シャルル変態伯のいとも淫靡なる生活 ~メイドハーレム~

寺田諒

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 シャルルは両脚を開き、その間で膝をついているアンキラを見下ろした。
 この美人が今からお掃除をしてくれるのだという。


 もちろん、アンキラのように魅力的な女性に股間を触ってもらったり拭いてもらったりするのは喜ばしい。
 しかし、今は三人の少女たちを相手に何度も何度も射精した後だった。ペニスは敏感になっていて、触れ方が悪ければ痛みが走る可能性があった。

 それだけならまだ問題はないが、アンキラの奉仕はあまりにも気持ちよすぎる。
 アンキラとはもうそれなりに長い付き合いで何度も何度も肌を重ねてきた。真面目なこのメイド長はシャルルを悦ばせるために様々な努力をしてきた。


 シャルルはアンキラの顔を見下ろした。
 彼女の髪は月光を縒り合わせたかのような白銀だった。異民族の生まれであることの証で、この領地やその他の地域でもそう見られるものではない。
 アラバスターのように白い肌は蝋燭の光の中でも輝き、潤んだ瞳はまっすぐシャルルの顔に向けられている。

 女神や咲き誇る花でさえ彼女の前では顔を伏せて恥ずかしがるに違いない。そう思うほどに美しい。
 そのアンキラがわずかに顔を傾けて尋ねてくる。

「どうしてですか? わたしに触れられるのがお嫌なのですか?」
「いやいや、そんなわけがないだろう」
「まぁ……、なら何も問題はありませんね。失礼いたします」

 アンキラがその美しい顔をそっとシャルルの股間へと近づけてくる。シャルルは慌ててアンキラの両肩に手をかけて、その体を押し返そうとした。
 だがアンキラが伸ばした舌がペニスの先にちょろっと触れていた。

「おおうっ?!」

 そのわずかな刺激だけでシャルルの喉から声が漏れた。一瞬の快楽が肌の上を駆け巡り、シャルルの肩がびくっと跳ねた。
 肩を押されたアンキラが不満そうにシャルルを見上げていた。


「ご主人さま、どうしてですか? もうわたしの奉仕には飽きてしまわれたのですか?」
「いやいやいや、そんなわけないだろ。馬鹿なことを言うな、お前の奉仕は何にも増して気持ちいい」

 潤んだ瞳で非難されて、シャルルは慌ててそう言ってしまう。
 この言葉を聞いてアンキラが表情を綻ばせる。あどけなく笑うと普段よりずっと幼く見えた。
 
「まぁご主人さま……。そのようにお褒めの言葉を頂いた以上、ご主人さまの婢として誠心誠意奉仕せねばなりません」
「いや、そういうわけじゃなくて、もう無理だって。ほら、勃ってもいないし」
「なんの問題もありません。掃除させていただくだけですから」
「敏感だから痛いかもしれないしだな」
「ありえません、わたしなら痛みを感じないように掃除できますから。もし痛みを感じたなら、その痛みを何倍にもしてわたしの尻を叩いてくださいませ」

 自信ありげなアンキラが、両手をシャルルの内腿に置いた。ほっそりした指先が触れただけで、シャルルは全身に鳥肌が立つような感覚に襲われた。


 自分で自分の脇腹をくすぐっても、くすぐったさはあまり感じない。だが他人にそれをされるとくすぐったい。
 人に触られると微かな刺激でも違ったものになる。アンキラに触れられるとその差があまりにも大きいのだ。
 おそらく天性のものだろう。アンキラはただ触れるだけで、相手にぞっとするような快楽を与えられるのだ。

 太腿の上をアンキラの指がすっと移動する。ただそれだけで背筋にむず痒く甘ったるい快感が走った。
 アンキラはシャルルの手を押しのけ、美しい顔をそっとシャルルのペニスへ近づけた。

 アンキラは左手でシャルルのペニスの根元を軽くつまんだ。その指先で萎えたペニスをわずかに上向かせると、大きく口を開いた。

 シャルルの萎えかけのペニスが、ゆっくりとアンキラの口の中へと入ってゆく。ただ、ペニスのどこもアンキラには触れていなかった。
 ただ暖かい空気だけがシャルルのペニスを包む。
 ふっとアンキラが口を閉じた。

 その瞬間にシャルルは喉から声を絞り出していた。



「うおおおおおっ?!」



 空気にだけ包まれていたはずのシャルルの男根が一気に熱で侵された。境界が失われて、すべてが熔けていくかのような錯覚に陥る。
 まずい、これはまずい。

 シャルルはアンキラの両肩を押さえてどうにか引き剥がした。ちゅぽんという音がしてアンキラの唇がシャルルから離れる。

 アンキラは不満そうにシャルルを見上げていた。

「どうしてですかご主人さま?」
「いやいやいや、今のどこがお掃除だ。思いっきり快楽を与えようとしてたじゃないか」
「……バレましたか」

 アンキラがにやっと笑みを浮かべた。悪戯がバレた時の笑みというのはどうも強く咎めにくい。
 相手がアンキラのような美人ならなおさらだった。シャルルは溜息を吐き、アンキラの肩に置いていた両手を離した。


「もういい、さすがに今日はもう無理だ。もう寝るぞ、お前もここで寝ていけ」
「し、しかしご主人さま、一緒に寝るなんて」
「いいから言うことを聞け、もう眠たくてたまらん」

 射精の余韻が強い眠気を誘う。もうこれ以上アンキラと交わって体力を消耗したくはなかった。
 まだ迷っている様子のアンキラの手を取り、シャルルはベッドの上に引き上げた。

「ほら、寝るぞ」
「お待ちください、まだ靴が」
「早くしろ」
「は、はい」

 アンキラと一緒に眠るのは随分久しぶりのような気がした。この領地を継いでしばらくの間は、アンキラを抱くことに夢中になっていた。
 ベッドの上で交わり続け、そのまま眠るという日々を何度も送ったものだ。

 アンキラはベッドの上で横になり、すぐ眼前に迫ったシャルルの顔を熱っぽく見つめた。

「ご主人さまと眠るのは、久しぶりのように思います」
「まぁそうだな」
「お前を離したりはしない、とご主人さまは大変わたしを可愛がってくれましたから。思い出すだけで胸が温かくなります」
「おいおい、今だってお前を手放すつもりはないぞ。お前は俺のものだ」
「はい、重々承知しております。アンキラはご主人さまのはしためでございますから」

 アンキラがそう言って微笑んだ。


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