あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる

28 試験運用

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「おはよう」
「おはようございます、大河さん、チグリス」
「ん…」
「今日は《ガルディア》のポップコーンの移動販売のテストで、詠斗さん綴さん懐記さんとラジカさんやニアさん達が行ってます。《トイタナ》のお店は率さんや晴海さんとジラさんとラウラスが行ってます」
「そうか、俺達は《ガルディア》だな。畑と炊き出しの手伝いだ」
「ん…」
昨日の残り物のスープやパンで朝食を済まし、千眼が茶を淹れてくれる。
「懐記さんが今日はてんどん?って言ってました。楽しみです、森のキノコや食べられそうな葉など採取しておきますね。ラドゥ達がプール完成したから遊びに来て欲しいと言ってました」
「飯も炊いておく…」
「天丼…そうか、楽しみだ。夜行くか…」
ナイルと千眼に見送られ、大河とチグリスが《ガルディア》に向かった。

「おはようございます!昨日の荷車を今日動かすと聞いて…引かせようと描いてみました…」
「おはよう、かわいい!」
「おはようございます、アシューさん。この子はホーライルホーラスの子どもですか?」
「おはよ、草と紙が大好きって言ってるな」
アシューの後ろからぴょこっと出て来たのはモギサイズのホーライルホーラスだった。
「一気に描いちゃいました」
「すごいね、そうだ看板も描いてよ!屋根に飾るから」
「アシュー、木に描いてよ俺が彫るから」
「良いですね!」
「へえ」
「うん、俺描くよ!」
ミニホーライルホーラスはのんびり草を食べている、他の住人達には昨日作り方を教えているので、値段と会計を教えておく。
「今日はランダさんと後2人だね」
「おう!頼むな!」
「それでは、フォークナーさんの所に行きましょう」
昨日移動販売をする事を伝えたら是非うちの支店の隣でと言われたので、先ずはそこで売ってみる事にした。

「おはようごさいます、フォークナーさん。今日はよろしくお願いします」
「おはようございます!お待ちしていました!」
「みんな、始めよう!」
『おー!』
荷車を引いていたミニホーライルホーラスはトウモロコシを食べていいる、通行人はちらちらこちらを見てはホーライルホーラスの姿にぎょっとしている。
コンロに魔力を込め火を点けフライパンに油を引きトウモロコシを散らし蓋をし待つ、ポコポコ音が鳴り始めれば通行人達も足を止めて聞いてくる。
「何を売っているの?」
「変わった食べ物だな」
「どれ、買おうか」
「まだ出来てないので一列で並んでお待ち下さい、1カップ800ログです。カップを返却の際に300ログお返します」
「周囲に迷惑にならないように、並べー」
ランダが客に説明し並ばせる、さっそく出来たポップコーンに塩を振りケースに入れてカップに掬って販売していく。
「おはよう、さっそく並んでいるな」
「あ、大河さん!チグリス!おはようございます、出来ていない内から並んでいますよー」
「なら、こっでも追加で作って渡す。チグリスも」
「ん…」
コンロとテーブルを収納から出して、さっそくポップコーンを作っていく、列は瞬く間に延び大行列になった。
「2つくれ」
「1つちょーだい」
「うまい!」
「美味しい!」
「このカップも持ちやすくて軽くていいわ!800ログでこのカップもらえるの?」
「はい!次回カップを持ってくれば500ログでそのカップにいれますよ!」
次から次へと作り売っていく、列の終わりが見えなくなったのでそこを最後尾にして今日は終わりとする。
「明日は売るの?」
「一応売ります」
「明日もくるわ」
「はい!」
中々上々である、味も一種類に絞り回転率を上げている。
動き回るので蛇口から出る水で水分を補給しながら、世話しなく動いている。
「本日はお仕舞いです」
詠斗が移動販売車の前に看板を置き最後の客を見送るが周囲から中々人が去らない、ミニホーライルホーラスも移動販売車も珍しいようで皆気にしていた。
「フォークナーさん、場所貸して頂いてありがとうございました」
「いえいえ、ずっと使って頂いて構いませんから。しかし買えなかったとうちの職員が残念がってましたね。明日買うと
張り切っています」
「あ、ならこれどうぞ!」
綴が頭を下げて礼を伝え、詠斗が周囲から試作で作ったポップコーンを率の雑貨屋に追加されたバスケットに入れていた物を渡す。
「これはこれは!この入れ物も見事ですな!おいくらですか?良ければこの入れ物も売ってくれませんか?」
「この籠ですか?今日は差し入れとしてあげますよ籠も!」
「そんな、訳には…」
「フォークナーさん、場所も無償で貸して頂いたので今日はお礼として、皆さんで食べて下さい」
「そーそー、出来立てが1番美味い」
綴と懐記が言えばフォークナーも受け取る他ない、丁
寧に頭を下げて受け取った。
「また明日も是非」
『はい!』
フォークナーに見送られ、ミニホーライルホーラスに移動販売車を引いて貰い貧民街へともどった。

「中々に手広くやってますね」
「楽しんでいるようで何より」
「《アタラクシア》も落ち着いています」
「ならば我々が次に行うのは…」
『召喚』
「不満や郷愁も無く」
「馴染んでいるのは素晴らしい」
「後2名で治療は終わる…」
「では、始めましょうか」
『意義なし』
《神の庭》神々もまた彼らに倣い決断に時間を費やすのを止め、不毛な討論も大分減ったと言える。
神々は召喚された彼等が彼等で本当に良かったと思う、神々はとても彼等を気に入り好いていた。
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