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僕達の為に。
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「僕。お茶を淹れますね。待っていて下さい。フローネ様。」
その言葉に、シモンの心が跳ねた。顔色が悪くなる。
セルビィは、茶器のある場所へ歩いて行く。シモンは、後を追った。
「待ちなさい、セルビィ。」
シモンは、声を掛けた。
「貴方は、お茶を淹れてはいけません。」
「どうして、ですか? 」
不意に声を掛けられて、セルビィは愛らしく首を傾げた。
セルビィは、なんでもそつなく熟していたが お茶を淹れる事は最悪で在った。
趣味で、お茶を淹れるシモンに取って セルビィの淹れたお茶は神への冒涜に思えた。何故、あれ程不味く。いや、毒でも盛られたように 舌を痺れさせる味を出す事が出来るのか不思議で在った。
セルビィは、微笑みをシモンに向けた。
「シモン様が淹れる、お茶は とても美味しいです。愛を感じます。」
シモンは当然の様に、頷く。
「僕には、愛が足りないのでしょうか? シモン様の様に、美味しいお茶を 何故、淹れる事が出来ないのでしょう。」
祈る様に、シモンを見詰める。シモンは、微笑んだ。
「そんな事は、有りませんよ。」
セルビィは、気が付いた様に微笑んだ。
「シモン様。フローネ様共々、お茶の淹れ方を お教え願いませんでしょうか。シモン様の愛を、お教え下さい。」
愛を称えるセルビィの言葉に、シモンは心が高揚してくる。体が、熱く成ってくる。
「フローネ様。」
返事も待たずに、セルビィはフローネを呼んだ。
アランとレイモンドに、愛想を振りまきながら 話していたフローネはセルビィの声に席を立った。
(愛の天使が、呼んでるわ。今度は、何かしら。)
「はい、セルビィさま~。」
「フローネ様。此方は、アンポータン公爵子息のシモン様です。」
(またしても、公爵家。キターー!! )
フローネは、可愛らしく微笑んで挨拶をする。
「シモン様は、とても美味しいお茶を淹れられるのです。愛、そのものです。」
セルビィは、フローネの手を取った。二人してシモンの手に重ねる。
「シモン様、どうか僕達に。フローネ様に、愛をお教え下さい。」
セルビィは、手を離した。シモンとフローネが、手を繋いたまま残る。
フローネは、目を潤ませながらシモンを見上げた。
「シモン様。フローネに、愛を教えて下さい。」
シモンの高揚していた体が、益々 熱く成る。
「い、いいでしょう。私が、貴方に愛を伝授しましょう。」
真っ赤になって、シモンはフローネを見詰めた。
シモンは、心の高揚を彼女の所為だと思い呑んだ。
(なに、なに、これ。)
フローネは、シモンの横に立ち お茶の淹れ方をお教えて貰っていた。
「あっ、熱い。」
「大丈夫ですか? 」
「シモンさまは、お優しいですわ~。愛を感じます~。」
フローネは垂れ掛かる様に、シモンに体を寄せる。
シモンは、腕に感じる柔らかいものに頰を染めた。
(私が、愛を教えてあげるわシモン様。ふふふっ。)
二人の様子を、後の方でソファに座り 残りの三人はじっと視ていた。
(何ですか、あの令嬢は先程から男性にベタベタと。)
エリックは、眼鏡を掛け直した。
(殿下達も、どう言う事ですか。彼女はセルビィの、思い人なのに。)
鼻の下を伸ばしている三人を、きつい目を向ける。
「エリック様。」
セルビィは、静かにエリックの横に膝を折る。
「皆様が、フローネ様を気に入って下さるのは嬉しいのですが。」
哀しみに満ちた目を、エリックに向けた。セルビィは、弱々しい姿を見せる。
「アラン殿下達は、素晴らしい方々です。僕、勝てそうにありません。フローネ様は、きっと皆様の方に心を向けてしまいます。」
「そんな事は、有りません。私達には、婚約者がいます。」
エリックの言葉に、セルビィは嬉しそうに微笑んだ。
「エリック様なら、そう言って下さると思いました。」
セルビィは、直ぐにフローネを呼んだ。
フローネは、胸を揺らしながら現れる。
「フローネ様。トーマン公爵家のエリック様です。」
(キタ、キタ、キタ。最後の公爵家、キターー!! )
「フローネです。お見知りおきを。エリックさま~。」
フローネは、微笑んで挨拶をする。しかし、今までと違ってエリックには、冷たい目で見られていた。
(えっ、どうして? どう言う事? 天使様、助けて。)
フローネは、助けを求める様にセルビィを視る。セルビィに、引っ張られる様にフローネは膝を付く。
「エリック様。そんな恐い目で視ないで下さい、フローネ様が怯えています。」
「エリックさま、私。何かしら、しましたか? 」
フローネは、ビクビクと下から見上げる。セルビィは立ち上がり、エリックの座るソファの肘掛けに座る。
「エリック様、お願いが有ります。エリック様にしか、頼めません。」
辛そうに、囁く。
「どうか、フローネ様を見守って下さい。」
「見守る? 」
「はい。どうか、他の方々に心を奪われないように。」
願うように、囁く。
「そう言う事ですか。確かに、殿下達の様子も可笑しいですね。」
此方を見詰める、殿下達を ちらりと見る。
「エリック様なら、大丈夫ですよね。僕のいない間、フローネ様を任せても。」
「いない、間? 」
不安げにセルビィは、上からエリックを見る。
「第二生徒会で、用事が有るのです。でも、フローネ様の傍を離れるのが心配で。」
「分かりました。彼女は私が、視ていましょう。」
エリックは、使命感に燃えた。殿下達から、フローネを守ると。
「フローネ様、エリック様の傍にいて下さい。」
「えっ、セルビィさま? 」
(ちょっと、彼 恐いんですけど。)
セルビィは、机の椅子をエリックの隣に置いてフローネを座らせた。
「目移りしないで下さい、フローネ様。」
セルビィは、手を取って口付ける。隣に座るエリックを、見た。エリックは、頷いた。
冷たい目で見られていた所為で、フローネはエリックに対してビクビクしていた。
其れが、エリックの庇護欲をくすぐった。
「怖がる事は有りません。貴方は、私が守ります。」
「えっ? 」
フローネは、目を見開いた。
(今、守るって言った? どう言う事、嫌われてたんじゃないの? )
嬉しさの余り、フローネはエリックの手を取って胸に押し付けた。何時も男性にやっている、調子を取り戻す。
セルビィは、密かに微笑む。
「よかった、私。嫌われているかと、思ってしまいました。」
柔らかい感触が、手にあたる。エリックは、目を見開いた。ずっと触れていたい衝動が、湧き上がる。
(何をやっている、手を離すんだ 私。)
使命感と欲望が、鬩ぎ合う。
「取らないで下さいね、エリック様。」
セルビィが、耳元で囁いた。
エリックは、心臓を掴まれた。ぐっと、息が止まる。
「私は、取るつもりは。」
(ただ、彼女を殿下達の魔の手から守るだけで。)
焦る程に、息が止まる。
(彼女を、守るだけで。)
お得意の目を潤ませ見上げてくるフローネから、目が離せなく成っていた。
エリックは、フローネを守ると思ってしまった。
「フローネ様、僕達の幸せの為に アラン殿下達に気に入られて下さい。」
「私達のため。」
「はい。僕達の為に。」
フローネは、頷いた。
(私の為に、このチャンス逃がさないわ 天使様。)
名残惜しそうに、手を離してセルビィは部屋を出て行く。
フローネは、セルビィに、微笑んだ。
(最低でも公爵婦人。狙いは、王太子妃よ。)
静かに、第一生徒会室の扉は閉められた。
「期待してます、ビッチ様。頑張って下さい。」
切っ掛けは与えた。セルビィは、フローネが誰かを 落とす事を願った。
セルビィは、足取り軽く何時もの部屋の扉を開いた。
その言葉に、シモンの心が跳ねた。顔色が悪くなる。
セルビィは、茶器のある場所へ歩いて行く。シモンは、後を追った。
「待ちなさい、セルビィ。」
シモンは、声を掛けた。
「貴方は、お茶を淹れてはいけません。」
「どうして、ですか? 」
不意に声を掛けられて、セルビィは愛らしく首を傾げた。
セルビィは、なんでもそつなく熟していたが お茶を淹れる事は最悪で在った。
趣味で、お茶を淹れるシモンに取って セルビィの淹れたお茶は神への冒涜に思えた。何故、あれ程不味く。いや、毒でも盛られたように 舌を痺れさせる味を出す事が出来るのか不思議で在った。
セルビィは、微笑みをシモンに向けた。
「シモン様が淹れる、お茶は とても美味しいです。愛を感じます。」
シモンは当然の様に、頷く。
「僕には、愛が足りないのでしょうか? シモン様の様に、美味しいお茶を 何故、淹れる事が出来ないのでしょう。」
祈る様に、シモンを見詰める。シモンは、微笑んだ。
「そんな事は、有りませんよ。」
セルビィは、気が付いた様に微笑んだ。
「シモン様。フローネ様共々、お茶の淹れ方を お教え願いませんでしょうか。シモン様の愛を、お教え下さい。」
愛を称えるセルビィの言葉に、シモンは心が高揚してくる。体が、熱く成ってくる。
「フローネ様。」
返事も待たずに、セルビィはフローネを呼んだ。
アランとレイモンドに、愛想を振りまきながら 話していたフローネはセルビィの声に席を立った。
(愛の天使が、呼んでるわ。今度は、何かしら。)
「はい、セルビィさま~。」
「フローネ様。此方は、アンポータン公爵子息のシモン様です。」
(またしても、公爵家。キターー!! )
フローネは、可愛らしく微笑んで挨拶をする。
「シモン様は、とても美味しいお茶を淹れられるのです。愛、そのものです。」
セルビィは、フローネの手を取った。二人してシモンの手に重ねる。
「シモン様、どうか僕達に。フローネ様に、愛をお教え下さい。」
セルビィは、手を離した。シモンとフローネが、手を繋いたまま残る。
フローネは、目を潤ませながらシモンを見上げた。
「シモン様。フローネに、愛を教えて下さい。」
シモンの高揚していた体が、益々 熱く成る。
「い、いいでしょう。私が、貴方に愛を伝授しましょう。」
真っ赤になって、シモンはフローネを見詰めた。
シモンは、心の高揚を彼女の所為だと思い呑んだ。
(なに、なに、これ。)
フローネは、シモンの横に立ち お茶の淹れ方をお教えて貰っていた。
「あっ、熱い。」
「大丈夫ですか? 」
「シモンさまは、お優しいですわ~。愛を感じます~。」
フローネは垂れ掛かる様に、シモンに体を寄せる。
シモンは、腕に感じる柔らかいものに頰を染めた。
(私が、愛を教えてあげるわシモン様。ふふふっ。)
二人の様子を、後の方でソファに座り 残りの三人はじっと視ていた。
(何ですか、あの令嬢は先程から男性にベタベタと。)
エリックは、眼鏡を掛け直した。
(殿下達も、どう言う事ですか。彼女はセルビィの、思い人なのに。)
鼻の下を伸ばしている三人を、きつい目を向ける。
「エリック様。」
セルビィは、静かにエリックの横に膝を折る。
「皆様が、フローネ様を気に入って下さるのは嬉しいのですが。」
哀しみに満ちた目を、エリックに向けた。セルビィは、弱々しい姿を見せる。
「アラン殿下達は、素晴らしい方々です。僕、勝てそうにありません。フローネ様は、きっと皆様の方に心を向けてしまいます。」
「そんな事は、有りません。私達には、婚約者がいます。」
エリックの言葉に、セルビィは嬉しそうに微笑んだ。
「エリック様なら、そう言って下さると思いました。」
セルビィは、直ぐにフローネを呼んだ。
フローネは、胸を揺らしながら現れる。
「フローネ様。トーマン公爵家のエリック様です。」
(キタ、キタ、キタ。最後の公爵家、キターー!! )
「フローネです。お見知りおきを。エリックさま~。」
フローネは、微笑んで挨拶をする。しかし、今までと違ってエリックには、冷たい目で見られていた。
(えっ、どうして? どう言う事? 天使様、助けて。)
フローネは、助けを求める様にセルビィを視る。セルビィに、引っ張られる様にフローネは膝を付く。
「エリック様。そんな恐い目で視ないで下さい、フローネ様が怯えています。」
「エリックさま、私。何かしら、しましたか? 」
フローネは、ビクビクと下から見上げる。セルビィは立ち上がり、エリックの座るソファの肘掛けに座る。
「エリック様、お願いが有ります。エリック様にしか、頼めません。」
辛そうに、囁く。
「どうか、フローネ様を見守って下さい。」
「見守る? 」
「はい。どうか、他の方々に心を奪われないように。」
願うように、囁く。
「そう言う事ですか。確かに、殿下達の様子も可笑しいですね。」
此方を見詰める、殿下達を ちらりと見る。
「エリック様なら、大丈夫ですよね。僕のいない間、フローネ様を任せても。」
「いない、間? 」
不安げにセルビィは、上からエリックを見る。
「第二生徒会で、用事が有るのです。でも、フローネ様の傍を離れるのが心配で。」
「分かりました。彼女は私が、視ていましょう。」
エリックは、使命感に燃えた。殿下達から、フローネを守ると。
「フローネ様、エリック様の傍にいて下さい。」
「えっ、セルビィさま? 」
(ちょっと、彼 恐いんですけど。)
セルビィは、机の椅子をエリックの隣に置いてフローネを座らせた。
「目移りしないで下さい、フローネ様。」
セルビィは、手を取って口付ける。隣に座るエリックを、見た。エリックは、頷いた。
冷たい目で見られていた所為で、フローネはエリックに対してビクビクしていた。
其れが、エリックの庇護欲をくすぐった。
「怖がる事は有りません。貴方は、私が守ります。」
「えっ? 」
フローネは、目を見開いた。
(今、守るって言った? どう言う事、嫌われてたんじゃないの? )
嬉しさの余り、フローネはエリックの手を取って胸に押し付けた。何時も男性にやっている、調子を取り戻す。
セルビィは、密かに微笑む。
「よかった、私。嫌われているかと、思ってしまいました。」
柔らかい感触が、手にあたる。エリックは、目を見開いた。ずっと触れていたい衝動が、湧き上がる。
(何をやっている、手を離すんだ 私。)
使命感と欲望が、鬩ぎ合う。
「取らないで下さいね、エリック様。」
セルビィが、耳元で囁いた。
エリックは、心臓を掴まれた。ぐっと、息が止まる。
「私は、取るつもりは。」
(ただ、彼女を殿下達の魔の手から守るだけで。)
焦る程に、息が止まる。
(彼女を、守るだけで。)
お得意の目を潤ませ見上げてくるフローネから、目が離せなく成っていた。
エリックは、フローネを守ると思ってしまった。
「フローネ様、僕達の幸せの為に アラン殿下達に気に入られて下さい。」
「私達のため。」
「はい。僕達の為に。」
フローネは、頷いた。
(私の為に、このチャンス逃がさないわ 天使様。)
名残惜しそうに、手を離してセルビィは部屋を出て行く。
フローネは、セルビィに、微笑んだ。
(最低でも公爵婦人。狙いは、王太子妃よ。)
静かに、第一生徒会室の扉は閉められた。
「期待してます、ビッチ様。頑張って下さい。」
切っ掛けは与えた。セルビィは、フローネが誰かを 落とす事を願った。
セルビィは、足取り軽く何時もの部屋の扉を開いた。
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