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フラグの登場
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お父様とリンドール公爵はお話しがあるようで、どこかに行ってしまいました。
残されたわたくしはジェイデン様と二人きり。
「とりあえず、会場を案内するね?」
そう言って笑ってくれるのだけれど、目が笑っていない。
ジェイデン様は、リンドール公爵様から頼まれたから、わたくしをエスコートしてくれているのですが、もしかして内心は嫌々なのかもしれません。
嫌々だとしたら、無理に付き合っていただくのは申し訳ないですわ。
それに妖精さんからも近寄るなと言われていますし。
だけど……どうやってエスコートを断りましょう?
そうだわ、会場から離れた所にあるリンドウのお花を見せてもらって、その後『一人でゆっくりしたいので、ジェイデン様はお茶会を楽しんでください』と伝えれば……。
その後、リリーローズ様を探せばいいですね。
「あの……とてもリンドウのお花がとても綺麗ですので、よろしければお茶会よりもそちらを案内していただきたいのですが」
「リンドウ? それはいいけれど……ふむ、では会場から少し離れますが、リンドウが一番美しく咲いている庭園を紹介しましょう」
ジェイデンはなぜ会場よりも先にリンドウなのかと、少し不思議そうな顔をしていたがアルビダが望むならと、表情を変えずに案内をする。
アルビダは作戦が上手くいったとほっと安堵し、ジェイデンの後を静かについて行った。
「ここが、我がリンドール邸で一番珍しいリンドウが咲いている場所。他のリンドウよりも濃い青色の花なのです」
「とても美しいですね」
案内された場所は小さな庭園だが、見たこともない濃い青色をしたリンドウの花がが華やかに咲き誇っていた。そのリンドウをゆっくり見るためだろう、中央にはテーブルと椅子が置いてあるガゼボが建てられていた。
思いつきでリンドウと言ったのですが、これは眼福ですわ。見応えがあり癒されます。
来て良かったですわ。
さて、後はジェイデン様にここで居ますと言わなければ。
「ジェイデッ……んん。リンドール様」
しまったわ。許していただいてないのに、思わず下の名前で呼んでしまうところでした。
「ああ、僕のことはジェイデンで良いですよ。君のこともアルビダ嬢と呼んで良いかな?」
「そっ、それはもちろん!」
「じゃあ改めて、よろしくねアルビダ嬢」
「はい、ジェイデン様。案内ありがとうございます。ええと、わたくしはこの場所で、ゆっくりリンドウの花を堪能してから会場に戻りますので、ジェイデン様は先にお茶会の会場にお戻りください」
「え? この場所に残るのですか?」
あれ? この言い方は不自然だったのかしら? ジェイデン様が困惑しているように見えますわ。
「はい。わたくしのエスコートは大丈夫ですから、安心してお戻りください」
「なら……僕も一緒にいましょう。ではガゼボにお茶を用意させますね」
「えっ!?」
ジェイデンは手をたたき執事を呼びつけると、お茶菓子を用意させた。
困りましたわ。意図せずジェイデン様と二人っきりになってしまいました。
これでは仲良くなるなと言われているのに、真逆のことをしています。
「アルビダ嬢? どうしたのそんな難しい顔をして?」
「あっ、すみません。少し考え事をしていました」
「そうか……君はお母様を亡くしたばかりだったね。とても辛い思いをしたんだよね? 大丈夫かい」
どうやらアルビダが母を思い出し、伏せっていると勘違いしたようだ。
ジェンデンが心配そうにアルビダを見る。その様子を見てアルビダはある事を思い出す。
妖精さんが言っていた。ジェイデン様の前では悲しんでいてはダメだと!
元気な素振りをしないと。
「お母様が亡くなった時は本当に悲しくて寂しくて……でも、お父様や色んな人がわたくしを愛してくれているので今はもう大丈夫ですわ」
本心はお母様に会えるならまた会いたいです。大丈夫だと言いきれません。
「そうなのかい。アルビダ嬢はすごいね」
アルビダがそう話すと、ジェイデンは少し悲しげに笑った。
〝僕は不安でたまらない……〟
え? 不安と聞こえてきました……ジェイデン様が? どういう事ですの?
「さてと、このティーを飲んでみて。お勧めなんだ」
アルビダの前に出されたティーは、とても綺麗な青色をしたティーだった。青色のティーは市場に出回っていないので、この美しい青に目を奪われる。
「綺麗な青……」
「これはね、リンドウの花から作ったリンドウティーなんです。従来のリンドウティーは薄茶色をしていて、かなり苦味が強い。だけどこのティーは美しい青をそのままに、苦味も一切なくスッキリとした甘味が美味しいんですよ」
「青色をしたリンドウティーは初めてみました」
リンドウティーは健康に良いのですが、とても苦くて苦手なんですよね。でもこのティーからは甘くて良い香りがしてきます。
「妹のジュリアはティーが大好きでね。『美味しいリンドウティーを作る』と、料理長たちと一緒に研究を重ね、やっと完成したリンドウティーなんですよ。実は今日のお茶会は、このリンドウティーをお披露目するのが目的なんですよね。もちろん交流も大事ですよ」
「そうだったのですね。こんなにも美しいティーを完成させるなんて、ジュリア様は素晴らしい方ですね」
「ありがとうございます。ジュリアにそう伝えますね」
〝本来ならジュリアが主役になって、お茶会でリンドウティーを紹介するばずだったのに。原因不明の病のせいで……くっ〟
ジェイデンの悲痛な心の声が聞こえてくる。無表情で本心が分からなかったジェイデンだが、妹の事となるとそうもいかないようだ。
そうか……ジェイデン様はわたくしをエスコートするのが嫌なのではなくて、妹のジュリア様のことが心配で、お茶会をしている気分ではないのですわ。
だとしたら、余計わたくしになど構ってくれなくて良いので、妹のジュリア様の所に行っていただかないと。
「飲んでみてください。味の感想が聞きたいです」
「あっ、はい」
飲んでと勧められ、リンドウティーを一口含むと、リンドウの優しい香りが鼻腔を抜けた後、スッキリとした甘味が口いっぱいに広がっていく。
「んんん~! おいしっ」
あまりの美味しさに声が漏れる。
そんなアルビダの姿を見て、ジェイデンは初めて心から笑うのだった。
「ふふ。お気に召して頂けて良かった」
〝黙っていると大輪の薔薇のようで近寄りがたいけど、笑うと可愛いんだな〟
「ゲフッ!」
「大丈夫かい?」
「すっ、すみません。大丈夫です」
急に可愛いとか聞こえてきましたから、動揺してしまいました。
とりあえず、ジェイデン様には妹様の所に行ってもらわないと。どう誘導するか考えるのよ、アルビダ!
自分を鼓舞し、アルビダは次の作戦を考えるのだった。
残されたわたくしはジェイデン様と二人きり。
「とりあえず、会場を案内するね?」
そう言って笑ってくれるのだけれど、目が笑っていない。
ジェイデン様は、リンドール公爵様から頼まれたから、わたくしをエスコートしてくれているのですが、もしかして内心は嫌々なのかもしれません。
嫌々だとしたら、無理に付き合っていただくのは申し訳ないですわ。
それに妖精さんからも近寄るなと言われていますし。
だけど……どうやってエスコートを断りましょう?
そうだわ、会場から離れた所にあるリンドウのお花を見せてもらって、その後『一人でゆっくりしたいので、ジェイデン様はお茶会を楽しんでください』と伝えれば……。
その後、リリーローズ様を探せばいいですね。
「あの……とてもリンドウのお花がとても綺麗ですので、よろしければお茶会よりもそちらを案内していただきたいのですが」
「リンドウ? それはいいけれど……ふむ、では会場から少し離れますが、リンドウが一番美しく咲いている庭園を紹介しましょう」
ジェイデンはなぜ会場よりも先にリンドウなのかと、少し不思議そうな顔をしていたがアルビダが望むならと、表情を変えずに案内をする。
アルビダは作戦が上手くいったとほっと安堵し、ジェイデンの後を静かについて行った。
「ここが、我がリンドール邸で一番珍しいリンドウが咲いている場所。他のリンドウよりも濃い青色の花なのです」
「とても美しいですね」
案内された場所は小さな庭園だが、見たこともない濃い青色をしたリンドウの花がが華やかに咲き誇っていた。そのリンドウをゆっくり見るためだろう、中央にはテーブルと椅子が置いてあるガゼボが建てられていた。
思いつきでリンドウと言ったのですが、これは眼福ですわ。見応えがあり癒されます。
来て良かったですわ。
さて、後はジェイデン様にここで居ますと言わなければ。
「ジェイデッ……んん。リンドール様」
しまったわ。許していただいてないのに、思わず下の名前で呼んでしまうところでした。
「ああ、僕のことはジェイデンで良いですよ。君のこともアルビダ嬢と呼んで良いかな?」
「そっ、それはもちろん!」
「じゃあ改めて、よろしくねアルビダ嬢」
「はい、ジェイデン様。案内ありがとうございます。ええと、わたくしはこの場所で、ゆっくりリンドウの花を堪能してから会場に戻りますので、ジェイデン様は先にお茶会の会場にお戻りください」
「え? この場所に残るのですか?」
あれ? この言い方は不自然だったのかしら? ジェイデン様が困惑しているように見えますわ。
「はい。わたくしのエスコートは大丈夫ですから、安心してお戻りください」
「なら……僕も一緒にいましょう。ではガゼボにお茶を用意させますね」
「えっ!?」
ジェイデンは手をたたき執事を呼びつけると、お茶菓子を用意させた。
困りましたわ。意図せずジェイデン様と二人っきりになってしまいました。
これでは仲良くなるなと言われているのに、真逆のことをしています。
「アルビダ嬢? どうしたのそんな難しい顔をして?」
「あっ、すみません。少し考え事をしていました」
「そうか……君はお母様を亡くしたばかりだったね。とても辛い思いをしたんだよね? 大丈夫かい」
どうやらアルビダが母を思い出し、伏せっていると勘違いしたようだ。
ジェンデンが心配そうにアルビダを見る。その様子を見てアルビダはある事を思い出す。
妖精さんが言っていた。ジェイデン様の前では悲しんでいてはダメだと!
元気な素振りをしないと。
「お母様が亡くなった時は本当に悲しくて寂しくて……でも、お父様や色んな人がわたくしを愛してくれているので今はもう大丈夫ですわ」
本心はお母様に会えるならまた会いたいです。大丈夫だと言いきれません。
「そうなのかい。アルビダ嬢はすごいね」
アルビダがそう話すと、ジェイデンは少し悲しげに笑った。
〝僕は不安でたまらない……〟
え? 不安と聞こえてきました……ジェイデン様が? どういう事ですの?
「さてと、このティーを飲んでみて。お勧めなんだ」
アルビダの前に出されたティーは、とても綺麗な青色をしたティーだった。青色のティーは市場に出回っていないので、この美しい青に目を奪われる。
「綺麗な青……」
「これはね、リンドウの花から作ったリンドウティーなんです。従来のリンドウティーは薄茶色をしていて、かなり苦味が強い。だけどこのティーは美しい青をそのままに、苦味も一切なくスッキリとした甘味が美味しいんですよ」
「青色をしたリンドウティーは初めてみました」
リンドウティーは健康に良いのですが、とても苦くて苦手なんですよね。でもこのティーからは甘くて良い香りがしてきます。
「妹のジュリアはティーが大好きでね。『美味しいリンドウティーを作る』と、料理長たちと一緒に研究を重ね、やっと完成したリンドウティーなんですよ。実は今日のお茶会は、このリンドウティーをお披露目するのが目的なんですよね。もちろん交流も大事ですよ」
「そうだったのですね。こんなにも美しいティーを完成させるなんて、ジュリア様は素晴らしい方ですね」
「ありがとうございます。ジュリアにそう伝えますね」
〝本来ならジュリアが主役になって、お茶会でリンドウティーを紹介するばずだったのに。原因不明の病のせいで……くっ〟
ジェイデンの悲痛な心の声が聞こえてくる。無表情で本心が分からなかったジェイデンだが、妹の事となるとそうもいかないようだ。
そうか……ジェイデン様はわたくしをエスコートするのが嫌なのではなくて、妹のジュリア様のことが心配で、お茶会をしている気分ではないのですわ。
だとしたら、余計わたくしになど構ってくれなくて良いので、妹のジュリア様の所に行っていただかないと。
「飲んでみてください。味の感想が聞きたいです」
「あっ、はい」
飲んでと勧められ、リンドウティーを一口含むと、リンドウの優しい香りが鼻腔を抜けた後、スッキリとした甘味が口いっぱいに広がっていく。
「んんん~! おいしっ」
あまりの美味しさに声が漏れる。
そんなアルビダの姿を見て、ジェイデンは初めて心から笑うのだった。
「ふふ。お気に召して頂けて良かった」
〝黙っていると大輪の薔薇のようで近寄りがたいけど、笑うと可愛いんだな〟
「ゲフッ!」
「大丈夫かい?」
「すっ、すみません。大丈夫です」
急に可愛いとか聞こえてきましたから、動揺してしまいました。
とりあえず、ジェイデン様には妹様の所に行ってもらわないと。どう誘導するか考えるのよ、アルビダ!
自分を鼓舞し、アルビダは次の作戦を考えるのだった。
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