S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…

senko

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第2章

第16話:一緒にいられるなら

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俺は教室で新しいポスターを作成していた。

前回の反省を踏まえて、今度はもう少し詳しい案内を書くことにしたのだ。

『問題解決相談室 改』
『技術的な困りごと専門です』
『※恋愛相談はお受けできません』
『※現物確認が必要な場合があります』
『※機種・型番をお調べの上お越しください』

我ながら、注意書きが多すぎて何の宣伝なのか分からないポスターになってしまった。成功率 12.5%という惨憺たる結果を受けて、もう少しターゲットを絞った方がいいと判断したのだ。

恋愛相談で「分からないって言ってるじゃないですか」と怒られた時の気まずさを思い出すだけで、顔から火が出そうになる。あの時の相談者の呆れた顔は一生忘れられない。

「何それ、面白そう」

突然、横から声をかけられた。

振り返ると、天野が俺の肩越しにポスターを覗き込んでいた。近い。あまりにも近すぎる。甘いシャンプーの香りが鼻先をかすめて、俺の脳内メモリがオーバーフロー寸前だ。

「あ、天野...」

俺は慌ててポスターを隠そうとしたが、もう遅い。

「問題解決相談室?和人くんがやってるの?」

「えっと...まあ、一応」

俺は照れながら答えた。天野に知られるのは恥ずかしい。だって成功率 12.5%だし。

「すごいじゃん!困ってる人を助けるなんて」

天野は純粋に感心している様子だった。でも俺にはその称賛が眩しすぎて、直視できない。

「そんな大したことじゃないよ。むしろ大した『ことじゃない』率の方が高いし...」

俺は自虐的に笑った。

「どんな相談が来るの?」

天野は興味深そうに聞いてくる。

「PC のトラブルとか、ソフトの使い方とか...まあ、色々」

俺は恋愛相談のことは言わなかった。あまりにも情けないので。

「でも、一人でやるの大変でしょ?」

天野がそう言うと、俺は少しドキッとした。

「なんで?」

「だって、最近和人くん、すごく疲れてるように見えたもん」

(気づかれてた...)

俺は内心で冷や汗をかいた。

「それに、なんだか私に対してもよそよそしかったし...」

天野は少し寂しそうな表情を見せた。

「この活動って、最近和人くんの様子がおかしかったことに関係あるんだよね?」

鋭い。天野の洞察力は侮れない。

「実は...」

俺は思い切って先週の惨状を打ち明けることにした。

ここは教室の隅で、他の生徒たちは離れた場所にいる。不思議と、こうして二人だけの空間になると、天野と自然に話せる自分に気づいて少し驚いた。教室全体にいる時は緊張して逃げ出してしまうのに。

「相談に来てくれる人はいるんだけど、解決できることの方が圧倒的に少なくて...」

俺は正直に話した。

「PerfectPoint のアニメーション設定を教えただけで、『すごい!天才!』って感謝されて。でも他は全部ダメ。プリンターの相談は機種が分からなくて答えられないし、恋愛相談は『そんなこと知ってたら苦労してません』って怒られるし...」

「恋愛相談?」

天野が目を丸くした。

「なんで技術系の相談室に恋愛相談が?」

「俺にも分からない。でも来るんだよ、『好きな人に話しかけられません』とか」

「それで和人くんがアドバイス?」

「『共通の話題を見つけるとか...』って言ったら、『どんな話題ですか』って聞かれて、『趣味とか...』って答えたら、『分からないから困ってるんです』って...」

天野がプッと吹き出した。

「それは確かに堂々巡りだね。でも、感謝してくれた人もいるんでしょ?」

「まあ...一人だけだけど」

「それってすごいことだよ」

天野は俺の目を見て言った。

「和人くんの技術で、困ってた人が救われたんだよ?」

「一人だけじゃ、サンプル数として不十分だろ」

「数の問題じゃないよ。その人にとっては、和人くんが助けてくれたことがすべてなんだから」

天野の言葉に、俺は少し救われた気持ちになった。

「でも、技術以外の相談には全然対応できなくて...人間関係とか恋愛とか、俺には未知の領域すぎる」

「それは当然だよ。和人くんは技術のエキスパートなんだから」

「エキスパートって...」

「私、和人くんの技術力、本当にすごいと思ってる。図書室で PC を直してもらった時、魔法使いかと思ったもん」

「魔法使い...」

俺は苦笑いした。確かに、一般人から見たらコマンドプロンプトは魔法に見えるかもしれない。

「でも、人間関係の相談とか恋愛相談とかは、また別のスキルが必要でしょ?」

「そうだけど...」

「だったら、役割分担すればいいじゃない」

天野は笑顔で言った。

「え?」

「私が人間関係の相談を担当して、和人くんが技術的な相談を担当する。そうすれば、もっとたくさんの人を助けられるよ」

俺は天野の提案に驚いた。そんな発想はなかった。

「でも、天野がそんなことする必要ないだろ?」

「ある」

天野は真っ直ぐな目で即答した。

「和人くんと一緒にいたいから」

その言葉に、俺の心臓が跳ねた。

「だから、手伝うよ」

天野は俺を見つめて言った。

「私が人を集めてくるし、相談者とのコミュニケーションもサポートする。和人くんは、その人をどうすれば助けてあげられるか考えて。私にはそれはできないことだから」

天野の提案に、俺は胸が熱くなった。

「本当にいいの?」

「うん!」

天野は屈託なく笑った。



放課後、俺は天野を 203 号室に案内した。

「ここが活動拠点」

俺は恥ずかしそうに部屋を紹介した。相変わらず殺風景で、机と椅子があるだけの質素な部屋だ。

「わあ、ちゃんとした相談室だね!秘密基地みたい」

天野は部屋を見回して感心している。

「秘密基地って...」

「でも、もう少し温かい感じにした方がいいかも。相談者が緊張しちゃうよ」

「温かい感じ?」

「観葉植物とか、ポスターとか...」

天野は部屋を見回しながら提案した。

「なるほど...そういう発想はなかった」

「あ、それとこの机の配置も変えよう。対面だと尋問みたいだから、横並びか斜めがいいよ」

天野は机を動かし始めた。

「確かに...」

俺も手伝って机の配置を変える。

「これで相談者も話しやすくなるはず」

天野は満足そうに頷いた。

「天野って、こういうの詳しいんだな」

「モデルの仕事で色んな現場に行くから、人がリラックスできる環境作りは結構見てるの」

なるほど、天野ならではの視点だ。

机の配置を変え終わった後、天野がふと真剣な表情になった。

「ねえ、和人くん」

「何?」

「どうしてこの活動を始めたの?」

俺は手を止めた。正直に答えるべきだろうか。

「えっと...人の役に立ちたいと思って」

「それだけ?」

天野は俺を見つめた。その瞳が、嘘を見抜こうとしているように見える。

「...まあ、それだけじゃないかも」

俺は小さくつぶやいた。

「どんな理由?」

「自信をつけたいんだ」

俺は正直に答えた。

「自信?」

「俺、今まで一人でばっかりいて...人とのコミュニケーションが苦手で」

俺は続けた。

「天野みたいに、自然に人と話せるわけじゃないし...」

「和人くん...」

「だから、誰かの役に立って、感謝されて...そういう経験を積みたいと思ったんだ」

「和人くんはそのままで十分に優しくて素敵だと思うよ」

天野は俺を見つめて言った。

「困ってる人をほっとけないところとか、真面目に取り組むところとか」

俺は天野の言葉に戸惑った。

「でも、私がそう言ってもきっと和人くんは自分でそれを認められないんだよね」

図星だった。俺は天野の言葉を素直に受け取ることができない。



その時、扉がノックされた。

「あ、相談者かも」

俺は慌てて扉を開けた。

立っていたのは 1 年生の男子だった。

「あの...問題解決相談室って...」

「はい、そうです」

「本当に無料ですか?詐欺じゃないですか?」

またかよ。もう慣れてしまった。

「無料です。詐欺でもありません」

「天野さん?」

相談者は天野に気づいて驚いた。

「こんにちは」

天野は自然に挨拶した。

「え、えっと...天野さんもここの人なんですか?」

「今日から手伝わせてもらうことになりました」

天野はにっこり笑った。

相談者の表情が一変した。警戒心が一瞬で消え失せ、肩の力が抜けた。

「天野さんがいるなら安心です!」

(おい、俺だけだと安心じゃないのかよ...)

俺は心の中でツッコミを入れた。

「どんなご相談でしょうか?」

天野が自然に聞いた。

俺はその自然さに感心した。相手の緊張をほぐすような話し方、適度な距離感、安心感を与える笑顔。これが人とのコミュニケーションのお手本なんだ。

「えっと...Excem で表を作ってるんですけど、罫線の引き方が分からなくて...」

「大変でしたね。お疲れ様です」

天野はまず相手の労いの言葉をかけた。これだけで相談者の表情がさらに和らぐ。

「締切とかあるんですか?」

「明日までなんです...」

「それは急ぎますね。でも大丈夫、和人くんが Excel 得意だから、きっと解決できますよ」

天野が自然に俺に振ってくれた。相談者に安心感を与えつつ、俺への信頼も示してくれる。

「あ、うん。罫線なら簡単だよ」

俺は相談者の PC を見ながら説明を始めた。

天野がいると、なぜか相談者の警戒心が全くない。話がスムーズに進む。

「詳しい機能も知りたいんですけど、時間大丈夫ですか?」

「どんな機能を知りたいの?」

天野が上手に相談者から詳しい要望を引き出してくれる。

「えっと...計算式とかも教えてもらえると...」

「和人くん、計算式の基本から教えてもらえる?」

天野の振り方が絶妙だった。相談者が何を求めているかを正確に把握して、俺の専門分野に誘導してくれる。

(こうやって必要な情報を聞き出すのか...)

俺は天野のコミュニケーション術を見ながら勉強していた。

「なるほど、そうやるんですね!」

「他にも、こんな機能もあるよ」

俺は調子に乗って色々な機能を説明した。天野がいると、なぜか説明にも自信が持てる。

「すごい!ありがとうございます!明日のレポート、絶対に間に合います!」

相談者は満足そうに帰って行った。

「よかったね!」

天野が嬉しそうに言った。

「天野がいたからだよ」

俺は素直に認めた。

「そんなことないよ。和人くんの説明が分かりやすかったから」

天野はそう言ったが、俺には分かっていた。天野がいることで、相談者が安心して話せるようになったのだ。そして俺自身も、天野がサポートしてくれることで自信を持って説明できた。

「役割分担うまくいったな」

俺は感心した。

「でしょ?私たち、いいコンビかも」

天野の言葉に、俺の心臓がドクンと跳ねた。



翌日、また相談者がやってきた。

今度は 2 年生の女子だった。

「あの...天野さん、本当にここにいるって聞いたんですけど...」

完全に天野目当てである。もう慣れた。俺の存在感の薄さには定評がある。

「はい、います」

俺は複雑な気持ちで答えた。

天野が出てくると、相談者は安堵の表情を見せた。

「よかった!実は友達とケンカしちゃって...」

おお、また技術以外の相談だ。以前の俺なら戦々恐々としていただろうが、今は天野がいる。

「どんなケンカですか?」

天野が優しく聞いた。

「LIME のグループで、ちょっとした誤解があって...私、変なスタンプを送っちゃったんです。それで友達が怒って...」

相談者は涙ぐみながら話し始めた。

俺はどう対応すればいいか分からず、ただ黙って聞いていた。でも今回は、天野に任せておけばいいという安心感があった。

「それは辛かったですね」

天野は相談者の気持ちに寄り添って聞いてくれる。

「どんなスタンプだったんですか?」

「えっと...笑ってるスタンプだったんですけど、友達が真剣な話をしてる時だったので...」

「ああ、それは確かに誤解を招いちゃうかもしれませんね」

天野は相談者を責めることなく、状況を整理してくれる。

「でも、きっとお友達も、あなたが悪気があったわけじゃないって分かってくれると思う」

「そうでしょうか...」

「もしかして、お互いに意図が伝わらなかっただけかもしれませんね。一度、直接話してみるのはどうでしょう?」

天野のアドバイスは的確だった。

「でも、なんて言えば...」

「素直に謝って、誤解だったことを説明すればいいと思う。『あの時のスタンプ、軽く見てるように思わせちゃってごめん。そんなつもりじゃなかった』って」

「そうですね...やってみます」

相談者は希望を見出したような表情になった。

「ありがとうございました!天野さんに相談して本当によかったです」

相談者が帰った後、俺は天野に言った。

「すごいな」

「え?」

「俺だったら、ああいう相談、全然対応できない」

実際、先週散々だった。

「そんなことないよ。和人くんには和人くんの良さがあるから」

「俺の良さ?」

「技術的なことは私には分からないもん。和人くんがいないと解決できない」

天野の言葉に、俺は少し自信を取り戻した。

「役割分担ってことだな」

「そう!私はコミュニケーションを担当して、和人くんは技術面を担当する」

なるほど、確かにそれなら効率的かもしれない。



その日の夕方、二人で部屋を片付けていると、天野がふと口を開いた。

「ねえ、和人くん」

「何?」

「正式に部活にしない?」

「部活?」

俺は手を止めた。

「うん。2 人いれば同好会は作れるでしょ?『問題解決部』みたいな感じで」

天野は続けた。

「そうすれば、もっとちゃんとした活動ができるし、他の人にも認知してもらえるよ」

俺は驚いた。天野は本気で俺の活動に参加してくれるつもりなのか。

「でも、天野にはモデルの仕事もあるし...」

「大丈夫!両立できるよ」

天野は自信を持って答えた。

「それに...」

天野は少し恥ずかしそうに続けた。

「私は和人くんと一緒にいられる時間が増えるからうれしいよ?」

その甘えるような声に、俺の心臓がまた跳ねる。

「じゃあ...お願いする」

俺は頭を下げた。

「こちらこそ、よろしくお願いします、部長」

天野は嬉しそうに言った。



翌日、俺たちは松本先生のところに同好会設立の相談に行った。

「おお~、二人になったんか~」

松本先生は嬉しそうに言った。

「はい。『問題解決部』として同好会を設立したいんです」

天野が説明した。

「問題解決部か~。ええ名前やな」

松本先生は即座に承認してくれた。

「顧問は私がやったるから、必要な書類用意しとくで~」

「ありがとうございます!」

俺と天野は同時に頭を下げた。

「でも、ほんまに天野ちゃんがやるん?」

松本先生は天野に確認した。

「はい!和人くんと一緒に、たくさんの人を助けたいです」

天野は力強く答えた。

その言葉を聞いて、俺は改めて思った。

天野は本気で俺のことを支えてくれようとしている。null と Hikari として過ごした深夜の時間だけじゃない。現実世界でも、天野は俺の隣に立ってくれるのだ。

「よし、それじゃ正式に『問題解決部』設立や~」

松本先生が書類にハンコを押してくれた。



職員室を出ながら、俺は天野に言った。

「ありがとう」

「え?」

「俺一人じゃ、こんなこと絶対にできなかった」

「そんなことないよ。和人くんは最初から頑張ってたじゃん」

「でも、成功率 12.5%じゃ...」

「それも含めて、和人くんの努力の証拠だよ」

天野は俺を見つめて言った。

「一人で始めて、一人で続けて、一人で悩んで。それってすごいことだと思う」

「俺は...」

「だから私も、その頑張りに参加させてほしいの」

天野の真剣な表情に、俺は胸が詰まった。

「これからは二人で頑張ろう。きっと、もっとたくさんの人を助けられるよ」

「うん...よろしく」

俺は照れながら答えた。

「うん、よろしく」

天野は嬉しそうに笑った。



その日の放課後、俺たちは改めて部室で今後の方針を話し合った。

「技術系の相談は和人くんが担当」

「人間関係の相談は天野が担当」

「そして、相談者とのファーストコンタクトは天野が担当する」

俺たちの役割分担が決まった。

「でも、やっぱり恋愛相談だけは...」

「お互い苦手だから、また注意書きに書いておこうか」

天野がクスクス笑いながら言った。

「え、天野も恋愛相談苦手なの?」

「だって、私も恋愛経験ないもん」

天野はあっけらかんと言った。

「そうなんだ...」

俺は少し意外だった。天野みたいな子なら、恋愛経験豊富だと思っていた。

「でも、友達の相談には乗ったことあるから、多少は...」

「それでも俺よりは圧倒的に上だよ」

俺は自虐的に笑った。

「そんなことないよ」

天野は首を振った。

「和人くんだって、ちゃんと人の気持ち考えられるもん」

「そうかな...」

「そうだよ。じゃなきゃ、こんな活動始めないもん」

天野の言葉に、俺は少し救われた気持ちになった。

「明日から、どんな相談が来るかな」

「技術的なものなら任せて」

「人間関係のことなら私が頑張る」

「頼もしいな」

俺は素直にそう思った。

一人でやっていた時とは、全く違う安心感がある。

「でも、今度は成功率 100%目指そうね」

天野が笑いながら言った。

「いきなりハードル上げすぎだろ」

「じゃあ 50%」

「まだ高い」

「30%」

「...頑張る」

俺たちは笑い合った。

窓の外では夕日が沈みかけている。

俺と天野は、並んで座りながら明日のことを話し合った。

これまで一人だった世界に、初めて仲間ができた。それも、俺が一番大切に思っている人が。

成功率 12.5%から始まった俺の人助け活動。でも今は、天野という最高のパートナーを得て、新しいスタートラインに立っている。

俺の心は、今までにないくらい軽やかだった。
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