らしい! カロヤカさんがいれば空手部も全国制覇は夢じゃない!」
「いや! カロヤカさんにはボクシングが似合う!」
カロヤカさんの実力に各部活は感動する。
「入学式に遅れるので失礼します。」
「待て! カロヤカさん! 逃がさんぞ!」
「これ以上、しつこく勧誘するというなら、その部活を潰しますよ?」
カロヤカさんの鋭い睨みに、各部員たちは身動きが取れなくなる。
「どこかに面白い部活はないかな~。」
こうしてカロヤカさんの入学式は無事に終わった。絶対無敵、カロヤカさん。痛快、爽快、カロヤカさん。カロヤカさんに不可能の3文字は無い。
つづく。
彼女は背筋を伸ばして目覚める。
「今日から高校生か、頑張らなくっちゃ!」
彼女の名前は、軽井沢花。
「家族は旅行に行ってていないし、私の入学式くらいくればいいのに。」
よくある主人公の家族は面倒臭いのでカットする時のいい訳である。家族とすることで後で兄弟が出てくることも可能である。
「さあ、着替えて、学校に行く準備をしなくっちゃ!」
花は軽やかにベットから飛び起きるのであった。
「げっ!? どうしているの!?」
花が着替えて自分の部屋から食卓に行くと、家族が朝食を食べていた。
「どうしてって、家族なんだから、娘の入学式を見に行くに決まっているじゃない。」
「恥ずかしいから来なくていい。」
花の母親、桜。年齢不詳。
「お姉ちゃん一人だけを行かせはしないわ。私もついていく。バッチグー。」
「おまえは中学校に行ってこい。」
花の妹、楓。中学3年生。
「お父さんにも、花の高校生になった姿を見せてあげたかった。ウルウル。」
「きっと天国から見守ってくれているわよ。」
花の父親、薔薇。花が小さい時に死亡。
「で、何であんたたちはいるの? 主人公の家族は旅行に行くのが、お約束のパターンでしょ?」
「だって、朝ドラのような設定で現代ドラマを目指すとなったら、家族を描かない訳にはいかないでしょう。だから急遽、ハワイから帰って来たのよ。」
「そうそう、もう少しでハワイのパンケーキを食べれたのに。お姉ちゃんの性よ。」
「はいはい。それは悪うございましたね。」
こうして家族の自己紹介が無事に終わる。
「楓、時間大丈夫?」
「あ!? やばい!? 遅刻しちゃう!? お姉ちゃん、乗せてってよ?」
「嫌よ。今日は入学式なんだから。」
「ケチッ! いってきます!」
「いってらっしゃい。」
妹の楓は学校に向けて出発していった。
「ごちそうさま。お母さん、私も行くね。」
「後で校門の所で記念写真を撮りましょうね。」
「本当に来る気なの? どうなっても知らないよ。」
「大丈夫よ。慣れてるから。」
「慣れられてもね。じゃあ、いってきます。」
「いってらっしゃい。」
花は学校に向けて出発した。
「家族なんか出すから、爽快感が無くなったじゃない!?」
カロヤカさんも家庭問題を抱えていた。
「遅刻まで、あと15分。」
学校への登校中、彼女はスマホで時間を確認した。
「位置について、よ~い、ドン!」
彼女は軽く構えてから猛ダッシュした。
「キイイイイーン!」
彼女は100メートルを1分で走る。10分もあれば1キロ離れた学校まで余裕でたどり着くのだった。
「お先に!」
「お姉ちゃん!? 私も連れてってよ!?」
走っていると途中で先に家を出た妹も抜かすのである。
「着いた! 私の高校! 今日から高校生! 女子高生活をがんばるぞ!」
カロヤカさんの高校の名前は、紅葉高校にしよう。
「あれがカロヤカさんだ!」
紅葉高校の正門では、各部活動の新入部員獲得のための勧誘活動が行われていた。
「見たか!? あの俊足!? カロヤカは何が何でも陸上部がもらうんだ!」
「カロヤカは陸上大会の試合参加は認められないだろうが! カロヤカの200キロの剛速球は野球部にこそ相応しい!」
「それなら我がソフトボール部だって欲しいわ! カロヤカさんさえ入部してくれれば、世界征服も夢じゃないわ!」
「サッカーだ! ゴールネットを引き裂くキック力! あれこそ野生の虎だ! カロヤカさんはサッカー部でこそ輝くのだ!」
「いや! バスケットボールだ!」
「違う! ハンドボール部だ!」
「剣道だ!」
「柔道だ!」
「吹奏楽部よ!」
「美術部だ!」
ありとあらゆる部活動が、カロヤカさんをスカウトに待ち構えていた。
「やっぱり、こうなるのよね。」
この展開をカロヤカさんも予測していた。
「カロヤカさんを捕まえろ!」
一斉に各部の部員がカロヤカさんに襲い掛かる。
「捕まえた所に入部するとは言ってないのに!」
カロヤカさんの自宅から高校までのランニングは準備体操。今から本番が始める。
「捕まれ! カロヤカ!」
「馴れ馴れしく、呼び捨てにするな!」
カロヤカさんは、軽いフェイントで次々と襲い来る部員たちをかわしていく。
「見ろ! あのフェイントこそ! サッカー部に必要だ!」
「何を言う! あのボディバランスは、バスケットボールをやってこそ、生かせるんだ!」
各部活は、カロヤカさんに惚れこんでいる。
「これなら逃げれないだろう!」
2重3重に囲まれたカロヤカさん。
「できれば暴力は使いたくはなかったのですが、多勢に無勢では仕方がない。はあ~!」
カロヤカさんは気合を入れて構えて、息を整える。
「アタタタタタタタタタタタタター! アター!」
カロヤカさんのパンチが部員たちを吹き飛ばしていく。
「素晴らしい! カロヤカさんがいれば空手部も全国制覇は夢じゃない!」
「いや! カロヤカさんにはボクシングが似合う!」
カロヤカさんの実力に各部活は感動する。
「入学式に遅れるので失礼します。」
「待て! カロヤカさん! 逃がさんぞ!」
「これ以上、しつこく勧誘するというなら、その部活を潰しますよ?」
カロヤカさんの鋭い睨みに、各部員たちは身動きが取れなくなる。
「どこかに面白い部活はないかな~。」
こうしてカロヤカさんの入学式は無事に終わった。絶対無敵、カロヤカさん。痛快、爽快、カロヤカさん。カロヤカさんに不可能の3文字は無い。
つづく。
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