あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら

第022話 歓迎の夕食/第022話 《アシュエット》偏 甘い水

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第022話 歓迎の夕食
『いただきまーす』
「ネレさん、パズちゃん、沢山食べてくださいね」
「いっぱい作ったからねー」
夕食はネレとパズの歓迎会という事で、ニスム達の孤児院とベルン一家とグローリー一家合同で豪勢に外でのバーベキュー大会になり、詠斗や率と綴も参加し賑やかな物となった。
「あ、ありがとうございます」
「はい、どうぞ!パズは何を食べるの?」
「果物や野菜をよく食べてくれます、貧しいので色々は買ってあげられませんでした…」
「そっか、だったら好きな物見つけてね。ネレさんもね」
「はい」
詠斗が焼いた野菜と肉をネレに渡せば崇幸が造って今は量産されたベビーカーの中でネレが彫った動物の彫刻を抱いているパズにを覗き笑顔をむけ訊ねる、ネレは申し訳なさそうにしているがネレだった痩せているのだその苦労が伺え詠斗が励ました。
「とても賑やかで…こどもたちが沢山いて…みんな笑っていて素敵な場所ですね…」
「はい!ネレさんも一緒に楽しく賑やかに暮らしましょう、僕達のもっとーは明るく楽しい毎日ですから」
ネレが周囲を見渡し肉と野菜を食べる、パズは柔らかいパンにジャムを入れた物を食べている、気に入ったようでお代わりと手を振るが野菜も食べようとネレが小さく切った野菜を口に運んだ。
「これもどうぞ、モギのミルクだよー搾りたて!」
舵もふた付きにストローを挿した物を持って来てくれたのでネレがパズに飲ませれば気に入ったらしく、よく飲みネレは嬉しくなり舵に涙ぐみながら礼を伝えた。
「あ、ありがとうございます……こんなに…やさ……いちども…」
ネレが涙をぼたぼた零す、生まれてから人に優しくされた事は少ない、空を抱っこして様子を見に来た晴海がハンカチを差し出し、それを受け取り頭を下げて涙を拭った。
「あ、ありがとう…ございます……」
ネレは泣きながら笑う、空は晴海の腕の中で首を傾げパズは空いたコップと木の彫刻を振って父親を応援しているように見え、皆微笑ましく見守った…。

第022話 《アシュエット》偏 甘い水
「これなに!おいし!」
「おにぎりだよーはあ、本当に懐記ちゃん料理上手だよね」
「………」
エラもおにぎりを食べ美味しいと興奮している、中身の具はツナマヨネーズですぐにお代わりをしつつ味噌汁の奥深さも味わう、蒼夜のおにぎりの中身の具は鮭で佳月が握った物だが…外神は黙って懐記が握ってくれた梅のおにぎりを食べた。
「この卵焼き本当にうまいな」
「フォン、今度俺の卵焼きも食べてよ、懐記に教わって上手に出来るようになったよー」
「おーくえりゃなんでもいい」
フォンが黄金色の卵焼きを掴んで放り込みフェシェスタが味噌汁を飲みながら笑う、マユラは鮭のおにぎりと唐揚げを摘みシュリは好きな混ぜおにぎりを食べて満足そうにしている。
「甘い水はいかがですかー」
「なに?あれ?甘い水?」
「ああ、あれはこのエリア05の店の売り子だね、ドロップ品で出るシロップを使って飲み物を作って売っているんだ」
「へー」
「飲んでみようぜ、おーい7本くれ」
「ありがとうございます!1本300ロワです7本で……2,100ロワです」
子どもが首に箱を下げて呼び込みをしているのでフェシェスタがエレに聞けば、甘い水とそのままの名称を言われフォンが興味を持って声を掛けコインを支払い全員で飲む。
『あま』
「甘い水だからねーシロップに水入れた飲み物だね」
漏れないように葉っぱをコップの様に折った中に入れられた透明な液体、飲んでみれば外神と蒼夜とエレ以外は甘いと口にする、シロップを水で薄めたような味だ、外神が回収しあとでレモネードにでもしますと言いお茶を飲む、貴重な糖分らしく結構よく売れ、玄人ぽい冒険者は飲みながら兎サイズの豚もどきを鈍器で殴ってドロップしていた。
「よく飲んでいるな」
「中毒性はないですが、飲むと喉が渇いてお代わりが欲しくなるのだと思います。ドロップしたこの甘い水を調べてみます」
「あー身体に良い感じではないよね、お茶や水を売った方がいいのに」
「お茶の方が高いよ、ここ。水は魔法で出せないと買わなきゃ駄目だし」
蒼夜が病気になりそうだとそれならお茶とかは飲んでくれればと思うがエレが値段が高いと言いと話しながら気が付けば昼食が無くなり、食べたりないと溢せば外神がサンドイッチを収納から出してくれ、興味を持ったエレとフォンにも強請られ渡して食べ終わった順に狩りに向かった。







あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.050 不明
朝、気配を隠しアルトに食事を渡しに行き何故かキノコと野菜蒸しと新鮮な果物をミック達から貰い馬車にこっそりガブが戻り、朝飯にしようと準備をしていると御者と乗客がやって来たので対応を行う。
「昨日の昼から商会の人達を見ていないんだ、どこに行ったか知らないか?いつ此処を発つのか聞きたいんだが…」
「俺達も会ってないな、森から採取して戻って解体して売ろうと思ったんだ。でもどこにもいなくて…」
「どうするか…」
「なら、俺達が探して伝言を伝えるから先に向かう?」
「いや…それは…」
「小さな子もいるでしょうから…これ食料……」
「た、たいへんだー商会の人達がー」
困った表情の御者達に疑われているのはこっちだからと内心思いながら先に行けば良いと言い、サックも食料を渡すから早いうちにと言えば村人達が慌てて走って来る。
「はあはあ、商会の人達、どうやら聖物に手をだそうとしたらしい、縄張りの湖で………」
「酷いやられかただ……」
「え……」
「誰も商会の人は残っていないんですか?」
「い、いやわからん…」
「商会の人間は7人だったな」
「支配人は?」
「多分支配人も……」
村人が昨日鍔騎達が見た聖物の馬を思い出し、サックが商会の残っている人の確認をするが御者は7人と言い鍔騎達を監視していた者達も含めれば10人弱だろう、御者や乗客は困り果てている。
「参ったな…あの湖の側の薬草を採取しにいっただけなのに…」
「血に染まっちまって、商会の連中は聖物捕まえて売るつもりだったのか…」
村人が集まり困っている様子だ、どうやら聖物が縄張りとしている付近は魔力が高まり植物の育成等も早くこちらが手を出さない限りは向こうはこちらを気にもしない。
「聖物を捕らえてどうにかするあてがあったんでしょうね、馬車が襲われた補填をしようとしたんでしょう」
「それで聖物に手を出すとか、正気じゃないな。全滅したら何もない」
ガブが本来ならしないような事だと、なんとか金を産み出そうと焦ったのだろうという結論に至り、ガブも肩を竦めた。
「あの辺りの片付けをしないとな…あんたらは《ミノタク国》のギルドに報告してくれるか?」
「そうだな、分かった。急ごう」
「俺らも急ぐ?」
「そうだな、みなさんだけで大丈夫ですか?」
「ああ…いや村総出だな…」
「このまま去るのは忍びないな、手伝いをしてから向かうよ」
御者と乗客は先を急ぐことにし、食料を渡して鍔騎達は村人達と遺体の埋葬に向かった…。
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