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064 恩
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「どわあっしょいっ!」
我が家の玄関を開けたのがラノアール王国の暗部のクラウスであることに気付いた俺は、そんなような叫び声を上げながらデスクから転げ落ちて腰を打った。
「あだぁっす!」
腰を打った瞬間そんな声も出た。何にしてもあり得ない事態だ。
まず一度は俺を拉致したものの、レミーたちに俺を奪還され敗北を喫したはずのクラウスがカーライルの我が家を訪れること。さらに再度の拉致を敢行するのなら闇に紛れるなりして行うであろうはずがこうして玄関からやってきたこと。そして暗部であるクラウスが魔力障壁の機能を持つ黒装束ではなく、普通に街を歩いている休日のおじさんみたいな服装をしていること。そもそもノックもせずに他人の家の玄関を開けること。
そのすべてがあり得ない事態だった。
「なっ!何しに来たの!?」
俺が腰をさすりながら問いかけると、クラウスの背後から右目に眼帯をした若い男と、赤い瞳の美しい女がその姿を見せた。こちらも暗部のリーデルとフィッツェリアだ。ちなみにリーデルはラノアールまでの道中で俺の尻を…いや、いい。
「さ、3人揃って何しに来たんだよっ!」
俺の問いかけに何も答えず、暗部の3人は唐突に地べたに座り込み、床に頭がつくほど頭を下げた。
「どうか…どうか俺たちを、助けてくれ………!」
…………………………………………
「え~…………………やだ」
これが俺の第一声だった。
そりゃそうだ。一体どういう理由で「助けてくれ」なのか知らないが、俺を散々こき使って挙句の果てに拉致までしたラノアール王国の暗部を助けてやる義理なんかない。
「せめて、事情だけでも聞いてもらえないか」
「………やだよ」
「実はラノアール王国ではあのあと」
「やだっつってんじゃん、帰れよもう」
「…頼む。これは、お前の出身の孤児院にも関係のある話なのだ」
孤児院。
俺は孤児だった。どこで誰の子として生まれたのかは知らない。
ラノアール王国の城下町の路地裏で捨てられていた俺を、拾って育ててくれたのがその孤児院だった。カーライル王国より経済事情のよくないラノアール王国では、それほど珍しい話でもない。ただ、決して余裕があるとは言えない孤児院が、その活動を認められ魔法学園に一定数の子供たちを入学させられる枠を持っており、俺をその枠で入学させてくれたことは感謝してもしきれない話だ。
暗部のリーダー、クラウスはその情報を使って俺に何かを頼もうとしている。
「本当に事情を聞くだけだぞ。もし脅しのつもりなら今すぐぶっ殺すからな」
「わかっている。だからこそ魔力障壁の黒装束も着ずに来ているのだ」
クラウスが話してくれたのはラノアール王国の惨状だった。
俺とシェリルの奪還に失敗したラノアール王国は、その後さらに混迷を極めた。
残っていた宮廷魔術師は全員が辞め、魔術師長のラルグさえも王宮を去った。
通信魔術のための端末もすべて完全に機能を失い、兵士への指揮命令は滞り、兵士も次々と王宮を去って街のゴロツキや野盗に身を落とした。城下町の治安は悪化の一途をたどり、業を煮やした市民たちはレジスタンスを組織した。
俺は以前、レミーの言うスマホである情報共有装置が普及すれば、王宮に不平不満を持つ市民たちが結集してあの国は潰れるんじゃないかと思っていたが、現実はそうではなかった。
それよりもずっと前から市民たちは結集し、国はすでに潰れる寸前まで来ていたのだ。
それでも王宮の中枢では権力闘争という名の子供の喧嘩が続いており、ついに軍務大臣のギグスが兵士たちの一部を抱き込んでクーデターを計画し、実質的に成功させた。
王の身柄を確保し、自分に賛同しない大臣を始末した。あとは城下町でうごめくレジスタンスを一掃するのみ。しかしレジスタンスも黙ってはいない。街中でギグス派の兵士たちと小競り合いを続けながら水面下で力を蓄え、いよいよ王宮に乗り込んで本格的な武力衝突を目前にしているとのことだった。
「このまま武力衝突ということになれば、市民にも多くの犠牲者が出る。それにギグスは最後には街に火を放ち、混乱に乗じてレジスタンスを殲滅させる腹づもりだ」
大臣ともあろう者が、国民を守るどころか、火を放って自らの好機を生み出す材料にしようとしているという。とんでもない話だ。
「でも、なんで暗部のお前らがそんなこと気にするわけ?暗部なんて、命じられれば市民でも誰でも殺したりしてきたでしょ」
「………それは、確かにそうだ。しかし、それもすべて国と多くの市民の暮らしを守るためにそうしてきたことだ、と少なくとも自負はしている。だが、このままでは俺たちが守ろうとしてきたもの自体が失われてしまうのだ」
あんな国、滅んでしまえばいい。
俺は心の底からそう思っている。しかし、街に暮らす市民は別だ。
俺を育ててくれた孤児院もそうだし、月に1日か2日あった休みの前の夜に飲みに行っていたバーや居酒屋など、いい奴らもたくさん住んでいる。
「…それで、俺にどうしろって言いたいの?」
「武力衝突が起こる前に、我々とともに王宮に潜入してギグスを始末してもらいたい」
「………やだよ。つーか、そんなの暗部のお前らが勝手にやればいいじゃん」
「そうしたいところだが、我々には不可能なのだ」
そう言ってクラウスはシャツのボタンを外して胸元を大きくはだけさせた。
見れば、ちょうど心臓の位置に深緑色の繭のようなものが埋め込まれており、鼓動とともに脈打っている。
「我々、暗部のメンバーには全員この生体装置が埋め込まれている。これにより、ギグスは我々を思念だけでいつでも殺すことができるようになっている」
「…刺し違えなさいよ。気付かないうちにビャッ!と暗殺しちゃえば、何とかなるんじゃないの」
「…もちろん、最後の手段としてはそうするつもりだ。しかし、より確実な手段としてお前に協力を願いたいのだ。お前の通信魔術なら余計な犠牲を出さずにギグスを無力化できるはずだ。この俺をそうしたようにな」
確かに、精神破壊を使えばクラウスたちが殺される前にギグスを失神させることもできるだろうし、クラウスたちを縛る魔導具の記憶だけを破壊することもできるだろう。もしギグスが魔力障壁の魔導具を装備していても、魔導兵装を装着して力づくで剥がしてやればいい。
「俺たちがお前に何か頼める筋合いではないのはわかっている。それでも、どうか、頼みたい。俺たちもお前と同じように孤児だったのだ。育てられたのはお前のいた孤児院ではなかったがな。そこで幼少期から特殊な訓練を課されてきた。過酷ではあったが、国には育ててもらった恩がある。腐敗した現政権などもはやどうでもいいが、市民への犠牲はせめて最小限に抑えたいのだ。そのためにどうかお前の力を貸してもらえないか」
クラウスはそう言って俺の目をじっと見つめた。
真剣な眼差し。リーデルとフィッツェリアも同じ目で俺を見ている。
要するにこいつらは暗部という立場でありながら、国を憂い、市民を守るため、レジスタンスとギグス派の武力衝突を起こさずに、ラノアール王国を円滑に終わらせるための手伝いをして欲しいと俺に頼んでいるわけだ。
まあ確かに、武装した市民たちが乗り込むよりは少数精鋭で乗り込んだほうが円滑なのは間違いないだろう。
「…しょうがねえな。まあ、確かにお前らは俺を拉致した時も手荒な真似はしなかったわけだし、それに免じて手伝ってやるよ」
俺がそう言うと暗部の3人は「恩に着る!」「ありがとうございます!」などと言って床に叩きつけるように頭を下げた。
「で、いくら出せんの?」
「…いくら、とは?」
「いや金だよ。大人が何か頼むのにタダってわけにはいかないでしょ」
「それは…もう国庫にほとんど金はないが……それでもかき集めれば数億ディルは…」
「それは国の金でしょ。そうじゃなくて君らはいくら持ってんのって聞いてるの」
「あ、ああ…俺は、800万ディルはある。使うヒマもなかったのでな。もちろん、すべて持っていってくれ」
「僕も…500万ディルはあります」
「私は700万ディルくらい…」
――使うヒマもなかった。
こいつらも俺と同じように、あの国でこき使われてまともに休みもなかったということだろう。暗部だって人間だというのに。
「いいよ、その半額で。ちょっと待ってろ」
俺はそれだけ言うと、左腕に装着している情報共有装置でレミー、シェリル、シシリー、バーグルーラに通信した。ラノアール王国に行くなら暗部の3人と馬車で行くより、シシリーの空間魔術で行ったほうが早い。
事情を話すと、シシリーは「じゃあすぐに空間魔術でそっちに戻るね!」と言い、<我も最近ちょうど退屈していたところだ>と不敵に笑うバーグルーラとともにこちらに来るという。レミーとシェリルも今日はカーライルの工場で仕事をしていたようで、すぐに集合できるそうだ。
シェリルは「ラノアール王国もそろそろ終わりね」と冷たく微笑み、レミーが「あの国にケリをつけなきゃ帰るに帰れませんからね!」と言って力強く通話を切った。
我が家の玄関を開けたのがラノアール王国の暗部のクラウスであることに気付いた俺は、そんなような叫び声を上げながらデスクから転げ落ちて腰を打った。
「あだぁっす!」
腰を打った瞬間そんな声も出た。何にしてもあり得ない事態だ。
まず一度は俺を拉致したものの、レミーたちに俺を奪還され敗北を喫したはずのクラウスがカーライルの我が家を訪れること。さらに再度の拉致を敢行するのなら闇に紛れるなりして行うであろうはずがこうして玄関からやってきたこと。そして暗部であるクラウスが魔力障壁の機能を持つ黒装束ではなく、普通に街を歩いている休日のおじさんみたいな服装をしていること。そもそもノックもせずに他人の家の玄関を開けること。
そのすべてがあり得ない事態だった。
「なっ!何しに来たの!?」
俺が腰をさすりながら問いかけると、クラウスの背後から右目に眼帯をした若い男と、赤い瞳の美しい女がその姿を見せた。こちらも暗部のリーデルとフィッツェリアだ。ちなみにリーデルはラノアールまでの道中で俺の尻を…いや、いい。
「さ、3人揃って何しに来たんだよっ!」
俺の問いかけに何も答えず、暗部の3人は唐突に地べたに座り込み、床に頭がつくほど頭を下げた。
「どうか…どうか俺たちを、助けてくれ………!」
…………………………………………
「え~…………………やだ」
これが俺の第一声だった。
そりゃそうだ。一体どういう理由で「助けてくれ」なのか知らないが、俺を散々こき使って挙句の果てに拉致までしたラノアール王国の暗部を助けてやる義理なんかない。
「せめて、事情だけでも聞いてもらえないか」
「………やだよ」
「実はラノアール王国ではあのあと」
「やだっつってんじゃん、帰れよもう」
「…頼む。これは、お前の出身の孤児院にも関係のある話なのだ」
孤児院。
俺は孤児だった。どこで誰の子として生まれたのかは知らない。
ラノアール王国の城下町の路地裏で捨てられていた俺を、拾って育ててくれたのがその孤児院だった。カーライル王国より経済事情のよくないラノアール王国では、それほど珍しい話でもない。ただ、決して余裕があるとは言えない孤児院が、その活動を認められ魔法学園に一定数の子供たちを入学させられる枠を持っており、俺をその枠で入学させてくれたことは感謝してもしきれない話だ。
暗部のリーダー、クラウスはその情報を使って俺に何かを頼もうとしている。
「本当に事情を聞くだけだぞ。もし脅しのつもりなら今すぐぶっ殺すからな」
「わかっている。だからこそ魔力障壁の黒装束も着ずに来ているのだ」
クラウスが話してくれたのはラノアール王国の惨状だった。
俺とシェリルの奪還に失敗したラノアール王国は、その後さらに混迷を極めた。
残っていた宮廷魔術師は全員が辞め、魔術師長のラルグさえも王宮を去った。
通信魔術のための端末もすべて完全に機能を失い、兵士への指揮命令は滞り、兵士も次々と王宮を去って街のゴロツキや野盗に身を落とした。城下町の治安は悪化の一途をたどり、業を煮やした市民たちはレジスタンスを組織した。
俺は以前、レミーの言うスマホである情報共有装置が普及すれば、王宮に不平不満を持つ市民たちが結集してあの国は潰れるんじゃないかと思っていたが、現実はそうではなかった。
それよりもずっと前から市民たちは結集し、国はすでに潰れる寸前まで来ていたのだ。
それでも王宮の中枢では権力闘争という名の子供の喧嘩が続いており、ついに軍務大臣のギグスが兵士たちの一部を抱き込んでクーデターを計画し、実質的に成功させた。
王の身柄を確保し、自分に賛同しない大臣を始末した。あとは城下町でうごめくレジスタンスを一掃するのみ。しかしレジスタンスも黙ってはいない。街中でギグス派の兵士たちと小競り合いを続けながら水面下で力を蓄え、いよいよ王宮に乗り込んで本格的な武力衝突を目前にしているとのことだった。
「このまま武力衝突ということになれば、市民にも多くの犠牲者が出る。それにギグスは最後には街に火を放ち、混乱に乗じてレジスタンスを殲滅させる腹づもりだ」
大臣ともあろう者が、国民を守るどころか、火を放って自らの好機を生み出す材料にしようとしているという。とんでもない話だ。
「でも、なんで暗部のお前らがそんなこと気にするわけ?暗部なんて、命じられれば市民でも誰でも殺したりしてきたでしょ」
「………それは、確かにそうだ。しかし、それもすべて国と多くの市民の暮らしを守るためにそうしてきたことだ、と少なくとも自負はしている。だが、このままでは俺たちが守ろうとしてきたもの自体が失われてしまうのだ」
あんな国、滅んでしまえばいい。
俺は心の底からそう思っている。しかし、街に暮らす市民は別だ。
俺を育ててくれた孤児院もそうだし、月に1日か2日あった休みの前の夜に飲みに行っていたバーや居酒屋など、いい奴らもたくさん住んでいる。
「…それで、俺にどうしろって言いたいの?」
「武力衝突が起こる前に、我々とともに王宮に潜入してギグスを始末してもらいたい」
「………やだよ。つーか、そんなの暗部のお前らが勝手にやればいいじゃん」
「そうしたいところだが、我々には不可能なのだ」
そう言ってクラウスはシャツのボタンを外して胸元を大きくはだけさせた。
見れば、ちょうど心臓の位置に深緑色の繭のようなものが埋め込まれており、鼓動とともに脈打っている。
「我々、暗部のメンバーには全員この生体装置が埋め込まれている。これにより、ギグスは我々を思念だけでいつでも殺すことができるようになっている」
「…刺し違えなさいよ。気付かないうちにビャッ!と暗殺しちゃえば、何とかなるんじゃないの」
「…もちろん、最後の手段としてはそうするつもりだ。しかし、より確実な手段としてお前に協力を願いたいのだ。お前の通信魔術なら余計な犠牲を出さずにギグスを無力化できるはずだ。この俺をそうしたようにな」
確かに、精神破壊を使えばクラウスたちが殺される前にギグスを失神させることもできるだろうし、クラウスたちを縛る魔導具の記憶だけを破壊することもできるだろう。もしギグスが魔力障壁の魔導具を装備していても、魔導兵装を装着して力づくで剥がしてやればいい。
「俺たちがお前に何か頼める筋合いではないのはわかっている。それでも、どうか、頼みたい。俺たちもお前と同じように孤児だったのだ。育てられたのはお前のいた孤児院ではなかったがな。そこで幼少期から特殊な訓練を課されてきた。過酷ではあったが、国には育ててもらった恩がある。腐敗した現政権などもはやどうでもいいが、市民への犠牲はせめて最小限に抑えたいのだ。そのためにどうかお前の力を貸してもらえないか」
クラウスはそう言って俺の目をじっと見つめた。
真剣な眼差し。リーデルとフィッツェリアも同じ目で俺を見ている。
要するにこいつらは暗部という立場でありながら、国を憂い、市民を守るため、レジスタンスとギグス派の武力衝突を起こさずに、ラノアール王国を円滑に終わらせるための手伝いをして欲しいと俺に頼んでいるわけだ。
まあ確かに、武装した市民たちが乗り込むよりは少数精鋭で乗り込んだほうが円滑なのは間違いないだろう。
「…しょうがねえな。まあ、確かにお前らは俺を拉致した時も手荒な真似はしなかったわけだし、それに免じて手伝ってやるよ」
俺がそう言うと暗部の3人は「恩に着る!」「ありがとうございます!」などと言って床に叩きつけるように頭を下げた。
「で、いくら出せんの?」
「…いくら、とは?」
「いや金だよ。大人が何か頼むのにタダってわけにはいかないでしょ」
「それは…もう国庫にほとんど金はないが……それでもかき集めれば数億ディルは…」
「それは国の金でしょ。そうじゃなくて君らはいくら持ってんのって聞いてるの」
「あ、ああ…俺は、800万ディルはある。使うヒマもなかったのでな。もちろん、すべて持っていってくれ」
「僕も…500万ディルはあります」
「私は700万ディルくらい…」
――使うヒマもなかった。
こいつらも俺と同じように、あの国でこき使われてまともに休みもなかったということだろう。暗部だって人間だというのに。
「いいよ、その半額で。ちょっと待ってろ」
俺はそれだけ言うと、左腕に装着している情報共有装置でレミー、シェリル、シシリー、バーグルーラに通信した。ラノアール王国に行くなら暗部の3人と馬車で行くより、シシリーの空間魔術で行ったほうが早い。
事情を話すと、シシリーは「じゃあすぐに空間魔術でそっちに戻るね!」と言い、<我も最近ちょうど退屈していたところだ>と不敵に笑うバーグルーラとともにこちらに来るという。レミーとシェリルも今日はカーライルの工場で仕事をしていたようで、すぐに集合できるそうだ。
シェリルは「ラノアール王国もそろそろ終わりね」と冷たく微笑み、レミーが「あの国にケリをつけなきゃ帰るに帰れませんからね!」と言って力強く通話を切った。
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