暁の悪魔達の狂愛物語【完結】

ノノノ

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第2部

第12話:運命崩しの研究者③

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俺はその日の晩からディアボロス様について調べるようになった。

思えばどうせすぐに再会出来ると、調べた事はなかったと気付く。
人間界では書物の中ですら忘れ去られた御方であるが、魔界では伝説のように今なお細々と語り継がれている。歴史書は勿論、児童用の絵本にもその偉大な存在は記されている。

とはいえ、ディアボロス様が消え去る経緯についての明確な情報は当時から少なかった。いろいろ調べるが、細かい部分は書き手の憶測や妄想で補完されている。その為、情報が一つにまとまらない。

だがやはり皆が恐れ、時には尊敬し、崇拝していた御方だ。
人間界のどこかに封印されていると書かれているものはあれど、亡くなったと明確に書かれる書物は一切無かった。だが肝心の場所については記されていない。

「次はアルマニア国について調べるか…」

あのエリックと名乗った人間が“ディアボロス様が封印されている場所”と言っていた国だ。自分が人間界について興味のないだけかもしれないが、そんな国は聞いたことがない。

自分で言うのもなんだが、俺はかなり高位の悪魔だ。勿論ディアボロス様には遠く及ばないが、1000年近く生きている。妙な能力無しにこれほど生きていられる魔力を持っている悪魔は少ない。その為、魔界ではそれなりに名が知られている。
魔界の最も大きな図書館に収められている一般公開されていない資料も、受付の者を軽く脅しただけであっさり閲覧許可を得ることが出来た。

1000年前の人間界の国や町の情報を調べていると妙な国の情報があった。

「森の奥地の…小国?」

国の名前は書かれていないが、引っかかる。
北方の森の中に、隠れるように存在する国の情報だ。

国という名がついているが、土地の大きさはそこいらの町と大差ない程に小さい。交易はない孤立した場所であり、周りにも町もなく、冬は寒気が厳しいので人間が住むにはあまり適さない。
森に隠れるように静かに存在する、そんな異質な国だ。強力な魔力を感知した事があり、当時人間が悪魔に対抗する魔法の研究をしていると噂されていたらしい。

エリックが言っていた『アルマニア国』の特徴と一致している。

合っているかどうかは本人に判断してもらうとしよう。
俺は数日かけて集めた断片的な情報を、ノートにまとめた。
正直、調べる方に時間がかかった。

面倒な事この上ない。
だが国はともかく、ディアボロス様の事はずっと気になっていたので、つい調べ物に熱中してしまった。それにここまでの事をしてやったのだ、僅かに残っているであろうエリックの警戒心もきっと解けるはずだ。

さて、あの人間をどう絶望の淵へ叩き落としてやろうか。


―――――――――


「やあエリック、簡単にだけど君が望む情報を調べてきたよ」

ノートをまとめ終えた翌日、俺はまた同じ時間にエリックに会いに行った。
相変わらず隠れ家に引きこもっている。
俺がノートと借りてきた魔界の資料の一部を渡すと、、分かりやすいくらい目を輝かせて喜んでいた。面白いほど何度も礼を言われた。

エリックは机に乗っていた自身が集めた資料を全部払い退け、俺が渡した冊子をドサっと置いた。図書館から借りてきた資料のページをペラペラと真剣な眼差しでめくっていく。俺はエリックの後ろから顔を出し、その様子を眺めていた。

そしてエリックの手は、ディアボロス様の事が記されているページでピタリと止まる。そこにはディアボロス様のお姿が数枚描かれていた。俺は実際にお会いした事があるから分かるが、本当に精巧に描かれている。

そのページには普段の力を抑えていられる姿と、悪魔としての姿も描かれていた。
ディアボロス様の姿は人間にも恐れられていた。
悪魔にとってはともかく、人間にとっては悪魔本来の姿は恐ろしいらしい。泣き喚きながら逃げ惑う人間たちを数え切れないほど見てきたから間違いない。

そのお姿を見て困惑しているのかと期待してエリックの顔に目を向けると、エリックは笑っていた。
どこか興奮している様子で頬は僅かに赤く染まっている。目と口が弧を描くように歪み、ディアボロス様が描かれる紙を指で撫でていた。

「ああそうだ、こんな姿だった!! そうか、これが彼の姿か。これは知らなかったなぁ…ああ、この姿も美しい…。ああ欲しい、欲しい欲しい欲しい…!!
傍に置いて縛って撫でで抱きしめて僕だけのものにしたいなぁ…いや違う、全て僕のものなのだった。嬉しい、嬉しいなぁ…」

食い入るように見つめ、狂気に染まり興奮した様子と似つかわしくないほど優しく紙を撫でるその姿に、何故か強烈な寒気がした。

こいつは何かおかしい。

相手はただの人間だというのに、背筋に一筋の汗が伝う。本能が、危険だと訴えてきているようだ。馬鹿な人間にそんな感情を抱くはずがないというのに、なかなか動悸がおさまらなかった。

「アビスさん、本当に有難うございます! この資料とノート、少しの間借りても良いですか? じっくり読み込んで、時間をかけて自分が持っている情報とうまく合わせてまとめたい」

その言葉にハッとしてエリックの顔を見ると。純粋にキラキラした目で俺を見ていた。先程までの不気味な様子もなく、資料を見る前のエリックに戻っていた。
一体、なんだったのだろう。

「あ、ああ、勿論だよ。君のために用意したんだ。喜んでもらえてとても嬉しいよ」

平静を装い、俺はエリックに頭を下げた。
エリックはにこりと笑い、渡した冊子をきちんとまとめて机の引き出しにしまった。

その後は少しだけ他愛もない話をして、俺が出ていく形でエリックと別れた。本当は今後の為に少しでも話をしたかったのだが、あの時の寒気が背中にこびりついているような感覚がしてそんな気になれなかった。

きっと、きっと気のせいだ。
自分にそう言い聞かせながら、今日は早めに就寝についた。


―――――――――


その後も定期的にエリックに会いに行ってはいろいろと話をしたり、新しい資料を手渡した。今まで十数ページしか埋まっていなかったエリックのノートは、数週間で1冊分全てのページが埋まった。人間界にはそれほどまでディアボロス様に関する資料がない、あったとしても一般人は見る事が出来ないらしい。

些細な事でも、不確かなものであっても、新しい情報を得るたびにエリックは心から喜んでいた。あの時感じた寒気はあれ以降感じなかったので、やはり気のせいだったのだろう。

エリックが喜べば喜ぶほど、俺も嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
絶望はその落差が大きいほど耽美なものだ。


資料を探す傍ら、いつ裏切るかずっと考えていた。

そうだな、ディアボロス様に会えた時で良い。
エリックがディアボロス様に御執心である事はこの数週間でよーく分かった。どうもディアボロス様に会えたら一緒に居られると勘違いしているようだから、その気持ちを利用すれば良い。

必死で調べ、探し、ようやく会えた悪魔に、氷のように冷めた目を向けられ虫けらのように扱われる。どうせ大して気にも止められず、すぐ絶命することなど目に見えている。いや、ディアボロス様にこっそりと『エリックに拷問しましょう』と提案してみるのはどうだろう。
そんな光景、想像するだけで胸が熱くなる。

そして唯一の頼みである俺に助けを求めるも、俺にも裏切られる。そこまで上手くいくかは分からないが、もし成功したら今まで見た人間の中で最も美しい顔を見せてくれるに違いない。

エリックがディアボロス様を見つけ、もしディアボロス様が再び人間界で活動するようになれば、再び人間は恐怖と不安で眠れない夜を過ごすだろう。
この研究が、全ての人間のあるべき運命を奈落へと押し崩していく。
そんな世界は、きっとどんな絵物語の楽園より美しい。

それに俺もディアボロス様にお会いたいし、エリックが情報を集めれば集めるほど俺が握る情報も増えていく。ディアボロス様の居場所が分かるまで生かしておいた方が都合がいい。
結局会えなくても、この御執心ぶりだとそれはそれで面白い様子も見られそうだ。どうせいつでも殺せるちっぽけで100年弱しか生きられない人間だ。飽きれば捨ててしまえばいい。


そう毎回渡せるほど資料は存在しないので、会いに行くたびに適当に土産として装飾品や花を手渡した。

エリックは恥ずかしそうにだが全て受け取り、装飾品は大切に引き出しに入れ、花はビーカーに水を入れて挿していた。遠く離れた町の事も話し、エリックは会話の中で笑顔を見せることが増えてきた気がする。

エリックも自身の事を俺に語った。
『フォレストレイク』出身であること、学生時代の珍事件や人間界のニュースなどといったくだらないことまで。研究以外に関しては全てどうでもいい情報ばかりだったが、俺はなるべく笑顔で相づちを打った。

何事もなく全てうまくいくと信じていた。

その日もいつものように隠れ家に行くと、いつものようにエリックが椅子に座っていた。ゆっくりとこちらを向くエリックは、心なしかいつもよりぐったりして顔色が悪い気がする。

「大丈夫ですか?」

ひとまず心配をしているフリをする。

「まだ大丈夫。ごめんね、僕はあまり身体が強くなくてさ…」

エリックは笑うがいつもより表情が固い。集中も出来ないようで俺が先日渡した新しい資料も殆ど目を通せていないようだ。

「あのさ、大事…かもしれない話なんだけど、僕はもうここには来られないと思う」

「は?」

「君にはとても助けられた。恩返し出来ないのは心苦しいが、僕の体調は日に日に悪くなっていくだろう。だから君も、もうここに来なくてもいい」

突然の言葉に思考が一瞬停止した。
もう来ない? 冗談だろう?
この人間にはそれなりの時間を割いてやった。こんなところで終わっていいはずがない。

「ディアボロス様を…探すのを諦めるのですか?」

「そうじゃない。だけど僕には直接探しにいくのは無理そうだ。今はもう『フォレストレイク』からここに来るだけでも息が上がる。言う必要はないと思っていたけど、元々病弱なんだ」

エリックはもうすぐ20歳だと言っていたが、それにしては小柄で肌も白く健康的とは言えない。病弱というのも嘘ではないだろう、咳き込むことも少なくなかった。だがいつもここに来ていたのだから、今後もずっとそれが続くと思い込んでいた。

「…な、なら俺が直接ディアボロス様に会いに行く。そしてエリックの元に来てくださるよう、交渉する」

「寒気が厳しい場所だから今の時期に闇雲に探すのは悪魔の君でも危険だ。会えたとしても僕の家は『フォレストレイク』の中央区にある寮だよ。エクソシストたちの見回りも多いから悪魔が来るのは危険だと思う」

「くっ…」

これでは今まで何のために時間を割いてやったのか分からない。人間のくせに俺の時間を無駄にしやがってと、いっそのことここで殺してしまおうかと思考が過る。
苛立ちのあまり、思わずエリックの目の前で腕を振り上げた。

「ああ…やっぱり怒るよね? 困ったな…ごめんね」

そんな俺の様子にエリックは驚くこともなく、静かに目を伏せて言う。
我に返って思い切り振り下ろそうとした腕をピタリと止めた。

いろいろ、諦めたような瞳だった。今この腕を振り下ろしてこいつを痛めつけても、大した反応は得られない。悲痛な叫び声を上げることもなく、粛々しゅくしゅくと死んでしまうだろう。こいつを痛めつけても少しだけ気が晴れるかもしれないが時間は帰ってこない。
大損だ。これならそこら辺の人間をかどわかしてゆっくり痛めつけても殺した方がまだマシだ。

奥歯を噛み締めて必死に怒りを抑え、振り上げた手を優しくエリックの頭の上に置いた。

「…いいんだ。驚かせてごめん」

怒りで少し声が震えていたが上手く誤魔化せただろうか。

「エリックが元気になるのを待ってるから、暑くなったら一緒に旅に出よう。俺が君を世界一大切にするから、俺の言葉を支えに病気と闘ってほしい」

「アビスさん……できる限り頑張るよ…」

今までだってここに来ていた。確かに少し疲れが溜まっているような様子だが、生死を彷徨うような状態とは思えない。エリックの魂の様子が少し変だが、それが命の危険を及ぼすとは思えない。
持病についてはさすがに分からないが、パッと見た感じいつも通りだ。

大丈夫だ、きっと数週間後にはエリックは元気な姿を見せるはず。エリックが元気になれば、悠長にくだらないお喋りなどせず次の行動に移ろう。そう自分に言い聞かせて、俺はエリックが『フォレストレイク』に帰っていく後ろ姿を見送った。


―――――――――


数日後、俺はまた隠れ家に向かった。
いつも来ているエリックの姿はなく、焦りで一筋の汗が流れる。

エリックはもう来ないとは言っていたが、少しだけ期待していた。
だがそれ以上に衝撃を受けたのは、机に乗っている物と置き手紙だ。

置き手紙には、
『貴重なディアボロスの情報を有難う。報酬になるか分からないけど人間界のお金を沢山置いておきます。今まで有難う、さようなら』
と書かれていた。

それと一緒に机には数百枚の紙幣の束と今まで与えた装飾品が置いてある。
人間界の金の価値を完全には把握できていないが、20歳そこらの人間がポンと出せるような金額ではないことは分かる。その横には今まで俺が渡した魔界の資料が全て積み重なっている。

期待していた。エリックがまた帰ってきてくれることを。だがこれを見て、あいつはもうここには戻って来ないのだと理解させられてしまった。
研究の末、ディアボロス様と会えた先の未来に期待していたからこそ、ショックが大きかった。

ああ、やはりあの時殺しておけば良かったか?
やり場のない怒りがふつふつと湧き上がる。

「人間のくせに余計な手間を…」

俺は置き手紙を握りつぶし、魔法で燃やした。
魔界の資料と置かれていた紙幣は全て回収し、隠れ家から出た。

気に入らないが、これだけの金があればそれはそれで良い暇つぶしになる。かけてやった時間に対してこの額は多い方だ。一番の目的は達成されなかったが、良いものを手に入れたと気持ちを切り替える。

腹立たしいが、それ以外に未練はない。
そもそもディアボロス様に会えるかもしれないと人間に期待したのが間違いだったのだ。冷静に考えれば、今更人間が場所を特定することなど出来るわけがない。
数時間後にはこの金でどう遊ぶか、それだけを考えていた。

そして俺はこの場所から遠く離れ、二度と戻らないと決めた。
そうして少しずつ忘れていき、気が付けば10年の月日が流れていた。

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