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第047話 襲い来る野獣たち!!
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バタンという扉の開閉音にびくりっと反応してしまいました。
リサさんなら、こんな荒々しい感じにはならないのになと。
精霊さん達の力作の片付けの手を休め、振り返った先には。
村内最強美女軍団が集まっていました。
はい。
自業自得ですね。
きゅぅっと吊るされながら薄らいでいく意識の中で他の選択肢を探しちゃいそうでした。
事の発端はリサさんでして。
お洗濯とかしてますと、やっぱり美容の話とか出るんですって。
特に最近、お湯をふんだんに使えるようになって皆さま垢抜けてきてますから。
文字通り、垢を一枚剥いた感じになっているのです。
で、旦那さんや意中の異性の反応も良く、ここいらでもう一発止めを刺したい。
そんなお嬢様が沢山いる訳で。
そこに颯爽と現れる生贄の羊、リサさん。
お湯仕事をしているとね、やっぱり香るんです。
ふわっと柑橘系の香りが。
何事と皆が探してみると、艶々な手をしたリサさんがうっとりしている訳で。
水仕事で手指が荒れるのは皆さん一緒なのに、艶々して、きーって感じで事情を聞き出したと。
んで、製作者の家を突撃! 隣の発明品ってノリでお宅拝見に伺われたと。
しょんぼりですよ。
あの剣幕に関しては大変びっくりしたので、謝罪を要求したいです。
でも、今も続く剣幕に怖れを成して、結局スタイリッシュカツアゲされちゃいました。
蜜蝋、結構貴重なのであんまり量が無かったのですが……。
ふぇぇ。
泣き寝入ります。
これは商機。
というよりも、健全なリサさんのお肌のためにも量産体制を構築せねばと。
まぁ、グリセリンでも良いのですが。
折角なので、蜜蝋を大量にゲットしたい訳で。
ダリーヌさんのところにお邪魔した次第です。
「蜂の巣? 蝋燭でも作るんさね?」
ダリーヌさんの質問に、リサさんの手とサンプル品を差し出してみました。
「ほぉ、こんなものが……」
自らの手に塗って、にやりと邪悪な笑みを浮かべるダリーヌさん。
しまった、この人も女だったと思い至った刹那。
私の用の甕からごっそり貝殻で掬われて。
そのまま、ててーっと走り去られてしまいました。
え、ちょ、ま。
これこそ、スタイリッシュカツアゲじゃね?
泣き寝入りパート2が発生しました。
床に這いつくばって呆然としてたら、リサさんがよしよししてくれたので、ちょっと許す。
暫く待っていると、ばたーんと音を立てて開く扉。
じゃりーんっと重い音と共に置かれる、革袋。
「いやぁ、良い商売だったさね」
うぉーい!!
売るって言ってない!!
そんな文句は、聞いてもらえない、冬のとある一日の光景でしたとさ。
とっぴんぱらりのぷう。
リサさんなら、こんな荒々しい感じにはならないのになと。
精霊さん達の力作の片付けの手を休め、振り返った先には。
村内最強美女軍団が集まっていました。
はい。
自業自得ですね。
きゅぅっと吊るされながら薄らいでいく意識の中で他の選択肢を探しちゃいそうでした。
事の発端はリサさんでして。
お洗濯とかしてますと、やっぱり美容の話とか出るんですって。
特に最近、お湯をふんだんに使えるようになって皆さま垢抜けてきてますから。
文字通り、垢を一枚剥いた感じになっているのです。
で、旦那さんや意中の異性の反応も良く、ここいらでもう一発止めを刺したい。
そんなお嬢様が沢山いる訳で。
そこに颯爽と現れる生贄の羊、リサさん。
お湯仕事をしているとね、やっぱり香るんです。
ふわっと柑橘系の香りが。
何事と皆が探してみると、艶々な手をしたリサさんがうっとりしている訳で。
水仕事で手指が荒れるのは皆さん一緒なのに、艶々して、きーって感じで事情を聞き出したと。
んで、製作者の家を突撃! 隣の発明品ってノリでお宅拝見に伺われたと。
しょんぼりですよ。
あの剣幕に関しては大変びっくりしたので、謝罪を要求したいです。
でも、今も続く剣幕に怖れを成して、結局スタイリッシュカツアゲされちゃいました。
蜜蝋、結構貴重なのであんまり量が無かったのですが……。
ふぇぇ。
泣き寝入ります。
これは商機。
というよりも、健全なリサさんのお肌のためにも量産体制を構築せねばと。
まぁ、グリセリンでも良いのですが。
折角なので、蜜蝋を大量にゲットしたい訳で。
ダリーヌさんのところにお邪魔した次第です。
「蜂の巣? 蝋燭でも作るんさね?」
ダリーヌさんの質問に、リサさんの手とサンプル品を差し出してみました。
「ほぉ、こんなものが……」
自らの手に塗って、にやりと邪悪な笑みを浮かべるダリーヌさん。
しまった、この人も女だったと思い至った刹那。
私の用の甕からごっそり貝殻で掬われて。
そのまま、ててーっと走り去られてしまいました。
え、ちょ、ま。
これこそ、スタイリッシュカツアゲじゃね?
泣き寝入りパート2が発生しました。
床に這いつくばって呆然としてたら、リサさんがよしよししてくれたので、ちょっと許す。
暫く待っていると、ばたーんと音を立てて開く扉。
じゃりーんっと重い音と共に置かれる、革袋。
「いやぁ、良い商売だったさね」
うぉーい!!
売るって言ってない!!
そんな文句は、聞いてもらえない、冬のとある一日の光景でしたとさ。
とっぴんぱらりのぷう。
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