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「エピローグ」
「エピローグ 西沢米穀特設リング会場 記念撮影」
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「エピローグ 西沢米穀特設リング会場 記念撮影」
午後1時15分にランチ客が引けたところで三朗は暖簾を片付け、稀世、太田と共に西沢米穀特設リング会場に走った。3人が到着するとこども食堂・高齢者福祉配食を担当する飲食店の店主が集まっていた。たくさん積み上げられたダンボール箱や発泡スチロールのトロ箱の前でさとみとかずみが顔を突き合わせて何やら話込んでいる。お好み焼きがんちゃんの女将のさとみが稀世に気付き、顔を見るなり言った。
「稀世ちゃん!稀世ちゃんの「X」と「TikToc」がバズって大変よ!もう朝からいっぱい寄付が集まっちゃって、食材が冷蔵庫に入りきらないのよ!」
稀世は訳が分からず首をひねってさとみに返事をした。
「えっ、私、SNSは何もやってへんねんけど…。何かの間違いとちゃうの?」
「何言ってんの、これよ!これ!」
とスマホの画面を稀世に突きつけた。そこには「きよちゃんふぁんくらぶ N&S」のアカウントのページが開かれ、「万」を越える「いいね」が付いた稀世の画像が映った投稿がいくつも並んでいた。公開日はどれも昨日の日付になっている。
「ん、「きよちゃんふぁんくらぶ」ってアカウントになってるってことは私じゃなく誰かが私の事をSNSでアップしてるってこと?」
さとみとかずみに進められるがままに見た投稿は一昨日の三朗とのデートで行った先々がタイトルに入っていた。一番、最初のものは伏見稲荷で「外人迷惑ユーチューバー」に宝玉石でお仕置きしている動画と画像だった。
「五穀豊穣の神様「伏見のお稲荷さん」で「迷惑ユーチューバー」にお仕置き!どうか神様、お腹を空かせた子供たちにお腹いっぱい食べさせてあげたいのでこども食堂にご協力ください!神様以外の方の寄付もお待ちしています!」のコメントに「#安稀世」、「#こども食堂」、「#寄付受付中」、「#ニコニコ商店街」、「#稀世基金」、「#SAVEtheCHILREN」のタグが並びニコニコ商店街こども食堂事務局としてホームページリンクと西沢米穀の住所と電話番号が貼られていた。
次の投稿は昨日の関西ローカルテレビの京都競馬場でのニュースが切り取られていた。稀世が初競馬で当てた「約550万円」の配当金をこども食堂運営の為の資金として寄付することが取り上げられていた。どうやら直と粋華から話を聞いた太田がテレビ局に連絡を入れたようだった。
「門真だけでなく「食」に困った子供たちはたくさんいます。こども食堂だけでなく「こども園」や「児童グループホーム」への援助や子供たちの学校用品援助など皆さんのご協力が必要です。ひとりでも多くの応援をお待ちしています!」のメッセージが添えられている。
ひらかたパークでの「赤ん坊誘拐阻止」もひらパーの公式アカウントや「守口漬け屋」の赤ん坊の母親の新彼のSNSがカバーされ稀世に対する無償の行為に対する称賛の言葉が並んだ後、
「赤ん坊は世界の宝です!安稀世は児童虐待に反対します!オレンジリボンキャンペーンにもご協力ください!虐待を見かけた方は「児童相談所虐待対応ダイヤル189」か、「ニコニコ商店街」までご連絡ください!しかるべき機関に繋ぎ、子供たちの未来を守ります!また保護施設への応援もお待ちしています!」
のメッセージにたくさんの「いいね」と多くの好意的なコメントが寄せられていた。
さらに「大阪の某高級ホテルで「女の敵デバガメを成敗」!」とのタイトルで廊下でモザイクのかかった蘇高にサマーソルトキック、ローリングソバット、チキンウイングフェイスロックをかける稀世の写真がアップされていた。
どの投稿もその場にいたSNSユーザーが投稿した動画や画像とリンクが張られ、相乗効果で閲覧がどんどん増えているようだった。
「#稀世ちゃん遭遇」や「#稀世ちゃんかわいい」等、粋華が「撒き餌」としてアップしたタグに閲覧数確保を目的に多数のユーザーが「#私も寄付したよ」タグを広めようとしたことも追い風になった。
さとみが言うには、昨日からこのアカウントがアップされ、瞬く間にバズったという事だった。コメントに「英語」が多いことに気付いた稀世がフォロワーや最初のコメントをチェックしていくとアメリカでフォロワー100万人を超える人気ディーバの「psychicer suika」のアカウントが表示されていた。どうやら新アカウントの順位を上げるために粋華が自分のSNSに「拡散希望」のリンクコメントを貼り付けてくれていることによる効果のようだった。
「あー、昨日、飲みながら粋華と直さんが「寄付ようさん集めたるからな!」って言ってたんはこのことやったんや。
「「UCWWの賞金」も「競馬の勝ち」も有限資産や!いつまでもあるもんとちゃう。これからの子供たちの為に「稀世基金」をきちんとした運営にしていかなあかん。子供達の為に稀世ちゃんの「純」で「まっすぐ」な気持ちを一般の人に伝えたいねんけどええよな。」
って言われて「どないしたらええのかわからへんけど…。」って曖昧な返事をしてたら直さんが「後は任せとけ!」って言うてたような気がするわ。
「きよちゃんふぁんくらぶ」の後の「N&S」は直さんと粋華のことやねんね。」
稀世が事情をさとみとかずみに説明していると直と粋華が一緒にやってきた。
「よぉ、稀世もいっぱしのインフルエンサーやな!思った以上にUCWWでの1000万寄付のインパクトが残ってたみたいやん!物資援助だけやなく、寄付金の問い合わせもようさん来てるで。
SNSの運用は直さんと商店街女子部のみんなに任せてるからしっかり「看板娘」として子供達やここの市民サロンのおじいちゃん、おばあちゃんらの為に頑張るんやで。私は今日、アメリカに戻るから海の向こうから応援してるわな。」
と言った後、稀世の耳元で小さな声で囁いた。
「稀世、サブちゃんのことやけどな、ちょっと頼りにならへんところはあるけど私は認めてるで。稀世に対しての頑張りは大事にしたりや。今回はいろいろあって、「H」どころか「チュー」もできへんかったやろうけど、これから頑張りや!「処女」捧げたら、私も今後の参考にさせて欲しいから教えてくれよな。二人の「初体験」の報告待ってるで!」
稀世は真っ赤になって「もう、あほなこと言わんとってよ…。」と返すのが精いっぱいだった。粋華は、微笑んで稀世の肩をポンポンと叩いた。
そんな話をしている間にも宅配便の荷物が次々と到着してくる。さとみとかずみは「常温保存」できるものと「そうでないもの」を開封してはチェックして分別している。
「あー、また手紙が入ってる!「結婚してください」ってこれ何通目や!大きな食品会社の専務の名刺が入ってるで。もう稀世ちゃんのお婿さん候補一気に十人以上現れたでなぁ。」
「こっちはおそらく親御さんからやろな。「釣書」と「見合い写真」が入ってるわ。上場会社の社長の息子やて!結婚したら即社長令嬢や!この手の荷物ももうすぐ二桁行くで。」
とさとみとかずみが騒いでいる。
直がニコニコ商店街の中のスーパーマーケットに電話して、冷蔵庫に入らないものを一時預かりしてもらえるよう段取りしないと捌けなくなった。学校から帰ってきたこども食堂の利用者の子供達も一緒に食材の片付けを手伝った。整理が一息ついたところで直が稀世と周りのみんなに言った。
「みんなの善意をきちんと受け取ったことをSNS通じてお礼を挙げなあかんやろ。関係者と子供達はみんな集まれ!みんなでお礼のSNS用の記念撮影するぞ!」
子供も大人もみんなリング前に集まった。最初、稀世は控えめに後ろに並んでいたが粋華がスマホを取り出して言った。
「主役が後ろに隠れとってどないすんねん。幼稚園の子は一番前で三角座り、小学生は二列目で中腰、中学生以上は三列目な!稀世はその子供たちの真ん中にドンと構えんかい!サービスでサブちゃんは特別に稀世の横に立たせたるわな!直さんは稀世を挟んでサブちゃんの反対側でお願いしますね!はい、大人は子供たちの後ろやでー!じゃあ寄付してくれた人たちに見てもらうんやから最高の笑顔を送ったってやー!さて、撮るで!1たす1はー?」
皆が「にっ!」と答え笑顔で写真に納まった。そこで三朗が
「粋華さん、もう一枚いいですか?僕も記念に写真欲しいんでお願いします。」
とナイフの傷が入ったデジカメを取り出し、電源を入れて粋華に渡した。
「じゃあもう一回撮るでー!はい、3ひく1はー?」
と撮った写真をモニターで確認した瞬間、粋華が叫んだ!
「なんじゃこりゃー!」
皆が騒めく中、三朗と稀世は何事かと思い粋華の元に駆け寄り、カメラの液晶モニターを覗き込んだ。その瞬間、「キャーっ!」っと叫び稀世は真っ赤になり両手で顔を隠し、うつむいた。三朗はその場で鼻血を吹き出し卒倒した。
「なんやなんや、「貞子たん」か三茶ポの「てっちゃん」の心霊写真でも映ってたんか?」
と出てきた直が見たデジカメのモニターには、夜間撮影モードのまま撮影された、白いシャツとワイドパンツの下からはっきり浮き出た稀世のレースの下着姿と三朗の上を向いた「もっこり」と直の胸に大きくぶら下がった2本の「へちま」と子供達と後ろに並ぶ関係者の笑顔の写真だった。
「ぎゃはははは!稀世の下着姿だけで鼻血吹き出して倒れるようじゃ稀世の「処女卒業」もまだまだ先やな!」
と粋華が大笑いする中、直が
「もしかして、三朗は「確信犯」とちゃうやろな?もしそうやとしたら「女の敵」や!こいつも「成敗」したらなあかんな!」
直が仰向けに倒れた三朗の股間を3度グリグリと踏みつけると
「あきません、稀世さん…、気持ち良すぎです!あっ、「イクっ」!うっ!」
と白目をむいて叫ぶと、3度腰を上に突き上げ満面の笑みで寝息を立て始めた。
直が顔を覆った指の隙間から見ていた稀世に尋ねた。
「稀世ちゃん、ほんまにこんな「あほボン」でええんか?わしの「乳」見て、わしの「足」でまた「イッテ」しまいよったぞ!考え直すんやったら玉の輿が狙えるターゲットが「引くて数多」の今やぞ!カラカラカラ!」
「もう知らんわ!直さん、嫌いっ!プンプン。」
と大笑いする直に稀世は吐き捨てると白目をむきつつも、股間を盛り上げたまま満足げに至極の表情を浮かべる三朗の頭を抱き起し、
「サブちゃん、サブちゃん、大丈夫?「直さんのおっぱい」じゃなく「私の下着姿」で「イッて」くれたんやんなぁ!それに「直さんの足」やなくて「私に踏まれてるところを想像」して「イッた」んやろ?そこ大事なとこやねんから、きちんと答えてよ!」
と子供達の前で「トンチンカン」な質問をかけ続ける稀世が介抱する様子をこども食堂の皆は優しく微笑みながら見守った。
おしまい
「本編最後のおまけ」
赤井です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まあ、「あとがきのようなもの」と「ぐだぐだ」も残ってますけど、普通の読者さんとはここでお別れです。
次回の「稀世ちゃん」は従来シリーズに戻りますので、また来年、見つけたら読んでやってください!
「再会」を楽しみにお待ちしております。
(。-人-。)
さて、最後の「イラスト」は「描きおろし」で頑張りました!
最後のサブちゃんのカメラでの記念撮影の「赤外線撮影」された「稀世ちゃん」を描こうと頑張ったんですけど、
「透け透けのブラウスとパンツ」
が再現できませんでした。
実際の赤外線撮影は「白黒」っぽくなるので、ただの「(すけべ)透視カメラ:と思ってみてください(笑)!
ちなみに2時間チャレンジしましたけど「100点」のイラストはできませんでした。
という事で「最終回」ですけど
「ボツ供養」です…(´・ω・`)ショボーン
「透視能力」のある読者さんは「透けてる」と思ってみてください!
(。-人-。)
※最後はやりすぎ(笑)。(〃▽〃)ポッ
そして、ちょっと画風を変えたのがこれ!
公開15分前に書き足しです!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
:(;゙゚''ω゚''):
あー、最後まで「ぐだぐだ」です!
もう、5時55分です。
(;^_^A アセアセ・・・
では、本当にありがとうございました!
(。-人-。)
とりあえず「完結」ということでよ~ろ~ひ~こ~!
(@^^)/~~~
明日、明後日は「おわりにのようなもの」です!
私の大ボケで2回「おわりにのようなもの」が続きます(笑)!
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
(朝6時更新じゃないかもしれませんのでよろひこー!)
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
午後1時15分にランチ客が引けたところで三朗は暖簾を片付け、稀世、太田と共に西沢米穀特設リング会場に走った。3人が到着するとこども食堂・高齢者福祉配食を担当する飲食店の店主が集まっていた。たくさん積み上げられたダンボール箱や発泡スチロールのトロ箱の前でさとみとかずみが顔を突き合わせて何やら話込んでいる。お好み焼きがんちゃんの女将のさとみが稀世に気付き、顔を見るなり言った。
「稀世ちゃん!稀世ちゃんの「X」と「TikToc」がバズって大変よ!もう朝からいっぱい寄付が集まっちゃって、食材が冷蔵庫に入りきらないのよ!」
稀世は訳が分からず首をひねってさとみに返事をした。
「えっ、私、SNSは何もやってへんねんけど…。何かの間違いとちゃうの?」
「何言ってんの、これよ!これ!」
とスマホの画面を稀世に突きつけた。そこには「きよちゃんふぁんくらぶ N&S」のアカウントのページが開かれ、「万」を越える「いいね」が付いた稀世の画像が映った投稿がいくつも並んでいた。公開日はどれも昨日の日付になっている。
「ん、「きよちゃんふぁんくらぶ」ってアカウントになってるってことは私じゃなく誰かが私の事をSNSでアップしてるってこと?」
さとみとかずみに進められるがままに見た投稿は一昨日の三朗とのデートで行った先々がタイトルに入っていた。一番、最初のものは伏見稲荷で「外人迷惑ユーチューバー」に宝玉石でお仕置きしている動画と画像だった。
「五穀豊穣の神様「伏見のお稲荷さん」で「迷惑ユーチューバー」にお仕置き!どうか神様、お腹を空かせた子供たちにお腹いっぱい食べさせてあげたいのでこども食堂にご協力ください!神様以外の方の寄付もお待ちしています!」のコメントに「#安稀世」、「#こども食堂」、「#寄付受付中」、「#ニコニコ商店街」、「#稀世基金」、「#SAVEtheCHILREN」のタグが並びニコニコ商店街こども食堂事務局としてホームページリンクと西沢米穀の住所と電話番号が貼られていた。
次の投稿は昨日の関西ローカルテレビの京都競馬場でのニュースが切り取られていた。稀世が初競馬で当てた「約550万円」の配当金をこども食堂運営の為の資金として寄付することが取り上げられていた。どうやら直と粋華から話を聞いた太田がテレビ局に連絡を入れたようだった。
「門真だけでなく「食」に困った子供たちはたくさんいます。こども食堂だけでなく「こども園」や「児童グループホーム」への援助や子供たちの学校用品援助など皆さんのご協力が必要です。ひとりでも多くの応援をお待ちしています!」のメッセージが添えられている。
ひらかたパークでの「赤ん坊誘拐阻止」もひらパーの公式アカウントや「守口漬け屋」の赤ん坊の母親の新彼のSNSがカバーされ稀世に対する無償の行為に対する称賛の言葉が並んだ後、
「赤ん坊は世界の宝です!安稀世は児童虐待に反対します!オレンジリボンキャンペーンにもご協力ください!虐待を見かけた方は「児童相談所虐待対応ダイヤル189」か、「ニコニコ商店街」までご連絡ください!しかるべき機関に繋ぎ、子供たちの未来を守ります!また保護施設への応援もお待ちしています!」
のメッセージにたくさんの「いいね」と多くの好意的なコメントが寄せられていた。
さらに「大阪の某高級ホテルで「女の敵デバガメを成敗」!」とのタイトルで廊下でモザイクのかかった蘇高にサマーソルトキック、ローリングソバット、チキンウイングフェイスロックをかける稀世の写真がアップされていた。
どの投稿もその場にいたSNSユーザーが投稿した動画や画像とリンクが張られ、相乗効果で閲覧がどんどん増えているようだった。
「#稀世ちゃん遭遇」や「#稀世ちゃんかわいい」等、粋華が「撒き餌」としてアップしたタグに閲覧数確保を目的に多数のユーザーが「#私も寄付したよ」タグを広めようとしたことも追い風になった。
さとみが言うには、昨日からこのアカウントがアップされ、瞬く間にバズったという事だった。コメントに「英語」が多いことに気付いた稀世がフォロワーや最初のコメントをチェックしていくとアメリカでフォロワー100万人を超える人気ディーバの「psychicer suika」のアカウントが表示されていた。どうやら新アカウントの順位を上げるために粋華が自分のSNSに「拡散希望」のリンクコメントを貼り付けてくれていることによる効果のようだった。
「あー、昨日、飲みながら粋華と直さんが「寄付ようさん集めたるからな!」って言ってたんはこのことやったんや。
「「UCWWの賞金」も「競馬の勝ち」も有限資産や!いつまでもあるもんとちゃう。これからの子供たちの為に「稀世基金」をきちんとした運営にしていかなあかん。子供達の為に稀世ちゃんの「純」で「まっすぐ」な気持ちを一般の人に伝えたいねんけどええよな。」
って言われて「どないしたらええのかわからへんけど…。」って曖昧な返事をしてたら直さんが「後は任せとけ!」って言うてたような気がするわ。
「きよちゃんふぁんくらぶ」の後の「N&S」は直さんと粋華のことやねんね。」
稀世が事情をさとみとかずみに説明していると直と粋華が一緒にやってきた。
「よぉ、稀世もいっぱしのインフルエンサーやな!思った以上にUCWWでの1000万寄付のインパクトが残ってたみたいやん!物資援助だけやなく、寄付金の問い合わせもようさん来てるで。
SNSの運用は直さんと商店街女子部のみんなに任せてるからしっかり「看板娘」として子供達やここの市民サロンのおじいちゃん、おばあちゃんらの為に頑張るんやで。私は今日、アメリカに戻るから海の向こうから応援してるわな。」
と言った後、稀世の耳元で小さな声で囁いた。
「稀世、サブちゃんのことやけどな、ちょっと頼りにならへんところはあるけど私は認めてるで。稀世に対しての頑張りは大事にしたりや。今回はいろいろあって、「H」どころか「チュー」もできへんかったやろうけど、これから頑張りや!「処女」捧げたら、私も今後の参考にさせて欲しいから教えてくれよな。二人の「初体験」の報告待ってるで!」
稀世は真っ赤になって「もう、あほなこと言わんとってよ…。」と返すのが精いっぱいだった。粋華は、微笑んで稀世の肩をポンポンと叩いた。
そんな話をしている間にも宅配便の荷物が次々と到着してくる。さとみとかずみは「常温保存」できるものと「そうでないもの」を開封してはチェックして分別している。
「あー、また手紙が入ってる!「結婚してください」ってこれ何通目や!大きな食品会社の専務の名刺が入ってるで。もう稀世ちゃんのお婿さん候補一気に十人以上現れたでなぁ。」
「こっちはおそらく親御さんからやろな。「釣書」と「見合い写真」が入ってるわ。上場会社の社長の息子やて!結婚したら即社長令嬢や!この手の荷物ももうすぐ二桁行くで。」
とさとみとかずみが騒いでいる。
直がニコニコ商店街の中のスーパーマーケットに電話して、冷蔵庫に入らないものを一時預かりしてもらえるよう段取りしないと捌けなくなった。学校から帰ってきたこども食堂の利用者の子供達も一緒に食材の片付けを手伝った。整理が一息ついたところで直が稀世と周りのみんなに言った。
「みんなの善意をきちんと受け取ったことをSNS通じてお礼を挙げなあかんやろ。関係者と子供達はみんな集まれ!みんなでお礼のSNS用の記念撮影するぞ!」
子供も大人もみんなリング前に集まった。最初、稀世は控えめに後ろに並んでいたが粋華がスマホを取り出して言った。
「主役が後ろに隠れとってどないすんねん。幼稚園の子は一番前で三角座り、小学生は二列目で中腰、中学生以上は三列目な!稀世はその子供たちの真ん中にドンと構えんかい!サービスでサブちゃんは特別に稀世の横に立たせたるわな!直さんは稀世を挟んでサブちゃんの反対側でお願いしますね!はい、大人は子供たちの後ろやでー!じゃあ寄付してくれた人たちに見てもらうんやから最高の笑顔を送ったってやー!さて、撮るで!1たす1はー?」
皆が「にっ!」と答え笑顔で写真に納まった。そこで三朗が
「粋華さん、もう一枚いいですか?僕も記念に写真欲しいんでお願いします。」
とナイフの傷が入ったデジカメを取り出し、電源を入れて粋華に渡した。
「じゃあもう一回撮るでー!はい、3ひく1はー?」
と撮った写真をモニターで確認した瞬間、粋華が叫んだ!
「なんじゃこりゃー!」
皆が騒めく中、三朗と稀世は何事かと思い粋華の元に駆け寄り、カメラの液晶モニターを覗き込んだ。その瞬間、「キャーっ!」っと叫び稀世は真っ赤になり両手で顔を隠し、うつむいた。三朗はその場で鼻血を吹き出し卒倒した。
「なんやなんや、「貞子たん」か三茶ポの「てっちゃん」の心霊写真でも映ってたんか?」
と出てきた直が見たデジカメのモニターには、夜間撮影モードのまま撮影された、白いシャツとワイドパンツの下からはっきり浮き出た稀世のレースの下着姿と三朗の上を向いた「もっこり」と直の胸に大きくぶら下がった2本の「へちま」と子供達と後ろに並ぶ関係者の笑顔の写真だった。
「ぎゃはははは!稀世の下着姿だけで鼻血吹き出して倒れるようじゃ稀世の「処女卒業」もまだまだ先やな!」
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「もしかして、三朗は「確信犯」とちゃうやろな?もしそうやとしたら「女の敵」や!こいつも「成敗」したらなあかんな!」
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「あきません、稀世さん…、気持ち良すぎです!あっ、「イクっ」!うっ!」
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直が顔を覆った指の隙間から見ていた稀世に尋ねた。
「稀世ちゃん、ほんまにこんな「あほボン」でええんか?わしの「乳」見て、わしの「足」でまた「イッテ」しまいよったぞ!考え直すんやったら玉の輿が狙えるターゲットが「引くて数多」の今やぞ!カラカラカラ!」
「もう知らんわ!直さん、嫌いっ!プンプン。」
と大笑いする直に稀世は吐き捨てると白目をむきつつも、股間を盛り上げたまま満足げに至極の表情を浮かべる三朗の頭を抱き起し、
「サブちゃん、サブちゃん、大丈夫?「直さんのおっぱい」じゃなく「私の下着姿」で「イッて」くれたんやんなぁ!それに「直さんの足」やなくて「私に踏まれてるところを想像」して「イッた」んやろ?そこ大事なとこやねんから、きちんと答えてよ!」
と子供達の前で「トンチンカン」な質問をかけ続ける稀世が介抱する様子をこども食堂の皆は優しく微笑みながら見守った。
おしまい
「本編最後のおまけ」
赤井です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まあ、「あとがきのようなもの」と「ぐだぐだ」も残ってますけど、普通の読者さんとはここでお別れです。
次回の「稀世ちゃん」は従来シリーズに戻りますので、また来年、見つけたら読んでやってください!
「再会」を楽しみにお待ちしております。
(。-人-。)
さて、最後の「イラスト」は「描きおろし」で頑張りました!
最後のサブちゃんのカメラでの記念撮影の「赤外線撮影」された「稀世ちゃん」を描こうと頑張ったんですけど、
「透け透けのブラウスとパンツ」
が再現できませんでした。
実際の赤外線撮影は「白黒」っぽくなるので、ただの「(すけべ)透視カメラ:と思ってみてください(笑)!
ちなみに2時間チャレンジしましたけど「100点」のイラストはできませんでした。
という事で「最終回」ですけど
「ボツ供養」です…(´・ω・`)ショボーン
「透視能力」のある読者さんは「透けてる」と思ってみてください!
(。-人-。)
※最後はやりすぎ(笑)。(〃▽〃)ポッ
そして、ちょっと画風を変えたのがこれ!
公開15分前に書き足しです!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
:(;゙゚''ω゚''):
あー、最後まで「ぐだぐだ」です!
もう、5時55分です。
(;^_^A アセアセ・・・
では、本当にありがとうございました!
(。-人-。)
とりあえず「完結」ということでよ~ろ~ひ~こ~!
(@^^)/~~~
明日、明後日は「おわりにのようなもの」です!
私の大ボケで2回「おわりにのようなもの」が続きます(笑)!
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
(朝6時更新じゃないかもしれませんのでよろひこー!)
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
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