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第2部
第8話:恋を孕む母①
しおりを挟む【side:ディア】
―――――――――
主を追って広場から商業施設が集まる区画への道を歩いていたとき、目先にある図書館の扉が開いた。
扉を潜って出てきたのは主だった。
背後にエクソシストがいることを一瞬忘れて歩み寄ろうとしたが、主の後を付いてくるかのように出てきた女の姿を見て足が止まった。
身体の奥にうっすらと燃え上がる魂は、紛れもなく悪魔のものだ。
しかも先ほどまで何人かいた擬態した悪魔たちと違う。まだ強く燃え続ける、力のある悪魔の魂だ。
「先ほどまでの擬態した悪魔と比べ物にならない、かなり強い魔力…おそらくオズマです」
そう言うと背後のエクソシストの視線が集まる。
スカーレットが私の隣の位置までずかずかと歩いてきて睨みつけてくる。
「間違いないか?」
「少なくとも悪魔であることは間違いありません」
「えっ、ちょっと待ってディア! 状況が分からない!」
主が慌てたように大声を上げる。
主と一緒に図書館から出てきた女は、主を盾にするかのようにさっと後ろに隠れた。その目は怯えたように、だがそれ以上に忌々しげにこちらを見ていた。
「この人、僕の鎖が反応しなかった。だから多分…悪魔ではないと思うけど」
「その妊婦は人間でしょう。でも、もう一人は違う」
主は一瞬何のことだか分からないと言いたげな顔をしていたが、すぐに私の言葉の意味に気付いたようだ。妊婦の方は汗を流し、ひどく動揺している。
「その腹の子供はどうでしょうね?」
「っ…!!」
主が慌てて妊婦の方を振り返ると同時に、妊婦は主を腕で抱きかかえるように拘束した。そしてどこからか取り出したナイフを主の首元に向けた。
咄嗟の事でそのまま妊婦の腕に捕まってしまった主は申し訳なさそうに私を見た。
「うっ…あの時のボロボロの悪魔が持っていたナイフか…いつの間に…」
妊婦は主が呟く言葉に返事はせず、ただ『動くな』と声を張り上げた。
主は成人間近の男性だから妊婦の腕を振り払うことは出来るだろうが、まさか凶器を持っているとは予想外だったらしい。
首筋から一筋血が流れるのが見えて、思わず指に力がこもる。
こんな状況でなければ一瞬で塵にしてやるというのに、すぐ後ろにエクソシストが居るとなれば魔法も使えない。やはり本来の姿に戻ってエクソシストや町ごと全て塵にするべきか。
そう考えていたとき、隣に立つスカーレットが妊婦を見て鼻で笑った。
「人質を取らざるを得ない状況とは、潮時だなマリア」
「え、赤髪のお兄さん、このマリアさんの知り合い?」
主が目を丸くして呟く。
「知り合いではない。だが『フォレストレイク』ではその女は少々有名だからな。売春婦マリア…客の金品を盗んでいるとは聞いたが、自分の赤子の命をオズマに食わせるとは…そこまで堕ちているとは思わなかったぞ。何故そんな事をする?」
「なぜかって!? そんなの心から愛しているからに決まっているじゃない! 金も子供の肉体も、オズマ様…私の救世主様の為に用意したもの。そうでもなきゃ精子と金以外に価値のない男どもに抱かれるわけないじゃない! オズマ様に使って頂けることがこの子にとっても至高の喜びなの!」
箍が外れたかのように金切り声で妊婦は叫ぶ。
察するにこの女は『フォレストレイク』に居る売春婦で、客からオズマの為の金品を巻き上げていた。その上、オズマをこの町に安全に連れて来させるために、わざわざ避妊もせず擬態用の子供をつくったと。やれやれ、まるで悪魔みたいな事をする女だ。
私にとっては結局エクソシストに『ミスカルタウン』に逃げたとバレている時点で呆れた話だが、背後のエクソシストや主の表情から怒りが伝わる。
「オズマ様はある日の夜、私を救ってくださった。私を襲おうとしていた悪魔の命を食らってくださった! 見つめられた時、幸せで世界がグネグネと揺れたと同時にオズマ様に恋をしてしまった。いえ、オズマ様も私を助けてくださったのだから、これはきっと相思相愛なの…!! 役に立たないエクソシストどもとは違う、オズマ様こそ本当の救世主。私とオズマ様は永遠に幸せになるべき存在なの!!」
ふむ、つまりオズマは命を救い気を許した女に催眠術をかけたと。それにしても効きすぎだが。
この時の一件か、はたまたこの妊婦の元々の性格なのか、かなり精神に異常のある人間だったようだ。言っていることがかなり無茶苦茶だ。ある意味幸せ者だな。
正常な人間にこの妊婦の言い分は理解しがたいものだろう。
恍惚とした笑みでオズマを救世主と語る妊婦の姿に、スカーレットは反吐が出ると言わんばかりに大きな舌打ちをした。
「気持ち悪い御託は十分だ。そうだろう、プルーム?」
「ええ、十分時間は稼げました」
プルームがそう返事をすると、妊婦の足元に魔法陣が出現した。町の入り口で見た転移魔法だ。プルームの魔法だったらしい。
妊婦は焦ったように声を上げるが、抵抗する暇もなく魔法陣の光に飲み込まれてしまった。
「きゃん…!」
転移魔法の魔法陣の光が消えたと同時に私の隣…スカーレットを挟んだ奥の方に妊婦が落下した。背中から地面に叩きつけられ、何が起きたのか理解できず混乱している様子だ。
スカーレットは持っている剣を素早く抜き、妊婦が握っているナイフを剣で弾いた。離れたところで、刀身が切られ、2つに分かれたナイフが地面に叩きつけられる。あれではもう使い物にならないだろう。
スカーレットはナイフを弾いたあと、剣をそのまま妊婦に向けた。
人質もなく、武器を破壊された妊婦に抵抗するすべはない。立ち上がることも出来ず、ただじりじりと後ずさりすることしか出来ない。
しかし、いつの間にか私から離れていたクロノアが妊婦の背後に回り、ロープを使ってあっさりと捕縛した。
「なにするの!! 触らないで!!」
妊婦は身体を揺らして暴れるが、全く意味をなしていない。
主の方に目を向けると、リザが主の首の切り傷を魔法で癒していた。主も状況を飲み込み切れず焦っているご様子だったが、リザに頭を下げてお礼をしていた。
リーダーの細かい指示がなくとも自身の役割を即座に理解し、対応する。素晴らしい統率だ。
1000年前の人間ではここまでの連携はなかなかとれなかっただろう。
「ええっとディア、なんかよく分からないけど、僕すごく迷惑をかけたよね? ごめんね」
申し訳なさそうに頭をかきながら主がこちらに近づいてきた。
「いえ、私は平気です。それより喉乾いていませんか? 水をどうぞ」
「えっ、なんで?」
そう言ってプルームから手渡された聖水が入った瓶を主に手渡す。
主には話について行けないと言いたげな顔をされたが、喉は乾いておられたようで『まあいいか』と呟きながら瓶の中身の聖水を一気にゴクリと飲み込んだ。
そして盛大に吐いた。
「まっっっず!! なにこれ聖水!?」
そんな一気に吐き出すほど不味いとは思わなかった。
「すみません、悪魔なので飲むことも出来ず」
「…それエクソシストの前で言って大丈夫なの?」
主は少し焦った様子でエクソシストたちを見る。エクソシストたちは驚いた顔をしていた。
主が本当に人間で、私が悪魔だと知ったうえで行動を共にしているというのが事実だということに驚いているのだろう。
私は念のためもう一芝居打とうかと思い、主の左腕に私の右腕を絡める。手を恋人つなぎでギュッと握り、そっと距離を詰めて肩と肩が触れ合う。
「えっ、でぃ、ディア? どうしたの?」
私は自らアプローチをすることは殆どない為、突然の行動に主は驚いておられるようだ。
だが嫌がっている様子もなく、むしろ頬を染めて恥じらっているようにも見える。恥ずかしそうにモジモジ身体を動かしているが、私の手を振り払うことはない。弱い力だが手を握り返してくださる。
こういう反応をしてくださるなら、たまにこうするのも悪くない。
「とても心細かったです…主とまた会えて本当に良かった…」
「なっ、なにらしくないこと言っているの! ほ、他の人が見てるから…ハッ!」
主は顔を真っ赤にした状態でエクソシストたちの方を見ると、エクソシストたちは全員こちらから視線を逸らしていた。わざとらしく首を別の方に向け、気まずそうにしている。
スカーレットも嫌悪感を隠し切れない様子だったが、何も文句を言ってこなかった。
「えっ…なんなの気まずい…」
先ほどまで真っ赤だった主の顔がサーっと青色に変わっていた。
面白いのでとりあえず頭をポンポンしておいた。
「きいいいぃぃ!! なによ気持ち悪いのよあんたたち!!」
突然耳障りな声が響く。声の主は当然先ほど捕らえられた妊婦だ。
身体も足もロープで縛られ、もがくことしか出来ないくせに態度の大きさは一丁前なようだ。スカーレットが『黙れ』と怒鳴っても聞こえていないのか金切り声で叫ぶ。
何を言っても無駄だと判断したスカーレットはプルームに何か指示をする。
妊婦の声がうるさすぎてよく聞こえないが、何か布のようなものを取りだしている。
猿ぐつわでも噛ませようとしているのか。
私たちが何かする必要もないだろうと静観していると、プルームが数歩近づいたところで妊婦がピタリと声を上げるのを止めた。
それだけではない。先ほどまでは縛られた状態でありながら暴れていたが、動きがピタリと止まった。妊婦は目をカッと見開き、肌は真っ青に染まっていった。ただ事ではないと感じたプルームも足を止めて警戒している。主もエクソシストたちも、何が起きているのか全く分からないといった様子だ。
だが魂を視認できる私には、内側の様子が見えていた。
「あー…あれはちょっとマズいですね」
私の言葉に主とエクソシストたちが視線をこちらに向けたときだった。
「ぎゃあ゛あ゛ああああ!! あ゛あぁ、ぎ、ああああァァ!!」
先ほどの癇癪を起こして叫ぶ声とは違う、苦痛で絶叫を上げる妊婦の声が響き渡った。
ばたりと地面に倒れ、苦しそうに震えている。口からは泡を吹き、目は焦点が定まっておらず涙がぼたぼたと零れていた。
リザが慌てて妊婦に近づき、治癒魔法をかけるが効果がない。
妊婦を癒そうと放つ魔力が、魔法という形になる前に妊婦の内部…赤子に全て吸い取られていく。
「おい変態悪魔!! どうなっているか答えろ!!」
叫ぶスカーレットの顔には焦りが見えていた。
元々捕らえる予定の重罪人の女らしいのに、こうも心配するとは人間のことは理解できない。
答えてやる義理はないと思って黙っていたら、主が私の服の裾を引っ張って私の名前を呼ぶ。主もどうなっているか説明を求めているようだ。主の頼みなら逆らうことは出来ない。
「妊婦の魂と魔力が、赤子に擬態しているオズマという悪魔に食われようとしています」
「それって、なんとかならないの?」
「妊婦からオズマを引き離せば」
ただしそのオズマは妊婦の体内にいるわけなのでそう簡単に引きはがすことは出来ない。
そのとき、妊婦の身体から大量の水が流れ、地面を濡らした。そして一層、妊婦が苦しみだしたのを見て、リザの顔も青ざめていく。
「うそ…破水? ということは陣痛も起きている? こんな時に…ど、どうしましょう?」
「えっ、マリアさん出産するの!?」
主が私の服を引っ張る。私は魂が見えるだけなので身体の内部構造までは見えない。だが、おそらく普通の出産とは違う。
魂の動きだけはよく見える。妊婦の魂と魔力を食らいながら、肉をかき分け無理矢理外に出ようとしている。身体も、完全に赤子を外に出す状態にはなっていないだろう。魂が食われるのが先か、肉体が先かは分からないが、ひとつだけ確かなことがある。
「このままだと数分後に妊婦は絶命しますね」
オズマはこのまま『フォレストレイク』に連れていかれれば、絶対に逃げられないと悟ったのだろう。
今出てくるのも危険でしかないが、一縷の望みをかけて邪魔な赤子の身体を排出しつつ妊婦の身体に乗り移ろうとしているようだ。
魂の状態から察するに、相当魔力を溜め込んでいる。乗り移れればロープも魔法で解くことが出来き、出産で負った重症も回復は出来るはずだ。
勿論、妊婦本人は助からないが。
「クソがっ!!」
スカーレットは再び剣を抜き、妊婦に構えた。
「リザ! 今から赤子ごとマリアの腹を裂く。その後すぐにマリアに出来るだけ強力な治癒魔法をかけてくれ」
「す…スカーレットさん、いくら何でも危険すぎます! それではおそらくマリアも…」
「しかしこのままでは確実にマリアは死ぬ。それしか方法はない!」
なるほど、確かにそれならオズマだけを殺して妊婦は生き残る可能性はある。だが成功する確率は限りなく低い。
離れたところで成り行きを見守ろうとしていたら、主が妊婦の方へ駆けていった。
「主?」
手を伸ばして引き留めようとしたがするりと躱され、先へ行かれてしまった。
やれやれ、先ほどまで人質扱いされていたというのにお人好しな方だ。
主は妊婦の傍にいたリザとスカーレットを制止する。
「マリアさんを助ける方法はありますよ。まあ出産に関してはなんとも言えませんが、オズマだけを対処する方法が」
「本当か!?」
「はい。こうします…!!」
そう言って主は魔法で封印の鎖を作り出す。
強い封魔の力を帯びた赤く光る鎖は、主の腕から真っすぐ妊婦の腹に向かって伸び、妊婦の腹を貫通した。
「捕えた!」
「お、おい、どういう事だ? マリアは…」
主の行動に驚いたスカーレットは慌てて妊婦の方を見る。
妊婦は痛みが一時的におさまり、混乱した様子で自身の腹に突き刺さっている鎖を見る。突き刺さっているが外傷は一切なく、妊婦もエクソシストたちも驚いていた。
「僕は“束縛”と“封印”の鎖が使えます。束縛は人間にも効果ありますが封印は悪魔のみにしか効果がありません。なので人間相手にはこの通り無力ですが、悪魔の魂なら話は別です」
エクソシストたちや妊婦には魂の姿が見えないから何が起きたのか分からないのも無理はない。
私の目には主の鎖に拘束されたオズマの魂が見えていた。
主は鎖を握りしめ、渾身の力で引っ張る。
「出てこい、オズマとやら!」
主の鎖には縛られるだけで悪魔の力を抑える効果がある。封印の鎖であるならその抑制効果はかなり強いだろう。オズマの魂は抵抗も出来ず勢いよく外へ引きずり出された。
鎖の先には魔力の火をまとった光の塊…魂が縛られている。
勢いよく引っ張られた鎖はそのまま地面に落ち、ガシャンという音を立てた。
鎖に縛られたオズマの魂は苦しそうに目を瞑っている。成人男性のような姿をした悪魔だ。何故か右目がえぐり取られたように黒い穴が開いている。
「あれが悪魔の魂か…?」
エクソシストたちも呆然とその様子を見ていた。
悪魔の魂は燃える魔力の塊だ。どうやら肉体が無ければ魔力を感知できる者は悪魔の魂も見えるらしい。
地面に叩きつけられたオズマの上半身が起き上がると、エクソシストたちは警戒して武器をいつでも出せるように構える。悔しそうにゆっくり目を開けるオズマと視線が合った。
そして私の姿を見た途端、オズマは驚いたように目をカッと見開く。
何故エクソシストたちでなく私を見て驚いているのか。疑問に思い考えている間に、オズマの表情には徐々に怒りが宿っていく。
『ディアボロス!! 貴様の策略か!?』
突然激高したオズマは、エクソシストたちでなく私に向かって叫ぶ。
「え…もしかして知り合い…?」
主が申し訳なさそうに小さな声で尋ねる。
私は首を横に振る。本当に知らない。人間ファンクラブの会員とかでもなさそうだし、私も訳が分からず思わず首を傾げた。
『貴様…この右目を忘れたか!? 戯れに潰されたこの…』
「すみません、人違い…いえ、悪魔違いでは?」
オズマの言葉を遮る。
正直オズマのことは今回が初対面だと思っていたが、相手はどうやら私を知っているらしい。
1000年前、当時の私はほぼ全ての悪魔が存在を知っている存在であった。1000年生きているようであるし、知っているのも合点がいく。
たしかに1000年前、下位の悪魔の片目を抉り潰したことはあった気がする。だがそれは1人や2人ではないのでいちいち顔など覚えていない。それにそうした悪魔は、全員私に媚びへつらうつまらない悪魔のみだ。
何もせずとも1000年生き続けられるような強大な悪魔は、私に対して敬意を示していたし、私もそれなりにちゃんと応えていたはずだ。
オズマは私の態度が気に入らなかったのか、明らかに不機嫌になっていく。主の鎖で縛られていなければ、こちらの話を一切聞かず襲い掛かってきただろう。
今も魔法を使おうとするが、すぐ主の鎖で抑え込まれて何もすることが出来ない。
オズマは力ではどうにも出来ないと理解したのか、今度は傍にいるスカーレットに向けて叫ぶ。
『おい人間ども! この悪魔は貴様らを騙し、良いように利用している!! 撃つべき相手は…真の敵はこの悪魔だ!!』
その言葉にスカーレットはつまらなそうにため息を吐いた。他のエクソシストたちもオズマの言葉に一切動じていない。主に至っては拗ねたように頬を膨らませている。
「だろうな、この変態悪魔もかなりのクソだ」
『ならばこの鎖を解いて共に奴を…』
「それとこれとは話は別だ」
そう言うとスカーレットはどこからか取り出した聖水入りの瓶の蓋を開け、オズマの頭の上でひっくり返した。
逃げることも出来ないオズマは頭から聖水をかぶる。
「ガ、ガァ゛ア゛アアアァァ!! く…く゛そがあ゛あ゛ああぁぁ…!!」
オズマの燃え上がる魂は聖水をかけられた途端、見る見るうちに小さくなっていく。叫び声を上げてもがくが、すぐに動けぬほど衰弱していった。消える間際、最後まで忌々しげに私を見ていた。
やれやれ、こうなったのは全て自分のせいだというのに、偶然居合わせた私のせいにされるとは気分も悪い。自業自得だというのに最後まで他責にするとは、本当につまらない悪魔だ。
しかし聖水とは本当に強力だ。
片手に握れるほどの瓶に入った量でこの威力だ。封印されている間にとんでもないものが作られてしまった。
主の鎖に縛られて力が抑えられていたのもあるだろうが、強力な悪魔の魂すら簡単に消してしまう。
「もしかして聖水って量産されてる…? ど、どうしよう…ディアも気をつけてね」
「…? はい、了解しました」
聖水で悪魔が消えるのを見るのは初めてなのだろうか?
主はいつも以上に動揺されているようだった。
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