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第4部 生きる世界に微笑んで 立ち止まったら空を見上げて編
5 金を稼ぐ
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『ただいまー』
『おかえりなさい』
「まだこんな時間か…鉱物ダンジョンで一稼ぎしてくるか」
「大河さん、僕もご一緒して良いですか?」
「僕も行きたいです」
「なら、私も行って良いですか?今カルが行っているので食事を届けに…」
「俺は、夜飯の支度しときますねー」
「俺も…」
「私も…」
「そうだな。ナイル、千眼、昼飯ありがとう。皆喜んでいた」
「美味しかったって!」
「なら、いい…」
「そうですか、良かった。最近揚げ物が美味しくて…沢山作り過ぎるんですよー。今日も肉ダンジョンに行って来ました」
「私も…」
「美味しいよねー揚げ物」
「今日はコロッケにしてみようかな」
「詠斗君、コロッケ作れるんですか?僕の大好物なんですよ」
「そうなんですか?ならサツマイモのも作っときますね」
「楽しみです」
「行く前に茶でも飲んでいくといい…」
「そうだな」
「大河、肉…」
「チグリスも頑張ったな、お疲れ」
「ん…」
肉串をチグリスに渡し皆でお茶の時間を楽しむ、一仕事終えた後の茶は旨かった…。
「鉱物ダンジョンねぇ手応えないわ…ん?下に強そうなのがいるな…行くか。しかしドロップ品拾うの面倒だな、冒険者ギルドで誰か…止めた。それはそれで面倒だ」
無駄を削ぎ落とした肢体、膝まである薄い菫色の髪を雑にまとめた男が倒した魔物のドロップ品を眺めながら呟く。
「つまんない、戦場もダンジョンも王都もつまんない」
子供のような呟き、それを聞いていたのは煌めく鉱物達だけだった…。
「ユナイドからラインで報告は無いが1人で入っているヤツがいるらしい、1人なら俺達がいる6階層まで来ないだろう」
「1人でここまでは…無理ですよね」
「もし、来れるなら人ではないと思います」
「どちらにせよ、来ても問題無いだろ」
「ナイル…みんなご飯ありがとう…美味しい」
「たくさん食べて下さいね、カルさん」
「悪いな、カル。ドワーフ達の冷蔵庫の資材まで任せて」
「平気…楽しい」
「そうか、助かる」
カルに昼食を渡し一休憩入れている間、大河達が6階層の岩を相手に魔法を使って遊んでいた。
「う~ん、氷結と雷は石と相性よくないですね。風魔法で真っ二つがいいかな」
「縛鎖魔法…動き封じる感じです、後は風魔法で砕く位かな」
「この階層は敵がいまいちだからな、カルの飯が終わったら5階層に行こう、敵が飛ぶしそちらの方が楽しめるな」
カルの昼食が終わり第5階層に移動すると、件の誰かと鉢合わせする事となった。
「手応えはまあまあか…ん?アンタら下から上がって来たのか?」
「そちらは?」
「俺はジラしがない………旅人?」
「疑問符を付けて言われてもな」
「ジラ?傭兵王…」
背後に隠れていたナイルがボソリと呟く、大河が鑑定をしてみる、ジラ:傭兵王 英雄傭兵 戦喰い 剣聖(未申請) 神々の何名かがファンなのでサイン欲しいそうです 後これ以上進めるとバレます 進めますか? いや、進めないだろう…。
「お、そこの美形なお兄さん。今、俺を視ただろ?」
ジラが意地悪く笑う、大河はバツが悪く(鑑定に文句を言いつつ)素直に謝罪した。
「すまない、好奇心だ。後、アンタのファンが俺の知り合いにいる、サインとか貰えないか?」
「別に視たきゃ視れば?俺、字は読めるが書けん。死んだ傭兵仲間がこう言う時はこれを渡せって…何個いる?」
ジラが見せたのは腕に付けている黒い数珠の様なブレスレットを外し、黒い真珠の様な珠をバラしてくれた。
再度鑑定に掛けてみる、傭兵ジラの腕輪(《マネイナ》の黒真珠※観光客用の手土産の模造品 1つ 1,000ログ) 5個下さい 大河も目の前の人物に交換を持ち1つ追加で貰う事にした。
「6個貰おう」
「僕も1つ下さい」
「よければ、こちらにも1つ」
「私も1つ下さい」
「俺も…欲しい」
「毎度1つ1,000ログで10,000ログだ。オマケに1個付ける」
11個でちょうどブレスレットの黒真珠モドキが無くなる、大河が10,000ログコインを支払い、オマケは詠斗に渡そうかと思った、良い土産話しが出来た。
「で、上で待ってる魔物どもはアンタらがやる?ドラゴン2頭もいればすぐ終わるだろう」
すぐにナイルとレトがドラゴンだと気づいたようだ、直感に従うタイプのようだった。
「私は貴方に譲りますよ、レト様がご迷惑お掛けしましたし…」
「レト兄がごめんなさい…」
「あのドラゴン、おタクの群れのヤツか!」
ナイルとレグが申し訳なさそうに言うと自分の髪をわしゃわしゃと掻き回す、ナイルとカルがお互いに顔を見合わせ深々頭を下げた。
「知り合いか?」
「あ…いえ違います、レト様…長の弟様がいるんですが…こちらのジラ殿に喧嘩を昔吹っ掛けて…」
「…神様達も仲裁に入る大騒ぎ」
「俺は片腕引きちぎられ…」
「レト様は…尾と舌を切り落とされ右目を潰される…までいきました」
『うわぁ』
「今回婚礼に群れの中で唯一来なかったんです…」
「自由…お酒大好き…自由…」
内容にドン引きした3人と遠い目をするナイルとカル、今は元通りの左腕をジラが擦った。
「お酒好きなら来れば良かったですね」
「来たら長達からお説教…」
「未だにこの件で怒られますから…」
「来たら酒を飲ませてやると伝えてくれ」
「長様と父様に伝えておきます…ですが働くのが嫌いなんですよ」
「うん…労働嫌い、命令されるの嫌い…楽して稼がずご飯…」
「俺そんなドラゴンと死闘したんだぞー」
「面白そうな話しだが今度ゆっくり聞くとする、吞んだくれのドラゴン1人位養うぞ。皆よくやってくれているからな」
「僕も稼ぎますし、大丈夫ですよ」
「ご飯なら、僕も作れますから」
「皆さん…ありがとうございます」
ナイルの瞳がウルウルと感動で濡れている、カルも鼻を啜って感動しているようだった、ジラは良いな~俺もついでに養ってくれないかな~と思っていた。
「ジラさん、僕も稼ぎたいので半分にしませんか?」
「いいぞ、こっからこっち俺貰うわ」
「はい、分かりました」
上空でこちらを伺っている石で出来た鳥たちを手で線引きし分け合う、ジラは早速鳥の更に上空に雷の槍を発生させそのまま鳥の魔物を貫いてドロップ品に変えた。
綴は縛鎖魔法で地中から出した鎖を上空の鳥達に絡ませ引き摺り落とし、更に鎖を絡ませ頭から地面に叩き付けドロップ品に変えた。
「その魔法おもしろいなー」
ドロップ品を拾っているジラが興味深げに眺めている、大河がアイテム回収スキルを使い手早く回収していく。
「何それ!いいなー俺のも回収してー」
「いいぞ」
「どうも~楽だわ」
「ボス部屋に行くか」
「俺も行って良い?ドロップ品はいらないからさーつまんないし」
どうやらジラに気に入られたようで、大河から鳥のドロップ品を受け取り自前の収納袋にいれるとどうやらこちらのパーティに加わりたいようだ。
「別に良いぞ」
「よろしくー」
「ここは俺が…いつも倒しているし」
「カルさん、お願いします」
「頑張ってください!」
「頑張れ~」
ボス部屋に到達しカルがさっさと竜巻を起こし飛ぶ鳥を磨り潰して終了、ドロップ品を回収して畑へ戻る事にした。
「俺もついて行っていい?今仕事探し中なんだよねー雇ってくんない?」
「俺達が住んでいるのは《不毛の地》だぞ?」
「へぇ、あそこ住めるようになったのか?俺はどこでも住める!」
「今、開拓中だ。所有者に確認するから少し待て」
大河がスマホを出すと興味深々にジラが見てくる、その視線を無視し詠斗に確認をする。
「詠斗くんか、今鉱物ダンジョンで傭兵を拾ったんだが…連れて帰って良いか?」
『いいともー』
「ああ…分かった、ありがとう」
「了解が取れたぞ」
「どうもー」
「なら、父様達にラインしときます…謝りたいでしょうから…」
「だね…」
鉱物ダンジョンで傭兵を何故か仲間?拾った?を連れて帰る事に、大河達は異界から来たから知らないが彼はこの大陸の有名人でありとある国では英雄、ある国では受けた仕事により罪人扱い、様々な伝説を持つ男だった…。
『おかえりなさい』
「まだこんな時間か…鉱物ダンジョンで一稼ぎしてくるか」
「大河さん、僕もご一緒して良いですか?」
「僕も行きたいです」
「なら、私も行って良いですか?今カルが行っているので食事を届けに…」
「俺は、夜飯の支度しときますねー」
「俺も…」
「私も…」
「そうだな。ナイル、千眼、昼飯ありがとう。皆喜んでいた」
「美味しかったって!」
「なら、いい…」
「そうですか、良かった。最近揚げ物が美味しくて…沢山作り過ぎるんですよー。今日も肉ダンジョンに行って来ました」
「私も…」
「美味しいよねー揚げ物」
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「そうなんですか?ならサツマイモのも作っときますね」
「楽しみです」
「行く前に茶でも飲んでいくといい…」
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「チグリスも頑張ったな、お疲れ」
「ん…」
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「つまんない、戦場もダンジョンも王都もつまんない」
子供のような呟き、それを聞いていたのは煌めく鉱物達だけだった…。
「ユナイドからラインで報告は無いが1人で入っているヤツがいるらしい、1人なら俺達がいる6階層まで来ないだろう」
「1人でここまでは…無理ですよね」
「もし、来れるなら人ではないと思います」
「どちらにせよ、来ても問題無いだろ」
「ナイル…みんなご飯ありがとう…美味しい」
「たくさん食べて下さいね、カルさん」
「悪いな、カル。ドワーフ達の冷蔵庫の資材まで任せて」
「平気…楽しい」
「そうか、助かる」
カルに昼食を渡し一休憩入れている間、大河達が6階層の岩を相手に魔法を使って遊んでいた。
「う~ん、氷結と雷は石と相性よくないですね。風魔法で真っ二つがいいかな」
「縛鎖魔法…動き封じる感じです、後は風魔法で砕く位かな」
「この階層は敵がいまいちだからな、カルの飯が終わったら5階層に行こう、敵が飛ぶしそちらの方が楽しめるな」
カルの昼食が終わり第5階層に移動すると、件の誰かと鉢合わせする事となった。
「手応えはまあまあか…ん?アンタら下から上がって来たのか?」
「そちらは?」
「俺はジラしがない………旅人?」
「疑問符を付けて言われてもな」
「ジラ?傭兵王…」
背後に隠れていたナイルがボソリと呟く、大河が鑑定をしてみる、ジラ:傭兵王 英雄傭兵 戦喰い 剣聖(未申請) 神々の何名かがファンなのでサイン欲しいそうです 後これ以上進めるとバレます 進めますか? いや、進めないだろう…。
「お、そこの美形なお兄さん。今、俺を視ただろ?」
ジラが意地悪く笑う、大河はバツが悪く(鑑定に文句を言いつつ)素直に謝罪した。
「すまない、好奇心だ。後、アンタのファンが俺の知り合いにいる、サインとか貰えないか?」
「別に視たきゃ視れば?俺、字は読めるが書けん。死んだ傭兵仲間がこう言う時はこれを渡せって…何個いる?」
ジラが見せたのは腕に付けている黒い数珠の様なブレスレットを外し、黒い真珠の様な珠をバラしてくれた。
再度鑑定に掛けてみる、傭兵ジラの腕輪(《マネイナ》の黒真珠※観光客用の手土産の模造品 1つ 1,000ログ) 5個下さい 大河も目の前の人物に交換を持ち1つ追加で貰う事にした。
「6個貰おう」
「僕も1つ下さい」
「よければ、こちらにも1つ」
「私も1つ下さい」
「俺も…欲しい」
「毎度1つ1,000ログで10,000ログだ。オマケに1個付ける」
11個でちょうどブレスレットの黒真珠モドキが無くなる、大河が10,000ログコインを支払い、オマケは詠斗に渡そうかと思った、良い土産話しが出来た。
「で、上で待ってる魔物どもはアンタらがやる?ドラゴン2頭もいればすぐ終わるだろう」
すぐにナイルとレトがドラゴンだと気づいたようだ、直感に従うタイプのようだった。
「私は貴方に譲りますよ、レト様がご迷惑お掛けしましたし…」
「レト兄がごめんなさい…」
「あのドラゴン、おタクの群れのヤツか!」
ナイルとレグが申し訳なさそうに言うと自分の髪をわしゃわしゃと掻き回す、ナイルとカルがお互いに顔を見合わせ深々頭を下げた。
「知り合いか?」
「あ…いえ違います、レト様…長の弟様がいるんですが…こちらのジラ殿に喧嘩を昔吹っ掛けて…」
「…神様達も仲裁に入る大騒ぎ」
「俺は片腕引きちぎられ…」
「レト様は…尾と舌を切り落とされ右目を潰される…までいきました」
『うわぁ』
「今回婚礼に群れの中で唯一来なかったんです…」
「自由…お酒大好き…自由…」
内容にドン引きした3人と遠い目をするナイルとカル、今は元通りの左腕をジラが擦った。
「お酒好きなら来れば良かったですね」
「来たら長達からお説教…」
「未だにこの件で怒られますから…」
「来たら酒を飲ませてやると伝えてくれ」
「長様と父様に伝えておきます…ですが働くのが嫌いなんですよ」
「うん…労働嫌い、命令されるの嫌い…楽して稼がずご飯…」
「俺そんなドラゴンと死闘したんだぞー」
「面白そうな話しだが今度ゆっくり聞くとする、吞んだくれのドラゴン1人位養うぞ。皆よくやってくれているからな」
「僕も稼ぎますし、大丈夫ですよ」
「ご飯なら、僕も作れますから」
「皆さん…ありがとうございます」
ナイルの瞳がウルウルと感動で濡れている、カルも鼻を啜って感動しているようだった、ジラは良いな~俺もついでに養ってくれないかな~と思っていた。
「ジラさん、僕も稼ぎたいので半分にしませんか?」
「いいぞ、こっからこっち俺貰うわ」
「はい、分かりました」
上空でこちらを伺っている石で出来た鳥たちを手で線引きし分け合う、ジラは早速鳥の更に上空に雷の槍を発生させそのまま鳥の魔物を貫いてドロップ品に変えた。
綴は縛鎖魔法で地中から出した鎖を上空の鳥達に絡ませ引き摺り落とし、更に鎖を絡ませ頭から地面に叩き付けドロップ品に変えた。
「その魔法おもしろいなー」
ドロップ品を拾っているジラが興味深げに眺めている、大河がアイテム回収スキルを使い手早く回収していく。
「何それ!いいなー俺のも回収してー」
「いいぞ」
「どうも~楽だわ」
「ボス部屋に行くか」
「俺も行って良い?ドロップ品はいらないからさーつまんないし」
どうやらジラに気に入られたようで、大河から鳥のドロップ品を受け取り自前の収納袋にいれるとどうやらこちらのパーティに加わりたいようだ。
「別に良いぞ」
「よろしくー」
「ここは俺が…いつも倒しているし」
「カルさん、お願いします」
「頑張ってください!」
「頑張れ~」
ボス部屋に到達しカルがさっさと竜巻を起こし飛ぶ鳥を磨り潰して終了、ドロップ品を回収して畑へ戻る事にした。
「俺もついて行っていい?今仕事探し中なんだよねー雇ってくんない?」
「俺達が住んでいるのは《不毛の地》だぞ?」
「へぇ、あそこ住めるようになったのか?俺はどこでも住める!」
「今、開拓中だ。所有者に確認するから少し待て」
大河がスマホを出すと興味深々にジラが見てくる、その視線を無視し詠斗に確認をする。
「詠斗くんか、今鉱物ダンジョンで傭兵を拾ったんだが…連れて帰って良いか?」
『いいともー』
「ああ…分かった、ありがとう」
「了解が取れたぞ」
「どうもー」
「なら、父様達にラインしときます…謝りたいでしょうから…」
「だね…」
鉱物ダンジョンで傭兵を何故か仲間?拾った?を連れて帰る事に、大河達は異界から来たから知らないが彼はこの大陸の有名人でありとある国では英雄、ある国では受けた仕事により罪人扱い、様々な伝説を持つ男だった…。
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