神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン

文字の大きさ
26 / 143
1章〜フォレスト王国カイヴの街〜

18、レッツチャレンジ〜Bランク冒険者になれるかな?〜

しおりを挟む
「では行こうか」
「は~い」

 それでやって来ましたよ、冒険者ギルドに。今日は来る予定じゃなかったんだけどな。

 ひえっ!騎士が二人もいるからかじろじろみられてる~!!はぁ、目立つなぁ。目立ちたいわけではないのに。

 二人はじろじろみられてるのを気にせず受付に向かった。

「この子のランクアップをしたいのだが」
「その小さい子ですか?」

 あぁ~。受付の人の顔に本気で言ってるのかと描いてあるよ…。まあそうだよね。普通六歳児がランク上げるなんて思わないだろうな。

「そうだ。ギルマスを呼んでくれ」
「…少々お待ちください」

 そう言って受付の人が席を立った。
 しばらくして一人の男性を連れてきた。この人がギルマスかな?とっても美丈夫な人だ。

「ルイゴ、あなたがギルドに来るなんて珍しい」
「まあな。今日は私の用事で来たわけではない。この子のランクを出来る限り上げたいと思ってな」
「この子?」
「ああ」
「はい。私が今回ランクを上げて欲しいリティアです」
「…ほぅ。この子は確かに強いですね。ギルマスの権限で上げるのはAランクまでなので、私と闘技場で戦い、その戦いしだいで上げましょう」
「分かりました。あの、ギルマスの名前を伺ってもいいですか?」
「ああ、私としたことが、失礼しました。私はリュークと申します。どうぞリュークと呼んで下さい。では闘技場に向かいましょう」
「はい」


 闘技場は広かった。しかも、他の建物に傷がつかないように結界が張ってある。

「では、これから私カイヴの街の冒険者ギルドマスターリュークとEランク冒険者リティアの試合をはじめます。試合形式は従魔なしの魔法、剣あり、一対一で行います。審判はギルド職員で、命の危機になった、または本人がまいったといったら試合終了です。それでは審判はタイミングをはかって試合開始の合図をください」


「…………よーいはじめ!!」


ガキンッ


 私とリュークさんは合図と共に走り出し、剣を打ち合った。剣が重い。さすがギルマス。それからいったん距離をとり、勢いよく剣を振ると同時に氷でリュークさんの足場を固めた。そうしてリュークさんの剣を落とさせ、リュークさんの喉に剣を向けた。

「まいりました」


 は~、勝ててよかった!

「凄いですね。でもまだ実戦経験が足りないと思うので、Bランクにしましょう。皆いいですね?」
「「はい。いいと思います!」」
「やったーー!ありがとうございます、皆さん」
「じゃあランクを上げる為に個室に向かいましょうか」

しおりを挟む
感想 34

あなたにおすすめの小説

ハイエルフの幼女に転生しました。

レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは 神様に転生させてもらって新しい世界で たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく 死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。 ゆっくり書いて行きます。 感想も待っています。 はげみになります。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

異世界転生!ハイハイからの倍人生

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。 まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。 ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。 転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。 それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡

サクラ近衛将監
ファンタジー
 女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。  シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。  シルヴィの将来や如何に?  毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

処理中です...