55 / 69
家族愛をコンビニ経営で確かめる3
しおりを挟む
「いざ! 説明会に出陣!」
「おお!」
安倍家の晋男、晋一、晋二、利子は、名前が面白いというだけで、大手3社ではなく、デイリーザキヤマのコンビニのオーナー説明会に参加することにした。
「いらっしゃい、私が社長のザキヤマです。くる~!」
デイリーザキヤマの社長、ザキヤマがくだらない芸人のギャグでお出迎え。
「よろしくお願いします。」
「なんか、うさんくさくない?」
「詐欺じゃない? 詐欺?」
「怪しいね。」
安倍家は疑いの眼差しで説明会が開始された。
「デイリーザキヤマの特徴は、店内でパンと惣菜を調理するキッチンを持っているということです。店内で作った焼き立てパンや出来立ての惣菜を出すことができます。お客様にはとても好評です。」
「いいわね。これならコンビニとパン屋さんと両方を経験できるってことね。」
「はい、その通り。オーナーのほとんどが、自分でパンを作ってみたいという所からのスタートです。逆に言ったら、パンを作りたくなかったら、大手のコンビニのオーナーになった方が儲かりますよ。ということです。」
「おお、納得のいく説明だわ。」
「もしかしたら、いいかも。」
「悪いのは名前だけかも?」
「ザキヤマはダメだね。ハッハハハ。」
安倍家は、ザキヤマの説明会に洗脳されていった。
「そして、我がデイリーザキヤマの1番のポイントが、24時間営業にこだわっていないところです。」
「おお!? コンビニなのに24時間営業をしなくていいんですか!?」
「いいんです。24時間営業なんてしないで下さい。24時間営業なんかしたら、大切な家族が過労死で死んじゃいますよ。24時間営業で死ぬまで働いて家族愛を確かめるなんて、やめて下さい。もし疑うなら大手のコンビニの説明会に参加してください。「儲かるから24時間働いて、死ね。」って言われますからね。ワッハッハー!」
あっさりコンビニ本部の本音を言ってのけるザキヤマ社長。
「そこの安倍さん。」
「はい。」
「家族でコンビニ経営をするのであれば、経営するのは1店舗だけでいいですよね?」
「はい。そのつもりです。」
「ですが、ドミナント戦略って聞いたことがありますか?」
「ピザ屋です。」
「違います。あなたのコンビニが儲かっていたなら、近所にもう1店舗出店する方式です。当然、あなたの店の売り上げは半減しますよ。」
「なんですと!? それが大手コンビニのやり方か!? 卑怯者!」
「なんて恐ろしいんだ!? コンビニの世界!?」
しかも世の中に放送されない事実として、ほとんどのコンビニが赤字で借金だらけである、らしい。
「それでは、ここにハンコをどうぞ。」
「ポンっと。あ、押しちゃった。まあ、いいか。他に道がないしね。」
安倍家とデイリーザキヤマの契約が成立した。
つづく。
「おお!」
安倍家の晋男、晋一、晋二、利子は、名前が面白いというだけで、大手3社ではなく、デイリーザキヤマのコンビニのオーナー説明会に参加することにした。
「いらっしゃい、私が社長のザキヤマです。くる~!」
デイリーザキヤマの社長、ザキヤマがくだらない芸人のギャグでお出迎え。
「よろしくお願いします。」
「なんか、うさんくさくない?」
「詐欺じゃない? 詐欺?」
「怪しいね。」
安倍家は疑いの眼差しで説明会が開始された。
「デイリーザキヤマの特徴は、店内でパンと惣菜を調理するキッチンを持っているということです。店内で作った焼き立てパンや出来立ての惣菜を出すことができます。お客様にはとても好評です。」
「いいわね。これならコンビニとパン屋さんと両方を経験できるってことね。」
「はい、その通り。オーナーのほとんどが、自分でパンを作ってみたいという所からのスタートです。逆に言ったら、パンを作りたくなかったら、大手のコンビニのオーナーになった方が儲かりますよ。ということです。」
「おお、納得のいく説明だわ。」
「もしかしたら、いいかも。」
「悪いのは名前だけかも?」
「ザキヤマはダメだね。ハッハハハ。」
安倍家は、ザキヤマの説明会に洗脳されていった。
「そして、我がデイリーザキヤマの1番のポイントが、24時間営業にこだわっていないところです。」
「おお!? コンビニなのに24時間営業をしなくていいんですか!?」
「いいんです。24時間営業なんてしないで下さい。24時間営業なんかしたら、大切な家族が過労死で死んじゃいますよ。24時間営業で死ぬまで働いて家族愛を確かめるなんて、やめて下さい。もし疑うなら大手のコンビニの説明会に参加してください。「儲かるから24時間働いて、死ね。」って言われますからね。ワッハッハー!」
あっさりコンビニ本部の本音を言ってのけるザキヤマ社長。
「そこの安倍さん。」
「はい。」
「家族でコンビニ経営をするのであれば、経営するのは1店舗だけでいいですよね?」
「はい。そのつもりです。」
「ですが、ドミナント戦略って聞いたことがありますか?」
「ピザ屋です。」
「違います。あなたのコンビニが儲かっていたなら、近所にもう1店舗出店する方式です。当然、あなたの店の売り上げは半減しますよ。」
「なんですと!? それが大手コンビニのやり方か!? 卑怯者!」
「なんて恐ろしいんだ!? コンビニの世界!?」
しかも世の中に放送されない事実として、ほとんどのコンビニが赤字で借金だらけである、らしい。
「それでは、ここにハンコをどうぞ。」
「ポンっと。あ、押しちゃった。まあ、いいか。他に道がないしね。」
安倍家とデイリーザキヤマの契約が成立した。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる