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第8部 晴れた空の下手を繋いで…
第3幕 第25話 仕事してます
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「このプールという物はとても気持ち良いですね」
「あぅ」
「おなかすいた?パン食べる?ヒヨコ食べたらダメ」
「うう」
船のプールでコイン探しや水遊びに釣りを楽しむ子供達、ナイデルやアルケール、レグとアゲイルに孤児院の職員や、ヒュールにおりがみの子達やヒヨコも交え遊んでいた。
「ほら、ジャムパン。半分ね」
舵がまたヒヨコを口に入れていた青年に半分にしたパンを渡しヒヨコを離す、ラピスがヒヨコを綺麗にしてやりベルンがモギのミルクを渡した。
「ゆっくり飲んでよ」
「干した果物もありますよ」
「名前どうしましょう」
「仮り名になるから呼びやすい方いいだろう」
「そうしよー」
トイも干したカノリを渡し、ベルンが名前をどうしようか考えている、カタンは遊びに来たカラクの膝の上に座り、カルンはカタンの祖父の腕に抱かれて眠っていた。
「かき氷をどうぞー」
『はーい』
カイネとバルタルがかき氷の準備を終え子供達が向かう、舵がスマホを見ると神々がトイに酒の礼に時間経過の魔法が込められた石を2つ贈ったとある。
「トイちゃん水着のポケットに石とか入ってる?」
「石?あ、2つ入ってますね?」
「それ酒用で時間が早く進む石らしい、貯蔵庫に置いてき魔力を注げば酒の時間が進むって」
「え!?とんでもない物じゃないですか!?」
「んー、カウン酒は特殊で神様達も複製出来ないからまめに贈ってくれると助かるって。時間の調整はラピスちゃんや風早ちゃんに頼んでって」
「いいぞ!」
『承知しました』
「わー、これで沢山の人に僕のお酒を飲んで貰えるんですね!」
「瓶のラベルはアシューちゃんに頼もう、素敵な絵を描いてくれるよ」
「嬉しいです」
青年に少しずつかき氷を食べさせてやるトイが嬉しそうに顔を綻ばせる、彼の現在の目標は沢山の人にカノリ酒とカウン酒に、カノリたカウンを知って味わって貰う事だった。
「ここが造酒工場ですね、ほぼ自動化しています」
「メルガドールさんとユラヴィレオさんがいますね」
「2人とも子供みたいな目で見ているな」
「面白いものね」
「これは、みなさん」
「これはすごい物を造りあげたな」
全面厚いガラスに覆われた巨大な自動造酒魔法具の前で、挨拶を交わす6人。
「隣は瓶の製造か」
「こちらは神聖石で千眼さんが造ってくれましたね、見事な物です。ユラヴィレオさん達こちらの住み心地はどうでしょうか」
「最高ですね、屋敷に戻る気が失せました。商業エリアがすぐ下ですし」
「ああ、《ガルディア》での私の事業もほぼ撤退したからな、屋敷は使用人達が書状等の雑務の確認をしに戻る程度だ。こちらの方がユラヴィカも喜んでいる」
「2人はカジノタワーの上に住んでいるのか?」
「ええ、屋敷にいると他の3家が煩いので。3日前からですね」
「風早殿から3家はカジノタワーの客としても商人としても不適合とされている、最早関わる価値もない」
ユラヴィレオが吐き捨てるように言う、貴族という事あり使用人部屋もという事で1フロアずつ提供していた。
「いいのかな?《ガルディア》の重鎮達のようだけど?」
「構わない、彼らと渡り合っても充分勝てる。ここにいると貴族も庶民も関係ないだろう」
「ええ、彼らは貴族という身分を鼻にかけて胡座をかいているだけの連中ですから」
「いいぞその意気だ」
「何かあればすぐこちらへ、対応はいくらでもするから」
「その時は宜しくお願いします」
「頼む」
大河と千歳の言葉に2人が頷く、2人はまだここで製造過程を眺めているとの事なので4人は商業エリアへ移動した。
「商業エリアも大分店が増えましたね」
「現在は工芸品に野菜と酒が人気ですね、明日はまた出店希望の契約が入ってます」
「ほんの少し来ないだけでこれか」
「治安も良いし、ここは問屋街みたいな物だからね。物流の流れが早い」
商業エリアを視察する、ユナイド、ラジカ、大河、千歳達、活気と熱量が高く皆生き生きとしていた。
「本があるな、俺はここに立ち寄るから後でカジノで」
「大河君、ほどほどに」
「はい」
露店に並ぶ本に目を止める大河が動かなくなったので置いて奥へと進むと、《ズィーガー商会》の《ガルディア支店》に人々が結構な行列を成していた。
「うちの店ですね、今日がショルダーバッグとエコバックの試験販売の日でしたね。少し手伝ってきます、後でカジノで合流しましょう」
「はい」
「また後で」
ユナイドが休みだというのに支店へ向かう、そんなユナイドを見送って先へと千歳とラジカは進んだ。
「モギのミルク屋は今日も繁盛しているね」
「ええ」
少し先に人がまた並んでいる、モギ2頭がベルンの許可を貰い商業エリアで出している店だった。
「モギのミルク1杯300ログねー」
カジノで仲良くなったドラゴンのリースが接客を手伝い、木のコップにモギが風魔法を使い自分で搾乳して出していた。
カジノで遊びたいから自分達で金を稼ぎたいとベルンにお願いして許可を貰って此処で出店している、但しはまり過ぎにも使い過ぎもしないようにと厳しく言われている、約束を破ればカジノで遊べなくなるので節度を持って稼ぎ遊んでいる。
「飲み終わったらコップはそっちで洗って拭いてよー」
リースが飲み終わった客に隣のモギ達がカルに頼んで作って貰った洗い場を指す、水道と洗い場に洗剤とスポンジに布巾迄用意され客達は慣れた手つきで洗って拭いて去っていく。
「うーし、もう少ししたら店終わりにしてカジノいこーぜ!」
モギ2頭もこくりと頭を下げている、リースが張り切っている姿を千歳が微笑ましく眺め移動していく。
「2人になったねどうしようか?」
「どうもしませんよ、この後トラングさん所に行きカジノが始まるまで仕事します」
「それは…僕も手伝うよ」
「それは助かります」
「はい」
千歳が苦笑いを浮かべ、カジノの従業員のスタッフルームへ向かった。
「ん~今日の配置はこれねーおけ」
「新しく提供されたゲームはスタッフ何名付けます?」
「ん~3名でー忙しくなりそうなら受付から1人回して」
「了解、ラウンジは今日からいけそうだ」
「ん~お詫びでドリンク一杯サービスでよろしくー」
「トラング支配人の奢りって事で大丈夫すか?」
「うー」
「いいぞー」
「おけす」
「ちょっとーゴーシュ殿勝手に~も~」
「お前が滅茶苦茶にしたんだからなって、よ」
「げーラジカに千歳~船で遊んでるんじゃないの~?」
「ちゃんと仕事してるね、一緒に食事でもどうかな?」
トラングが懐記からカジノの支配人を押し付けられ、スタッフルームで本日の打ち合わせを行っている所に千歳とラジカが訪れた。
「視察です」
「え~もう固いー」
「お前謹慎中だからな?」
ゴーシュが釘を指す、ラジカがスタッフルームを見渡し綺麗に使われているのを確認する、広い白を貴重としたスタッフルームの壁には売り上げや景品の数、連絡事項が張られ清潔に使われていた。
「今日はピザだぞー」
「いいねー」
「ラウンジの厨房で焼いてるから、出来立て」
スタッフもウキウキとしている、大河とユナイドにもラインを送りピザやサラダが運ばれてくる。
「千歳とラジカは今日は遊んでいくのか?」
「明日の契約の確認等ありますから」
「僕も手伝いをするからカジノはまた今度」
「今色んな国から貴族やら王族やらが遊んでいるよーま、身分隠しているけど~」
「2つ名持ちとかも」
「《戦争狂》とか《首喰い》《暴風》とかなー」
「物騒な2つ名だね」
千歳とラジカが焼きたてのチーズと腸詰めのピザのカットした物を渡され手掴みで食べる、ラジカはナイフやフォークで食べるのが似合うが意外と豪快に食べていた。
「どの方々も楽しんでいるようなので問題はないかと、問題を起こせばその国の住民カジノタワーに出入り禁止と風早さんから最初に説明されていますし」
「そこまで言われれば大人しく遊ぶだろうしね」
「ええ、支配人の暴君が抑止力としているのも大きいです」
「褒めてるー?」
「ええ」
「へえ~」
ラジカが3枚ピザを食べ、スープとサラダを食べて食事を終わると大河とユナイドがやって来て続々と来る焼きたてのピザを食べてカジノを楽しみ船に戻った。
飢え…渇き…飢え…乾き…どうにかなりそうだ、救い…恨み?いや…理解…して欲しい…自分を海の底で飢えた獣は求め傷を負った身体で進む…強者がいる場所へ…。
「あぅ」
「おなかすいた?パン食べる?ヒヨコ食べたらダメ」
「うう」
船のプールでコイン探しや水遊びに釣りを楽しむ子供達、ナイデルやアルケール、レグとアゲイルに孤児院の職員や、ヒュールにおりがみの子達やヒヨコも交え遊んでいた。
「ほら、ジャムパン。半分ね」
舵がまたヒヨコを口に入れていた青年に半分にしたパンを渡しヒヨコを離す、ラピスがヒヨコを綺麗にしてやりベルンがモギのミルクを渡した。
「ゆっくり飲んでよ」
「干した果物もありますよ」
「名前どうしましょう」
「仮り名になるから呼びやすい方いいだろう」
「そうしよー」
トイも干したカノリを渡し、ベルンが名前をどうしようか考えている、カタンは遊びに来たカラクの膝の上に座り、カルンはカタンの祖父の腕に抱かれて眠っていた。
「かき氷をどうぞー」
『はーい』
カイネとバルタルがかき氷の準備を終え子供達が向かう、舵がスマホを見ると神々がトイに酒の礼に時間経過の魔法が込められた石を2つ贈ったとある。
「トイちゃん水着のポケットに石とか入ってる?」
「石?あ、2つ入ってますね?」
「それ酒用で時間が早く進む石らしい、貯蔵庫に置いてき魔力を注げば酒の時間が進むって」
「え!?とんでもない物じゃないですか!?」
「んー、カウン酒は特殊で神様達も複製出来ないからまめに贈ってくれると助かるって。時間の調整はラピスちゃんや風早ちゃんに頼んでって」
「いいぞ!」
『承知しました』
「わー、これで沢山の人に僕のお酒を飲んで貰えるんですね!」
「瓶のラベルはアシューちゃんに頼もう、素敵な絵を描いてくれるよ」
「嬉しいです」
青年に少しずつかき氷を食べさせてやるトイが嬉しそうに顔を綻ばせる、彼の現在の目標は沢山の人にカノリ酒とカウン酒に、カノリたカウンを知って味わって貰う事だった。
「ここが造酒工場ですね、ほぼ自動化しています」
「メルガドールさんとユラヴィレオさんがいますね」
「2人とも子供みたいな目で見ているな」
「面白いものね」
「これは、みなさん」
「これはすごい物を造りあげたな」
全面厚いガラスに覆われた巨大な自動造酒魔法具の前で、挨拶を交わす6人。
「隣は瓶の製造か」
「こちらは神聖石で千眼さんが造ってくれましたね、見事な物です。ユラヴィレオさん達こちらの住み心地はどうでしょうか」
「最高ですね、屋敷に戻る気が失せました。商業エリアがすぐ下ですし」
「ああ、《ガルディア》での私の事業もほぼ撤退したからな、屋敷は使用人達が書状等の雑務の確認をしに戻る程度だ。こちらの方がユラヴィカも喜んでいる」
「2人はカジノタワーの上に住んでいるのか?」
「ええ、屋敷にいると他の3家が煩いので。3日前からですね」
「風早殿から3家はカジノタワーの客としても商人としても不適合とされている、最早関わる価値もない」
ユラヴィレオが吐き捨てるように言う、貴族という事あり使用人部屋もという事で1フロアずつ提供していた。
「いいのかな?《ガルディア》の重鎮達のようだけど?」
「構わない、彼らと渡り合っても充分勝てる。ここにいると貴族も庶民も関係ないだろう」
「ええ、彼らは貴族という身分を鼻にかけて胡座をかいているだけの連中ですから」
「いいぞその意気だ」
「何かあればすぐこちらへ、対応はいくらでもするから」
「その時は宜しくお願いします」
「頼む」
大河と千歳の言葉に2人が頷く、2人はまだここで製造過程を眺めているとの事なので4人は商業エリアへ移動した。
「商業エリアも大分店が増えましたね」
「現在は工芸品に野菜と酒が人気ですね、明日はまた出店希望の契約が入ってます」
「ほんの少し来ないだけでこれか」
「治安も良いし、ここは問屋街みたいな物だからね。物流の流れが早い」
商業エリアを視察する、ユナイド、ラジカ、大河、千歳達、活気と熱量が高く皆生き生きとしていた。
「本があるな、俺はここに立ち寄るから後でカジノで」
「大河君、ほどほどに」
「はい」
露店に並ぶ本に目を止める大河が動かなくなったので置いて奥へと進むと、《ズィーガー商会》の《ガルディア支店》に人々が結構な行列を成していた。
「うちの店ですね、今日がショルダーバッグとエコバックの試験販売の日でしたね。少し手伝ってきます、後でカジノで合流しましょう」
「はい」
「また後で」
ユナイドが休みだというのに支店へ向かう、そんなユナイドを見送って先へと千歳とラジカは進んだ。
「モギのミルク屋は今日も繁盛しているね」
「ええ」
少し先に人がまた並んでいる、モギ2頭がベルンの許可を貰い商業エリアで出している店だった。
「モギのミルク1杯300ログねー」
カジノで仲良くなったドラゴンのリースが接客を手伝い、木のコップにモギが風魔法を使い自分で搾乳して出していた。
カジノで遊びたいから自分達で金を稼ぎたいとベルンにお願いして許可を貰って此処で出店している、但しはまり過ぎにも使い過ぎもしないようにと厳しく言われている、約束を破ればカジノで遊べなくなるので節度を持って稼ぎ遊んでいる。
「飲み終わったらコップはそっちで洗って拭いてよー」
リースが飲み終わった客に隣のモギ達がカルに頼んで作って貰った洗い場を指す、水道と洗い場に洗剤とスポンジに布巾迄用意され客達は慣れた手つきで洗って拭いて去っていく。
「うーし、もう少ししたら店終わりにしてカジノいこーぜ!」
モギ2頭もこくりと頭を下げている、リースが張り切っている姿を千歳が微笑ましく眺め移動していく。
「2人になったねどうしようか?」
「どうもしませんよ、この後トラングさん所に行きカジノが始まるまで仕事します」
「それは…僕も手伝うよ」
「それは助かります」
「はい」
千歳が苦笑いを浮かべ、カジノの従業員のスタッフルームへ向かった。
「ん~今日の配置はこれねーおけ」
「新しく提供されたゲームはスタッフ何名付けます?」
「ん~3名でー忙しくなりそうなら受付から1人回して」
「了解、ラウンジは今日からいけそうだ」
「ん~お詫びでドリンク一杯サービスでよろしくー」
「トラング支配人の奢りって事で大丈夫すか?」
「うー」
「いいぞー」
「おけす」
「ちょっとーゴーシュ殿勝手に~も~」
「お前が滅茶苦茶にしたんだからなって、よ」
「げーラジカに千歳~船で遊んでるんじゃないの~?」
「ちゃんと仕事してるね、一緒に食事でもどうかな?」
トラングが懐記からカジノの支配人を押し付けられ、スタッフルームで本日の打ち合わせを行っている所に千歳とラジカが訪れた。
「視察です」
「え~もう固いー」
「お前謹慎中だからな?」
ゴーシュが釘を指す、ラジカがスタッフルームを見渡し綺麗に使われているのを確認する、広い白を貴重としたスタッフルームの壁には売り上げや景品の数、連絡事項が張られ清潔に使われていた。
「今日はピザだぞー」
「いいねー」
「ラウンジの厨房で焼いてるから、出来立て」
スタッフもウキウキとしている、大河とユナイドにもラインを送りピザやサラダが運ばれてくる。
「千歳とラジカは今日は遊んでいくのか?」
「明日の契約の確認等ありますから」
「僕も手伝いをするからカジノはまた今度」
「今色んな国から貴族やら王族やらが遊んでいるよーま、身分隠しているけど~」
「2つ名持ちとかも」
「《戦争狂》とか《首喰い》《暴風》とかなー」
「物騒な2つ名だね」
千歳とラジカが焼きたてのチーズと腸詰めのピザのカットした物を渡され手掴みで食べる、ラジカはナイフやフォークで食べるのが似合うが意外と豪快に食べていた。
「どの方々も楽しんでいるようなので問題はないかと、問題を起こせばその国の住民カジノタワーに出入り禁止と風早さんから最初に説明されていますし」
「そこまで言われれば大人しく遊ぶだろうしね」
「ええ、支配人の暴君が抑止力としているのも大きいです」
「褒めてるー?」
「ええ」
「へえ~」
ラジカが3枚ピザを食べ、スープとサラダを食べて食事を終わると大河とユナイドがやって来て続々と来る焼きたてのピザを食べてカジノを楽しみ船に戻った。
飢え…渇き…飢え…乾き…どうにかなりそうだ、救い…恨み?いや…理解…して欲しい…自分を海の底で飢えた獣は求め傷を負った身体で進む…強者がいる場所へ…。
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