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★中国大陸★
【揺れる〇〇〇】
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その年の暮れに私は薫さんと永田町の国会議事堂近くにある日枝神社に初詣に出かけた。
黒ベースのあまり派手でない着物を着た彼女は、普段のおてんば娘とはまた違う大人っぽい雰囲気。
まあ実際に薫さんは私より1つ歳が上なのだからそれなりに大人の雰囲気は持っていてあたりまえなのだが、いままでその事に対して殆ど意識したことがなかった分、余計に意識してしまう。
私たちは赤い鳥居が並ぶ稲荷参道から本殿に向かう坂を上がった。
京都の伏見稲荷神社に似ているが、ここは人がすれ違える程度の狭い階段となっている。
薫さんと肩を並べて上がっていると、上から参拝を終えた子供を連れた家族が降りて来た。
子供は5歳くらいで、元気真っ盛りな男の子。
こんな夜中まで普段起きていないのと、お祭りのように多い人、それに神殿の厳かな雰囲気にのまれたのか嬉しそうに手にけん玉を持ってはしゃいでいた。
肩を並べていた薫さんがスーッと後ろに下がり、私たちは家族を通すために前後に1列になった。
「あけましておめでとうございます」と、すれ違いざまにお互いに新年の挨拶を交わす。
そのとき私の顔を見上げていた男の子が、母親とつないでいた手を解き急に走り出し、階段を踏み外して転びそうになった。
既に男の子は私の横を通り過ぎていたため何もすることは出来なかったが、幸い後ろに居た薫さんが機敏に腰を下げて転びかけた男の子を支えた。
私は男の子が転びそうになった時に手から離し、落ちた拍子に紐が解けたのか階段を転がっていく “けん玉” の玉の部分を追いかけて階段を降りて、その玉を捕まえてまた男の子と家族の所まで上がった。
男の子は怪我をしたのか、それとも “けん玉” が壊れたと思ったのか、まるで全身の筋肉が麻痺したように薫さんの腕の中でフニャフニャになりながら激しく泣いていた。
私が近付いたとき薫さんはその子をあやしながら抱き起こしているところで、階段の上下で並んだ位置関係上、腰を上げようとしている薫さんの和服のお尻が私の目の前に突き出される形となり焦った。
私は焦った自分の気持ちを落ち着かせるため、解けた紐を玉に結び付けようとしたが、何故だかどうにも上手くいかない。
そうこうしているうちに、男の子を親に預けた薫さんの白い華奢な手が目の前に現れて、また私の心を揺さぶった。
「借して!」
言う間に、私のから“けん玉”一式がしなやかな手に吸い取られて行く。
「いつもは器用なのに、どうしたのかしら?」
薫さんは私の顔を見ることなく、玉に糸を通しアッサリと結び終わり、泣いていた男の子に渡す。
今まで脱力感に似た症状を発症したまま母親の腕の中で泣いていた男の子が、急にピンと背筋を伸ばすと同時に、今まで泣いていた事が嘘のような笑顔を薫さんに向けて元気な声で「お姉さん、ありがとう‼」と言った。
男の子の両親も丁寧に私たちにお礼を言って階段を降りて行き、私たちは他にも降りてくる人が居たのでそのままの並びで階段を上がる。
目の前には薫さんの丸いお尻が、キュッキュッと着物の擦れる音を立てながら挑発的に上下左右に揺れていた。
黒ベースのあまり派手でない着物を着た彼女は、普段のおてんば娘とはまた違う大人っぽい雰囲気。
まあ実際に薫さんは私より1つ歳が上なのだからそれなりに大人の雰囲気は持っていてあたりまえなのだが、いままでその事に対して殆ど意識したことがなかった分、余計に意識してしまう。
私たちは赤い鳥居が並ぶ稲荷参道から本殿に向かう坂を上がった。
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こんな夜中まで普段起きていないのと、お祭りのように多い人、それに神殿の厳かな雰囲気にのまれたのか嬉しそうに手にけん玉を持ってはしゃいでいた。
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そのとき私の顔を見上げていた男の子が、母親とつないでいた手を解き急に走り出し、階段を踏み外して転びそうになった。
既に男の子は私の横を通り過ぎていたため何もすることは出来なかったが、幸い後ろに居た薫さんが機敏に腰を下げて転びかけた男の子を支えた。
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男の子は怪我をしたのか、それとも “けん玉” が壊れたと思ったのか、まるで全身の筋肉が麻痺したように薫さんの腕の中でフニャフニャになりながら激しく泣いていた。
私が近付いたとき薫さんはその子をあやしながら抱き起こしているところで、階段の上下で並んだ位置関係上、腰を上げようとしている薫さんの和服のお尻が私の目の前に突き出される形となり焦った。
私は焦った自分の気持ちを落ち着かせるため、解けた紐を玉に結び付けようとしたが、何故だかどうにも上手くいかない。
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目の前には薫さんの丸いお尻が、キュッキュッと着物の擦れる音を立てながら挑発的に上下左右に揺れていた。
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