172 / 1,104
第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる
28 試験運用
しおりを挟む
「おはよう」
「おはようございます、大河さん、チグリス」
「ん…」
「今日は《ガルディア》のポップコーンの移動販売のテストで、詠斗さん綴さん懐記さんとラジカさんやニアさん達が行ってます。《トイタナ》のお店は率さんや晴海さんとジラさんとラウラスが行ってます」
「そうか、俺達は《ガルディア》だな。畑と炊き出しの手伝いだ」
「ん…」
昨日の残り物のスープやパンで朝食を済まし、千眼が茶を淹れてくれる。
「懐記さんが今日はてんどん?って言ってました。楽しみです、森のキノコや食べられそうな葉など採取しておきますね。ラドゥ達がプール完成したから遊びに来て欲しいと言ってました」
「飯も炊いておく…」
「天丼…そうか、楽しみだ。夜行くか…」
ナイルと千眼に見送られ、大河とチグリスが《ガルディア》に向かった。
「おはようございます!昨日の荷車を今日動かすと聞いて…引かせようと描いてみました…」
「おはよう、かわいい!」
「おはようございます、アシューさん。この子はホーライルホーラスの子どもですか?」
「おはよ、草と紙が大好きって言ってるな」
アシューの後ろからぴょこっと出て来たのはモギサイズのホーライルホーラスだった。
「一気に描いちゃいました」
「すごいね、そうだ看板も描いてよ!屋根に飾るから」
「アシュー、木に描いてよ俺が彫るから」
「良いですね!」
「へえ」
「うん、俺描くよ!」
ミニホーライルホーラスはのんびり草を食べている、他の住人達には昨日作り方を教えているので、値段と会計を教えておく。
「今日はランダさんと後2人だね」
「おう!頼むな!」
「それでは、フォークナーさんの所に行きましょう」
昨日移動販売をする事を伝えたら是非うちの支店の隣でと言われたので、先ずはそこで売ってみる事にした。
「おはようごさいます、フォークナーさん。今日はよろしくお願いします」
「おはようございます!お待ちしていました!」
「みんな、始めよう!」
『おー!』
荷車を引いていたミニホーライルホーラスはトウモロコシを食べていいる、通行人はちらちらこちらを見てはホーライルホーラスの姿にぎょっとしている。
コンロに魔力を込め火を点けフライパンに油を引きトウモロコシを散らし蓋をし待つ、ポコポコ音が鳴り始めれば通行人達も足を止めて聞いてくる。
「何を売っているの?」
「変わった食べ物だな」
「どれ、買おうか」
「まだ出来てないので一列で並んでお待ち下さい、1カップ800ログです。カップを返却の際に300ログお返します」
「周囲に迷惑にならないように、並べー」
ランダが客に説明し並ばせる、さっそく出来たポップコーンに塩を振りケースに入れてカップに掬って販売していく。
「おはよう、さっそく並んでいるな」
「あ、大河さん!チグリス!おはようございます、出来ていない内から並んでいますよー」
「なら、こっでも追加で作って渡す。チグリスも」
「ん…」
コンロとテーブルを収納から出して、さっそくポップコーンを作っていく、列は瞬く間に延び大行列になった。
「2つくれ」
「1つちょーだい」
「うまい!」
「美味しい!」
「このカップも持ちやすくて軽くていいわ!800ログでこのカップもらえるの?」
「はい!次回カップを持ってくれば500ログでそのカップにいれますよ!」
次から次へと作り売っていく、列の終わりが見えなくなったのでそこを最後尾にして今日は終わりとする。
「明日は売るの?」
「一応売ります」
「明日もくるわ」
「はい!」
中々上々である、味も一種類に絞り回転率を上げている。
動き回るので蛇口から出る水で水分を補給しながら、世話しなく動いている。
「本日はお仕舞いです」
詠斗が移動販売車の前に看板を置き最後の客を見送るが周囲から中々人が去らない、ミニホーライルホーラスも移動販売車も珍しいようで皆気にしていた。
「フォークナーさん、場所貸して頂いてありがとうございました」
「いえいえ、ずっと使って頂いて構いませんから。しかし買えなかったとうちの職員が残念がってましたね。明日買うと
張り切っています」
「あ、ならこれどうぞ!」
綴が頭を下げて礼を伝え、詠斗が周囲から試作で作ったポップコーンを率の雑貨屋に追加されたバスケットに入れていた物を渡す。
「これはこれは!この入れ物も見事ですな!おいくらですか?良ければこの入れ物も売ってくれませんか?」
「この籠ですか?今日は差し入れとしてあげますよ籠も!」
「そんな、訳には…」
「フォークナーさん、場所も無償で貸して頂いたので今日はお礼として、皆さんで食べて下さい」
「そーそー、出来立てが1番美味い」
綴と懐記が言えばフォークナーも受け取る他ない、丁
寧に頭を下げて受け取った。
「また明日も是非」
『はい!』
フォークナーに見送られ、ミニホーライルホーラスに移動販売車を引いて貰い貧民街へともどった。
「中々に手広くやってますね」
「楽しんでいるようで何より」
「《アタラクシア》も落ち着いています」
「ならば我々が次に行うのは…」
『召喚』
「不満や郷愁も無く」
「馴染んでいるのは素晴らしい」
「後2名で治療は終わる…」
「では、始めましょうか」
『意義なし』
《神の庭》神々もまた彼らに倣い決断に時間を費やすのを止め、不毛な討論も大分減ったと言える。
神々は召喚された彼等が彼等で本当に良かったと思う、神々はとても彼等を気に入り好いていた。
「おはようございます、大河さん、チグリス」
「ん…」
「今日は《ガルディア》のポップコーンの移動販売のテストで、詠斗さん綴さん懐記さんとラジカさんやニアさん達が行ってます。《トイタナ》のお店は率さんや晴海さんとジラさんとラウラスが行ってます」
「そうか、俺達は《ガルディア》だな。畑と炊き出しの手伝いだ」
「ん…」
昨日の残り物のスープやパンで朝食を済まし、千眼が茶を淹れてくれる。
「懐記さんが今日はてんどん?って言ってました。楽しみです、森のキノコや食べられそうな葉など採取しておきますね。ラドゥ達がプール完成したから遊びに来て欲しいと言ってました」
「飯も炊いておく…」
「天丼…そうか、楽しみだ。夜行くか…」
ナイルと千眼に見送られ、大河とチグリスが《ガルディア》に向かった。
「おはようございます!昨日の荷車を今日動かすと聞いて…引かせようと描いてみました…」
「おはよう、かわいい!」
「おはようございます、アシューさん。この子はホーライルホーラスの子どもですか?」
「おはよ、草と紙が大好きって言ってるな」
アシューの後ろからぴょこっと出て来たのはモギサイズのホーライルホーラスだった。
「一気に描いちゃいました」
「すごいね、そうだ看板も描いてよ!屋根に飾るから」
「アシュー、木に描いてよ俺が彫るから」
「良いですね!」
「へえ」
「うん、俺描くよ!」
ミニホーライルホーラスはのんびり草を食べている、他の住人達には昨日作り方を教えているので、値段と会計を教えておく。
「今日はランダさんと後2人だね」
「おう!頼むな!」
「それでは、フォークナーさんの所に行きましょう」
昨日移動販売をする事を伝えたら是非うちの支店の隣でと言われたので、先ずはそこで売ってみる事にした。
「おはようごさいます、フォークナーさん。今日はよろしくお願いします」
「おはようございます!お待ちしていました!」
「みんな、始めよう!」
『おー!』
荷車を引いていたミニホーライルホーラスはトウモロコシを食べていいる、通行人はちらちらこちらを見てはホーライルホーラスの姿にぎょっとしている。
コンロに魔力を込め火を点けフライパンに油を引きトウモロコシを散らし蓋をし待つ、ポコポコ音が鳴り始めれば通行人達も足を止めて聞いてくる。
「何を売っているの?」
「変わった食べ物だな」
「どれ、買おうか」
「まだ出来てないので一列で並んでお待ち下さい、1カップ800ログです。カップを返却の際に300ログお返します」
「周囲に迷惑にならないように、並べー」
ランダが客に説明し並ばせる、さっそく出来たポップコーンに塩を振りケースに入れてカップに掬って販売していく。
「おはよう、さっそく並んでいるな」
「あ、大河さん!チグリス!おはようございます、出来ていない内から並んでいますよー」
「なら、こっでも追加で作って渡す。チグリスも」
「ん…」
コンロとテーブルを収納から出して、さっそくポップコーンを作っていく、列は瞬く間に延び大行列になった。
「2つくれ」
「1つちょーだい」
「うまい!」
「美味しい!」
「このカップも持ちやすくて軽くていいわ!800ログでこのカップもらえるの?」
「はい!次回カップを持ってくれば500ログでそのカップにいれますよ!」
次から次へと作り売っていく、列の終わりが見えなくなったのでそこを最後尾にして今日は終わりとする。
「明日は売るの?」
「一応売ります」
「明日もくるわ」
「はい!」
中々上々である、味も一種類に絞り回転率を上げている。
動き回るので蛇口から出る水で水分を補給しながら、世話しなく動いている。
「本日はお仕舞いです」
詠斗が移動販売車の前に看板を置き最後の客を見送るが周囲から中々人が去らない、ミニホーライルホーラスも移動販売車も珍しいようで皆気にしていた。
「フォークナーさん、場所貸して頂いてありがとうございました」
「いえいえ、ずっと使って頂いて構いませんから。しかし買えなかったとうちの職員が残念がってましたね。明日買うと
張り切っています」
「あ、ならこれどうぞ!」
綴が頭を下げて礼を伝え、詠斗が周囲から試作で作ったポップコーンを率の雑貨屋に追加されたバスケットに入れていた物を渡す。
「これはこれは!この入れ物も見事ですな!おいくらですか?良ければこの入れ物も売ってくれませんか?」
「この籠ですか?今日は差し入れとしてあげますよ籠も!」
「そんな、訳には…」
「フォークナーさん、場所も無償で貸して頂いたので今日はお礼として、皆さんで食べて下さい」
「そーそー、出来立てが1番美味い」
綴と懐記が言えばフォークナーも受け取る他ない、丁
寧に頭を下げて受け取った。
「また明日も是非」
『はい!』
フォークナーに見送られ、ミニホーライルホーラスに移動販売車を引いて貰い貧民街へともどった。
「中々に手広くやってますね」
「楽しんでいるようで何より」
「《アタラクシア》も落ち着いています」
「ならば我々が次に行うのは…」
『召喚』
「不満や郷愁も無く」
「馴染んでいるのは素晴らしい」
「後2名で治療は終わる…」
「では、始めましょうか」
『意義なし』
《神の庭》神々もまた彼らに倣い決断に時間を費やすのを止め、不毛な討論も大分減ったと言える。
神々は召喚された彼等が彼等で本当に良かったと思う、神々はとても彼等を気に入り好いていた。
71
あなたにおすすめの小説
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~
ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」
義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。
父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。
けれど――
公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。
王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。
さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。
そして下されたのは――家ごとの褫奪。
一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。
欲しがったのは肩書。
継いだのは責任。
正統は叫びません。
ただ、残るだけ。
これは、婚約を奪われた公爵令嬢が
“本当に継がれるべきもの”を証明する物語。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【 完 結 】スキル無しで婚約破棄されたけれど、実は特殊スキル持ちですから!
しずもり
ファンタジー
この国オーガスタの国民は6歳になると女神様からスキルを授かる。
けれど、第一王子レオンハルト殿下の婚約者であるマリエッタ・ルーデンブルグ公爵令嬢は『スキル無し』判定を受けたと言われ、第一王子の婚約者という妬みや僻みもあり嘲笑されている。
そしてある理由で第一王子から蔑ろにされている事も令嬢たちから見下される原因にもなっていた。
そして王家主催の夜会で事は起こった。
第一王子が『スキル無し』を理由に婚約破棄を婚約者に言い渡したのだ。
そして彼は8歳の頃に出会い、学園で再会したという初恋の人ルナティアと婚約するのだと宣言した。
しかし『スキル無し』の筈のマリエッタは本当はスキル持ちであり、実は彼女のスキルは、、、、。
全12話
ご都合主義のゆるゆる設定です。
言葉遣いや言葉は現代風の部分もあります。
登場人物へのざまぁはほぼ無いです。
魔法、スキルの内容については独自設定になっています。
誤字脱字、言葉間違いなどあると思います。見つかり次第、修正していますがご容赦下さいませ。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
攻略. 解析. 分離. 制作. が出来る鑑定って何ですか?
mabu
ファンタジー
平民レベルの鑑定持ちと婚約破棄されたらスキルがチート化しました。
乙ゲー攻略?製産チートの成り上がり?いくらチートでもソレは無理なんじゃないでしょうか?
前世の記憶とかまで分かるって神スキルですか?
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる