絶対、手に入れて見せる!

ざっく

文字の大きさ
8 / 11

既成事実が欲しいです。

しおりを挟む
既成事実。
そう、欲しい。
「は、はい……!」
アニータは目が覚めたような思いで頷いた。
リアム殿下を確実に手に入れるためには、それが一番いい方法だと兄たちが言っていた。
どうやれば、『既成事実』になるのかと思っていたら、「それ着て、その格好で殿下の前にたてば勝手にやってくれる」と言われた。
前回失敗したことも反省して詳しく聞かなければと思っていたのに、教えてはくれなかったのだ。
そんな人任せでは、どうやったらいいのかもわからないのに、出来ないのではないかと思っていた。
だけど、リアム殿下までその気に!
「どうやったらいいんでしょう?」
嬉しそうに聞いてくるアニータに、リアム殿下も嬉しそうに答える。
「今していることだ」
だから、恥ずかしくても我慢しなさいと耳元で言われて、アニータは固まる。
今、していることって……?
「え、この胸を触られていること……んぁっ」
きゅっと、乳首をつままれた。
感じたことのない感覚に、アニータは驚いて体を揺らす。
「そう、私の手で気持ちよくなることだ」
気持ちいい?
これは、気持ちいいこと?
リアム殿下がアニータの首筋に吸い付き、肌を舐めながら徐々に下へと下がっていく。
リアム殿下の唇の行き先には、アニータの胸があった。
思わず、目で追ってしまっていたアニータは、リアム殿下がアニータの胸の中心を吸い上げるのを目撃してしまった。
「ふあぁんっ」
驚いてダメだと言おうとしたのに、口から洩れたのは喘ぎ声だった。
リアム殿下がアニータの胸に吸い付いて、乳首をころころと転がすように嬲られる。
その反対は、相変わらず大きな手が胸を揉みしだいて、時折いたずらのように中心をつまむ。
そんな場所を触られるのは恥ずかしいのに、舐められるなんて。
直視できないほどなのに、時間が経てばたつほど、アニータの頭の中が霞で覆われていく。
「アニータ、可愛いよ」
笑みを含んだ声で、そんなことを言うから、嬉しくてたまらない。
恥ずかしいようなはしたない声も、彼が可愛いと言ってくれている。
大きくなりすぎてしまった胸が、リアム殿下の両手に包まれて、両方にキスをされて。
「ひぁっ…!あ、ぁんっ。リアム殿下ぁ」
アニータは与えられる刺激が快感となり、背筋がぞくぞくするような感覚に包まれる。
「気持ちいい?」
上半身を少し起こしたリアム殿下が、両手でアニータの胸を包む。
そしてその指は、中心を押しつぶしたりこりこりと弄んでアニータを翻弄するのだ。
「は…はい。きも、ち…いぃですぅ」
必死でそう答えてみたものの、初めて与えられる感覚に、アニータはぞわぞわする感覚にどうしていいか分からなくなっていた。
やめて欲しいかといえば、やめて欲しい。
この感覚を止めて欲しい。
もっとして欲しいかと言えば、それも、して欲しい。
体中がしびれるような感覚。これが快感だというならば、アニータはものすごく感じているのだ。

リアム殿下に見つめられて触られていることが嬉しくてたまらない。
だから、涙がたっぷりと溜まってしまった瞳でリアム殿下を見上げて助けを求める。
「も、だめなのぉ。どおにか、してくださいっ……!」
彼の顔に助けて欲しいと腕を伸ばした。
瞬間、ひゅっと息を飲んだ音がして、睨み付けられた。
―――って、なんで睨み付けるのっ!?
文句を言おうとした口は、リアム殿下からふさがれて、息なんてどうやったらできるのか分からないような深い深い口づけを受けた。
そして、リアム殿下の手が、足の間に侵入してきた。
「ふ、あっ!?」
下着の上からなぞられるそこは、しっとり濡れているような気がする。
―――濡れている!?
えっ?なんで?
ここに来る前に、きちんとお風呂に入って綺麗にしてきたというのに!
まさか、緊張のし過ぎで……?
「や、やだっ、そこは触らないでくださいっ」
もう大人だというのに、気がつかない間に粗相をしてしまったというのだろうか。
さっきまで熱くなっていた頭が急激に冷やされ、どうにかリアム殿下の腕から逃れようとする。
そのアニータの反応に、不満そうに殿下は鼻を鳴らして答えた。
「無理だな。最後まで見せろ」
最後までって、何ですか?

―――まさか。排泄行為を!?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

処理中です...