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第010部 魔人達に捧げる禍つ謳
第5幕 第14話家に帰ろう×STAGE.5ー14遺跡へ
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第14話家に帰ろう
「お父さん!」
「キート…大変だったね…たくさん頑張ったね」
「うん…うん…ぼく…ぼく…」
「うん」
少し時間は遡る《島船》でグローリーの身体にしがみつくキート、グローリーもまたしゃがんで小さくか細い背中を何度も撫でる、泣きじゃくるキート大きな声が室内に響いた。
「家に帰ろう、待ってるから…」
「うわあぁん!」
『旦那、あっしが皆さんに話しますからキート坊っちゃんと小さい坊っちゃんを連れて行って下せぇ』
「はい…ありがとうございます。貴方も迎えに来ますから」
『えーえーお任せしやす』
グローリー達がキートと魔人の赤ん坊を連れて皇国の家に戻れば、レグがネズミに駆け寄る。
「兄ちゃん!兄ちゃんだよね!」
『もしや…あっしの弟ですかい?』
「そうだよ!会いたかった!兄ちゃん!俺はレグ!」
『そうかいそうかい…奇跡はあるんだなぁ』
ネズミが鼻を啜る、レグも涙を流し兄との再会を喜んだ。
「レグ…良かったな兄上が見つかって、初めまして俺はレグの伴侶のアゲイルと申します」
『そうですかいそうですかい、レグに伴侶が…他の兄弟にもその姿見せてやりてえなあ』
「兄ちゃん…他の兄ちゃん達は…」
『すまねぇなあ』
「ううん」
「レグ、アゲイルさんもネズミさんも今日は水入らずで過ごして下さい。チナスさんは僕達で看ますから。ゆっくり休んで下さい」
『…そうさせてもらいましょうかね』
率と晴海が嬉しそうにレグ達に伝え、ネズミがペコリと頭を下げてレグ達と食堂で食事をしながら話しに花を咲かせる事にした…。
STAGE.5ー14遺跡へ
「そうか、なら遺跡へ行こう!」
「バイクで」
「ダーグ達は車で皆の食事をさせながら来てくれ、千華さんも車で千眼さんは…」
「行く…」
砦でジラから話を聞き、即座に崇幸とゴーレム達がバイクを出し崇幸、千歳、大河、蒐集家とゴーレム達の運転の元、カイム、ラジカ、フォン、デュスノア、ヴィッセ、トゥナー、カトゥーシュカ達が後ろに乗り砂漠を駆ける。
『この方角にバイクで30分後に到着します』
『了解!』
「まだ《ドンドース》の兵士はいないみたいだな、時間の問題だがな…」
遺跡に到着したヤハネ、周囲を見渡してまだ《ドンドース》が来ていない事を確認し遺跡の神殿の最奥へと向かう。
「結界が弱まっている事を確認致しました!」
「はーはっは!待たせおって!向かうぞ」
『はっ!』
「……行かせて貰う」
「うぐぬう」
時は少し遡る、砂漠の《ドンドース》陣営のテントで腹がどよんと出た将軍オグノスが待っていた報告が入り、嬉々として豪華な食べ物が乗ったテーブルを蹴散らし立ち上がるが暗い目をした男が先に表に音無く向かった。
「い、行かせて良いのですか」
「よ、よい!あの男の目的は此方と別!《テンランド》から買い上げたあれを出せ」
「はっ」
オグノスが命令し兵士達が動く、外に置いた岩の獣の形をしたゴーレム周りには魔法使い10名が魔力と呪文を操出し巨大なゴーレムを動かす。
「あーはっは!たかが術者10人の魔力でこのゴーレムを動かせるとは安い買い物だと我が王も大変喜ばれていた!さあ、行くぞ」
オグノスが高笑いを浮かべ剣を宙に掲げる、滑稽とも謂える演出だった…。
「エピシュ!」
「ヤハネ!」
「迎えに来た!」
「ごめん、ごめんなさい!《刻の亡骸》壊せなかった」
「…ん、ほら泣くの止めろよ。あれから30日以上経ってるんだ」
「そんなに…」
祈りを捧げるエピシュにヤハネが声を掛ける、明らかに結界は弱まっている、泣いて謝るエピシュの涙を拭いヤハネは朗らかに笑った、覚悟を決め1人此処に残り《刻の亡骸》を破壊すると決めたあの時に見た変わらない笑顔で、エピシュの覚悟を受け止めてくれたもう1度逢いたかった笑顔でエピシュふヤハネに腕を伸ばして互いに抱きしめ合った。
「感動的な再会の所失礼する…」
「誰だ!?」
「名乗る程もない《神聖王国テンランド》の剣帝…またはソードブレイカー…」
「さいっあくってやつだな」
「ヤハネ…」
禍々しい気配と共に空間を裂いて暗い目をした男が感情の無い声で挨拶をする、ヤハネはエピシュを背中に庇い距離を取る。
「魔人か…頑丈だから楽しめそうだ…」
「いやぁ、俺弱いんで」
「そうか…死にはしないだろう?」
「その手前までは行くわ!」
「そうかではやろう」
「はぁ…エピシュ隠れててくれ…」
「お願いです!《刻の亡骸》は渡します!どうか見逃して下さい!」
「バカ!」
「私の目的は貴方だ、《刻の亡骸》など我々には必要無いだろう?」
「あー《テンランド》の目的は聖者かよ」
「ああ、約束しよう。彼には傷1つ負わせずに《神聖王国テンランド》にお連れすると」
「それは信じるがその先は間違いなく実験動物だろうな」
「……それは私の管轄外だ」
「はあ、そうかよ。《テンランド》の剣帝って弱い者いじめとかすんのかよ」
「ソードブレイカーでもある…弱い者いじめではないだろう?魔人なのだから」
「だーかーらー弱いんだって…エピシュ、悪いな俺は魔人だから死にはしないがその手前までいって、どうにもならなきゃ自決しろ。おもちゃにされるよりかは遥かに良い、でも最後の最後の最期まで諦めんなよ、俺も頑張る」
「それを赦すとでも?」
「虫の息でもそん位の時間は稼ぐさ」
「ヤハネ…信じます貴方を…」
「よく、言った!《遥かなり歌を捧ぐ聖者》よ!魔人ヤハネ、参る」
「素晴らしい…我は《神聖王国テンランド》剣帝たるソードブレイカー…ガジェスト・テンカ・ヤェーグ・テンランド…《壊剣》…参る」
ヤハネが収納袋から取り出した魔剣…遠い過去に友から貰った物を取り出す、何時までも何時まで手放せなかった物を構え、毒々しい巨大な剣を片手で握るガジェストと対峙し、下がったエピシュが口を開け歌を歌い始める、それが始めの合図だった…。
「お父さん!」
「キート…大変だったね…たくさん頑張ったね」
「うん…うん…ぼく…ぼく…」
「うん」
少し時間は遡る《島船》でグローリーの身体にしがみつくキート、グローリーもまたしゃがんで小さくか細い背中を何度も撫でる、泣きじゃくるキート大きな声が室内に響いた。
「家に帰ろう、待ってるから…」
「うわあぁん!」
『旦那、あっしが皆さんに話しますからキート坊っちゃんと小さい坊っちゃんを連れて行って下せぇ』
「はい…ありがとうございます。貴方も迎えに来ますから」
『えーえーお任せしやす』
グローリー達がキートと魔人の赤ん坊を連れて皇国の家に戻れば、レグがネズミに駆け寄る。
「兄ちゃん!兄ちゃんだよね!」
『もしや…あっしの弟ですかい?』
「そうだよ!会いたかった!兄ちゃん!俺はレグ!」
『そうかいそうかい…奇跡はあるんだなぁ』
ネズミが鼻を啜る、レグも涙を流し兄との再会を喜んだ。
「レグ…良かったな兄上が見つかって、初めまして俺はレグの伴侶のアゲイルと申します」
『そうですかいそうですかい、レグに伴侶が…他の兄弟にもその姿見せてやりてえなあ』
「兄ちゃん…他の兄ちゃん達は…」
『すまねぇなあ』
「ううん」
「レグ、アゲイルさんもネズミさんも今日は水入らずで過ごして下さい。チナスさんは僕達で看ますから。ゆっくり休んで下さい」
『…そうさせてもらいましょうかね』
率と晴海が嬉しそうにレグ達に伝え、ネズミがペコリと頭を下げてレグ達と食堂で食事をしながら話しに花を咲かせる事にした…。
STAGE.5ー14遺跡へ
「そうか、なら遺跡へ行こう!」
「バイクで」
「ダーグ達は車で皆の食事をさせながら来てくれ、千華さんも車で千眼さんは…」
「行く…」
砦でジラから話を聞き、即座に崇幸とゴーレム達がバイクを出し崇幸、千歳、大河、蒐集家とゴーレム達の運転の元、カイム、ラジカ、フォン、デュスノア、ヴィッセ、トゥナー、カトゥーシュカ達が後ろに乗り砂漠を駆ける。
『この方角にバイクで30分後に到着します』
『了解!』
「まだ《ドンドース》の兵士はいないみたいだな、時間の問題だがな…」
遺跡に到着したヤハネ、周囲を見渡してまだ《ドンドース》が来ていない事を確認し遺跡の神殿の最奥へと向かう。
「結界が弱まっている事を確認致しました!」
「はーはっは!待たせおって!向かうぞ」
『はっ!』
「……行かせて貰う」
「うぐぬう」
時は少し遡る、砂漠の《ドンドース》陣営のテントで腹がどよんと出た将軍オグノスが待っていた報告が入り、嬉々として豪華な食べ物が乗ったテーブルを蹴散らし立ち上がるが暗い目をした男が先に表に音無く向かった。
「い、行かせて良いのですか」
「よ、よい!あの男の目的は此方と別!《テンランド》から買い上げたあれを出せ」
「はっ」
オグノスが命令し兵士達が動く、外に置いた岩の獣の形をしたゴーレム周りには魔法使い10名が魔力と呪文を操出し巨大なゴーレムを動かす。
「あーはっは!たかが術者10人の魔力でこのゴーレムを動かせるとは安い買い物だと我が王も大変喜ばれていた!さあ、行くぞ」
オグノスが高笑いを浮かべ剣を宙に掲げる、滑稽とも謂える演出だった…。
「エピシュ!」
「ヤハネ!」
「迎えに来た!」
「ごめん、ごめんなさい!《刻の亡骸》壊せなかった」
「…ん、ほら泣くの止めろよ。あれから30日以上経ってるんだ」
「そんなに…」
祈りを捧げるエピシュにヤハネが声を掛ける、明らかに結界は弱まっている、泣いて謝るエピシュの涙を拭いヤハネは朗らかに笑った、覚悟を決め1人此処に残り《刻の亡骸》を破壊すると決めたあの時に見た変わらない笑顔で、エピシュの覚悟を受け止めてくれたもう1度逢いたかった笑顔でエピシュふヤハネに腕を伸ばして互いに抱きしめ合った。
「感動的な再会の所失礼する…」
「誰だ!?」
「名乗る程もない《神聖王国テンランド》の剣帝…またはソードブレイカー…」
「さいっあくってやつだな」
「ヤハネ…」
禍々しい気配と共に空間を裂いて暗い目をした男が感情の無い声で挨拶をする、ヤハネはエピシュを背中に庇い距離を取る。
「魔人か…頑丈だから楽しめそうだ…」
「いやぁ、俺弱いんで」
「そうか…死にはしないだろう?」
「その手前までは行くわ!」
「そうかではやろう」
「はぁ…エピシュ隠れててくれ…」
「お願いです!《刻の亡骸》は渡します!どうか見逃して下さい!」
「バカ!」
「私の目的は貴方だ、《刻の亡骸》など我々には必要無いだろう?」
「あー《テンランド》の目的は聖者かよ」
「ああ、約束しよう。彼には傷1つ負わせずに《神聖王国テンランド》にお連れすると」
「それは信じるがその先は間違いなく実験動物だろうな」
「……それは私の管轄外だ」
「はあ、そうかよ。《テンランド》の剣帝って弱い者いじめとかすんのかよ」
「ソードブレイカーでもある…弱い者いじめではないだろう?魔人なのだから」
「だーかーらー弱いんだって…エピシュ、悪いな俺は魔人だから死にはしないがその手前までいって、どうにもならなきゃ自決しろ。おもちゃにされるよりかは遥かに良い、でも最後の最後の最期まで諦めんなよ、俺も頑張る」
「それを赦すとでも?」
「虫の息でもそん位の時間は稼ぐさ」
「ヤハネ…信じます貴方を…」
「よく、言った!《遥かなり歌を捧ぐ聖者》よ!魔人ヤハネ、参る」
「素晴らしい…我は《神聖王国テンランド》剣帝たるソードブレイカー…ガジェスト・テンカ・ヤェーグ・テンランド…《壊剣》…参る」
ヤハネが収納袋から取り出した魔剣…遠い過去に友から貰った物を取り出す、何時までも何時まで手放せなかった物を構え、毒々しい巨大な剣を片手で握るガジェストと対峙し、下がったエピシュが口を開け歌を歌い始める、それが始めの合図だった…。
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