悪役令嬢の弟。

❄️冬は つとめて

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セルビィは、4歳。

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「告発なんて、どう言う事だ セルビィ!! 」
「だって、阿呆様が 婚約解消するて言ったんだもん。」
怒れるナルトに、剝れて答えるセルビィ。

「婚約解消を言ったら、何故 告発になる!! 」
「だって、変に動かれたく無かったんだもん。」
可愛く剝れて、そっぽを向くセルビィ。それに、テーブルを叩いて抗議するナルト。
何時ものビウェルの個室は、うるさかった。

「セルビィ!! 」
『バアン!! 』
と、大きな音がする。

「ビウェル様、怖い~。」
セルビィは、ビウェルの椅子の背に隠れた。

「ナルト様が、虐めます~。」
「ビッチの口まねなんか、するな!! 」
セルビィは、ビウェルの背に椅子ごと抱きついた。

「まあ、そう怒るな。セルビィ様には、何か考えがあって言ったんだろう。」
「鼻の下を伸ばすな、ビウェル!! 」
「誤解するような事は、言うなナルト。」
「誤解? 」
のらりくらりと交わすセルビィ、助け船を出すビウェルにナルトは苛つき噛みつく。
セルビィは、可愛く首を傾げる。

「告発の所為で、査察が入ったらどうするんだ!! 決行は、目の前なんだぞ!! 」
「声が、大きいぞナルト。いくら此所が、防音に優れているとはしても。」
「そうです。声が、大きいですナルト様。危機意識が、低いです。」
ビウェルの背から顔を覗かせて、言う。

「お前に、言われたくない!! 『バァン!! バァン!! バァン!! 』」
机を叩く。

「怖い~。ビウェル様~。」
「ビッチのマネをするな!! 」
怒れるナルトに、ビウェルは落ち着くように促す。

「何か考えが有るのですね、セルビィ様。」
「いえ、全然。」
セルビィは、可愛らしく答えた。

「よし、ナルト 好きにしろ。」 
ビウェルは立ち上がり、セルビィを捕まえてナルトに差し出す。

「ああ、悪い子にはお尻ぺんぺんかな。」
ナルトは、袖を捲り上げた。

「きゃ~~。変態です。」
両腕を捕まれ、抱き上げられる。足をばたつかせながら、セルビィは声を上げた。

「考えます~、考えました。」
「素直に言えば、いいのに。」
ビウェルは、手を放した。

「だって、怒れるナルト様が 面白くって。」
「ほ、ほほぉ。」
可愛く小首を傾げるセルビィに、袖を捲り上げたまま近付くナルト。セルビィは、ビウェルの背に隠れた。

「ナルト様が、虐めます~。」
「ビッチのマネをするな!! 」
「骨抜きに、なりました? 」
「なるか!! 」
セルビィは、ビウェルの背から可愛らしく顔を覗かせた。

「可笑しいです。尻軽さんは、骨抜きにしてるのに。」
「ビッチのマネは、お前には出来ないさ。」
「僕に、出来ない事は有りません。」
セルビィは、剝れながら腰に手をあてた。ナルトとビウェルは、溜息をついた。

「セルビィ様には、無理です。」
「セルビィには、無理だ。」
((似たような事はしてるけど、それ以上は無理だろうな。))
二人は、目を合わせた。

「御子様だしな。」
「子供ですし。」
「僕は、もう十五です。もう直ぐ、十六に成ります。子供では、有りません。」
えっへん と、胸を張る。

「誕生日ですか? 」
「そう言えば、そうか。」
「何時ですか? 」
ビウェルはセルビィに、聞いた。

「2月29日です。」
「此奴、閏年生まれなんだ。」
「では、やはり子供ですね。」
ビウェルの言葉に、セルビィとナルトは首を傾げた。

「今年で、4歳でしょう。」
「ぶっ!! 」
ビウェルの言葉に、ナルトは吹き出した。閏年は、2月29日は四年に一度しか来ない。

「御子様じゃない、幼児だ!! ギハハハハッ!! 」
「子供でなく、幼児ですか。」
二人は、笑った。
セルビィは、頬を膨らまして歩き出した。茶器の方へ。

「僕を、笑いましたね。お仕置きに、僕の淹れた お茶を飲んで貰います。」
セルビィは、ポットを手に取った。
「やめろ、セルビィ!! 茶葉が、もったいない!! 」
ナルトは、慌てて止めに入った。


「其れで、告発は如何するんだ。」
「大丈夫です。証拠は僕が集めますと、言って有りますから。」
セルビィは、ナルトの淹れたお茶を飲む。

「卒業後の舞踏会で、姉様の婚約破棄と父様の不正を暴露するよう進めました。」
セルビィは にっこりと、二人に微笑みかけた。

「其れまでは、皆様には秘密と 言うことで。」
くすくす と、笑う。

「皆様の前で、恥を掻く阿呆様達が目に浮かびます。」
セルビィは、夢見る乙女の様に目を閉じた。其れを生暖かい目で、見つめる二人。

((性格悪!! ))
心で思ったが、黙っている二人で有った。

「でも、『良き日』まで暇です。」
「ああ、まだ1週間も有るのか。」
セルビィは伸びをし、ナルトはお茶を飲んだ。

「二人とも、暇なら此所に書類が有るのだが。何故か、新たな国の物も。」
ビウェルは、書類の束を叩いて主張する。セルビィは、立ち上がった。
「これは、リオル様の陣中見舞いに行かねば成りません。」
「そうだな、ここは進行具合を見に行かないとな。」
ナルトも、立ち上がった。

「そんな事より、書類を。」
ビウェルは、書類を叩く。

「そうと決まれば、ドレスの準備をしなくては。」
「そうだな、白も良いが情熱的な赤も良いかもな。」
「おい、書類を。」

「其れでは、ビウェル様。僕は、忙しいので失礼します。」
「そう言う事だから、頑張れ。」
セルビィは笑顔で挨拶をし、ナルトはビウェルにエールを贈る。

「お前達、手伝え!! 」
ビウェルの声を無視して セルビィとナルトは、そそくさと部屋を後にした。

哀れビウェルは、今日も書類の束に埋もれるのであった。




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