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お花畑令嬢は凄いんです。
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「これは何事だ!! 」
扉が開いて国王陛下の第一声であった。王太子とフランソワーズを囲うように令息令嬢達が距離を起き、何故だがシュナイダーが災害対策の演説を行っていた。
《来た!! 》
〈来られてしまいましたわ。〉
シュナイダーは直ぐさま陛下に向き直り、叫んだ。
「私シュナイダーは今ここで、フランソワーズ・フォン・アルヌール公爵令嬢に婚約破棄を言っていた処です。」
「いや、災害対策だろ!! 」
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。
「いいえ、婚約破棄を言ってました。そうだろフランソワ。」
「そうですわ、シュナイダー様は婚約破棄を叫んでましたわ。」
「何だこの馬鹿令嬢は? 」
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。国王陛下に平然と話しかけるお花畑令嬢の凄さを垣間見る。
「この馬鹿令嬢の言うとおり、私は婚約破棄をフランソワに言ったのです。」
「えっ、馬鹿令嬢て誰のこと? 」
((((お前だよ!! ))))
きょろきょろする馬鹿令嬢を無視して、シュナイダーは陛下に言った。その言葉に陛下と王妃は驚愕する。
「そんな馬鹿な…お前がアルヌール令嬢に婚約破棄を? 」
「あれ程良き夫となるように、頑張っていたのに? 」
((((いや、そこは良き王に成ろうとと言おうよ。))))
令息令嬢達は心の中で王妃に突っ込んだ。
「公の場での婚約破棄。こんな暴挙、私は廃嫡ですね。」
「えーっ!! 廃嫡てどういうこと聞いてない~!! 」
アンリエッタは、王太子と陛下の話に割って入った。その場に居る者はお花畑令嬢の凄さを知った。
「黙れ!! 馬鹿令嬢!! 」
「やだ、このおじさんこわあ~い。」
((((陛下だぞ!! ))))
王の叱咤に、アンリエッタは猫なで声でシュナイダーにしがみつこうとしたが、避けられた。とすんとその場にしゃがみ込む。ぱふんと爆乳が揺れた。
「避けるなんて、ひど~い。」
「酷いのはお前の頭の中だ!! 」
王は関心を言った。
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。
「とにかく私はフランソワと婚約破棄をしました。フランソワは不動の王妃候補、ここは弟のアドニスを新たなる王太子に……。」
シュナイダーは拳を握り締め、悔しそうに唇を噛んだ。
「えっ、アドニス様が王太子? 」
お花畑令嬢の目の色が変わった。
「お待ち下さい陛下。」
さささと、フランソワーズが陛下の前に現れた。
「わたくし、虐めました。お花畑令嬢を。」
〈冗談ではありません、アドニス殿下と結婚なんて絶対に嫌!! 〉
「「お花畑令嬢? 」」
王と王妃は首を傾げた。
((((ですよね。))))
「わたくしは悪女、お花畑令嬢を虐める悪女です。ですから王妃には成れません。」
「何を言っているフランソワ!! 」
「シュナイダー様が言うとおり、わたくしお花畑令嬢をいじめましたの。酷い言葉で罵り、教科書を隠し服を破きました。」
「フランソワそれは!! 」
「そう、階段から突き落としました!! このような恐ろしい悪女は王妃などにはなれません。」
フランソワーズは手を組み合わせ陛下に懇願する。
「陛下違います、あれは総て馬鹿令嬢の自作自演です。フランソワは何もしていない素晴らしい女性です!! 」
シュナイダーはその場に膝を付き陛下に頭を下げた。
「フランソワは王妃教育を弱音を吐くことなく頑張る努力家でもあり、王妃として申し分はありません。フランソワが王妃であれば、脳足りんのナルシストもどきの弟アドニスでも王となれるでしょう。」
シュナイダーは拳を握りしめた。
「それに我が側近、ジェットとイワンを補佐にお付けします。それでも王として駄目なら、傀儡としフランソワの意をくむように言っておきます。」
「シュナイダー様……。」
〈どうして、わたくしをあの脳足りんのナルシストもどきのアドニス殿下と結び付けたがるのです。〉
フランソワーズは悲しみのあまり目に涙が潤んた。
扉が開いて国王陛下の第一声であった。王太子とフランソワーズを囲うように令息令嬢達が距離を起き、何故だがシュナイダーが災害対策の演説を行っていた。
《来た!! 》
〈来られてしまいましたわ。〉
シュナイダーは直ぐさま陛下に向き直り、叫んだ。
「私シュナイダーは今ここで、フランソワーズ・フォン・アルヌール公爵令嬢に婚約破棄を言っていた処です。」
「いや、災害対策だろ!! 」
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。
「いいえ、婚約破棄を言ってました。そうだろフランソワ。」
「そうですわ、シュナイダー様は婚約破棄を叫んでましたわ。」
「何だこの馬鹿令嬢は? 」
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。国王陛下に平然と話しかけるお花畑令嬢の凄さを垣間見る。
「この馬鹿令嬢の言うとおり、私は婚約破棄をフランソワに言ったのです。」
「えっ、馬鹿令嬢て誰のこと? 」
((((お前だよ!! ))))
きょろきょろする馬鹿令嬢を無視して、シュナイダーは陛下に言った。その言葉に陛下と王妃は驚愕する。
「そんな馬鹿な…お前がアルヌール令嬢に婚約破棄を? 」
「あれ程良き夫となるように、頑張っていたのに? 」
((((いや、そこは良き王に成ろうとと言おうよ。))))
令息令嬢達は心の中で王妃に突っ込んだ。
「公の場での婚約破棄。こんな暴挙、私は廃嫡ですね。」
「えーっ!! 廃嫡てどういうこと聞いてない~!! 」
アンリエッタは、王太子と陛下の話に割って入った。その場に居る者はお花畑令嬢の凄さを知った。
「黙れ!! 馬鹿令嬢!! 」
「やだ、このおじさんこわあ~い。」
((((陛下だぞ!! ))))
王の叱咤に、アンリエッタは猫なで声でシュナイダーにしがみつこうとしたが、避けられた。とすんとその場にしゃがみ込む。ぱふんと爆乳が揺れた。
「避けるなんて、ひど~い。」
「酷いのはお前の頭の中だ!! 」
王は関心を言った。
((((ですよね。))))
令息令嬢は心の中で頷いた。
「とにかく私はフランソワと婚約破棄をしました。フランソワは不動の王妃候補、ここは弟のアドニスを新たなる王太子に……。」
シュナイダーは拳を握り締め、悔しそうに唇を噛んだ。
「えっ、アドニス様が王太子? 」
お花畑令嬢の目の色が変わった。
「お待ち下さい陛下。」
さささと、フランソワーズが陛下の前に現れた。
「わたくし、虐めました。お花畑令嬢を。」
〈冗談ではありません、アドニス殿下と結婚なんて絶対に嫌!! 〉
「「お花畑令嬢? 」」
王と王妃は首を傾げた。
((((ですよね。))))
「わたくしは悪女、お花畑令嬢を虐める悪女です。ですから王妃には成れません。」
「何を言っているフランソワ!! 」
「シュナイダー様が言うとおり、わたくしお花畑令嬢をいじめましたの。酷い言葉で罵り、教科書を隠し服を破きました。」
「フランソワそれは!! 」
「そう、階段から突き落としました!! このような恐ろしい悪女は王妃などにはなれません。」
フランソワーズは手を組み合わせ陛下に懇願する。
「陛下違います、あれは総て馬鹿令嬢の自作自演です。フランソワは何もしていない素晴らしい女性です!! 」
シュナイダーはその場に膝を付き陛下に頭を下げた。
「フランソワは王妃教育を弱音を吐くことなく頑張る努力家でもあり、王妃として申し分はありません。フランソワが王妃であれば、脳足りんのナルシストもどきの弟アドニスでも王となれるでしょう。」
シュナイダーは拳を握りしめた。
「それに我が側近、ジェットとイワンを補佐にお付けします。それでも王として駄目なら、傀儡としフランソワの意をくむように言っておきます。」
「シュナイダー様……。」
〈どうして、わたくしをあの脳足りんのナルシストもどきのアドニス殿下と結び付けたがるのです。〉
フランソワーズは悲しみのあまり目に涙が潤んた。
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