59 / 258
58
しおりを挟む
【原作ルート】
「――――ル……」
誰かの声が聞こえる。しかしそれはあまりに微かだ。
「ナ…………ル………………ナク……」
弱々しかった声音が、どんどんと鮮明に、そして大きくなっていく。
「――――ナクルゥゥゥッ!」
それが自分を呼ぶ声だということに気づき、ナクルは完全に意識を覚醒させた。
重苦しい瞼を上げると、その目前にはクナイを両手に構える七宮蔦絵の姿があったのである。
「つ……蔦絵……さん……?」
そこでハッと気づく。自分が彼女の姿を見下ろすようなところにいることを。足に地がついておらず強烈な違和感を覚えた。
そして自分の身体に巻き付いている黒い靄の存在にもそこでようやく認識する。
「ナクルッ、目が覚めたのね! 今助けるから待っていなさい!」
蔦絵がこちらに向かって跳躍する。だがそれを迎え撃つかのように、黒い靄が鞭のような動きで蔦絵を弾き飛ばす。彼女は咄嗟にクナイで防御しダメージは受けていないようだが、クナイに傷が走るほどの威力だったようだ。
さらに黒い靄が、次々とその形態を変えて攻撃を放ち、その都度蔦絵が回避や防御を迫られている。ただその鋭い攻撃も徐々に掠り始めていく。
そして黒い靄が分散し、その一部が蔦絵の足を拘束し動けなくした。その上で鎌のような鋭い一撃が放たれ蔦絵が吹き飛ばされてしまい、その先にあった大岩に激突する。
それで察した。このままでは蔦絵が、この訳の分からない黒い靄に倒されてしまうと。
蔦絵は強い。ナクルが学ぶ〝忍揆日ノ部流〟の師範代として、圧倒的な強さを持つ師範の父ですら認めるほどの実力者だ。
当然ナクルなど到底及ばないし、いまだに一本すら取れずにいる。そんな蔦絵が、防戦一方どころかダメージを重ね、徐々に動きも遅くなってきていた。
――自分のせいで。
蔦絵の真価は攻勢にある。しかし本領を発揮できていない。それはきっと自分が人質にされているからだと推察した。
このままでは自分のせいで彼女がさらに傷つきそして……。
最悪な結末が脳裏を過ぎりナクルは反射的に叫んでいた。
「ボクはいいッスから、逃げてほしいッス!」
「!? ナクル、あなた何を……!?」
「だって……だ…って……」
彼女がそこまでしてまで自分を守る理由がないと思っているから。
これまで幼い頃から蔦絵と一緒に学んできた古武術。しかしナクルは望んで鍛えてきたわけではない。そうしなければ道場を継ぐ人がいないし、それではきっと両親が困るからだ。
師範代といっても蔦絵とは血の繋がりはない。彼女は言うなれば居候のような立場だ。
けれど父に、母に認められ、武術の腕もピカイチ。頭も良くて見た目も所作も美麗で、誰からも敬われるような女性として完璧な存在。少なくともナクルにはそう感じられた。
だからこそ彼女に嫉妬していた。修練ではいつも投げられ、飛ばされ、何一つ叶わない。
そんな蔦絵に劣等感を覚えていたのだ。どう足掻いても彼女のような存在にはなれないと。こんな自分では、友人だってまともに作れない自分では、彼女の足元にも及ばない。
だから修練の時だって、そうでないプライベートの時だって、あまり彼女と関わり合わなかった。彼女と比べてしまい、何だかそれが酷く惨めに思えたから。
なのできっと蔦絵もまた、そんな可愛くないナクルのことを苦手としていたはずだ。いや、もしかしたら嫌いだったかもしれない。
でもそれで良かった。どうせいつか彼女も道場から出て行く。その時まで我慢すればいいだけの話だから。我慢だけは得意だし、誰よりも慣れているから。
それなのに、今蔦絵は命を張ってまでナクルを守ろうとしてくれる。それが理解できなかったのだ。
こんな嫌な……素直でない自分を、守る価値なんてないはずなのに。
「あなたが何をどれだけ言ったとしても、私は必ずあなたを守るわ!」
「な……んで…………何で……そんな必死に……」
「当然でしょう! だって――」
蔦絵が深く息を吸って宣言するかのようにその言葉を放つ。
「だって私は、あなたのお姉ちゃんだもの!」
その真っ直ぐな瞳と言葉を受け、それまで自分が考えていたことがどれだけ的外れだったのかを知った。
「蔦……絵……さん……っ」
本当の家族ではない。どうせ形だけの身内。修練ではいつも厳しく接するだけ。ナクルに痛く辛い思いをさせるだけの人。
何てことはない。それもすべてはナクルの勘違いだったのである。
今思い返せば、こちらが素っ気ない態度をした時、どこか悲し気な表情だった。家族で彼女の誕生日を祝った時は、とても素直な笑顔だった。ナクルが危険なことをした時は、叱りながらもその表情は心配そうだった。
自分勝手に曲解し、彼女が向けてくれる家族としての愛情を見て見ぬフリをしていたのである。
(ボクは……逃げてただけだったッス……)
向き合うのが怖くて、どうせ自分なんてと勝手な言い訳をしていた。
でもだからこそ、これ以上蔦絵が傷つくのを見ていられない。彼女の真意に気づいた故に、その想いはより一層強くなった。
「お願いッス! もういいッスから! だから――」
「黙りなさいっ!」
その凄まじい気迫が籠った怒号に息を呑む。
「ナクル、安心しなさい。私が強いのは誰よりもあなたが一番知っているでしょう?」
もちろんそれは知っている。しかし先ほどから嫌な予感が収まらない。何か取り返しのつかないことが起きそうで……。
「だからあなたはそこで大人しくしていなさい! すぐに――っ!?」
直後、蔦絵が背後から迫ってきた黒い靄に腹部を貫かれてしまった。
「蔦絵さんっ!?」
彼女の腹部から鮮血が迸り、そのまま片膝をつく。吐血もしていて、明らかに致命傷だと思えるような一撃である。
「あ……あぁ……っ」
そんな蔦絵の姿を見て、ナクルの中の〝ナニカ〟がどんどん膨らんでいく。それが渦を巻くようにして回転速度も速くなり、さらに熱を上げながら大きさを増していった。
そしてナクルの身体が眩く発光した瞬間、同時に身体を拘束していた黒い靄が弾け飛んだ。
「――――ル……」
誰かの声が聞こえる。しかしそれはあまりに微かだ。
「ナ…………ル………………ナク……」
弱々しかった声音が、どんどんと鮮明に、そして大きくなっていく。
「――――ナクルゥゥゥッ!」
それが自分を呼ぶ声だということに気づき、ナクルは完全に意識を覚醒させた。
重苦しい瞼を上げると、その目前にはクナイを両手に構える七宮蔦絵の姿があったのである。
「つ……蔦絵……さん……?」
そこでハッと気づく。自分が彼女の姿を見下ろすようなところにいることを。足に地がついておらず強烈な違和感を覚えた。
そして自分の身体に巻き付いている黒い靄の存在にもそこでようやく認識する。
「ナクルッ、目が覚めたのね! 今助けるから待っていなさい!」
蔦絵がこちらに向かって跳躍する。だがそれを迎え撃つかのように、黒い靄が鞭のような動きで蔦絵を弾き飛ばす。彼女は咄嗟にクナイで防御しダメージは受けていないようだが、クナイに傷が走るほどの威力だったようだ。
さらに黒い靄が、次々とその形態を変えて攻撃を放ち、その都度蔦絵が回避や防御を迫られている。ただその鋭い攻撃も徐々に掠り始めていく。
そして黒い靄が分散し、その一部が蔦絵の足を拘束し動けなくした。その上で鎌のような鋭い一撃が放たれ蔦絵が吹き飛ばされてしまい、その先にあった大岩に激突する。
それで察した。このままでは蔦絵が、この訳の分からない黒い靄に倒されてしまうと。
蔦絵は強い。ナクルが学ぶ〝忍揆日ノ部流〟の師範代として、圧倒的な強さを持つ師範の父ですら認めるほどの実力者だ。
当然ナクルなど到底及ばないし、いまだに一本すら取れずにいる。そんな蔦絵が、防戦一方どころかダメージを重ね、徐々に動きも遅くなってきていた。
――自分のせいで。
蔦絵の真価は攻勢にある。しかし本領を発揮できていない。それはきっと自分が人質にされているからだと推察した。
このままでは自分のせいで彼女がさらに傷つきそして……。
最悪な結末が脳裏を過ぎりナクルは反射的に叫んでいた。
「ボクはいいッスから、逃げてほしいッス!」
「!? ナクル、あなた何を……!?」
「だって……だ…って……」
彼女がそこまでしてまで自分を守る理由がないと思っているから。
これまで幼い頃から蔦絵と一緒に学んできた古武術。しかしナクルは望んで鍛えてきたわけではない。そうしなければ道場を継ぐ人がいないし、それではきっと両親が困るからだ。
師範代といっても蔦絵とは血の繋がりはない。彼女は言うなれば居候のような立場だ。
けれど父に、母に認められ、武術の腕もピカイチ。頭も良くて見た目も所作も美麗で、誰からも敬われるような女性として完璧な存在。少なくともナクルにはそう感じられた。
だからこそ彼女に嫉妬していた。修練ではいつも投げられ、飛ばされ、何一つ叶わない。
そんな蔦絵に劣等感を覚えていたのだ。どう足掻いても彼女のような存在にはなれないと。こんな自分では、友人だってまともに作れない自分では、彼女の足元にも及ばない。
だから修練の時だって、そうでないプライベートの時だって、あまり彼女と関わり合わなかった。彼女と比べてしまい、何だかそれが酷く惨めに思えたから。
なのできっと蔦絵もまた、そんな可愛くないナクルのことを苦手としていたはずだ。いや、もしかしたら嫌いだったかもしれない。
でもそれで良かった。どうせいつか彼女も道場から出て行く。その時まで我慢すればいいだけの話だから。我慢だけは得意だし、誰よりも慣れているから。
それなのに、今蔦絵は命を張ってまでナクルを守ろうとしてくれる。それが理解できなかったのだ。
こんな嫌な……素直でない自分を、守る価値なんてないはずなのに。
「あなたが何をどれだけ言ったとしても、私は必ずあなたを守るわ!」
「な……んで…………何で……そんな必死に……」
「当然でしょう! だって――」
蔦絵が深く息を吸って宣言するかのようにその言葉を放つ。
「だって私は、あなたのお姉ちゃんだもの!」
その真っ直ぐな瞳と言葉を受け、それまで自分が考えていたことがどれだけ的外れだったのかを知った。
「蔦……絵……さん……っ」
本当の家族ではない。どうせ形だけの身内。修練ではいつも厳しく接するだけ。ナクルに痛く辛い思いをさせるだけの人。
何てことはない。それもすべてはナクルの勘違いだったのである。
今思い返せば、こちらが素っ気ない態度をした時、どこか悲し気な表情だった。家族で彼女の誕生日を祝った時は、とても素直な笑顔だった。ナクルが危険なことをした時は、叱りながらもその表情は心配そうだった。
自分勝手に曲解し、彼女が向けてくれる家族としての愛情を見て見ぬフリをしていたのである。
(ボクは……逃げてただけだったッス……)
向き合うのが怖くて、どうせ自分なんてと勝手な言い訳をしていた。
でもだからこそ、これ以上蔦絵が傷つくのを見ていられない。彼女の真意に気づいた故に、その想いはより一層強くなった。
「お願いッス! もういいッスから! だから――」
「黙りなさいっ!」
その凄まじい気迫が籠った怒号に息を呑む。
「ナクル、安心しなさい。私が強いのは誰よりもあなたが一番知っているでしょう?」
もちろんそれは知っている。しかし先ほどから嫌な予感が収まらない。何か取り返しのつかないことが起きそうで……。
「だからあなたはそこで大人しくしていなさい! すぐに――っ!?」
直後、蔦絵が背後から迫ってきた黒い靄に腹部を貫かれてしまった。
「蔦絵さんっ!?」
彼女の腹部から鮮血が迸り、そのまま片膝をつく。吐血もしていて、明らかに致命傷だと思えるような一撃である。
「あ……あぁ……っ」
そんな蔦絵の姿を見て、ナクルの中の〝ナニカ〟がどんどん膨らんでいく。それが渦を巻くようにして回転速度も速くなり、さらに熱を上げながら大きさを増していった。
そしてナクルの身体が眩く発光した瞬間、同時に身体を拘束していた黒い靄が弾け飛んだ。
391
あなたにおすすめの小説
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界召喚はもう勘弁してください。~五度目の異世界召喚は国の再興からスタートです~
山椒
ファンタジー
今まさに召喚されようとしている男子高校生、星宮勇輝はただの男子高校生ではない。
一度ならず四度異世界召喚を経験している男子高校生であった。
四度も四つの世界を救い、ようやく落ち着けると思ったところで五度目の異世界召喚が行われた。
五度目の異世界召喚を受け異世界召喚されることが常識になりつつあった勇輝であったが、勇輝を呼び出した国は闇の者によって崩壊していた国であった。
世界を救わなければならず、国も復興しなければいけない状況であった。
だが勇輝は異世界召喚ごとにステータスを持ち越していたためそれができる存在であった。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる