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騎士ロイと聖女リラ
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今日はランス様と一緒に白竜使いの騎士団本部に来て会議に出席している。会議というのは最近多発している瘴気騒動についてだ。
会議室には白龍使いの騎士とその聖女が集まっている。ユーズ団長以外は初めて見る顔ばかりでなんだか緊張してしまうわ……!
「セシル、そんなに緊張しなくてもいいよ。俺も一緒だから大丈夫」
会議室に入った時、緊張する私を見てランス様は私の手を握って優しくそう言ってくれた。それだけで少し緊張がほぐれた気がする。
「ありがとうございます」
礼を言うと、ランス様は嬉しそうに微笑んだ。
ランス様と両思いだとわかってから数日経ったけれどあれからランス様の様子は特に変わらずで、嬉しいようなちょっとさみしいような……。
「ランス!久々だな!」
近くから声がして振り向くと、そこには赤みかかった短髪の騎士がいる。
「ロイ、元気そうだな」
ランス様がそう言って笑う。なんだかすごく親しげだわ。
「そちらがランスの聖女様か?初めまして。俺はロイ、ランスとは騎士見習いの時によく一緒に演習してたんだ」
そう言ってその騎士、ロイ様は手を差し出してくる。
「初めまして、セシルと申します」
差し出された手を握り返すと、ロイ様の後ろから小さくて可愛らしい女の子が顔を覗かした。薄紫色のツインテールを揺らし、ふんわりとしたAラインのワンピースを来ている。所々にリボンの飾りが施されていて可愛らしい。
「あぁ、こっちはリラ、俺と契約してくれた聖女様」
ロイ様に言われたその女の子は、小さくお辞儀をする。
「初めまして、俺はランス。よろしくね」
ランス様がそう言うと、リラと言われた女の子は顔を赤らめながらまた小さく頷いた。
「悪いな、人見知りみたいなんだよ。俺にも最近ようやく心を開いてくれた位で」
な、と後ろを見ながらロイ様が言うと、その子はロイ様を見てさらに顔を赤らめて俯く。ロイ様の背中に隠れながらロイ様の服をぎゅっと掴んでいる。子供みたいで可愛い……!
「聖女同士仲良くしてやってくれないか?俺はちょっとランスと話をしたいからこいつのことは任せた」
「はい、もちろん」
ロイ様に言われてにっこり頬笑んでそう返事をすると、その子は少し照れながら私を見てはにかんだ。笑うとさらに可愛い!
ランス様とロイ様が少し離れた所で話をし始めたので、私はリラと呼ばれる女の子と近くの座席に腰をかけた。
「リラ様はいつからロイ様の聖女に?私はつい最近なったばかりなので戸惑ってばかりで……」
「リラ、でいい。私も、セシルって呼んでも、いい?」
途切れ途切れになりながらそう言ってくる。しかも少し俯きながらで目は合わせてくれない。本当に人見知りが激しいんだわ。
「もちろん!よろしくね、リラ」
笑顔で言うと、リラはこちらを見て顔を赤らめ、また俯いた。あぁ、なんて可愛らしいの!
「リラは今いくつなの?」
見た目からするに13・4と言ったところだろうか。この国では15歳で成人となるのでそうなると15歳なのかしら。成人すれば結婚はもちろん可能だけれど、聖女としては若すぎる上に突然すぎて大変だったのではないだろうか。
「19。でもそう言うとみんな驚く。ロイにもとても驚かれたの」
えっ、19?!私とひとつしか違わないの?こんなに若く見えるのに……それは驚くなという方が無理だろう。
「なんだ、私とひとつしか変わらないのね!」
そう言うとリラは私の顔を見て嬉しそうに笑った。
「セシルは、最近来たばかり?リラも、最近来たばかりで……色々と、困ってるの」
スカートの裾をぎゅっと握って俯く。そうだよね、わかる。
「突然すぎて色々と混乱したわよね。生贄にならずに生きていられるのは嬉しいけれど、聖女の力について知った時には驚いたもの。それに結婚することになるなんて思いもしなかったし。ランス様がお優しい方だったからよかったけれど……」
はぁ、とため息をついてリラを見ると、リラはさっきよりも神妙な面持ちで床を見つめていた。どうしたのだろう?
「リラは、生きていたくなんてなかった。生贄になれて嬉しかったのに……」
会議室には白龍使いの騎士とその聖女が集まっている。ユーズ団長以外は初めて見る顔ばかりでなんだか緊張してしまうわ……!
「セシル、そんなに緊張しなくてもいいよ。俺も一緒だから大丈夫」
会議室に入った時、緊張する私を見てランス様は私の手を握って優しくそう言ってくれた。それだけで少し緊張がほぐれた気がする。
「ありがとうございます」
礼を言うと、ランス様は嬉しそうに微笑んだ。
ランス様と両思いだとわかってから数日経ったけれどあれからランス様の様子は特に変わらずで、嬉しいようなちょっとさみしいような……。
「ランス!久々だな!」
近くから声がして振り向くと、そこには赤みかかった短髪の騎士がいる。
「ロイ、元気そうだな」
ランス様がそう言って笑う。なんだかすごく親しげだわ。
「そちらがランスの聖女様か?初めまして。俺はロイ、ランスとは騎士見習いの時によく一緒に演習してたんだ」
そう言ってその騎士、ロイ様は手を差し出してくる。
「初めまして、セシルと申します」
差し出された手を握り返すと、ロイ様の後ろから小さくて可愛らしい女の子が顔を覗かした。薄紫色のツインテールを揺らし、ふんわりとしたAラインのワンピースを来ている。所々にリボンの飾りが施されていて可愛らしい。
「あぁ、こっちはリラ、俺と契約してくれた聖女様」
ロイ様に言われたその女の子は、小さくお辞儀をする。
「初めまして、俺はランス。よろしくね」
ランス様がそう言うと、リラと言われた女の子は顔を赤らめながらまた小さく頷いた。
「悪いな、人見知りみたいなんだよ。俺にも最近ようやく心を開いてくれた位で」
な、と後ろを見ながらロイ様が言うと、その子はロイ様を見てさらに顔を赤らめて俯く。ロイ様の背中に隠れながらロイ様の服をぎゅっと掴んでいる。子供みたいで可愛い……!
「聖女同士仲良くしてやってくれないか?俺はちょっとランスと話をしたいからこいつのことは任せた」
「はい、もちろん」
ロイ様に言われてにっこり頬笑んでそう返事をすると、その子は少し照れながら私を見てはにかんだ。笑うとさらに可愛い!
ランス様とロイ様が少し離れた所で話をし始めたので、私はリラと呼ばれる女の子と近くの座席に腰をかけた。
「リラ様はいつからロイ様の聖女に?私はつい最近なったばかりなので戸惑ってばかりで……」
「リラ、でいい。私も、セシルって呼んでも、いい?」
途切れ途切れになりながらそう言ってくる。しかも少し俯きながらで目は合わせてくれない。本当に人見知りが激しいんだわ。
「もちろん!よろしくね、リラ」
笑顔で言うと、リラはこちらを見て顔を赤らめ、また俯いた。あぁ、なんて可愛らしいの!
「リラは今いくつなの?」
見た目からするに13・4と言ったところだろうか。この国では15歳で成人となるのでそうなると15歳なのかしら。成人すれば結婚はもちろん可能だけれど、聖女としては若すぎる上に突然すぎて大変だったのではないだろうか。
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えっ、19?!私とひとつしか違わないの?こんなに若く見えるのに……それは驚くなという方が無理だろう。
「なんだ、私とひとつしか変わらないのね!」
そう言うとリラは私の顔を見て嬉しそうに笑った。
「セシルは、最近来たばかり?リラも、最近来たばかりで……色々と、困ってるの」
スカートの裾をぎゅっと握って俯く。そうだよね、わかる。
「突然すぎて色々と混乱したわよね。生贄にならずに生きていられるのは嬉しいけれど、聖女の力について知った時には驚いたもの。それに結婚することになるなんて思いもしなかったし。ランス様がお優しい方だったからよかったけれど……」
はぁ、とため息をついてリラを見ると、リラはさっきよりも神妙な面持ちで床を見つめていた。どうしたのだろう?
「リラは、生きていたくなんてなかった。生贄になれて嬉しかったのに……」
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