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第1章……王国編
24話……魔力を認識してみよう
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「では魔法の説明を始めますね」
「よろしくお願いしまーす」
楽しみだ。サーシャはどんな授業をしてくれるのだろうか。
「では【魔法とはなにか?】ということから説明しますね」
~レッスン1、魔法とは?~
魔法とは、体内の魔力を操り各属性に変換して放つ技術のことを言う。
魔力とは、空気中に存在する魔素を体内に取り込んで変換したもののこと。
ステータスの魔力とは魔素の変換効率、体内に留めておける魔力の量のこと。
属性とは、火、水、風、土を基本とするが他にも沢山ある。
魔法適性とは、適性のある属性には効率よく変換できる。
逆に適性の無い属性の魔法は使えるけど魔力を余分に使用してしまうし、威力も出ない。
「という感じです。ここまでは大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。わかりやすいよ」
どこかで見た設定と酷似してるし覚えやすい。
「では次に進みますね、次は【魔法の使い方】です」
レッスン2~魔法の使い方~
魔法を使うのに大切なのはイメージと魔力コントロールである。
イメージが明確でないと必要以上に魔力を込めないと魔法は発動しないし、イメージが明確でも発動に必要な魔力が足りないと発動しない。
イメージが明確で必要以上に魔力を込めすぎるとその分は無駄になる。
「簡単に説明すると以上です」
「魔力コントロールねぇ……」
定番中の定番、ド定番なんだけど、魔力コントロールどうやるんだろう?
妄想は得意だからイメージは大丈夫。
「まずは魔力を感じることからですね。魔力を感じられたら体内での操作、放出の順番に練習しましょう」
「わかったよ。それでどうやって感じればいいの?」
やり方さっぱり思いつかないよ。
「主に瞑想ですね。私が教わったのは魔素の豊富な森の中で意識を自分の内側に向けて……という感じです」
「森の中って危なくないの?」
「もちろん安全確保はしっかりしていますよ。王国では分かりませんが教国ではこれが一般的なので魔物や危険な動物を排除した小さな森がありましたので」
なるほどなぁ、それなら安全に集中出来るのか……
「それでどのくらいで自分の魔力って感じ取れるの?」
「それこそ人によるとしか……私の場合ですと確か3日目か4日目になんとなく感じられてそこから1週間くらいでハッキリ認識出来たって感じですね。自分で言うのもアレですが、結構早い方らしいです」
「そうなんだ、やっぱり聖女の職業を得てるくらいだしすごい才能なのかな?」
「そんな……私なんてクリード様の足元にも及びませんよ!」
なんでサーシャは俺の事全肯定なんだろうね?
「しかし森の中で瞑想ね……王都にそんな場所あればいいけど」
「クリード様……例え見つけたとしても明日出発です……」
「そうだった……」
出来ないじゃん。
これはリンも教えてくれなくて当然だわ……いやリンは本当にめんどくさかっただけな気がするな。
「森の中は難しいですが……瞑想する事に意味がありますよ! だから諦めないで頑張りましょう!」
「そうだね。時間はかかるかもしれないけど毎日瞑想するようにするよ」
『マスター、よろしいでしょうか?』
「どうしたの?」
『魔力認識の訓練ですが、お役に立てると思います』
毎度のウルトのよく分からない発言。
魔力認識訓練の役に立てる? どうやって?
もしかして俺の代わりに自分が魔法使いますとかだったり……?
「えっと……どういうこと?」
『はい。マスターと私は魔力を同期しています』
魔力同期? あぁ、そういや召喚してすぐしたっけな。
「うん、それで?」
『マスターと私の魔力は同一です。ですのでマスターと私の間で魔力のやり取りが可能です』
魔力の……やり取り?
「つまり?」
『私がマスターの魔力を吸収すれば魔力の吸い出される感覚を掴めるのでないかと』
おぉ……なるほど……
「ウルト様、それではクリード様に負担がかかるのでは?」
『問題ありません。マスターの魔力が少なくなれば私からマスターに魔力をお渡しすることも可能です』
「そうなのですか? それでしたらクリード様の負担はかなり少ないですね」
本当に出来たトラックだよお前は……
「それなら頼もうかな? それが一番早そうだ」
『お任せ下さい。それでは手を私に触れてください、魔力のやり取りは触れずとも行えますが接触吸収の方が感覚は掴みやすいと思います』
「わかった、よろしくね」
ウルトを手のひらに乗せて意識を集中する。
『では開始します』
「おぉ?」
ウルトが吸収を開始した途端、手のひらから何かが抜けていくような気がした。
「クリード様頑張ってください」
サーシャは両拳を握って応援してくれる。
なんだか癒されるしやる気出るんだよな……流石聖女様。
しばらく集中していたが、なんとなく手のひらから抜けているような気がする、という段階から進むことは無い。
『マスターの魔力量が少なくなってきました。これからマスターに魔力を供給します』
特に疲れや脱力感は無いが俺の魔力が少なくなってきたらしい。
全然わかんない……
供給する、と言われたが抜けていく感覚が無くなっただけで特に入ってくる感じも何かが満たされる感じも無い。
んー……魔力に対して鈍感なのかな?
「全然分かんない……俺魔力の扱い向いてないのかな?」
「まだ始めたばかりですよ? 最低でも数日はかかると思いますので焦らずやった行きましょう!」
そんなもんか……
『マスターの魔力が回復しました。吸収を再開します』
再びなんとなく抜かれている感じ。
なんか献血とか検査とかで血を抜かれてるのに似てる気がしてきた。
「表情が変わりましたが何か掴めましたか?」
「いや、なんか血を抜かれてるのに似てるなぁって思ってた」
「血……ですか?」
こっちには献血や血液検査の概念は無いのかな?
「うん、俺のいた世界では血を失った人に分け与えたり、血の成分調べて健康状態判断したりしてたから血を抜くことは結構あったんだよ」
「なるほどそんな方法が……」
サーシャは考え込んでしまった。
予想は付くけど俺も詳しいわけじゃないからこれ以上話せないし、それより魔力の感覚を掴むことが大事だ。
それからしばらく吸収と供給を繰り返したが感覚を掴むことは出来ず、夕食を食べて早めに床に就いた。
翌朝、いつも通りに起床して準備、朝食を食べて宿を精算した。
前払いしていたお金の返金は渋られたがなんとか返金してもらい冒険者ギルドへ。
「お待ちしておりました、こちらが新しい冒険者証と査定結果です」
まずは全員分の冒険者証を交換、おぉ……金色に輝いてる……
それから査定結果を受け取り目を通すと、そこには【金貨3枚、大銀貨3枚】と書かれていた。
165万……
魔法の付与された武器ってそんなにするの!?
「へぇ、中々の値がついたのね」
「はい。使い手はかなり選びますがやはり【状態保存】の価値は高いのでこの値段となります。どうされますか?」
「売却でお願いするわ。私たちじゃ宝の持ち腐れになるもの」
「かしこまりました。ではこちらが代金になります」
リンは代金を受け取り手渡された紙にサインする。
「はい、確認しました。それで皆さんはこれから依頼ですか?」
「いいえ、北のリバークの迷宮に挑もうかと思っているわ」
なんか頼みたいことでもあったのかな?
「そうですか……実はサーシャ様、ソフィア様、アンナ様のゴールドランク昇格試験のお話があったのですが……」
「あら? それってここじゃないと受けられないのかしら?」
昇格試験か……今さっきシルバーランクの冒険者証貰ったばかりなのにな……
「いえ、受験資格は満たしていますので何処の冒険者ギルドでも手続きをして頂ければ受けられますよ」
「なら宿も引き払っちゃったし、リバークで受けるようにするわ」
受付嬢はかしこまりましたと引き下がる。
せっかくここまでやってくれたのに心苦しいが今回は仕方ないね。
「ではまたのお越しをお待ちしております」
「ありがとう、元気でね」
軽く挨拶をしてギルドから立ち去る。
ギルドマスターに挨拶しなくてよかったのかな?
「いいのよ、どうせ引き止められたりして長くなるんだからさっさと立ち去るのが一番よ!」
「冒険者は自由な仕事ですからね。移動も依頼も基本自己責任です」
「そんなもんか、わかったよ」
しばらくはこれで王都とお別れか……
次の街はどんな街か楽しみだな!
「よろしくお願いしまーす」
楽しみだ。サーシャはどんな授業をしてくれるのだろうか。
「では【魔法とはなにか?】ということから説明しますね」
~レッスン1、魔法とは?~
魔法とは、体内の魔力を操り各属性に変換して放つ技術のことを言う。
魔力とは、空気中に存在する魔素を体内に取り込んで変換したもののこと。
ステータスの魔力とは魔素の変換効率、体内に留めておける魔力の量のこと。
属性とは、火、水、風、土を基本とするが他にも沢山ある。
魔法適性とは、適性のある属性には効率よく変換できる。
逆に適性の無い属性の魔法は使えるけど魔力を余分に使用してしまうし、威力も出ない。
「という感じです。ここまでは大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。わかりやすいよ」
どこかで見た設定と酷似してるし覚えやすい。
「では次に進みますね、次は【魔法の使い方】です」
レッスン2~魔法の使い方~
魔法を使うのに大切なのはイメージと魔力コントロールである。
イメージが明確でないと必要以上に魔力を込めないと魔法は発動しないし、イメージが明確でも発動に必要な魔力が足りないと発動しない。
イメージが明確で必要以上に魔力を込めすぎるとその分は無駄になる。
「簡単に説明すると以上です」
「魔力コントロールねぇ……」
定番中の定番、ド定番なんだけど、魔力コントロールどうやるんだろう?
妄想は得意だからイメージは大丈夫。
「まずは魔力を感じることからですね。魔力を感じられたら体内での操作、放出の順番に練習しましょう」
「わかったよ。それでどうやって感じればいいの?」
やり方さっぱり思いつかないよ。
「主に瞑想ですね。私が教わったのは魔素の豊富な森の中で意識を自分の内側に向けて……という感じです」
「森の中って危なくないの?」
「もちろん安全確保はしっかりしていますよ。王国では分かりませんが教国ではこれが一般的なので魔物や危険な動物を排除した小さな森がありましたので」
なるほどなぁ、それなら安全に集中出来るのか……
「それでどのくらいで自分の魔力って感じ取れるの?」
「それこそ人によるとしか……私の場合ですと確か3日目か4日目になんとなく感じられてそこから1週間くらいでハッキリ認識出来たって感じですね。自分で言うのもアレですが、結構早い方らしいです」
「そうなんだ、やっぱり聖女の職業を得てるくらいだしすごい才能なのかな?」
「そんな……私なんてクリード様の足元にも及びませんよ!」
なんでサーシャは俺の事全肯定なんだろうね?
「しかし森の中で瞑想ね……王都にそんな場所あればいいけど」
「クリード様……例え見つけたとしても明日出発です……」
「そうだった……」
出来ないじゃん。
これはリンも教えてくれなくて当然だわ……いやリンは本当にめんどくさかっただけな気がするな。
「森の中は難しいですが……瞑想する事に意味がありますよ! だから諦めないで頑張りましょう!」
「そうだね。時間はかかるかもしれないけど毎日瞑想するようにするよ」
『マスター、よろしいでしょうか?』
「どうしたの?」
『魔力認識の訓練ですが、お役に立てると思います』
毎度のウルトのよく分からない発言。
魔力認識訓練の役に立てる? どうやって?
もしかして俺の代わりに自分が魔法使いますとかだったり……?
「えっと……どういうこと?」
『はい。マスターと私は魔力を同期しています』
魔力同期? あぁ、そういや召喚してすぐしたっけな。
「うん、それで?」
『マスターと私の魔力は同一です。ですのでマスターと私の間で魔力のやり取りが可能です』
魔力の……やり取り?
「つまり?」
『私がマスターの魔力を吸収すれば魔力の吸い出される感覚を掴めるのでないかと』
おぉ……なるほど……
「ウルト様、それではクリード様に負担がかかるのでは?」
『問題ありません。マスターの魔力が少なくなれば私からマスターに魔力をお渡しすることも可能です』
「そうなのですか? それでしたらクリード様の負担はかなり少ないですね」
本当に出来たトラックだよお前は……
「それなら頼もうかな? それが一番早そうだ」
『お任せ下さい。それでは手を私に触れてください、魔力のやり取りは触れずとも行えますが接触吸収の方が感覚は掴みやすいと思います』
「わかった、よろしくね」
ウルトを手のひらに乗せて意識を集中する。
『では開始します』
「おぉ?」
ウルトが吸収を開始した途端、手のひらから何かが抜けていくような気がした。
「クリード様頑張ってください」
サーシャは両拳を握って応援してくれる。
なんだか癒されるしやる気出るんだよな……流石聖女様。
しばらく集中していたが、なんとなく手のひらから抜けているような気がする、という段階から進むことは無い。
『マスターの魔力量が少なくなってきました。これからマスターに魔力を供給します』
特に疲れや脱力感は無いが俺の魔力が少なくなってきたらしい。
全然わかんない……
供給する、と言われたが抜けていく感覚が無くなっただけで特に入ってくる感じも何かが満たされる感じも無い。
んー……魔力に対して鈍感なのかな?
「全然分かんない……俺魔力の扱い向いてないのかな?」
「まだ始めたばかりですよ? 最低でも数日はかかると思いますので焦らずやった行きましょう!」
そんなもんか……
『マスターの魔力が回復しました。吸収を再開します』
再びなんとなく抜かれている感じ。
なんか献血とか検査とかで血を抜かれてるのに似てる気がしてきた。
「表情が変わりましたが何か掴めましたか?」
「いや、なんか血を抜かれてるのに似てるなぁって思ってた」
「血……ですか?」
こっちには献血や血液検査の概念は無いのかな?
「うん、俺のいた世界では血を失った人に分け与えたり、血の成分調べて健康状態判断したりしてたから血を抜くことは結構あったんだよ」
「なるほどそんな方法が……」
サーシャは考え込んでしまった。
予想は付くけど俺も詳しいわけじゃないからこれ以上話せないし、それより魔力の感覚を掴むことが大事だ。
それからしばらく吸収と供給を繰り返したが感覚を掴むことは出来ず、夕食を食べて早めに床に就いた。
翌朝、いつも通りに起床して準備、朝食を食べて宿を精算した。
前払いしていたお金の返金は渋られたがなんとか返金してもらい冒険者ギルドへ。
「お待ちしておりました、こちらが新しい冒険者証と査定結果です」
まずは全員分の冒険者証を交換、おぉ……金色に輝いてる……
それから査定結果を受け取り目を通すと、そこには【金貨3枚、大銀貨3枚】と書かれていた。
165万……
魔法の付与された武器ってそんなにするの!?
「へぇ、中々の値がついたのね」
「はい。使い手はかなり選びますがやはり【状態保存】の価値は高いのでこの値段となります。どうされますか?」
「売却でお願いするわ。私たちじゃ宝の持ち腐れになるもの」
「かしこまりました。ではこちらが代金になります」
リンは代金を受け取り手渡された紙にサインする。
「はい、確認しました。それで皆さんはこれから依頼ですか?」
「いいえ、北のリバークの迷宮に挑もうかと思っているわ」
なんか頼みたいことでもあったのかな?
「そうですか……実はサーシャ様、ソフィア様、アンナ様のゴールドランク昇格試験のお話があったのですが……」
「あら? それってここじゃないと受けられないのかしら?」
昇格試験か……今さっきシルバーランクの冒険者証貰ったばかりなのにな……
「いえ、受験資格は満たしていますので何処の冒険者ギルドでも手続きをして頂ければ受けられますよ」
「なら宿も引き払っちゃったし、リバークで受けるようにするわ」
受付嬢はかしこまりましたと引き下がる。
せっかくここまでやってくれたのに心苦しいが今回は仕方ないね。
「ではまたのお越しをお待ちしております」
「ありがとう、元気でね」
軽く挨拶をしてギルドから立ち去る。
ギルドマスターに挨拶しなくてよかったのかな?
「いいのよ、どうせ引き止められたりして長くなるんだからさっさと立ち去るのが一番よ!」
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