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学園編 5章
第126話 整理
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今日は一話投稿です
―――
さて、二学期の終わり、終業式が近づいてきた頃。学園のとある教室にて。
僕は整理に追われていた。
これから起こす行動計画をしたためたり、父に後処理をお願いしたり、証拠物の整理をしたりと、色々忙しく作業をしていた。
しかも相手方にはバレずに、それらの作業を行わなければならない。
「アルス、例の石版と紋章はしっかりと管理しているか?」
「はい、大丈夫です」
僕は頷き、今度はレーナに顔を向ける。
「彼女らをしっかりと送ったか?」
「はい、今頃はブルボン家に向かっている途中だと思います」
セバスが彼女たちに付いているから、襲われても大丈夫だろう。
「おい、オールド!それは持っていくやつだ。そこの二番目の机に置いておけ」
「はいはい、分かりました。しかし、ルイ様。これらは一体何なのですか?早く教えて下さい」
僕はその質問を無視して目の前の書類に目を通す。
「よし、学園長は静観を貫くか。第二皇子・・・もやはり静観のようだな」
それぞれから届いた書状に目を通し、僕は返信を書く。
「アルス、これらの手紙を届けてくれ」
「分かりました」
あっちに行ったり、こっちで目を通したり。
とりあえず忙しい。
アルスが届けてきて、一通りのことを終わらせた頃…
「急に呼び出しって何―――ってこの散らかしようは何!?」
呼び出していたナータリが、そう言いながら入ってきた。
「お、ちょうど良かった。ナータリ、お前に頼みたいことがあったんだ」
「その前に、この状況をまず説明しなさいよ!」
「二学期で僕らはこの学園を去ることになる。だから、その後の僕らの派閥は頼んだぞ。いつか役に立つだろうから。ちゃーんと纏めといてくれよな!」
僕は相手の話を聞き流して、自分の伝えたいことだけを言った。
「は、何?派閥を頼んだ!って・・・・・はぁぁぁぁぁ!!!!!!それに今、貴方、学園を去るって言わなかった!?!?!?!」
「ああ、言ったぞ」
二度聞くな。その耳は飾りか?
「何、私の事、耳が悪いって思ってるのよ!私が聞き返したのは、貴方が急に辞めるとか言い出すからよ」
「おいおい、”辞める”だなんて言ってない。あくまで”去る”だけだ。おそらく留学になる」
「そういう細かいところじゃないのよ!」
地団駄を踏むナータリ。
「とりあえず、理由を教えなさい!!」
「理由と言われても、見れば分かるだろ?」
「見ても分からないから聞いているのよ!」
はぁ~~~
「では聞くが、お前、これまで周囲で起こる出来事に疑問や違和感を感じたことは無かったか?」
「これまでって、いつからよ?」
「入学式からだ」
「え!!!」
まあ、無理もない。
僕はこの世界を舞台にした小説を、前世で読んでいたからこそ知り得たことだ。
今、その疑問や違和感が巡り巡って結果的に僕のところに来た。
「ど、どれよ、全然分からないわ」
「そうだな、ではヒントだ。クラスメート、クラスの担任、初授業、初実戦訓練、教師、派閥問題、ダンジョンの件、地方で起きたこと…これら全ては繋がっている」
ナータリは絶句する。
何しろ殆ど彼女が関わってきた事だからだ。
「何がよ、私が何をやらかしたのよ?」
自問する彼女にレーナが代わりに答えた。
「ナータリは何もやっていないわ。ただ、ルイ様が勝手に・・・ゴホンッ、いや私達があなたを巻き込んでしまっただけだわ」
おいレーナ、今何を言おうとした!?
僕のせいだと、お前たちは言いたいのか!?
「「「「そうですよ!」」」」
期せずして四人の声が重なる。
何でこう毎回心を読まれるんだ?!
「やっぱり分からないわ。何が繋がっているの?」
「それについては、当事者に聞いたほうが早いかもな」
「当事者?」
「ああ、そろそろ来る頃だ」
コンコン
「ルイ、急にどうしたんだ?―――何でこんなに人が多いんだ?」
「ラオス先生!!!」
ナータリに呼ばれた”当事者”こそ、ラオスであった。
「?ナータリじゃないか。ここで何をしている?」
「僕が呼んだんですよ」
ラオスは不思議そうに首を傾げる。
「何か相談があって呼んだんじゃないのか?」
「ええ、大事な相談ですよ」
僕はオールドとアルスに目くばせをする。
手順通り、オールドが入口を塞ぐように腕組みをして立つ。
アルスは手元に持っていた証拠書類をラオスに手渡す。
「それをお読みください」
訳が分からないままラオスがそれに目を通した瞬間、顔色を変えた。
「こ、これは!!!!」
さて、ここからが本番だ。
「僕は今、学園の生徒としてではなく、ブルボン公爵家長男、ルイ・デ・ブルボンとして話を進めます」
ラオスの顔は真っ青のままだ。
「さて、ラオス先生。では、詳しく話していただきたい。僕の暗殺計画と魔法協会との関係について…」
―――
さて、二学期の終わり、終業式が近づいてきた頃。学園のとある教室にて。
僕は整理に追われていた。
これから起こす行動計画をしたためたり、父に後処理をお願いしたり、証拠物の整理をしたりと、色々忙しく作業をしていた。
しかも相手方にはバレずに、それらの作業を行わなければならない。
「アルス、例の石版と紋章はしっかりと管理しているか?」
「はい、大丈夫です」
僕は頷き、今度はレーナに顔を向ける。
「彼女らをしっかりと送ったか?」
「はい、今頃はブルボン家に向かっている途中だと思います」
セバスが彼女たちに付いているから、襲われても大丈夫だろう。
「おい、オールド!それは持っていくやつだ。そこの二番目の机に置いておけ」
「はいはい、分かりました。しかし、ルイ様。これらは一体何なのですか?早く教えて下さい」
僕はその質問を無視して目の前の書類に目を通す。
「よし、学園長は静観を貫くか。第二皇子・・・もやはり静観のようだな」
それぞれから届いた書状に目を通し、僕は返信を書く。
「アルス、これらの手紙を届けてくれ」
「分かりました」
あっちに行ったり、こっちで目を通したり。
とりあえず忙しい。
アルスが届けてきて、一通りのことを終わらせた頃…
「急に呼び出しって何―――ってこの散らかしようは何!?」
呼び出していたナータリが、そう言いながら入ってきた。
「お、ちょうど良かった。ナータリ、お前に頼みたいことがあったんだ」
「その前に、この状況をまず説明しなさいよ!」
「二学期で僕らはこの学園を去ることになる。だから、その後の僕らの派閥は頼んだぞ。いつか役に立つだろうから。ちゃーんと纏めといてくれよな!」
僕は相手の話を聞き流して、自分の伝えたいことだけを言った。
「は、何?派閥を頼んだ!って・・・・・はぁぁぁぁぁ!!!!!!それに今、貴方、学園を去るって言わなかった!?!?!?!」
「ああ、言ったぞ」
二度聞くな。その耳は飾りか?
「何、私の事、耳が悪いって思ってるのよ!私が聞き返したのは、貴方が急に辞めるとか言い出すからよ」
「おいおい、”辞める”だなんて言ってない。あくまで”去る”だけだ。おそらく留学になる」
「そういう細かいところじゃないのよ!」
地団駄を踏むナータリ。
「とりあえず、理由を教えなさい!!」
「理由と言われても、見れば分かるだろ?」
「見ても分からないから聞いているのよ!」
はぁ~~~
「では聞くが、お前、これまで周囲で起こる出来事に疑問や違和感を感じたことは無かったか?」
「これまでって、いつからよ?」
「入学式からだ」
「え!!!」
まあ、無理もない。
僕はこの世界を舞台にした小説を、前世で読んでいたからこそ知り得たことだ。
今、その疑問や違和感が巡り巡って結果的に僕のところに来た。
「ど、どれよ、全然分からないわ」
「そうだな、ではヒントだ。クラスメート、クラスの担任、初授業、初実戦訓練、教師、派閥問題、ダンジョンの件、地方で起きたこと…これら全ては繋がっている」
ナータリは絶句する。
何しろ殆ど彼女が関わってきた事だからだ。
「何がよ、私が何をやらかしたのよ?」
自問する彼女にレーナが代わりに答えた。
「ナータリは何もやっていないわ。ただ、ルイ様が勝手に・・・ゴホンッ、いや私達があなたを巻き込んでしまっただけだわ」
おいレーナ、今何を言おうとした!?
僕のせいだと、お前たちは言いたいのか!?
「「「「そうですよ!」」」」
期せずして四人の声が重なる。
何でこう毎回心を読まれるんだ?!
「やっぱり分からないわ。何が繋がっているの?」
「それについては、当事者に聞いたほうが早いかもな」
「当事者?」
「ああ、そろそろ来る頃だ」
コンコン
「ルイ、急にどうしたんだ?―――何でこんなに人が多いんだ?」
「ラオス先生!!!」
ナータリに呼ばれた”当事者”こそ、ラオスであった。
「?ナータリじゃないか。ここで何をしている?」
「僕が呼んだんですよ」
ラオスは不思議そうに首を傾げる。
「何か相談があって呼んだんじゃないのか?」
「ええ、大事な相談ですよ」
僕はオールドとアルスに目くばせをする。
手順通り、オールドが入口を塞ぐように腕組みをして立つ。
アルスは手元に持っていた証拠書類をラオスに手渡す。
「それをお読みください」
訳が分からないままラオスがそれに目を通した瞬間、顔色を変えた。
「こ、これは!!!!」
さて、ここからが本番だ。
「僕は今、学園の生徒としてではなく、ブルボン公爵家長男、ルイ・デ・ブルボンとして話を進めます」
ラオスの顔は真っ青のままだ。
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