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第8部 晴れた空の下手を繋いで…
第3幕 第3話 寄り道2
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「薫りが素晴らしいですね、カノリの酒は飲み安いですね」
「うん、ここらはこの酒が美味いな」
「この造酒所は畑で収穫してます、カノリという果物から作った酒と僕の趣味でカウンという果物から作ったお酒の2種類を作ってます。カノリのお酒は熟成させなくても美味しく飲めます。カウンというお酒は熟成させればさせる程濃く強く酔いも後を引きません」
『カウン!?』
ラジカ、ジラ、チグリスが驚いてトイの顔を見る、そばかすの散った顔が首を傾げた。
「ここカウンが作れるのか?他の酒に入れて風味を付けるだなくじゃなくてか?」
「いえ、僕の畑でできますよ。みなさんカウンを知っているんですか?この辺りでカウンを知っている人がいなくて…嬉しいです!飲んで下さい!これは3年物です」
「まさかここで逢えるとは…」
「詠斗鑑定した方がいいな…」
「わかった」
トイ:精霊と…人?の子 珍しいですね 作物を育てるのに長けています レッツスカウト!
「大河さん、千歳さん。彼なんかすごい存在みたいなんで、スカウトしたいんですが」
「僕も今視たよ、珍しいなんて存在じゃないね」
「酒や建物は収納に入るが、畑は千歳さんの収納に入れたらそのままいけるか?」
「もちろん」
「交渉か?俺と千歳君でしようか?」
「そうですね、カウンというのは普通には育ちません。魔力がいる果物です、ダンジョン周辺で成りますが」
「普通は他の酒に漬ける位しか量は採れないからな、その酒って値段なんか付かないだろ」
「この町は馬鹿な事をしでかしましたね」
「ニジェルガ…カウンを着けた酒好きだし喜ぶ」
いそいそと歪な瓶を出したトイがコルクを抜けば、周辺に芳醇な薫りが広がった。
「父さんがこの酒は売らずに保管しとけって言うので沢山あるんですよー、この町にこの酒は合わないからって。カウンてすごく沢山出来るんでお酒にしないと消費仕切れなくて」
「カウンは、果物として食べると余り美味しくはないですからね」
「だからって…まあトイの父さんは息子思いなんだろうな」
「下手に世に出たら不味い代物だね」
「そのカウン食べたいわ」
「後で畑に案内しますね!さあ、どうぞ飲んで下さい!」
暗かったトイの表情が明るくなる、ラジカ、ジラ、チグリスはこの酒の価値を理解しているので正直躊躇うが、詠斗達(晴海覗く)で飲んで見る。
「わ、果物の香りが口に広がる」
「あ、これメロンぽいですね」
「これは、ストレートで飲むのはキツイね」
「…ロックだな」
「いいなー」
「大人になったら一緒に飲みましょう、晴海君」
「あーリキュールぽいわ」
「喉焼けるけど後味はさっぱりしてる」
「あー美味いな」
詠斗達は氷を入れたり水で割ったり、ラインで神々からも催促が来たので後で備える事にし千歳と崇幸がトイのスカウトを行う。
「ええ!僕を専属の造酒家にですか?」
「収納で全て運べるから、畑の農作物も完璧な状態で運ぶよ」
「給料は勿論保証するし、別に《ガルディア》で店も構えて欲しい」
「お店…僕のお酒を売れるお店…」
「トイ君のお酒しかない専門店だね、カウンも販売しよう。きっと沢山売れるよ」
「僕だけのですか?」
「そう、手始めに今日から僕達《アウトランダーズ商会》は慰安旅行に向かう途中でこの後、船でトイ君のお酒を皆に飲んで貰いたいんだけどどうかな?」
「カウンの酒は親父さんとの約束があるから出さなくても構わない、カノリの酒もとても上手いからどうだろう?カジノのラウンジで出せるしこちらで買い取るし」
「す、すごい。海…見たことないんです」
千歳、崇幸の満面の笑顔で説得する傍ら、チーズを出して酒を楽しむ面々。
「これにミルク入れて飲も」
「懐記!なんだよ、そのヤバい飲み物!」
「俺がいた世界では割りと在る飲み方」
「カウンのミルク割りですね」
「今すぐやるぞ!」
ウキウキと詠斗の収納からミルクを出して貰い、ジラがグラスにカウン酒のミルクを注ぐ、それを見たトイが徐に近づいた。
「あ、あの!その瓶見せて下さい!後ミルクって」
「ああ、モギのミルク飲むか?」
「モギ!ええ、本当にいいんですか?すごい」
「このミルクは最上級品ですよ、花の香りがします」
「前に父さんが若い時に一度だけ飲んだって…それにこの瓶すごく綺麗ですね、こんな綺麗な瓶に僕のお酒を入れて貰えたら…」
「入れるよ、鉱物ダンジョンのドロップ品を魔力で加工しているだけだから」
「こ、鉱物ダンジョン!?この瓶すごい高価な物じゃ」
「いくらでも手に入るからな、ほら飲めよ」
「い、いただきます…ふぁ、花の香りが鼻を抜けていきます」
ラジカと崇幸はお互いに顔を見合せ恍惚とした表情を浮かべるトイの耳元で囁く、ジラがグラスにミルクを追加で注ぐ。
「確かにこの瓶は素晴らしいですが、貴方のお酒が入ればもっと輝くでしょう」
「このグラスもダンジョンの鉱物から造った物だ、君の酒、瓶、グラス、ミルク…俺達は君の為に用意出来るぞ」
「あ…確かに…行きます!俺を連れていって下さい!」
「歓迎するよ、よろしくトイ君」
「じゃ、引っ越ししようか」
気が変わらない内にと、早速片っ端から荷物を詰め込み倉庫は借り物という事なので空っぽにして畑と家に向かった。
「ここがカノリとカウンの畑…畑?」
「魔力の流れが…風を利用しているせいか巡りが良い」
「あれ、ここベルンちゃん達の家周辺に感じが似てるかも」「なら、そこで育てればいいかな?トイくんに見て貰おうか」
倉庫から少し歩き小さな木と岩の家の隣のに、畑とは言えない程2つの作物が縦横無尽に生えていた。
「何故か僕が育てるとこうなってしまって」
「これカウンだよな、デカクね?」
「だいたい掌程の大きさの筈ですが、これは消費が追い付かないですね」
「メロンみたいだわ」
「カリノは苺みたいに出来ている巨峰ですね」
地面から畑と茎が見え、メロン大の薄い緑の丸い果物と一粒一粒琥珀色の巨峰大の果実が絡まり合いながら収穫されるのを待っていた。
「僕、風魔法と土魔法は使えるので収穫は楽なんですが…」
「これを1人で管理は大変だよー」
「トイくん、家は君の持ち物かな?」
「そうです、今収穫しちゃいますね。少し時間貰います」
「なら、建物は僕が丸ごと収納するから」
「トイ、これを時間停止の収納バックだ。これに収穫した物を入れると良い、引っ越し祝いだ」
「え?こんなすごい物を!?」
「いいから、貰っとけ」
「…はい!」
早速風魔法で広大な畑のカリノとカウンを捥いでいき、風魔法で回収、収納袋に詰めていく、ものの5分も掛けず収穫が終わった。
「わ、はやーい!」
「こちらも回収出来たね、後はこの苗を全部収納すればいいかな?」
「それなんですが、収穫した後の苗はこのままにしてジャハさんに貰って貰おうかなと思います。みんな去った後唯一ジャハさんだけが僕を気に掛けてくれたので」
「トイ君がいいなら」
「ん…」
「チグリス?」
「魔力の流れを固定させた…詠斗カルナラー石…」
「はい」
チグリスが詠斗から受け取ったカルナラー石を砕き、風魔法で畑周辺に巻き魔力の流れを固定させた。
「これでほどほどに…」
「ありがとうございます、ジャハさんにお礼を伝えてこの町を出ます。み、みなさんよろしくお願いします!」
『よろしく!』
「うん、ここらはこの酒が美味いな」
「この造酒所は畑で収穫してます、カノリという果物から作った酒と僕の趣味でカウンという果物から作ったお酒の2種類を作ってます。カノリのお酒は熟成させなくても美味しく飲めます。カウンというお酒は熟成させればさせる程濃く強く酔いも後を引きません」
『カウン!?』
ラジカ、ジラ、チグリスが驚いてトイの顔を見る、そばかすの散った顔が首を傾げた。
「ここカウンが作れるのか?他の酒に入れて風味を付けるだなくじゃなくてか?」
「いえ、僕の畑でできますよ。みなさんカウンを知っているんですか?この辺りでカウンを知っている人がいなくて…嬉しいです!飲んで下さい!これは3年物です」
「まさかここで逢えるとは…」
「詠斗鑑定した方がいいな…」
「わかった」
トイ:精霊と…人?の子 珍しいですね 作物を育てるのに長けています レッツスカウト!
「大河さん、千歳さん。彼なんかすごい存在みたいなんで、スカウトしたいんですが」
「僕も今視たよ、珍しいなんて存在じゃないね」
「酒や建物は収納に入るが、畑は千歳さんの収納に入れたらそのままいけるか?」
「もちろん」
「交渉か?俺と千歳君でしようか?」
「そうですね、カウンというのは普通には育ちません。魔力がいる果物です、ダンジョン周辺で成りますが」
「普通は他の酒に漬ける位しか量は採れないからな、その酒って値段なんか付かないだろ」
「この町は馬鹿な事をしでかしましたね」
「ニジェルガ…カウンを着けた酒好きだし喜ぶ」
いそいそと歪な瓶を出したトイがコルクを抜けば、周辺に芳醇な薫りが広がった。
「父さんがこの酒は売らずに保管しとけって言うので沢山あるんですよー、この町にこの酒は合わないからって。カウンてすごく沢山出来るんでお酒にしないと消費仕切れなくて」
「カウンは、果物として食べると余り美味しくはないですからね」
「だからって…まあトイの父さんは息子思いなんだろうな」
「下手に世に出たら不味い代物だね」
「そのカウン食べたいわ」
「後で畑に案内しますね!さあ、どうぞ飲んで下さい!」
暗かったトイの表情が明るくなる、ラジカ、ジラ、チグリスはこの酒の価値を理解しているので正直躊躇うが、詠斗達(晴海覗く)で飲んで見る。
「わ、果物の香りが口に広がる」
「あ、これメロンぽいですね」
「これは、ストレートで飲むのはキツイね」
「…ロックだな」
「いいなー」
「大人になったら一緒に飲みましょう、晴海君」
「あーリキュールぽいわ」
「喉焼けるけど後味はさっぱりしてる」
「あー美味いな」
詠斗達は氷を入れたり水で割ったり、ラインで神々からも催促が来たので後で備える事にし千歳と崇幸がトイのスカウトを行う。
「ええ!僕を専属の造酒家にですか?」
「収納で全て運べるから、畑の農作物も完璧な状態で運ぶよ」
「給料は勿論保証するし、別に《ガルディア》で店も構えて欲しい」
「お店…僕のお酒を売れるお店…」
「トイ君のお酒しかない専門店だね、カウンも販売しよう。きっと沢山売れるよ」
「僕だけのですか?」
「そう、手始めに今日から僕達《アウトランダーズ商会》は慰安旅行に向かう途中でこの後、船でトイ君のお酒を皆に飲んで貰いたいんだけどどうかな?」
「カウンの酒は親父さんとの約束があるから出さなくても構わない、カノリの酒もとても上手いからどうだろう?カジノのラウンジで出せるしこちらで買い取るし」
「す、すごい。海…見たことないんです」
千歳、崇幸の満面の笑顔で説得する傍ら、チーズを出して酒を楽しむ面々。
「これにミルク入れて飲も」
「懐記!なんだよ、そのヤバい飲み物!」
「俺がいた世界では割りと在る飲み方」
「カウンのミルク割りですね」
「今すぐやるぞ!」
ウキウキと詠斗の収納からミルクを出して貰い、ジラがグラスにカウン酒のミルクを注ぐ、それを見たトイが徐に近づいた。
「あ、あの!その瓶見せて下さい!後ミルクって」
「ああ、モギのミルク飲むか?」
「モギ!ええ、本当にいいんですか?すごい」
「このミルクは最上級品ですよ、花の香りがします」
「前に父さんが若い時に一度だけ飲んだって…それにこの瓶すごく綺麗ですね、こんな綺麗な瓶に僕のお酒を入れて貰えたら…」
「入れるよ、鉱物ダンジョンのドロップ品を魔力で加工しているだけだから」
「こ、鉱物ダンジョン!?この瓶すごい高価な物じゃ」
「いくらでも手に入るからな、ほら飲めよ」
「い、いただきます…ふぁ、花の香りが鼻を抜けていきます」
ラジカと崇幸はお互いに顔を見合せ恍惚とした表情を浮かべるトイの耳元で囁く、ジラがグラスにミルクを追加で注ぐ。
「確かにこの瓶は素晴らしいですが、貴方のお酒が入ればもっと輝くでしょう」
「このグラスもダンジョンの鉱物から造った物だ、君の酒、瓶、グラス、ミルク…俺達は君の為に用意出来るぞ」
「あ…確かに…行きます!俺を連れていって下さい!」
「歓迎するよ、よろしくトイ君」
「じゃ、引っ越ししようか」
気が変わらない内にと、早速片っ端から荷物を詰め込み倉庫は借り物という事なので空っぽにして畑と家に向かった。
「ここがカノリとカウンの畑…畑?」
「魔力の流れが…風を利用しているせいか巡りが良い」
「あれ、ここベルンちゃん達の家周辺に感じが似てるかも」「なら、そこで育てればいいかな?トイくんに見て貰おうか」
倉庫から少し歩き小さな木と岩の家の隣のに、畑とは言えない程2つの作物が縦横無尽に生えていた。
「何故か僕が育てるとこうなってしまって」
「これカウンだよな、デカクね?」
「だいたい掌程の大きさの筈ですが、これは消費が追い付かないですね」
「メロンみたいだわ」
「カリノは苺みたいに出来ている巨峰ですね」
地面から畑と茎が見え、メロン大の薄い緑の丸い果物と一粒一粒琥珀色の巨峰大の果実が絡まり合いながら収穫されるのを待っていた。
「僕、風魔法と土魔法は使えるので収穫は楽なんですが…」
「これを1人で管理は大変だよー」
「トイくん、家は君の持ち物かな?」
「そうです、今収穫しちゃいますね。少し時間貰います」
「なら、建物は僕が丸ごと収納するから」
「トイ、これを時間停止の収納バックだ。これに収穫した物を入れると良い、引っ越し祝いだ」
「え?こんなすごい物を!?」
「いいから、貰っとけ」
「…はい!」
早速風魔法で広大な畑のカリノとカウンを捥いでいき、風魔法で回収、収納袋に詰めていく、ものの5分も掛けず収穫が終わった。
「わ、はやーい!」
「こちらも回収出来たね、後はこの苗を全部収納すればいいかな?」
「それなんですが、収穫した後の苗はこのままにしてジャハさんに貰って貰おうかなと思います。みんな去った後唯一ジャハさんだけが僕を気に掛けてくれたので」
「トイ君がいいなら」
「ん…」
「チグリス?」
「魔力の流れを固定させた…詠斗カルナラー石…」
「はい」
チグリスが詠斗から受け取ったカルナラー石を砕き、風魔法で畑周辺に巻き魔力の流れを固定させた。
「これでほどほどに…」
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『よろしく!』
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