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少年編 2章
第17話 世紀の発明!?
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レーナを買って数日。
特に取り留めもない日常が続いた。
レーナは奴隷メイドとして日々学んでいる。
仕事は僕の世話係で、これまでアルスがしてきた身の回りの世話を引き継いだ。
仕事中は基本的に無口で感情を表に出さない。何を聞いても頷くだけで、動く死体のようだった。
まあ、働いてくれれば良いので、気にはしない。
メイドの仕事はちゃんとやるし、反抗もしてこないから扱いやすい配下だ。
そうそう、レーナにはメイドの仕事の他にも魔法の練習の訓練を手伝ってもらっている。
僕並みの魔法使いは中々いないので、新しい魔法の練習にはちょうどいい。
「よし、レーナ、打ってみろ」
いつもの庭で軽装に着替えて、メイド服を着たレーナと相対する。
相変わらずな虚ろな目をこちらに向けて、ブツブツと詠唱し始める。
「我が元に集い、関を乗り越え、大河と成れ、【ウォール・ホリー・グラン】」
人の二倍ほどの大きな水色の魔法陣が出現する。そこへ魔力が集中的に集まり、大きな魔法へと変化する。
魔力が水へと変化をして、僕の方に飛んでくる。
水は川へと変化し、川は槍へと変化する。
勢いよくそれは来る。
「土よ、大きな壁に成れ、【ソイワール・フォース】!」
聖級土魔法で地面から壁を創り出す。
壁はレーナが放った魔法から僕を守るように盾となり防ぐ。
「っ!」
攻撃を全て防いだ僕はレーナを見ると、出会って初めての驚いた表情を浮かべた。
「気になるか?」
無表情女奴隷を驚かせたことを内心ガッポーズしながら聞く。
が、驚いたのは一瞬で表情はいつものに戻っていた。
「ルイ兄様、今の聖級魔法ですよね!何故あんなにも短縮されて発動したのですか!」
近くで素振りをしながら見ていたと思われるアルスが興味津々に聞いてくる。
僕はレーナにも聞かせるように大きな声で説明する。
「仕方ないな~~。教えてやろう!知っての通り、魔法は級が高くなれば詠唱を長くする必要がある」
詠唱とは主に二つの部分。
レーナの魔法を参考にすると、『我が元に集い、関を超え、大河と成れ、』が詠文。後半の【ウォール・ホリー・グラン】が詠発という。
詠文が魔力を魔法陣に集め物質化し、詠発で何かしらの魔法として作り放つ。
これが詠唱だ。
「詠唱は本来文言が決まっており、一言一言が重要になる」
下級は詠文は二節詠発も二節、中級から聖級までは詠文は三節となり、詠発が三節となる。
中級以上の三節の内、それぞれの級で中に入る言葉が変わる。
中級から、ロー、グラン、ホリー、エンパー、ゴーと成る。
「僕は最初の頃からこの詠唱をどうにか出来ないかと考えたんだ。戦闘では詠唱している間に剣で殺られるかも知れないから。だから、魔法は体内で魔力に変換して魔法にすると言う所に目を付けたんだ」
これは大発明だ。
「魔力を変換するときに必要なイメージ。魔法を扱う為の基礎中の基礎。これを応用して、発動者が魔力から魔法をイメージすれば出来るのではないかと考えた」
「そ、そんなことが出来るんですか!」
クール顔のアルスが驚愕の表情をする。
「もちろん、簡単には行かない。詠唱を少しずつ短くして言って試したよ。だから、ほら」
そう言って手のひらを空に向けて、燃え盛る大火をイメージする。
「【フォルトフレイ】!」
詠発しただけで手のひらに魔法陣ができて大きな炎が起きる。
「この通り、本来は『火の精霊よ、我が元に集い、燃え盛れ、【フォルト・ロー・フレイ】』と詠唱しなければいけない中級魔法をたった七文字で良いように成るんだ」
「っっっ!!!」
「す、凄いです!!!」
片耳を立てて聞いてたであろうレーナも、目の前で見ていたアルスも感嘆の声を上げる。
「今まで教えてくれませんでしたよ!?何故ですか!」
「当たり前だろ。こんな凄いやり方、おいそれと教えるもんじゃない」
「そうですか」
簡単には元敵に教えるか。
「そうそう、さらに進化させたのが、名付けて『無詠唱魔法』」
「むえいしょうまほう?」
意味が分からず首を傾げるアルス。レーナもチラチラと少し生気を持った目で見てくる。
「そうだ、こうやって」
僕は小さな炎をイメージすると手にまた魔法陣が構築され、先程よりは威力のない炎が出る。
「え・・・」
「今、ルイ兄様、詠唱、しません、でしたよ、ね?」
「そうだ、今のは下級の【マジック・フレイ】。僕は詠唱なしの無詠唱に成功させたんだ」
これで、一秒以内に魔法を放てる!
「凄いです!ルイ兄様、天才です!」
「そうだろ、なんせブルボン公爵家の嫡男なのだから!」
僕は宇宙で初めて、無詠唱という言葉を生み出した男だ!
(※彼は異世界ファンタジーを読んだことがほとんど有りません)
特に取り留めもない日常が続いた。
レーナは奴隷メイドとして日々学んでいる。
仕事は僕の世話係で、これまでアルスがしてきた身の回りの世話を引き継いだ。
仕事中は基本的に無口で感情を表に出さない。何を聞いても頷くだけで、動く死体のようだった。
まあ、働いてくれれば良いので、気にはしない。
メイドの仕事はちゃんとやるし、反抗もしてこないから扱いやすい配下だ。
そうそう、レーナにはメイドの仕事の他にも魔法の練習の訓練を手伝ってもらっている。
僕並みの魔法使いは中々いないので、新しい魔法の練習にはちょうどいい。
「よし、レーナ、打ってみろ」
いつもの庭で軽装に着替えて、メイド服を着たレーナと相対する。
相変わらずな虚ろな目をこちらに向けて、ブツブツと詠唱し始める。
「我が元に集い、関を乗り越え、大河と成れ、【ウォール・ホリー・グラン】」
人の二倍ほどの大きな水色の魔法陣が出現する。そこへ魔力が集中的に集まり、大きな魔法へと変化する。
魔力が水へと変化をして、僕の方に飛んでくる。
水は川へと変化し、川は槍へと変化する。
勢いよくそれは来る。
「土よ、大きな壁に成れ、【ソイワール・フォース】!」
聖級土魔法で地面から壁を創り出す。
壁はレーナが放った魔法から僕を守るように盾となり防ぐ。
「っ!」
攻撃を全て防いだ僕はレーナを見ると、出会って初めての驚いた表情を浮かべた。
「気になるか?」
無表情女奴隷を驚かせたことを内心ガッポーズしながら聞く。
が、驚いたのは一瞬で表情はいつものに戻っていた。
「ルイ兄様、今の聖級魔法ですよね!何故あんなにも短縮されて発動したのですか!」
近くで素振りをしながら見ていたと思われるアルスが興味津々に聞いてくる。
僕はレーナにも聞かせるように大きな声で説明する。
「仕方ないな~~。教えてやろう!知っての通り、魔法は級が高くなれば詠唱を長くする必要がある」
詠唱とは主に二つの部分。
レーナの魔法を参考にすると、『我が元に集い、関を超え、大河と成れ、』が詠文。後半の【ウォール・ホリー・グラン】が詠発という。
詠文が魔力を魔法陣に集め物質化し、詠発で何かしらの魔法として作り放つ。
これが詠唱だ。
「詠唱は本来文言が決まっており、一言一言が重要になる」
下級は詠文は二節詠発も二節、中級から聖級までは詠文は三節となり、詠発が三節となる。
中級以上の三節の内、それぞれの級で中に入る言葉が変わる。
中級から、ロー、グラン、ホリー、エンパー、ゴーと成る。
「僕は最初の頃からこの詠唱をどうにか出来ないかと考えたんだ。戦闘では詠唱している間に剣で殺られるかも知れないから。だから、魔法は体内で魔力に変換して魔法にすると言う所に目を付けたんだ」
これは大発明だ。
「魔力を変換するときに必要なイメージ。魔法を扱う為の基礎中の基礎。これを応用して、発動者が魔力から魔法をイメージすれば出来るのではないかと考えた」
「そ、そんなことが出来るんですか!」
クール顔のアルスが驚愕の表情をする。
「もちろん、簡単には行かない。詠唱を少しずつ短くして言って試したよ。だから、ほら」
そう言って手のひらを空に向けて、燃え盛る大火をイメージする。
「【フォルトフレイ】!」
詠発しただけで手のひらに魔法陣ができて大きな炎が起きる。
「この通り、本来は『火の精霊よ、我が元に集い、燃え盛れ、【フォルト・ロー・フレイ】』と詠唱しなければいけない中級魔法をたった七文字で良いように成るんだ」
「っっっ!!!」
「す、凄いです!!!」
片耳を立てて聞いてたであろうレーナも、目の前で見ていたアルスも感嘆の声を上げる。
「今まで教えてくれませんでしたよ!?何故ですか!」
「当たり前だろ。こんな凄いやり方、おいそれと教えるもんじゃない」
「そうですか」
簡単には元敵に教えるか。
「そうそう、さらに進化させたのが、名付けて『無詠唱魔法』」
「むえいしょうまほう?」
意味が分からず首を傾げるアルス。レーナもチラチラと少し生気を持った目で見てくる。
「そうだ、こうやって」
僕は小さな炎をイメージすると手にまた魔法陣が構築され、先程よりは威力のない炎が出る。
「え・・・」
「今、ルイ兄様、詠唱、しません、でしたよ、ね?」
「そうだ、今のは下級の【マジック・フレイ】。僕は詠唱なしの無詠唱に成功させたんだ」
これで、一秒以内に魔法を放てる!
「凄いです!ルイ兄様、天才です!」
「そうだろ、なんせブルボン公爵家の嫡男なのだから!」
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(※彼は異世界ファンタジーを読んだことがほとんど有りません)
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