205 / 219
生徒会も修羅場につき
しおりを挟む
「で?悠太。
あたしに何か言う事無い?」
「えっと……こんにちは?」
「は?ふざけてんの?」
「ごめんなさい!?」
放課後の生徒会室。
背中に担いでいるギターケースをどこかにぶつけないように注意しながら慎重に生徒会室の扉を開くと、不機嫌オーラ全開の瑞穂が腕を組んで仁王立ちしていた。
「お昼は随分お楽しみだったね?」
あ、これめちゃくちゃ怒ってるやつだ……。
「昼?悠太君何かあったの?」
会長席に座っていたハルたん会長が見かねて声をかけてくる。
「そりゃもうお楽しみだったみたいだよ?2人でね。」
言葉の一つ一つに棘がありゅー!
「え、2人?あ!そう言えば瑞穂!あんたこないだの電話はなんだったのよ!?」
「あぁ、なんか悠太が可愛い女の子とデートしてたから。
最初誰が来るか分からなかったからちょっと確認しただけ。」
「悠太君?」
おっとぉ?仲裁してくれる筈のハルたん会長がまさかのそっち側?
「いやいや瑞穂!
お前その時の相手誰だったか知ってるだろ!?」
「確かに知ってる。
でも相手がどうあれデートしたって事実が重要なんだと思うけど。」
「うっ……。」
「津川先輩、私も呼んで頂けたら良かったのですが。」
ここで呆れ顔で口を挟んできたのは片杉だ。
「お前の場合どうせいいスキャンダルになるからとかだろ絶対……。」
「そうやって個人の憶測で一方的に決めつけるのは良くないと思いますが。
……まぁ、あってますけど。」
「あってんじゃねぇかw」
やっぱりコイツロクでもないわ……。
「それで?悠太君。
誰とデートしてたのかしら?」
ひぃっ!?ハルたん会長、顔は笑顔なのに圧を感じる!?
「妹!妹とですから!」
「「は?」」
これにはハルたん会長も片杉も咄嗟に意味が分からないと言いたげな表情。
「あの、ゲスミ……。
幾ら一緒にデートしてくれる相手が居ないからって妹はちょっと……。」
「いや……だからそれは……。」
「……ちなみに何処に行ったのかしら……?」
いや、だから圧が……!
「あ、えっと、映画に……。」
「仲睦まじく恋人繋ぎで手まで繋いでね。」
瑞穂がそう言って舌打ちする。
「妹と恋人繋ぎ……。」
やめろ!うわぁみたいな顔やめろ!
「あ、あれはほら、妹に頼まれたからで……「あんなにデレデレしてた癖に?」「悠太君?」はいすいませんでした!」
「まぁ……悠太君がシスコンなのはよく知ってるわ。
仲も良いみたいだし休日に一緒に出掛けたりもするでしょうね。
まぁ恋人繋ぎはやり過ぎかもしれないけれど仲が良ければ兄妹で手ぐらい繋ぐわよね。」
そう言って肩を竦めるハルたん会長。
「いや……だからって妹と恋人繋ぎは……。」
相変わらずうわぁな表情の片杉。
こう言うとこだぞ、これぞ大人の余裕ってやつだ……。
「そう!そうなんですよ!甘えん坊で困っちゃうなぁ、はは。」
「ペアシートに座ってたけどね。」
「「妹とペアシート!?」」
瑞穂!?せっかくハルたん会長が大人の余裕で話を収めようとしてくれてたのに!
「ぺ、ペアシートってあれよね。
そのカップルが使う。」
「はい、カップルがそれはもう至近距離でベッタリと仲睦まじく映画を楽しめるあのペアシートの事かと……。」
「そ、そんなの不健全だわ!」
「キス未遂もしてたしね。」
「「はぁ!?」」
「ちょぉっと待て!瑞穂!」
「何かな?このすけこましさん?」
うわぁ笑顔なのに怒りマークが見えるぞぅ?
「悠太君?」
ひぃっ!ハルたん会長が雪女みたいに冷気を放ってる!?
「キスはしてない!確かに後ろから見たらそう見えたかもしれないけどキスはしてないから!」
「本当に?」
「……多分。」
「「「は?」」」
「だ、だってしょうがないだろ!?寝てたんだから!」
「寝てた、ねぇ。
どうだか。」
「瑞穂!?」
「その時の映像と写真ならここにあるよ?見る?」
「志麻!?」
ここで志麻乱入。
「し、志麻お前まで……。」
「安心して?私はいつでも悠太の味方だから!」
「志麻っ……!」
初めてメンヘラストーカーに心から感謝した。
明日から足を向けて寝られない!
神様メンヘラストーカー様志麻様!ちょっと語呂が悪いな。
「でもそれとこれとは別だと思うの。」
「ほ?」
「わ、これは確かにやってるっぽいですね……。
あ、この動画後で送ってもらって良きですか?」
「悠太君?」
「志麻この野郎!?」
誰だ神様メンヘラストーカー様志麻様とか言った奴!俺だわ……。
と言うか片杉に送るのだけは絶対やめろよ!?
「と言うか瑞穂、ちょっと!」
瑞穂を引っ張って廊下に出る。
「キャー、攫われるー、ケダモノー。」
「心にも無い事言ってんじゃねぇよ!」
ひっ、ハルたん会長の冷気が……!
「思ってますー。
あたしだって純粋でピチピチな女子高生なんだから。」
「純粋でピチピチな女子高生は堂々と男子風呂に突撃してこねぇんだよ……。
それよりなんだよ、もしかしなくてもめちゃくちゃ怒ってたり?」
「だとして誰のせいかな?」
「はい!僕です!」
「本当に分かってんの?
あの後あたしだけ戻って悠太は来ないって言った時のみんなの残念そうな表情を
一身に受けるあたしの気持ち。」
「うっ……。」
「理不尽な話だしアイツに喧嘩売られた腹いせについ女と一緒に屋上に行った、今頃イチャイチャしてんじゃない?
って言ったらその場の空気が変わったよね。」
あはは、と、実に愉快そうに言う瑞穂。
「いや、何言っちゃってくれてんの!?」
「嘘は言ってなくない?」
「確かに言ってないけども!
言い方に悪意がこもってるって言ってんだよ!」
「えー?だとしたら誰のせいかな?」
「はいっ!俺ですっ!」
「分かってんじゃん。
なら悠太はどうしてくれるのかな?」
「ははぁ、瑞穂様の仰せのままに!」
「ふーん?ならあたしとも文化祭、回ってくれるよね?」
「あ、はい。
って……いや待て待てそれはミスコンで決めるって話じゃ……。」
「あぁ、あれ後から考えたら無理だったわ。」
「え?」
「だってさ、うちの高校の文化祭3日開催じゃん?
で、その内初日は外部参加無し、2日3日は外部参加あり。
ミスコンは外部参加の票も集めた上で集計して、発表は3日目って事になりそうだし。」
「な、ならこの話はなかった事に……。」
「は?」
「ひぃっ!ごめんなさい!?」
「だから、文化祭後の後夜祭。
そこで一緒に過ごす権利をミスコンで決めるって事にする。
アイツにもそう言っておいて。」
「あ、いや……それは別に俺が言わなくても……。」
「何?あたしの蹴りがアイツの横腹にめり込む様が見たい訳?」
「俺から言わせて頂きます!」
こっわ!
「じゃ、戻ろっか。
あんまり長々と話してたら疑われそうだし。」
「そ、そうだな。
瑞穂、頼むぞ……?」
「帰りにスタフロね?」
「あ、はい……。」
「と、言う訳らしいよ。」
中に戻って瑞穂はあの日に至った経緯を簡単に説明してくれた。
「まぁ、色々納得行かない部分もあるけど……。」
「ふぅ、ゲスミもゲスミなら妹も妹って事ですか……。」
「おい馬鹿お前俺を馬鹿にするなら許すけど日奈美を馬鹿にするなら許さんぞ。」
俺がそう言うと片杉はため息。
と言うか瑞穂はともかくハルたん会長まで!?
「ごめんー遅くなっちゃった!」
と、ここで入って来たのは絵美だ。
後ろには蘭ちゃんもいる。
「絵美、どこ行ってたんだ?」
「あ、あのね、音楽室の先生に使用許可もらったり楽器を見せてもらってたの!」
「ドラムなんか初めて触ったわ……。
あんなんほんまにウチに叩けるんやろうか……。」
すっかり弱気な蘭ちゃん……。
俺も正直アコギはほぼ初めてだし不安しかない……。
「使用許可はバッチリ取れたからこの後からでも大丈夫だよ!」
「そう、ならそれぞれキリがいい所まで仕事を進めたら音楽室に移動しましょう。」
「はーい。」
あたしに何か言う事無い?」
「えっと……こんにちは?」
「は?ふざけてんの?」
「ごめんなさい!?」
放課後の生徒会室。
背中に担いでいるギターケースをどこかにぶつけないように注意しながら慎重に生徒会室の扉を開くと、不機嫌オーラ全開の瑞穂が腕を組んで仁王立ちしていた。
「お昼は随分お楽しみだったね?」
あ、これめちゃくちゃ怒ってるやつだ……。
「昼?悠太君何かあったの?」
会長席に座っていたハルたん会長が見かねて声をかけてくる。
「そりゃもうお楽しみだったみたいだよ?2人でね。」
言葉の一つ一つに棘がありゅー!
「え、2人?あ!そう言えば瑞穂!あんたこないだの電話はなんだったのよ!?」
「あぁ、なんか悠太が可愛い女の子とデートしてたから。
最初誰が来るか分からなかったからちょっと確認しただけ。」
「悠太君?」
おっとぉ?仲裁してくれる筈のハルたん会長がまさかのそっち側?
「いやいや瑞穂!
お前その時の相手誰だったか知ってるだろ!?」
「確かに知ってる。
でも相手がどうあれデートしたって事実が重要なんだと思うけど。」
「うっ……。」
「津川先輩、私も呼んで頂けたら良かったのですが。」
ここで呆れ顔で口を挟んできたのは片杉だ。
「お前の場合どうせいいスキャンダルになるからとかだろ絶対……。」
「そうやって個人の憶測で一方的に決めつけるのは良くないと思いますが。
……まぁ、あってますけど。」
「あってんじゃねぇかw」
やっぱりコイツロクでもないわ……。
「それで?悠太君。
誰とデートしてたのかしら?」
ひぃっ!?ハルたん会長、顔は笑顔なのに圧を感じる!?
「妹!妹とですから!」
「「は?」」
これにはハルたん会長も片杉も咄嗟に意味が分からないと言いたげな表情。
「あの、ゲスミ……。
幾ら一緒にデートしてくれる相手が居ないからって妹はちょっと……。」
「いや……だからそれは……。」
「……ちなみに何処に行ったのかしら……?」
いや、だから圧が……!
「あ、えっと、映画に……。」
「仲睦まじく恋人繋ぎで手まで繋いでね。」
瑞穂がそう言って舌打ちする。
「妹と恋人繋ぎ……。」
やめろ!うわぁみたいな顔やめろ!
「あ、あれはほら、妹に頼まれたからで……「あんなにデレデレしてた癖に?」「悠太君?」はいすいませんでした!」
「まぁ……悠太君がシスコンなのはよく知ってるわ。
仲も良いみたいだし休日に一緒に出掛けたりもするでしょうね。
まぁ恋人繋ぎはやり過ぎかもしれないけれど仲が良ければ兄妹で手ぐらい繋ぐわよね。」
そう言って肩を竦めるハルたん会長。
「いや……だからって妹と恋人繋ぎは……。」
相変わらずうわぁな表情の片杉。
こう言うとこだぞ、これぞ大人の余裕ってやつだ……。
「そう!そうなんですよ!甘えん坊で困っちゃうなぁ、はは。」
「ペアシートに座ってたけどね。」
「「妹とペアシート!?」」
瑞穂!?せっかくハルたん会長が大人の余裕で話を収めようとしてくれてたのに!
「ぺ、ペアシートってあれよね。
そのカップルが使う。」
「はい、カップルがそれはもう至近距離でベッタリと仲睦まじく映画を楽しめるあのペアシートの事かと……。」
「そ、そんなの不健全だわ!」
「キス未遂もしてたしね。」
「「はぁ!?」」
「ちょぉっと待て!瑞穂!」
「何かな?このすけこましさん?」
うわぁ笑顔なのに怒りマークが見えるぞぅ?
「悠太君?」
ひぃっ!ハルたん会長が雪女みたいに冷気を放ってる!?
「キスはしてない!確かに後ろから見たらそう見えたかもしれないけどキスはしてないから!」
「本当に?」
「……多分。」
「「「は?」」」
「だ、だってしょうがないだろ!?寝てたんだから!」
「寝てた、ねぇ。
どうだか。」
「瑞穂!?」
「その時の映像と写真ならここにあるよ?見る?」
「志麻!?」
ここで志麻乱入。
「し、志麻お前まで……。」
「安心して?私はいつでも悠太の味方だから!」
「志麻っ……!」
初めてメンヘラストーカーに心から感謝した。
明日から足を向けて寝られない!
神様メンヘラストーカー様志麻様!ちょっと語呂が悪いな。
「でもそれとこれとは別だと思うの。」
「ほ?」
「わ、これは確かにやってるっぽいですね……。
あ、この動画後で送ってもらって良きですか?」
「悠太君?」
「志麻この野郎!?」
誰だ神様メンヘラストーカー様志麻様とか言った奴!俺だわ……。
と言うか片杉に送るのだけは絶対やめろよ!?
「と言うか瑞穂、ちょっと!」
瑞穂を引っ張って廊下に出る。
「キャー、攫われるー、ケダモノー。」
「心にも無い事言ってんじゃねぇよ!」
ひっ、ハルたん会長の冷気が……!
「思ってますー。
あたしだって純粋でピチピチな女子高生なんだから。」
「純粋でピチピチな女子高生は堂々と男子風呂に突撃してこねぇんだよ……。
それよりなんだよ、もしかしなくてもめちゃくちゃ怒ってたり?」
「だとして誰のせいかな?」
「はい!僕です!」
「本当に分かってんの?
あの後あたしだけ戻って悠太は来ないって言った時のみんなの残念そうな表情を
一身に受けるあたしの気持ち。」
「うっ……。」
「理不尽な話だしアイツに喧嘩売られた腹いせについ女と一緒に屋上に行った、今頃イチャイチャしてんじゃない?
って言ったらその場の空気が変わったよね。」
あはは、と、実に愉快そうに言う瑞穂。
「いや、何言っちゃってくれてんの!?」
「嘘は言ってなくない?」
「確かに言ってないけども!
言い方に悪意がこもってるって言ってんだよ!」
「えー?だとしたら誰のせいかな?」
「はいっ!俺ですっ!」
「分かってんじゃん。
なら悠太はどうしてくれるのかな?」
「ははぁ、瑞穂様の仰せのままに!」
「ふーん?ならあたしとも文化祭、回ってくれるよね?」
「あ、はい。
って……いや待て待てそれはミスコンで決めるって話じゃ……。」
「あぁ、あれ後から考えたら無理だったわ。」
「え?」
「だってさ、うちの高校の文化祭3日開催じゃん?
で、その内初日は外部参加無し、2日3日は外部参加あり。
ミスコンは外部参加の票も集めた上で集計して、発表は3日目って事になりそうだし。」
「な、ならこの話はなかった事に……。」
「は?」
「ひぃっ!ごめんなさい!?」
「だから、文化祭後の後夜祭。
そこで一緒に過ごす権利をミスコンで決めるって事にする。
アイツにもそう言っておいて。」
「あ、いや……それは別に俺が言わなくても……。」
「何?あたしの蹴りがアイツの横腹にめり込む様が見たい訳?」
「俺から言わせて頂きます!」
こっわ!
「じゃ、戻ろっか。
あんまり長々と話してたら疑われそうだし。」
「そ、そうだな。
瑞穂、頼むぞ……?」
「帰りにスタフロね?」
「あ、はい……。」
「と、言う訳らしいよ。」
中に戻って瑞穂はあの日に至った経緯を簡単に説明してくれた。
「まぁ、色々納得行かない部分もあるけど……。」
「ふぅ、ゲスミもゲスミなら妹も妹って事ですか……。」
「おい馬鹿お前俺を馬鹿にするなら許すけど日奈美を馬鹿にするなら許さんぞ。」
俺がそう言うと片杉はため息。
と言うか瑞穂はともかくハルたん会長まで!?
「ごめんー遅くなっちゃった!」
と、ここで入って来たのは絵美だ。
後ろには蘭ちゃんもいる。
「絵美、どこ行ってたんだ?」
「あ、あのね、音楽室の先生に使用許可もらったり楽器を見せてもらってたの!」
「ドラムなんか初めて触ったわ……。
あんなんほんまにウチに叩けるんやろうか……。」
すっかり弱気な蘭ちゃん……。
俺も正直アコギはほぼ初めてだし不安しかない……。
「使用許可はバッチリ取れたからこの後からでも大丈夫だよ!」
「そう、ならそれぞれキリがいい所まで仕事を進めたら音楽室に移動しましょう。」
「はーい。」
0
あなたにおすすめの小説
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。
しかしあっさりと玉砕。
クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。
しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。
そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが……
病み上がりなんで、こんなのです。
プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる