165 / 1,104
第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる
21 作ってみよう
しおりを挟む
『移動販売?』
「そう、ポップコーンと飲み物とかは?カジノ出来る間の繋ぎに。《ガルディア》でも《トイタナ》でも《クイナト》でも3人位で交代とかで。夕方までとか」
たこ焼きを焼きつつ食べつつ詠斗が提案する、良い提案だと皆乗り気でいる。
「となると、荷車を改装して調理スペースというよりはポップコーンを作るスペース、置く場所と飲み物を提供する台とか…」
「なら、僕に任せてくれませんか?今孤児院の外で魔法と数字と文字をモッカさんやナイデルさん達と教えていて余裕がありますし、屋台とかでバイトもしてたので」
「綴さんにお願いしてもいいですか?」
「はい!」
「綴…これを…ニアの魔結晶から改良して作ってみた…魔鉄」
千眼が出して来たのは黒く輝くレンガサイズの石、魔力で伸縮自在固さも変えられる代物、神々に対抗して作った1品。
「カジノのメダルゲームに使おうとした素材…ニアが魔石に魔力を注げば幾らでも出来る…」
「わぁーカッコいい!真っ黒」
「アリスにもあげる…」
「ありがとう!これでカジノの会員カード作ってみるよ!」
「晴海っち、サンキュー」
「千眼さんありがとうございます!」
「綴さん、俺も手伝う!」
「僕もお手伝いします!」
綴と晴海が嬉しそうに受け取る、詠斗と綴も手伝うと乗り気でいる。
「カジノの建物もデザイン決めたし、プールにデカイ厨房に最上階は俺達専用のスタッフルームやVIPルームも作る48階建てのタワーって所でどう?」
『サイコー!』
「任せきりで悪いな」
「へーきへーき」
明日も《ガルディア》の面々を運び、炊き出しを行い明後日は店を休みにして…やる事は多いが今の所は順調といっても差し支えないだろうが問題もすぐに起きるだろうと大河は考えている。
「じゃ、お風呂いこー」
後片付けを行い皆で風呂場へ向かう、まだ起きてもない問題を考えても埒は明かない立ち上がり皆の後に続いた…。
「良い家もらえたなー絵が描きやすーい」
《ガルディア》の懐記から貰った家の1つで、青年と少年の間のいるこの場合は少年と言うべきか、魔力で明るい室内で座って木の板の上に、今日 《トイタナ》の店で働いた給金で買った紙に炭で絵を描いていく。
親兄弟も無く物乞いや荷運びなどで僅かな賃金を稼ぎ、日々の僅かな食料を得る、そんな生活ががらりと変わったのは貧民街の隣に賭博場を作ると言って来た彼らのお陰だった。
「おーいアシュー邪魔するぞー」
ドアを開けて入って来たのは同じ様な年齢の親友サウ、お互い助け合い今日まで生きて来た仲だ。
「俺もここで木彫りして良いか?1人だと寂しいし」
「いいよー」
サウもアシューの向かいの壁に背を預け洗ったボロ布を敷き、持ってきた木彫りの続きを行う。
アシュー綺麗な紙に絵を描くのは生まれて初めてだった、いつもは地面に絵を描くだけすぐに消えてしまう、いつか紙に絵を描くのが夢だった。
それが今叶いほんの本当にほんの細やかな礼として、彼らに贈りたいと思った。
サウは木こりの仕事等で使えない小さな丸太を持って帰っては、小さなナイフで色々彫るのが好きだった、今日は畑で一緒に働いた3匹のタグモールモグラと真っ白なラビィタイタックのおそらくどちらも亜種を彫っている、とても可愛いかったので彫りたくて仕方なかった。
『……』
お互いの無言の彫る音、炭を滑らせる音が心地よく響く。
明日アシューは《トイタナ》の店、サウは畑仕事を行う夜更かしは禁物だった。
切りの良い所と進む手は互いに止まらない、もう少しこの時間が続いていく。
「もうそろそろ、寝ませんか?」
『もう少しー』
ナイルの声にそう返し珍しく詠斗、率、綴と晴海も起きて移動販売の荷車をあーでもこーでもないと魔力を込めながら作っている、車両と台は出来上がり細部を使いやすく、ポップコーンを焼くコンロに飲める水を出す蛇口に排水の先に汚水を消す魔石と、氷が出来る小さい冷凍庫にコップとカップをしまう棚…いっそ収納袋を用意してまおうかと話しもある。
千眼とニアも魔鉄と1つ渡した神鋼でメダルゲームの筐体をあーでもこーでもないと作り、魔鉄を伸ばし枠を作り鉱物ダンジョンのドロップ品をふんだんに惜しむ事無く贅沢につかう。
ナイルがラウラスの方を見れぱ、千眼からメガネを貰って熱心に異世界の料理本を読んでいた。
「外観はこれで…自動ドアより自動扉にして、エスカレーターとエレベーターで今の所は2階とラウンジとプールか稼働するのは…」
「大厨房には屋敷の厨房の3倍位にして、詠斗っちが言ってた工場もそのうち稼働出来るように」
「店…商業フロアという物も作るとして、この神鋼は階数が自由自在なのでこの位でまずは稼働をしてみたら良いかと」
大河程の身長程のカジノのおおよその外観を造り上げ、ドールハウスのように中央から開く様にして内部を弄っていった。
「私も寝ます、おやすみなさい」
『おやすみ~』
既に眠っているチグリスの隣に布団を敷いて眠りに入る、明日は千眼以外皆寝不足かなと思いながらナイルは眠った。
「そう、ポップコーンと飲み物とかは?カジノ出来る間の繋ぎに。《ガルディア》でも《トイタナ》でも《クイナト》でも3人位で交代とかで。夕方までとか」
たこ焼きを焼きつつ食べつつ詠斗が提案する、良い提案だと皆乗り気でいる。
「となると、荷車を改装して調理スペースというよりはポップコーンを作るスペース、置く場所と飲み物を提供する台とか…」
「なら、僕に任せてくれませんか?今孤児院の外で魔法と数字と文字をモッカさんやナイデルさん達と教えていて余裕がありますし、屋台とかでバイトもしてたので」
「綴さんにお願いしてもいいですか?」
「はい!」
「綴…これを…ニアの魔結晶から改良して作ってみた…魔鉄」
千眼が出して来たのは黒く輝くレンガサイズの石、魔力で伸縮自在固さも変えられる代物、神々に対抗して作った1品。
「カジノのメダルゲームに使おうとした素材…ニアが魔石に魔力を注げば幾らでも出来る…」
「わぁーカッコいい!真っ黒」
「アリスにもあげる…」
「ありがとう!これでカジノの会員カード作ってみるよ!」
「晴海っち、サンキュー」
「千眼さんありがとうございます!」
「綴さん、俺も手伝う!」
「僕もお手伝いします!」
綴と晴海が嬉しそうに受け取る、詠斗と綴も手伝うと乗り気でいる。
「カジノの建物もデザイン決めたし、プールにデカイ厨房に最上階は俺達専用のスタッフルームやVIPルームも作る48階建てのタワーって所でどう?」
『サイコー!』
「任せきりで悪いな」
「へーきへーき」
明日も《ガルディア》の面々を運び、炊き出しを行い明後日は店を休みにして…やる事は多いが今の所は順調といっても差し支えないだろうが問題もすぐに起きるだろうと大河は考えている。
「じゃ、お風呂いこー」
後片付けを行い皆で風呂場へ向かう、まだ起きてもない問題を考えても埒は明かない立ち上がり皆の後に続いた…。
「良い家もらえたなー絵が描きやすーい」
《ガルディア》の懐記から貰った家の1つで、青年と少年の間のいるこの場合は少年と言うべきか、魔力で明るい室内で座って木の板の上に、今日 《トイタナ》の店で働いた給金で買った紙に炭で絵を描いていく。
親兄弟も無く物乞いや荷運びなどで僅かな賃金を稼ぎ、日々の僅かな食料を得る、そんな生活ががらりと変わったのは貧民街の隣に賭博場を作ると言って来た彼らのお陰だった。
「おーいアシュー邪魔するぞー」
ドアを開けて入って来たのは同じ様な年齢の親友サウ、お互い助け合い今日まで生きて来た仲だ。
「俺もここで木彫りして良いか?1人だと寂しいし」
「いいよー」
サウもアシューの向かいの壁に背を預け洗ったボロ布を敷き、持ってきた木彫りの続きを行う。
アシュー綺麗な紙に絵を描くのは生まれて初めてだった、いつもは地面に絵を描くだけすぐに消えてしまう、いつか紙に絵を描くのが夢だった。
それが今叶いほんの本当にほんの細やかな礼として、彼らに贈りたいと思った。
サウは木こりの仕事等で使えない小さな丸太を持って帰っては、小さなナイフで色々彫るのが好きだった、今日は畑で一緒に働いた3匹のタグモールモグラと真っ白なラビィタイタックのおそらくどちらも亜種を彫っている、とても可愛いかったので彫りたくて仕方なかった。
『……』
お互いの無言の彫る音、炭を滑らせる音が心地よく響く。
明日アシューは《トイタナ》の店、サウは畑仕事を行う夜更かしは禁物だった。
切りの良い所と進む手は互いに止まらない、もう少しこの時間が続いていく。
「もうそろそろ、寝ませんか?」
『もう少しー』
ナイルの声にそう返し珍しく詠斗、率、綴と晴海も起きて移動販売の荷車をあーでもこーでもないと魔力を込めながら作っている、車両と台は出来上がり細部を使いやすく、ポップコーンを焼くコンロに飲める水を出す蛇口に排水の先に汚水を消す魔石と、氷が出来る小さい冷凍庫にコップとカップをしまう棚…いっそ収納袋を用意してまおうかと話しもある。
千眼とニアも魔鉄と1つ渡した神鋼でメダルゲームの筐体をあーでもこーでもないと作り、魔鉄を伸ばし枠を作り鉱物ダンジョンのドロップ品をふんだんに惜しむ事無く贅沢につかう。
ナイルがラウラスの方を見れぱ、千眼からメガネを貰って熱心に異世界の料理本を読んでいた。
「外観はこれで…自動ドアより自動扉にして、エスカレーターとエレベーターで今の所は2階とラウンジとプールか稼働するのは…」
「大厨房には屋敷の厨房の3倍位にして、詠斗っちが言ってた工場もそのうち稼働出来るように」
「店…商業フロアという物も作るとして、この神鋼は階数が自由自在なのでこの位でまずは稼働をしてみたら良いかと」
大河程の身長程のカジノのおおよその外観を造り上げ、ドールハウスのように中央から開く様にして内部を弄っていった。
「私も寝ます、おやすみなさい」
『おやすみ~』
既に眠っているチグリスの隣に布団を敷いて眠りに入る、明日は千眼以外皆寝不足かなと思いながらナイルは眠った。
81
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~
ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」
義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。
父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。
けれど――
公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。
王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。
さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。
そして下されたのは――家ごとの褫奪。
一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。
欲しがったのは肩書。
継いだのは責任。
正統は叫びません。
ただ、残るだけ。
これは、婚約を奪われた公爵令嬢が
“本当に継がれるべきもの”を証明する物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる