ギロチン悪役令嬢の異世界配信~断罪回避するために幼少期から配信したら、色んな人から慕われる。え、スパチャでスキルが買えるんですか!?

大福金

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作戦会議

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【癒し】悪役令嬢アルビダ様を応援するスレ 02.


562:名無しの妖精
正座待機してて良かった……。

563:名無しの妖精
どういう原理なんやろな? なんでアビイたんと話が出来るんや?

564:名無しの妖精
異世界と繋がってるんだろ? 知らんけど。

565:名無しの妖精
これさ? 集団催眠とかだったりして

566:名無しの妖精
>>565
それな! だが、アビィたんと繋がれるなら、夢でも催眠でもなんでも良い。

570:名無しの妖精
アビィたん癒し

571:名無しの妖精
【アルビダの毎日配信】明日の配信が楽しみすぎて夜しか寝れない。

575:名無しの妖精
>>571
夜寝てんじゃねーか草

580:名無しの妖精
このままいくと……アビィたんの未来変わるんじゃ!?

582:名無しの妖精
私たち妖精がアビィ様の力になるのよ!

583:名無しの妖精
妖精パワーで断罪フラグ回避

584:名無しの妖精
はい! 私は妖精でありもうす!

600:名無しのお嬢様
お茶会までに作戦会議だ!

602:名無しのお嬢様
ヤンデーレ回避


———————————————————————————————————

アルビダの配信が終わると裏の世界日本では妖精達が掲示板で盛り上がっているころ。
当のアルビダはロビンと一緒に、家の書庫にてシュトロン侯爵家について調べていた。

「シュトロン侯爵家の領地では質の高い生地が量産されていて、洋服店や雑貨店が女性に人気なんですって!」
『なるほどね。じゃあ最先端のドレスを着ている女性がリリーローズかもね』
「ですわね。だけど……わたくし、ドレスの流行なんてわかりません……」
『う~ん。そうだよね。普通ならお茶会などで流行りが分かったりするんだけど、アビィは今回が初参加だもんね。さすがに分かんないよね、だから妖精が教えてくれた、オレンジ色の髪で緑の瞳をした女の子を探すしかないね』
「うん」
『そろそろ部屋に戻らないと、家庭教師の時間じゃない?』
「そうですわね! 戻ります」

 アルビダはロビンを持ち上げると、部屋に戻った。
 数分もすると、部屋の扉がノックされ家庭教師のライラが入ってきた。
 この日からお茶会での作法のお勉強が加わった。
 作法がちゃんと出来なくて、お友達ができなかったら困るので、アルビダは毎日必死に頑張るのだった。

 その様子をこっそりとロビンが配信し、頑張る姿を見た妖精たちは大興奮していた事をアルビダは知らない。



★★★


「あっという間にお茶会の日になってしまいましたね。緊張しますわ」
『大丈夫だよ! アビィは毎日いっぱい頑張ったじゃん』

 緊張で少し顔が強張っているアルビダの両頬を、ロビンの柔らかい手が挟む。
 ぽにゅんと優しい感触が頬に伝わり、アルビダの表情が和らいでいく。

『もうすぐメアリーが呼びに来るだろうから、僕はぬいぐるみに戻るね。アビィ頑張るんだよ』
「はい!」

 妖精さんたちも、お茶会の内容まではゲーム開始前・・・・・・だから分からないと話していました。だから私が自力で頑張るしかないのです。
 ……ゲームのことは、何度も説明してくれたのですけれど、今だに理解できません。
 もしかしてゲームは妖精さんの世界にある、秘密の魔法なのかもしれない。
 妖精さんたちやロビンが、応援してくれているんですもの。
 わたくし頑張りますわ。

 アルビダが自分を鼓舞していると、部屋の扉がノックされメアリーが入ってきた。

「アルビダ様、お茶会の準備をしましょう。公爵様がこんなにも素敵なドレスを用意して下さいましたよ」

〝この蒼いドレスを着たアビィ様は、きっと女神のようにお美しいわ。陶器のように透き通ったお肌にこの蒼が映えるし。ああっ、想像するだけで動悸が激しくなってきたわ……生で見てしまったら私……興奮して鼻血が出たらどうしましょう〟

 無表情のメアリーと聞こえてくる心の声に、あまりにも差がありすぎてアルビダは動揺し、ドレスどころでは無い。

「アルビダ様、どうしましたか? あっ、お顔が赤いですよ。体調がすぐれませんか?」
「だっ、大丈夫。体調は万全ですわ」
「そうですか? 無理しないでくださいね」

〝アビイ様……もしかして緊張しているのかしら、そんなアビィ様も可愛いです〟

 「ぐっ……はい」

 メアリー……これ以上、わたくしを誉めないでくださいませ。何だか恥ずかしくていたたまれませんわ。

 メアリーの心の声を聞き身悶えながらも、ドレスを着て髪を整えてもらい、お茶会への準備がどうにか完了した。

「これで完成ですね。では公爵様がお待ちですので広間に向かいましょう」

〝はぁはぁ、よかった……どうにか鼻血を我慢できましたわ。ドレスを着たアビィ様があまりにも可愛すぎて、興奮がおさまらずで……まだ動悸は最高潮だけど。だけどそれも全てアビィ様が可愛いからいいの〟

「……はい」

 メアリーったら、なにを考えていますの。あんな冷静な表情して、心の中では……そんなに褒められると、わたくし照れてしまいますわ。

 動揺しながらも広間に向かうと、正装した父が待っていた。

「アルビダ、準備が出来たのか。ではお茶会に向かおうか」

〝はうぁっ! 似合うと思って選んだドレス、やっぱり可愛い。天使降臨か! アビィたんに最高に似合う。正直この可愛いアビィたんを一人じめしたいけど、そうもいかない。お茶会など行かなくていいと思っていたが、寂しい思いをしなくていいよう、友をたくさん作って欲しいからな。いい友が見つかるといいのだが〟

「……はい」

 お父様……心配してくれてありがとうございます。
 相変わらずお顔は怖いのですが、今はもう怖くありません。

 アルビダはそっと父の手を握りしめた。

「ふぇ!?」
「お父様、ありがとうございます。わたくしお友達をたくさん作りますね」
「そそっ、そうだな」

〝アビィたんから手を!? 嬉しい……嬉しいぞ! だがしかし何があった!? いかんいかん、冷静に落ち着け。父としてちゃんとエスコートしなくては〟

「ふふふっ」

 父の声を聞き自然と笑みが溢れ、気持ちが和らぎお茶会への緊張は、いつの間にかなくなっていた。
 






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